みんなの議会

音更町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月8日

(1)行政区交付金の見直しについて/(2)ペイオフ対策について/(3)地球温暖化に対する本町の取り組みについて

2002年3月8日、音更町議会の一般質問で、後藤良勝議員が「行政区交付金の見直しについて」「ペイオフ対策について」「地球温暖化に対する本町の取り組みについて」について質問し、町長 山口武敏、助役 藤井勉、収入役 大野武、企画部長 高橋晃が答弁しました。

質問者
後藤良勝 議員
答弁者
町長 山口武敏、助役 藤井勉、収入役 大野武、企画部長 高橋晃

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 25番 後藤良勝

それでは、通告に沿って質問をさせていただきます。1問目は、行政区交付金の見直しについてであります。平成12年3月の定例会におきまして、これからのまちづくりは行政が行う住民サービスと、住民自らがまちづくりに参加する地域福祉の推進が、車の両輪の関係を維持していかなければならない、その核となり得るのは行政区であり、町内会活動であると申し上げました。町長は、これを行政と住民とのパートナーシップによるまちづくりと表現され、第4期総合計画の柱とされておりますが、この核となる行政区への交付金の支給目的を見直しをするべきではないかという私の質問に対しまして、町長は交付金のあり方について、内部で十分検討し、地域とも相談して一、二年のうちに改善したいと答弁をされております。さきの質問からちょうど2年が経過し、お約束の期日が参りましたので、その見直し、改善策の内容を問うものであります。2問目に、ペイオフ対策についてお伺いいたします。この質問は、昨年の9月に本町における対応策を伺った際に、金融機関の経営状況の把握と公金保護対策の2点について、庁内で対策検討委員会を立ち上げ、検討中であるという答弁をいただきました。決済性預金以外については、この4月からペイオフ解禁が確実であります。よって、その対策について再度お伺いするものであります。3点目は、地球温暖化に対する本町の取り組みについてお伺いいたします。人類初の宇宙飛行士となったガガーリンは、故郷の星の美しさに感動して、「地球は青かった」という名言を残してから40年、文明や産業の発展とともに大気や海洋の汚染、熱帯林の減少が進み、地球はかつての美しさを急速に失いつつあります。そして、人類への怒りを沸騰させるかのように、その体温を上昇させております。それは、地球を取り巻く大気層には、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素などの温室効果ガスと呼ばれる気体が存在し、波長の短い太陽の熱を素通しして、波長の長い地球から逃げる熱を閉じ込める、地球を温室のように暖める性質を持つからであります。この温室効果ガスは、大気中に年々蓄積され、このままでは今世紀末には気温が5.8度上がり、氷河などが解けだして海面は88センチ上昇すると言われております。政府は、京都議定書を批准するために、国内制度の柱となる地球温暖化対策推進法の改正案を固めました。改正案は、今月中に成立する見込みでありますが、温室ガスの種類に応じた排出抑制目標と、国や自治体の施策を盛り込むこととし、市町村が実行計画を策定することや、地域の専門家による地球温暖化対策診断を行うことも盛り込まれております。そこで、この法の改正を受けて、本町における取り組みについて考え方をお伺いいたします。以上、3点について御答弁をよろしくお願いいたします。(拍手)

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

1点目の行政区交付金についての御質問にお答えをいたします。行政区と、いわゆるこれを区域とした町内会組織は、第4期総合計画に掲げる行政と町民とのパートナーシップによるまちづくりの中核をなすものであり、行政評価委員会においてもパートナーシップ事業の推進の方策、実施主体、更には行政区交付金のあり方などについて検討を協議してまいりました。その結果、行政と町民とがお互いの立場を尊重し、それぞれの役割と責任のもとで行うパートナーシップ事業は、一番身近な社会集団組織である町内会を中心に推進することが最も大切であり、これらコミュニティ活動の輪を一層広げるとともに、地域と一体となったまちづくりを目指すものであります。行政区交付金につきましては、行政施策周知、啓発、更には地域要望等の取りまとめなど、行政区の運営に欠くことのできない財源でありますので、従前どおり交付してまいりますが、それに加え新たに潤いと思いやりの地域づくり事業を創設し、町内会を支援することといたしました。その事業内容は、従来からの地域振興補助事業及び地域緑化振興補助事業を取り込んでの一つの制度としたほか、町内会などが自らの発想で行う地域福祉、地域安全事業、地域環境美化事業、地域緑化事業の三つの事業を柱として、特色ある地域活動を町と町民との協働で推進してまいる考えでありますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、2点目のペイオフ対策についてお答えをいたします。庁内のペイオフ対策につきましては、昨年12月に収入役を座長に、関係する部署の部課長、係長で組織する公金保護対策庁内検討会を立ち上げたところであります。検討会においては、国や道の保護対策を参考に、平成14年4月からの定期性預金のペイオフ解禁に向け、第1番目の保護対策として、定期性預金と借入金の相殺を活用することにいたしました。相殺につきましては、金融機関の預金規定が改正され、相殺規定が追加されたところであり、町においては基金条例の改正によって歳計現金に繰り替え、また、繰り入れし、相殺についても対応できるよう準備を進めているところであります。今年度の公金状況は、定期性預金が最大で34億7,000万円であり、その預け先金融機関に47億円の借入金があることから、相殺によって公金は保護されることになります。その他の金融機関には1,000万円を超えた預金はありませんので、公金は保護されることになります。その他、商工業振興資金貸付金などの預託基金については、定期から普通預金に移し、保護することにしております。第2番目の保護対策としては、金融機関の経営状況の把握であります。金融機関の健全性については、自己資本比率の不良債権比率などを参考にしておりますが、自己資本比率については、国内業務で4%以上が健全性の目安になっており、町内金融機関は平成12年度で8%から26%となっております。更に、不良債権のリスク管理債権比率については、ゼロ%から5.8%となっております。また、流動性の観点から預貯金量について、平成11年、平成12年の2年間の推移を参考にしたところであります。これらの検討の結果、金融機関の経営については、特に気になる点はなかったものと判断しております。その他の保護対策としては、指定金融機関に対して、担保の追加を求めていくことにしております。なお、平成15年4月からは、預金の全てがペイオフの対象となりますが、今年度の最大で約66億円の預金に対して、相殺となる借入金は47億円であるため、相殺を超える預金の保護対策が必要となります。この対策については、平成14年度中に検討会で対策をまとめたいと考えております。また、金融機関の経営状況についても引き続き資料の収集等を行い、その把握に努めてまいります。次に、3点目の地球温暖化に対する本町の取り組みについてお答えをいたします。地球温暖化は、地球全体の環境に深刻な影響を及ぼすものであり、重要な環境問題の一つであります。二酸化炭素を主とする温室効果ガスの排出量を抑制し、地球温暖化を防止することは人類共通の課題であり、全ての者が自主的、積極的に取り組むことが重要であることから、平成10年、地球温暖化対策の推進に関する法律が制定されました。この法律は、地方公共団体においても自らの事務事業に関し、温室効果ガスの排出を抑制するための実行計画を策定するものとされております。本町におきましては、従前から庁舎などでの節電、燃料や紙使用量の削減、公用車のエコドライブ、再生紙使用、古紙回収など、省エネルギー、省資源に取り組んできたところでありますが、今後、なお一層温暖化防止を図るため、実行計画の早期策定に努めるとともに、町民への意識の高揚、普及啓発を図り、町民と町とが一体となった取り組みを進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 25番 後藤良勝

まず、行政区交付金についてでありますけれども、最初に一つ伺っておきたいのは、167の行政区のうち、10戸未満の行政区が何個あるのか、その内訳、それから最も多い戸数の行政区の内訳、これを次の答弁のときにお願いしたいと思います。それから、新規事業として潤いと思いやりの地域づくり事業、これが新年度から取り組まれるということであります。これは先日、新聞記事にも載っておりましたので、私も内容を掌握しているつもりですが、財政難の中で少子高齢化社会を乗り切るためには、やっぱりともに力を合わせてまちづくりを行おうとするパートナーには、力をつけてもらわなければならないと思うのですね。つまり、町長の答弁にもありました身近なパートナーとして町内会であろうと、私はその意味でこの地域づくり事業の考え方といいますか、取り組み、精神、これは非常に重要な意味を持っていると思います。そして、まさに地方分権にふさわしい模範となる事業だと、高く評価したいと思います。そこで、このすばらしいメニューができました。これをいかに効果的にこれから運用していくか、それはそれを行う町内会なり行政区なりという取り組む体制に問題というか、課題があるのだろうと思います。そこで、行政区という組織をこれからの時代にふさわしい組織に切り替えていく必要があるのではないかと、私はそう思います。その点について再度伺いますが、その理由としましては、一つには、行政区に対して町から交付金が交付されております。そして、それを町内会の運営に充てられているという変則的な実態があります。これはほとんどのところが、そういう実態だろうと思うのですが、変則であるということと同時に、町内会の組織というのは非常に活動なり、組織そのものがしっかりした、充実してきたと、私はそう判断しております。それが理由の一つです。それからもう一つ、歴史的なことなのですが、御承知のとおり、明治の合併で部落という姿であったものが、さきの二つの大戦によって軍の統制のもとに整備強化されて、そして市町村の補助的下部組織に組み込まれて、戦後いったんは占領軍、あるいはポツダム宣言の受諾によって解散はいたしました。そして七、八年後に全国的にまたこの行政区、あるいは町内会というのが復活してきた経緯があります。本町においては、昭和30年に行政区設置規則が設けられて、今日に至っているという経過があります。つまり、戦前に見られた市町村の補助的組織という古い意識が、これは行政側にも住民の側にも当然のように残って、いまだに至っているという一面があろうかと思います。私は、21世紀のまちづくりにふさわしい組織とすべきであるというこの二つの理由から、行政区の組織としての見直しについて、再度お伺いしたいと思います。それから、2問目のペイオフ解禁の対策ですけれども、庁内で検討委員会を立ち上げられて、収入役を座長として何カ月も御努力されてきたと。収入役、なかなか収入役という立場では答弁の機会がなくて、寂しそうにお見受けしますので、御答弁できる部分があったら以下4点についてお伺いしますので、答弁をお願いしたいというふうに思います。1点目は、さきにいただいた資料の金融機関別の預金と借り入れ状況これを見てますと、指定金融機関である音更農協に96.5%、この資料で言うと、42億円が貯金されております。そして、借り入れが45億円です。先ほど町長の答弁で、相殺方式を活用したいということでありますから借り入れの方が多いわけで、これからいきますと、問題ないということになるのでありましょうけれども、先ほど預託金を一部普通預金に移行したいという答弁がありました。普通預金については、決済性預金については1年間まだ余裕があるわけですけれども、つまり日々運用する資金も相殺されてしまうわけですね。そうすると、行政執行する上で運用資金相殺されてしまったら、翌日から困るのではないですか、この辺をどのようにお考えなのか、まず1点お伺いしたいと思います。2点目は、時期によっては借入金を上回る貯金を生じることがあると、先ほど御答弁いただきました。いただいた資料を見ますと、96.5%が音更農協、指定金融機関ですね、そして隣の欄に木野農協が本町としての預金がゼロで、借入金が3億1,700万円ありますね。これ相殺方式をとるということは、借り入れをしている3億1,700万円まで相殺できるわけですから、こちらの方に分散するという手法はとれないものなのでしょうか、それとも木野農協には何かわけがあって預けられないというわけでもあるのでしょうか、この辺をひとつ2点目としてお伺いしたいと思います。3点目、3月5日に金融庁と預金保険機構は、ブリッジバンクの設立を発表いたしました。新聞記事をお読みになったと思いますが、破綻の処理の方法には御承知のとおり、二通りございます。資金援助の方式と保険金の支払い方式と、一般的に資金援助方式をとりなさいという御指導があろうかと思うのですが、破綻して受け皿となる金融機関の選定に手間どった場合に、なかなか受け皿が見つからないと。そういうときに混乱を避けたり、あるいは破綻処理を円滑に進めるためのつなぎとして、ブリッジバンクを金融庁と預金保険機構は設立したわけです。しかし、これは預金保険機構に加盟する金融機関が対象であって、農林系のつまり農協などの貯金保険機構は対象外ですね、つまり一般の金融機関はセーフティネットが2段階になっている、農協系は1段階であるというセーフティネットの違いをどのように判断されるのか。それからもう1点、農水省もようやく重い腰を上げて、農林系統の金融機関の抜本的再編に取り組み始めた、そして都道府県の再編が全く進んでいないという実情がある、更に農協は金融庁の検査の対象外であるがために、検査基準が甘いと言われております。甘いということは、それだけ危険が伴うということでありますから、この点をどのように町として判断されているのか。先ほどの答弁の中では、資本比率が26.03ですか、音更農協さんは、非常に高いわけですけれども、自己資本比率だけの判断では私は果たしていいのかなと、危惧いたします。この点が4点目であります。もっと細部にわたってお伺いしたいのですけれども、長くなりますのでペイオフについては以上、再度お伺いして終わります。それから、温暖化対策でありますけれども、私はこの温暖化対策について質問をしようと思ったときに、本町における対応といいますか、正直申し上げて大した対策はとられていないわけで、むしろそのセクションもはっきりと明確化されていない、そういう中では私の納得いく答弁は、当然返ってこないだろうと覚悟はしておりましたけれども、正直申し上げて非常に寂しい感じがいたします。地球温暖化というのは、非常に一見大きな問題といいますか、スケールが大きすぎてなかなか身近に感じられない、しかし、ひしひしとその影響は地球破壊につながって、現象もあらわれてきております。これに対する対応は、私は町長の温暖化に対する問題のとらえ方、気持ち一つだと思います。正直言って、非常に私はもう少し積極的に対応いただきたいなと、そういう印象を持っております。そこで、先ほど実行計画を早期に策定に努めて、町民と町が一体となった取り組みを進めたいと、そういう答弁をいただきました。この取り組みに当たって、人的な対応はどうするのか、そしてまた幾つもの部署を横断する課題をどういった機構で対応しようとするのか、もう少し具体的に再度お伺いしたいと思います。これが1点。それから、関連して4期総の中で基本計画に1行ちょっとのっております。ISO14000シリーズの認証取得を検討しますと、ISOの取得を今後どのようにしていこうとされているのか、この2点について再度お伺いいたします。以上です。休憩(午後 2時01分)

答弁 助役 藤井勉

1点目の行政区の交付金の見直しの再質問に対してお答えを申し上げます。10戸未満の行政区の数でございますけれども、11行政区ございます。行政区の中で、最大戸数の行政区は何戸かということでございますけれども、303戸でございます。それから、後段で御質問ありました行政区、いわゆる取り組み体制ということの御質問でございますけれども、今までは我々町側としては、行政区に対する交付金という形で交付金を交付して、それぞれの行政区内の活動に対して、御支援をさせていただいてきたという経過でございます。ただ、現実には行政区と町内会という言葉の使い分けをしておりますけれども、実態としてはそのほとんどが、両方同じような理解のもとに活動いただいているというのが実態かと思います。ただ、町内会活動の中で、同じ行政区の中にいらっしゃっても、町内会に加入をしていない方がございます。問題は、その辺の取り扱いが非常に我々も苦慮しているところでございまして、それぞれの行政区の中でも町内会の中でもその辺のことについて大変苦慮しているというようなことも、私どももお伺いをしております。そんなようなことで、私どもとしては常日ごろからそれぞれの方が、それぞれの町内会に加入をして活動をしていただくよう、PR等をさせていただいておるわけでございますけれども、近年、都市化の現象というようなこともございまして、なかなかそれが実態として、そのようになっておらないというようなことになっておるのが現況でございます。いずれにしましても私どもは今まで行政区というのは、その区域の中の一つの住民全てを指すのだと、町内会というのはあくまでも自主的にそれぞれの地域の方が手を取り合って、町内の活動をしてきたという実態がございます。未加入者が、全て町内会に加入していただければ、これは一番いいことでございまして、私どもとしても行政区と町内会というような区分けもしなくてもいいのかなと。そこら辺のことが、私ども今後の改善をする段階で、どのようにするかということが課題としてなっておるわけでございまして、この辺の絡みにつきまして、できれば町内会1本の中で行政のいろいろなことについての御支援をいただければ、私どもとしては非常に効果的であるし、理想であるというふうに考えているところでございます。この点につきましては、早速あすからということにもならないかと思いますけれども、いろいろ町内会の活動内容というものを見ながら、それぞれ1個1個の町内会ということにもならないかと思いますけれども、連合町内会等と相談しながら、そのような方向でいけないかよく相談をさせていただいて、少しでも町内会活動が有効に活動できるよう努力をさせていただきたいというふうに思っておりますので、そのように御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。

答弁 収入役 大野武(収入役は2002年3月まで)

御指名ですので、私の方からお答えをいたします。ペイオフについては、初めての経験なものですから、確実にということは余り確かなことは、まだ勉強不足なところがたくさんあろうかと思いますけれども、1点目の決済性預金が、ペイオフによりまして相殺されたらどうなるのかという御質問だというふうに理解しておりますが、決済性の金だけはいつも動いているものですから、分散することは、分散して預けるということは不可能なことだというようなことから、基本的には14年度1年間、年末ぐらいまでに結論を出そうというような検討会でもって話し合いをしておりますが、その検討の中には、郵政の郵便振替口座というのがありまして、御承知だと思いますけれども、金額は無制限でございまして、ただし利息がつかないと、こういうのがございまして、通常「ぱるる」と呼んでいますけれども、1,000万円あふれますと、そっちの方へ自動的に入れ替わると、こういう制度もございますので、これらも含めて検討したいと、12月ぐらいまでには結論出したいなと、こう思っております。それから、二つの御質問でございますけれども、木野農協に預け入れがゼロ、何か理由があるのかということでございますが、借り入れも預け入れも全て町長部局で行いまして、私が指定したり指名したりするものではございませんのでわかりませんが、特に理由があってそうなっているわけではございません。たまたま借り入れが今3億1,700万円ほどありますけれども、年度末につなぎ資金の借り入れ等を起こさなければなりませんので、これらも財政部局と十分協議いたしまして、活用させていただく方向で考えております。それから、3番目に一般の金融機関の場合はブリッジバンクというようなことで新聞に出ておりましたけれども、これはこのとおりだと思いますが、農協系では保険機構のかわりに、ちょっと長い名前ですけれども、農水産業協同組合貯金保険制度というのがございまして、これがちょうど保険制度にかわるものだと思いますが、これのほかに全国全道総合支援制度という制度がございまして、中身もまだもう少し勉強しなければなりませんけれども、早く言うと、釧路農協の破産のときにこれらの制度が動いて、そう問題なく終わったというようなことがございます。これらの制度がございますので、一般の金融機関の破綻のときに行うブリッジバンクのような、二通りのような制度に変わるものだというふうに理解をしているところでございます。それから、4番目の農業系の金融機関の検査についてですけれども、これもまだ私どもはっきりわかっておりません。これから十分勉強させていただこうと思っております。ただ、自己資本比率というのが一応基準になっておりますが、金融機関の経営状態を見る場合、健全性、収益性、流動性、いろいろあるのですけれども、絶対的なこれを守ればというのはないわけでございまして、あくまでも相対性の比較をしてみるような方法しかありません。そのうちの一つの中に、自己資本比率が国内は4%で、以上でなければならないと、あるいは国際には8%でなければならないというような基準があるわけでございまして、本町といたしまして、私ども金を扱う部局といたしましては、それなりの比較ということで、町内の金融機関、農協も含めてですけれども、信金、銀行等のそれぞれの健全性に係る自己資本比率ですとか、それから貸し出し相手の業種ですとか、あるいは収益性といたったものの数値を並べまして、比較して検討させていただいていると。今後もこういうことで、出していただける資料は極力詳しく調べて万全を期していきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

三つ目に、御質問ございました地球温暖化に対する取り組みについてということでございます。既に温暖化に関する法律が制定されて、市町村にあってはその実行計画をもとにし、一つの事業所としての町はもちろんのこと、広く町民にそれを訴え温暖化に努めると、こういうことになっているわけでございます。消極的だと言われればそのとおりだと思いますが、何といたしましても先ほども議員からおっしゃったように、温暖化そのものが何か人ごとのように遠くのものと、やはりもっともっとこの認識を新たにする身近な問題として取り組む必要があるのかなと、そのように思います。やはり私どもといたしましては、やる以上は実効を上げていかなければなりませんし、また、町内のいろいろな事業所、団体、あるいは町民のお手本になるような、職員そのものの意識の改革も必要であろうと、そのように思っております。一応、考え方といたしましては、今、町といたしましてもいろいろな節電、節約といいますか、そういうことに単にこの庁舎だけではなくして、出先機関も節電等に努めるというようなことで、2年ほど前から積極的に取り組まさせていただいております。徐々にではありますけれども、廊下等の使わない電気等は必ず消すというようなことが、一つの職員一人ひとりに身についてきているような感じを強く私自身も受けているわけでございます。したがいまして、今、すぐこの実行計画ということにつきましてはもう少しの間、1事業所としてこの温暖化に対する考え方を持ちながら、これらの自主的な活動といいますか、そういう認識を持ちながら取り組んでいきたいと思っております。この実行計画については、一応、15年を目途にしてこの実行計画を上げたい、これらの所管等につきましても一定の事務分掌の上で、温暖化に対する事務分掌の取り扱いをどこにするというようなことも明確にして取り組んでいきたい。更には、これは本来的には一つの所管というよりも全職員が一丸となって、温暖化に対して取り組むというのが本来的な形だと思いますけれども、こういう行政組織の中ではどこかが軸になってやっていかなければならないと、そのように思いますので、その所管も明確にし、更にはもう一歩進めるためにも各所管の中に、そういう担当者といいますか、責任を持って少なくとも課に1人ぐらいそういう者を配置して、その課内のあるいは庁内、更には一歩外へ出て、先ほどもお話出ておりましたように、町内会の皆さん方も一体となって取り組んでいくような形もとっていきたいなと。また、実際にこの間も新聞を見ますと、ある町内では町内ぐるみで節電といいますか、そういうような形で取り組んでいるところもございますので、私どもとしてはできれば、最終的にそこまで持っていければすばらしいなというようなことも感じておりますので、そんなようなことでひとつ御理解をいただきたい。また、総合計画の中でISOについてもと、一つの理想としてそこまで掲げているわけでございますけれども、とりあえず段階的にはこの温暖化に積極的に取り組み、更にというような形になれば、ISOあたりにも取り組んでいくというような形をとっていきたいなと、そのように思いますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 25番 後藤良勝

まず、行政区の交付金の関係ですけれども、先ほど戸数を教えていただきましたけれども、何か資料と随分戸数が違うようですが、これあれでしょうか、10戸未満の行政区の内訳、私これで3回目ですから、私の方から資料に基づいて言わせていただきます。10戸未満については、世帯一番少ないところが2戸ですね、それから3戸で行政区を構成しているところが2区、つまり2軒とか3軒で行政区、これ町内会も組織しているのかどうかわかりませんけれども、こういう組織実際にあるから仕方ないのだけれども、組織として機能しないのではないですか、これ。隣と自分のところだけで行政区とか、それから逆に多いところ300以上のところがかなりありますね、先ほど300ちょっととおっしゃいましたけれども、もっと多いのではないですか、400近いところもたくさんあるのですけれども、班に分ければそれはそれで機能するのかもしれませんけれども、全体としてみたときに400近い世帯で、最も機能しやすい効率の上がる組織というのがあってしかるべきだし、設置規則にも標準戸数というのをうたっているわけですから、これに基づいた効率的な規模にすべきではないですか、私はそう思いますね。先ほどの地域づくり事業、せっかくすばらしい新規事業を企画したわけですから、これがより効果を上げるためにも行政区の規模や範囲というのを見直す必要が私はあると思います。この観点から、もう一度この点についてお伺いします。それから、ペイオフについてでありますけれども、収入役、御答弁いただきました。そのとおりだと思います。ただ、ちょっと気になるのは、数字だけに目がいって経営状況を把握したというのは、ちょっと私は危険といいますか、判断の仕方には甘いのではないか。その金融機関を取り巻くもっと大きな状況を見るとか、金融機関の状況、預金先へ行って聞いたのではいいことしか言わないわけですから、もっと別な角度から情報を収集するとか、経営状況の把握の仕方、もっといろいろあると思います。そういうもっと工夫が必要ではないかなということを申し上げて、この点については質問を終わらせていただきます。それから、温暖化対策、町長、大分何といいますか、少し先ほどよりは積極的な御答弁をいただいたわけですけれども、道民は1人当たり二酸化炭素の排出量が全国平均の1.3倍です。そして、今、幸いに音更・十勝、あるいは北海道という地域は、豊かで美しい自然がまだ保たれております。この保たれているうちに、何らかの対策をしなければならないと私は思います。温暖化の影響であろうと思われるような例えば異常気象ですとか、猛暑だとかというここ何年か続いておりますけれども、97年に京都で御存じのとおり、COP3(気候変動枠組条約第3回締約国会議)、国際会議が開かれました。このときに、日本は90年の二酸化炭素の排出基準を6%削減することになったわけですね、ところが、90年から今11年ですか経過しました。この間に、既に十数%もう排出量ふえているのですよ。6%これからどうやってやろうかなといっている先に、もう十数%ふえてしまった、実質は20%超えた削減をしなければ、90年のレベルには戻らないシステムになっている、つまり悠長に構えていたのでは、到底追いつく数字にはならないということであります。この出だしの1年の遅れが、先へ行って10年、20年という、取り返しのつかない遅れにつながるということをしっかり認識していただいて早い時期に、そして積極的な取り組みをしていただきたいと、これについても要望して終わります。最初の行政区の組織の見直しについて、もう一度御答弁をいただきたいと思います。

答弁 企画部長 高橋晃(企画部長は2002年3月まで)

数につきまして、ちょっと助役の方のさっきの答弁と違ったお話のようでございますけれども、私どもの方の資料としましては、先ほどお話申し上げましたように、10戸未満の行政区は11行政区ございます。それから、200戸以上の行政区につきましては14行政区ございまして、先ほど議員からもお話ありましたように、最小の行政区でございますけれども、2戸の行政区が2行政区、これは平和と旭でございます。それと、3戸はなくて4戸の行政区が西中というような形で、極端に4戸、2戸というような小さな行政区になっています。それから、大きい行政区でございますけれども、一番大きい行政区は柳町の北行政区でございまして、ここが303戸が一番大きな行政区になっています。そのほか290戸という行政区、これは南鈴蘭地区にあります清和の行政区でございますけれども、こんなような実態になってございます。議員さんの持っておられる資料、恐らく住民基本台帳上の数値かと思いますけれども、住民基本台帳上の数値は戸籍が置いてあれば、そこに人数カウントされていますから、実際に戸籍があって、住民票があって住まわれていない方もございまして、我々の方は行政区から届がされている戸数というふうに、御理解をいただければなというふうに思っております。それから、行政区設置交付規則の中でございますけれども、区の設置基準の戸数をおおむね30戸というふうに定めてございます。これにつきましては、議員さんがおっしゃられるとおりの区の運営のあり方の問題から、少なくても30戸くらいの戸数がなければ、区の運営としての機能はしづらいのではないかということの目安の30戸のことでございまして、そんなような形の中で最小の行政区としては、30戸というような形の中で指導をしているという状況下にございます。ただ、行政区につきましては、先ほどお話ししましたように、町内会とイコールでございまして、非常に数をどうだとかこうだとかというのは役所側からでなくて、やっぱり地域の過去の経過だとかいろいろなものがございまして、成り立っていることがありますので、いろいろ一般的な指導としてはさせていただいておりますけれども、(発言する者あり)自主的な団体というふうに我々も認識しまして、ただ、標準的な行政区の交付金というようなものも見て、分割だとか、あるいは合併するというようなことも含めて、そんなような形の中で相談があった場合については、御指導申し上げているという状況下にございます。それと、あくまでもやはり任意の団体でございますから、町がどうこう言える部分も少ないわけでございまして、そんな中でやっていると。それと、多いから行政区がしづらいという部分というような御意見もございましたけれども、多い行政区は多い行政区、特に市街地あたりでは班の機能としてうまくやっておられる行政区もありますし、一概に多いからなかなか機能しづらいということも言いづらいのかなというふうに思っています。ただ、2戸、3戸の行政区はどうなのかなということになりますと、できるだけそういうような指導というか、そういうようなこともやっていきたいとは思いますけれども、先ほどお話申し上げましたように、過去のいろいろな経過の中ででき上がっている経過がございますので、そんなところで御理解をいただきたいなというふうに思っております。

出典:音更町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる