みんなの議会

音更町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月8日

飲用地下水の安全確保と今後の対応策について

2002年3月8日、音更町議会の一般質問で、小針豊議員が「飲用地下水の安全確保と今後の対応策について」質問し、町長 山口武敏、民生部長 吉井隆徳が答弁しました。

質問者
小針豊 議員
答弁者
町長 山口武敏、民生部長 吉井隆徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 26番 小針豊

おはようございます。2日目、第2回戦のトップバッターとして質問させていただきます。今回は、1問通告をさせていただいておりますので、早速入らせていただきます。飲用地下水の安全確保と今後の対応策についてであります。道は、水質汚濁防止法第15条に基づき、地下水井戸水の常時監視を1999年、平成11年度から5カ年計画で実施しておりますが、これまでの3年間で全道212市町村のうち132町村、1市町村原則2カ所なのですけれども、それでトータル424カ所で概況調査を終えております。さきに、道から公表された内容によりますと、このうち10市町村、13カ所の井戸水から硝酸性窒素・亜硝酸性窒素が、基準値1リットル当たり10ミリグラムを超える濃度が検出されました。更に、汚染井戸の周辺地区調査によりますと、18市町村の207カ所のうち17市町村、125カ所で基準を超えており、道内の農業地域の井戸が硝酸・亜硝酸性窒素によって、広い範囲にわたって汚染されている実態が明らかになってきております。また、十勝管内におきましてもこの3年間の調査で、延べ20地区、12市町村を調査した結果、平成12年度の概況調査では、残念ながら本町の然別地区の1カ所から基準を超える1リットル当たり12ミリグラムが検出され、本年度の周辺地区調査では、本年度と言いますのは13年度のことです。15カ所の調査で、2カ所の汚染が判明しております。これらの結果を受けて、今後、引き続き調査が実施されると思いますが、これまでの町に対する道からの通達や行政指導、更には汚染が確認された家庭への飲用指導は、どのような内容になっているのかお伺いしたいと思います。次に、今回、基準値を超える濃度が検出された硝酸性・亜硝酸性窒素が、飲料水などに多く含まれていると、血液の酸素運搬能力が阻害される、これ専門的なのですけれども、「メトヘモグロビン血漿」を引き起こし、人の健康を害するおそれがあると言われておりますが、人体に及ぼす影響や地下水から、このような物質が検出される要因や因果関係について、どのような認識を持っておられるのかお伺いしたいと思います。次に、本町にはまだ地下水を飲用に供している家庭が、おおよそ1,000戸もある中で、今回の汚染井戸周辺地区を初め町内全域にわたって、地下水使用家庭の実態を把握するために、早急に水質調査の実施へ向けて道を初め関係機関に強く要請するとともに、状況によっては町独自でも取り組まなければならない緊急の課題というふうに考えますが、水質検査の必要性について、どのように考えておられるかお伺いします。次に、当面、汚染井戸家庭の飲用水の確保などを含め、未調査の周辺地区と、町内全域の地下水使用家庭への飲用指導の周知徹底を初め対応が急務と考えますが、いかがでしょうか、また、どのような対応策を考えておられるのかをお伺いしたいと思います。次に、環境の変化などにより、地下水の水質悪化が進んでいることは明らかであり、昨年3月示された本町の水道事業基本計画では、将来、町内全域を上水道区域とするとされておりますが、目標到達までにはまだ20年以上も要する計画であり、事態の状況によりましては、計画の見直しも含めた前倒しも必要となると想定されますが、考え方をお伺いします。最後に、くりりんセンターの最終処分場が設置されている鎮練地域周辺の放流水、河川水、井戸水などの水質検査体制及び検査結果と推移について示していただきたいと思います。以上、質問終わります。(拍手)

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

飲用地下水の安全確保と今後の対応についてお答えをさせていただきます。まず、平成12年度に、道が実施した井戸水の水質検査に伴う行政指導内容等についてでありますが、この調査につきましては、道が全道の地下水を利用している方々を調査対象として、平成12年度から5カ年計画で実施しているもので、硝酸性・亜硝酸性窒素の水質検査を行うものであります。本町では、65カ所の調査対象のうち、平成12年度に市街地区及び農村地区、それぞれ1カ所で水質検査が実施され、このうち農村地区1カ所から、基準値を超えているとの通知をうけたところであります。また、この調査結果から、本年度はこの周辺の15カ所で水質検査が実施され、2カ所から基準を超えているとの結果が出ております。この調査結果を踏まえ、十勝支庁と帯広保健所から基準値を超えた箇所に対し、井戸周辺の肥料散布の使用量や井戸の深さなどについて指導があったところです。また、町といたしましても同様の指導を行うとともに、再度、水質調査をしていただき、改善されない場合は相談に応じ、対応してまいりたいと考えております。次に、「メトヘモグロビン血漿」の人体への影響等についてのお答えをいたします。初めに、硝酸性・亜硝酸性窒素が起因する人体への影響についてでありますが、乳幼児が硝酸性窒素を多量に含んだ水を摂取すると、体内で細菌により硝酸塩が亜硝酸塩に変化し、亜硝酸塩は血液中でメトヘモグロビンを生成して呼吸酵素の働きを阻害し、メトヘモグロビン血漿による死亡など、人の健康を害するおそれがあるとされております。次に、このような物質が検出される原因や因果関係をどうとらえているかについてでありますが、近年、一部の地域において長期にわたって窒素肥料や家畜の排せつ物などを多量に土壌中に供給されたことにより、窒素循環のバランスが崩れ、地下水の硝酸性・亜硝酸性窒素が高くなることによるものと推測されております。次に、地下水使用家庭における水質調査及び飲用指導については、関連がありますので一括してお答えをさせていただきます。水質検査につきましては、道が引き続き実施していくとのことでありますので、今後の調査状況により、対応を検討してまいりたいと考えております。また、地下水使用家庭への飲用指導については、人体への影響を初め、井戸周辺等の肥料散布使用量の削減、安全な場所への井戸の移設など、井戸水の安全確保について井戸を利用されている方々に対し、広報及び文書をもって指導するなど、対応をしてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、本町の水道事業基本計画の見直し等の考え方についてでありますが、水道事業基本計画では、上水道事業と簡易水道事業を同時に整備していくことを基本としておりますが、今後の増加する給水量に対し、その水源は新規の深層地下水に求めることとしており、さきの試験井戸に続き、本年度で本井戸を設けたところであります。なお、平成14年度に、この水源の水量及び水質等の基礎調査を行い、平成15年度において事業計画等を作成し、経営認可を受けることとしております。したがって、平成16年度以降でなければ、事業が実施できない状況でありますが、地域の実態を踏まえながら、積極的により安定した給水に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、最終処分場が設置されている鎮練地区周辺の放流水、河川、井戸水などの水質検査体制及び検査結果についてでありますが、水質検査につきましては、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」で、最終処分場からの放流水と周辺地下水の検査が義務づけられており、現在、一般廃棄物最終処分場を設置しております十勝環境複合事務組合において、施設周辺の鎮練から然別地域で、水質検査を毎年実施しております。検査内容といたしましては、放流水で年2回、検査項目として40項目、地下水では5カ所において年1回、23項目の検査を行っているところであり、その検査結果は、放流水及び地下水のいずれも全て基準以内となっており、推移についても変化のないところでございます。また、組合ではそのほか河川水について、鎮練川区域の3カ所で年4回、然別川の2カ所で年2回、15項目、飲料水につきましても16カ所で年1回、12項目の検査を実施しております。水質検査の結果につきましては、鎮練、然別地区の2カ所で説明会を開催し、処分場の埋立実績、処分施設の整備状況などをあわせて報告し、御理解を得ているところでございます。先ほどの議員の御質問の中におきましても、このような実態として町の対応はいかにと、こういうような御質問でございます。町といたしましても何といいましても生活用水でありますから、ましてや人体にも影響を及ぼすというようなことからして、重要な課題といいますか、ものとして受けとめているところでもございます。町といたしましても全体の給水計画、これは前にも申し上げておりますけれども、多少時間はかかるにしても農村といえども、全ての家庭に飲料水を送水すると、給水するというような計画を立てているわけでもございます。また、本町の実態から申しますと、昭栄地区、あるいは音更川を渡りまして下士幌地域全体、この2カ所が今後の整備計画というようなことになるわけでもございます。また、その中にありましても特に鎮練のごみ処分場というような一つの絡みの中で、この環境組合と地域の方々、あるいは町も入っての一つの確約事項もございます。特に、然別地域、あるいは鎮練地域については、遅くても平成23年度までには一般の給水といいますか、水道水を給水するというような計画で、最大限努力を重ねていかなければならないというふうに思っておりますし、その水源地は大牧に求めていくと。何といいましてもその計画は立ちましても、水がそれだけの量があるかどうかと、安定供給というような立場から昨年そういう調査をし、既に13年度において1本、300ミリを地下に260メートル掘削した結果、飲適の水が出て、十分それらの昭栄地区、あるいは将来的には下士幌地域も、その水を給水するというような計画を立ててございます。なお、然別地域につきましては、簡水といいますか、万年の簡水を利用した中で対応していきたいと、全体としてはそういう計画でいるわけでございますけれども、いかんせんなかなか計画だけは先行いたしましても、財政的な措置というようなことがございます。そういう中にありましても、やはり人命にもかかわるという大きなものでございますから、ある程度、こういったものについての優先順位といいますか、こういうものも財政等見きわめながら考えていかなければならないだろうと、そのようにも思っております。また、今回、残念ながら2カ所、更に精密的な検査をした結果、飲不適といいますか、硝酸性が発見されたというようなことでございます。この因果関係云々というようなことも基本的にあることでございますけれども、ただ、一般的には単にこの2カ所だけではなくして農村地域の場合には、化学肥料、除草剤、ふん尿、いろいろな原因の中で、地下水が汚染されてきていることは、これは全道的にも言えるのかなと。そんなことが、道の一つの施策として、全道各地をくまなくそういう調査をするというような結果で、音更町から不運にして2カ所が出たということでございます。これらの結果に基づきましては、それぞれ行政指導というようなことがありますけれども、やはり井戸を深く掘り下げるとか、あるいは周辺での農薬をできるだけ少なくするとか、いろいろな行政指導が行われているようでありますけれども、いずれにしましてもそれらの個々の対応という面では、掘り下げるにしてもやはりお金がかかるわけでございますから、そういう面で個々の家庭の事情に応じた相談にも、町は応じていくべきだろうというふうにも判断しているところでもございます。個々によって、それぞれの事情が異なってまいりますので、単なる指導という言葉、ペーパーだけではなしに、そういう面も含めて相談をしてまいりたいなと、そのようにも思っているところでもございます。なお、議員のおっしゃる中には、この際、全町的な水質検査をやってはどうかと、こういうような御意見もあるのかなというふうに推察をするところでもございますけれども、こういう一つの亜硝酸性というような検査だけでも、おおよそ4,000円ぐらいの検査料がかかります。また、一般の飲料水ということになりますと、おおよそ6,500円ぐらいの検査料がかかると、これ全戸といいますと、1,000戸ちょっとの地下水等を利用されていおりますから、全戸やるというのはなかなか難しいのかなと。その辺につきましては、道が5カ年計画でやっておりますから、それらの状況を判断しながら、ここでそういう検出をされた場合での対応というものについては、町といたしましても十分それらの個々の対応をしてまいりたいなと、そのように考えておりますので御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。

質問 26番 小針豊

ただいま町長から一定の答弁をいただきました。そこで、若干気になっている部分もありますので、再質問させていただきます。町長の答弁にもありましたように、井戸水の検査という部分では、道の方も今後、継続的に進めていく予定にはなっているようであります。5カ年計画でありますから、まだ、時間はあるわけでありますけれども、たまたま今回、町内では然別で検出されましたけれども、柳町もやったのですけれども、柳町は幸いに基準に達しなかったという内容であります。それで今後の調査というのは、道の水質調査は段階的に実施するようでありまして、最初やっているのが概況調査なのですね、地域の地下水の全体を掌握するためにやる調査をまず最初やるのです。そこでもし出たら、今度は汚染井戸の周辺地区調査ということで、出た家庭の周辺を調査するという調査に入るわけです。それで、またその周辺でも出てくるということになると、次は定期的にモニタリング調査というのを進めていくことになっています。出たところを定期的に毎年調査するのですね、最後に出てきた井戸の追跡調査というのもやると、4段階のシステムというか、仕組みで今回水質調査をする計画になっているようであります。それはそれといたしまして、問題は硝酸性・亜硝酸性窒素という部分なのですけれども、先ほど一定の原因だとか因果関係とかとお話ありましたように、実は硝酸性窒素だとか亜硝酸性窒素という部分は、私も専門家ではありませんからわからなかったのですけれども、硝酸イオンか、亜硝酸性イオンの形で存在する窒素だそうです。それで、通常は環境中に低い濃度だけれども、幅広く分布しているということなようです。それで、先ほども言われたように、一般的には過剰な施肥、施肥の中でも問題なのは窒素なのです。窒素肥料なのです、これ。それと、家畜排せつ物の不適正処理、これも窒素絡みますから、生活排水の地下浸透などで、土壌中に大量に浸透していっているということが言われております。よって、自然環境でのバランスが崩れてしまって、今では全国的に、非常に濃度が上がりつつあるというのが、何かそういうふうに言われております。それと、僕も初めて知ったのですけれども、メトヘモグロビン血漿という部分は、これは硝酸性窒素還元菌という部分があるのですけれども、その酸性の条件のもとでは活動が抑制されるために、胃酸のペーハーが2ないし3くらいである大人の場合では、ほとんど起こらないと言われているのです。ただし乳児、特にゼロ歳児、1歳になっていない子供がいる家では、胃酸の分泌が少ないために亜硝酸塩が生成しやすいと、これが問題なのです。それで、国内では報告事例はないのですけれども、よその国ではこれが原因で死亡されたという例は、多数報告されているということであります。これからがあれなのですけれども、今回やられた全道的な水質検査の結果、今、言ったように問題となっている硝酸性窒素だとか亜硝酸性窒素、これは平成11年から地下水の水質基準に追加された項目なのですよね、それで北海道の場合、特に畑作地帯を中心として、広い範囲で水質基準を超えているということがだんだんわかってきました。その原因は、先ほど触れたようなことも含まれております。そこで大変気になることは、今回の検査結果から推測するのですけれども、基準値を超える汚染井戸が発見された地帯を見ると、大体傾向的に言えるのはまず河川流域であること、次に比較的に浅い井戸であるということです。この浅い井戸という部分は、ちょっと調べてもらったのですけれども、井戸水でも浅くして出るのと、かなり掘らないと出ない井戸水ありますよね、俗に言う掘り抜きとかと言っている部分だと思うのですけれども、浅井戸というのは、これこんな定義あるのかどうかわかりませんけれども、地下の一定層がありますね、水の通さない層、そこまで第1不透水層という層なのですけれども、おおよそ30メートルぐらいまでの範囲を浅井戸と言うそうです。それより深くなるのは深井戸なのです。それで、浅井戸というのもこれ問題だと思います。それで本町の場合、例えば然別川だとか音更川、士幌川流域と、これに関連する枝線の川、川の流域の汚染がどうも気になるのであります。それで、とりあえずこれら流域の井戸水使用者の水質検査を優先させてやらなければならないのかなというふうに思っているのですけれども、いかがでしょうか。それで、あわせてこの実態をまずつかまなければならないと思うのですけれども、この流域ごとにおける井戸水の使用家庭の実態、どうなっているかということであります。浅井戸なのか深井戸なのか、あるいはその軒数、例えば然別川流域にはどのぐらいあるのか、士幌川流域にはどのぐらいあるのかということは、当然、早いうちに掌握しておいた方がよろしいかと思うのですけれども、いかがなものでしょうか。それと、水という部分は町長もおっしゃっていましたけれども、私たちが日常生活の中で絶対欠かせないものであることは間違いないことでありまして、極めて重要な問題であるというふうに私は認識しております。現実に汚染が判明したというか、わかった家庭では、いろいろな工夫しておられるようであります。浄化装置をつけてみたり、あるいは今、スーパーあたりでアルカリイオン水とか売っているわけでない、ただでくれるのですけれども、大した人気あるそうです。家庭の井戸水は、飲み水には絶対使わないという家もあるようです。これは聞いた話でありますので、あるいは活性炭を使ってみたりとか、いろいろと工夫されているようでありますけれども、今後のことを考えますと、やっぱり早急に安心して飲める水の確保のための対策が、急がれるのではないかというふうに考えるのですけれども、その辺、確認の意味で町長の考え方をお聞きしたいと思います。それと、先ほど言ったように赤ちゃん、ゼロ歳児のいる家庭が特に気になるのですけれども、そこでこれら小さいお子さんのいる家庭に限って、今、保健所では無料で水質検査をやっているのです。やっているのはいいのですけれども、実はけさ確かめたら、本年度内は3月13、14の2日で終わりですということでありまして、もう日にちないのですよね。ゼロ歳児、赤ちゃんのいる家庭は無料でやりますと、だから気になる方は持ち込んでくださいということだそうであります。ただ、そういう意味では今後もなのですけれども、その周知、いろいろな周知の仕方はあると思いますけれども、これはやっぱりある程度徹底して、周知にも工夫をしていただきたいと思います。まだ、調査していない地域がいっぱいあるわけですから、万が一の事態にならないためにも是非周知については、徹底してほしいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。それから、先ほど水道基本計画に関しての答弁お聞きしました。言われていることは十二分に理解するところであります。しかし、事と次第によっては、これが然別地区だけにとどまらないで、今後、あちこちでこんなことあってほしくないのですけれども、もしもそういう事態が発生するようなことがあれば、それなりの対応は当然していく必要がどうしてもあるのではないかというふうに考えておりますので、その辺のことについても、もしお考えがあればお聞きしたいと思います。あと、最後に質問しましたくりりんセンターの水質検査の関係なのですけれども、僕も専門的でないからわかりません。法律かなんかで検査していると思いますけれども、最近、硝酸・亜硝酸性窒素についての検査項目が入ってないのですよね、なぜ入っていないのかなと、ふと単純に疑問に思ったものですから、ちょっとお聞きしたいと思います。以前は、たしか入っていたと思います。僕もたまたま地元にいるものですから、そういうデータやなんかはずっと見せていただいておりますけれども、ここ最近入っていないのですね。だから、これは入れなくてもいいということになってきているのか、その辺についてもお答えをいただきたいというふうに思います。とりあえず以上再質問させていただきます。何点かにわたりましたけれども、よろしくお願いします。休憩(午前10時35分)

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

お答えをさせていただきます。質問の事項順番にということで、音更に今、三つの大きな川があるわけでございますから、その川周辺に特に危険性といいますか、濃度が高いのが検出されていると、そういう見地からの御質問であろうと思います。この辺のところについては、保健所の方で十分な専門的なもの、あるいは現実的な実態といいますか、こういうのをつかんでいるはずでございますから、そういうようなことの指導を十分いただきながら、町としても今までもエキノコックスの問題だとかO-157だとか、そんなときにある程度の周辺というものの調査をしてございます。この際でございますから、後で申し上げます全町の給水計画というようなこともございますので、やはりそれらの実態といいますか、そういう掌握する意味で、今年14年度1年でできるかどうかわかりませんけれども、3本の川の周辺何キロ以内とかそういうようなものについての調査は、町の一つの資料としてつかむ必要もあるだろうというふうに思いますので、これは是非実施をして、その実態を明らかにするというようなことに努めたいと思います。それから、一つの大きなくくりといいますか、安心して飲める水対策というようなことでございます。特に、大人は影響ないというわけではございませんけれども、その影響度というのは非常に子供さん、幼児に強くあらわれるというようなことでもございます。これらのことについては、保健所も既に無料検査が終わっているというようなことでございますけれども、これらの方法等についても今年度限りで終わりなのか、あるいは町で硝酸性の検査は浄水場では検査は不可能だと、やはりもっと高度な検査体制がなければ、検査できないというようなことでもございます。そんな点につきましては、来年度以降、そういう調査が行われるのかどうかその辺も確認をしながら、もし年明けて年度新たにまたやるということであれば、これらの対応についてもできるだけ広報等周知して、乳幼児のいるような家庭には、是非検査をするようにというような行政指導もしてまいりたいなと、そのように思います。これらの周知徹底でございますけれども、なかなか私ども各家庭ということになりますと、一番の周知方法というのは広報というようなことで容易にできるわけでありますけれども、ただ、広報に載せればいいということだけではなくして、何かこういう専門的なパンフレットとかそういうのがあると思いますので、各戸にそれらが行き渡るようなことも考え合わせて、これらの周知徹底に努めてまいりたいと、そのように思います。また、水の将来計画といいますか、先ほどもちょっと触れさせていただきました。これは、農村地域は飲雑用水というようなことで、それぞれ畑総事業でやってきているというようなことでもございますし、今、豊田地区というようなことでおおよそ85億円、そのうちの水対策というのがおおよそ43億円ぐらいかかると。非常に高額を要した水対策をやっていかなければなりませんし、今、おおよそ1万5,000戸のうちの全戸に農村地域をやるということになりますと、それだけでもおおよそ350億円の予算を投資をしていかなければならないということでございます。先ほども申し上げましたように、私どもとしては生活用水ということですから、その安全性というようなことで、特にやはり優先的に考えていかなければならないということは、基本的にわきまえておりますけれども、やはりそれらを行う上においては、財政的な措置というようなことも考えていかなければならないというようなことでもございますし、実際にこれらの補助事業というようなことでやれば、土地改良事業の中で取り上げていくより、畑総事業でしかないのかなと。そんなことを考えますと、今、上下水道だけでも、おおよそ150億円の借入金というものがあるというようなことでもございますし、また、土地改良事業におきましても45億円ほどの毎年の償還が、5億円を超えるというような実態、こんなようなことから、今、豊田地区がやっているというようなことで、一挙にできない歯がゆさも正直言ってあるわけでございます。しかしながら、これらの財政的なことを十分考えながら、今後も計画的にやっていかなければならないというふうに思いますし、できるだけダブらない、二重、三重にならないような事業展開でいかなければ、音更町の財政も持たないという面がございます。しかし、部分的に先ほどのこういう調査等を十分やった上で、また、特に鎮練、然別地域については、ごみの処分場というような絡みの中での一つの約束事もございます。もちろんこれらのことも十分念頭に置きながら、できるだけ補助事業等を使いながらもあるいは場合によって、必ずしもその補助事業に乗れないという場合にはやはり単費でも行うと、こういう考え方も持っていかなければならないのかなと、それらも常に各議員さんからも、音更町の財政というようなこともございます。私どもといたしましては、そういう健全財政を目指した財政運営というものを考えていき、また、音更町における重要優先度、緊急度、こういうものを考えた中で、全体の中で取り組んでいかなければならないなと。何か先に前置きがちょっと長いようではありますけれども、そういう一つの財政の中を十分考えて、水問題にも取り組んでいかなければならないというふうに思っておりますし、特に町全体ということになりますと、先ほど言ったように、一挙に多額を要するというようなこともございますし、また、今、おおよそ市街地は整備済みというようなことからいたしますと、農村地域の水問題、あるいは下水道といいますか、合併浄化槽こういったものを抱き合わせる中で、農村地域といえどもやはり市街地と同じような、一町民という一つの権利といいますか、そういう考え方も考えますと、やはりそういうようなことについても町としては、当然、計画的に取り組んでいかなければならないと、そのように思っております。町全体の中では、特に環境の一部事務組合の中で、ある程度の支援を得ながらやっていかなければならない地域というものもございますし、それからもう一つは、今、第2次水道の拡張計画、それが第3次計画ということで、14年度から15年度にかけて3次計画を持っていき、新たに地下水を掘るということではなくして、大牧の水が非常に鮮度がいいというようなことでございますから、できるだけ音更川の川西、川東部分については、その水を使って行うと。そのためには、もう1本大牧から真っすぐ管を引かなければならないと、それだけでも16億円かかると、あるいは昭栄地区やりましてもおおよそ25億円ぐらいがかかると。然別地域については、万年の簡水というものを利用しながら、その手だてを考えて、然別は中島地区でありますけれども、これを使ってできるだけ早いうちに配管をしたいというような全体的な考え方がございます。いずれにしましても一般給水事業といいますか、水道事業というのが今第3次拡張事業計画を整えて、その中に補助をおろしていくという、一つの手順の中でやらなければならないというふうに考えているところでもございます。あと、亜硝酸性の検査項目が最後にございましたけれども、これは担当部長の方から答弁をさせていただきます。

答弁 民生部長 吉井隆徳(民生部長は2004年3月まで)

それでは、最後に御質問にありました点につきましてお答えをさせていただきます。御承知のとおり、この検査等につきましては、複合事務組合で行っているものでございます。御質問にあります検査項目につきましての件でございますが、平成10年度までにつきましては、個人の井戸2カ所を周辺地下水場所として、水質検査をしていたところでございますが、平成11年からはより地下水の影響を把握できる場所に、新たに5カ所調査井戸を設置し検査を行って実施しまして、結果につきましては、先ほど町長から御説明したとおり、地域に報告させていただいているところでございます。この調査井戸につきましては、硝酸性・亜硝酸性等の窒素については、検査項目に入っていないということで、御理解をいただきたいというふうに思います。ただし、従前から実施しております個人の井戸水の調査につきましては、鎮練につきましては平成11年度から2カ所を6カ所に、それから然別地域については、平成12年度から新たに10カ所調査を実施しておりまして、この10カ所につきましては硝酸性、それから亜硝酸性窒素を含め、12項目の検査を実施しているところでございます。ただ、この調査結果につきましては、個人データでございますので公表はしてございませんけれども、それぞれ組合から個人に報告し、それぞれ相談しているというふうに聞いてございますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 26番 小針豊

それでは最後にさせていただきますけれども、今、町長からお話ありましたのでおおむね理解しますけれども、ただ、事が水ということでありますので、事と次第によってはやっぱり余りのんきなことは言っておられないのかなというふうに私は思います。状況次第だと思うのですが、これが然別ぐらいでおさまってしまえばいいのですけれども、これが町内流域全体にもし広がっていくようなことでも起きたら大変なことでありますから、財政ということは十分僕も言われなくてもわかっておりますので、どっちが大事かということがありますよね、当然、(発言する者あり)然別地区のを言ったわけでないですから。いずれにしましても今後の成り行きというか、調査の推移を見ながら、水道の計画についてもやっぱり場合によっては考えてもらわなければならないというふうに私は思いますので、そのことを強く申し上げておきます。あと、冒頭からかなり言っていますけれども、要するにどうしてこういうことになるかというと、地下水がどんどん汚染されているということなのです、早い話が。これは、要するに今ここ二、三年で急激に汚染されたものでなくて、40年も50年も100年も前からあったものが出てきているのです。急激に地下に落ちるわけないのですから、40年も50年もかかって落ちていっているという説もあるのですから、それで昔のやつが今出てきていると、汚染となって。だから、今、どんどん畑作地帯やなんかでも農薬だとかいろいろ使いますよね、堆肥だとか、それだって使っているけれども、すぐ落ちるわけでないのです。しばらく先になってから出てくるのですから、という意味では地下水は極めて危険な状態に入っているのは間違いないと思います。特に50年代でしたか、高度経済成長期大量生産・大量消費・大量廃棄、ああいう時代がずっと続いたわけですから、いろいろなものがやっぱり投げられたわけでしょう、捨てられた、あちこちに、それがこれから出てくるのですから、地下水の中から。そういうことで、幸いにも今回うちは硝酸性と亜硝酸性だけの問題でありますけれども、道内ではいろいろな物質が出ています。例えば、僕も全然わからないですけれども、トリクロロエチレンだとかテトラクロロエチレン、砒素、シスイチニジクロエチレンとかシエンカ炭素、ベンゼンだとかって、こういうのが道内であちこちから出てきているのですから、現実に、井戸水から。こんなことを考えると、非常にやっぱり恐ろしい気もします、そういう意味では、だから飲料水にかかわる問題については、やっぱり慎重に対処しなければならない問題だというふうに押さえておりますので、よろしくお願いしたいと思います。あと、でき得ることなら河川流域の水質調査ということを僕言いましたけれども、その中でもゼロ歳児を抱えている家庭ぐらいは、何らかの方法で早く水質検査の対応をできないものかなというふうに思います。ただし、町内400人ほどいるそうです、ゼロ歳児、さっき調べたのだからわかりますけれども。それと、予算というかお金の問題もあるのですね、確かに硝酸や亜硝酸の検査だけだったら約3,000円ぐらいで終わるそうです。ところが、飲用に適するかどうかという部分では12項目の検査あるのですけれども、これやると、約六千何ぼかかるのだそうですよ。これは有料なのですけれども、そんなことにもなっておりますので、できることならゼロ歳児家庭だけでも、何らかの方法で対処するようなことを前向きに検討していただくようお願いして、私の質問を終わります。

出典:音更町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる