みんなの議会

小樽市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月12日

(1)地域公共交通について/(2)ふれあいパスについて/(3)高島漁港区のコンプライアンス委員会の調査結果について

2017年9月12日、小樽市議会の一般質問で、石田博一議員が「地域公共交通について」「ふれあいパスについて」「高島漁港区のコンプライアンス委員会の調査結果について」について質問し、市長 森井秀明、福祉部長 日栄聡、産業港湾部長 中野弘章が答弁しました。

質問者
石田博一 議員
答弁者
市長 森井秀明、福祉部長 日栄聡、産業港湾部長 中野弘章

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 石田博一

地域公共交通について質問いたします。8月 25 日に建設常任委員会がありましたけれども、そこで足りなかった部分がありまして、一部重複しますけれども、改めて質問させていただきます。このたび、法定協議会をつくるということですけれども、それに対して、各会派の方々からは、わからないことがあれば事業者に聞けばいいのだと発言をされておりますが、そういうことでは一方的な議論になりかねません。今年度になってから、現担当者が猛スピードで他都市の事例、アンケート調査、並びにその分析など、今までとは比べ物にならない仕事量だとお聞きしております。察するに余りあるというか、まだまだデータ不足というか、準備ができていないというか、そう見えてきます。こんな状態で協議会のテーブルに着いても、真の市民のための地域公共交通網形成計画作成など、困難をきわめることは容易に想像がつきます。(発言する者あり)ここで質問ですが、それくらいやらないと追いつかないということは、前担当者からの引き継ぎがほとんどなかったのではと察するところです。実際はどうだったのでしょうか。地域公共交通に関して、平成 25 年度から 27 年度までの取り組みがどの程度のものであったか、お示しください。昨今の社会現象に目を向ければ、人口減少が加速度的に進んでいる。また、交通事業者に限らず、どこの企業も人材難で、従業員もなかなか集まらない状況だと認識しています。そんな状況ですから、売上計画、さらには今後の事業展開にも確かな道筋が立てられない現状だとも言われています。当然、協議会の中でも、そういったことを審議されると思いますが、5年先、10 年先をしっかりと見据えたものにしていくには、職員側にも議員にも、それ相当の責任がありますから、人口減少、人材難にも対応できるような政策も提言できるよう勉強をし、情報収集をし、準備をしておく必要があるのではないでしょうか。だから、準備にもう少し時間が要るということです。協議会の設立を急ぐ余り、わからないことは事業者に聞けでは、余りにも短絡的ではないでしょうか。(「それだけじゃないでしょう」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)もう一つ質問をします。あくまで仮定の話ですが、せめて平成 26 年度に着手し、職員の体制や取り組み内容が協議会の設立に向けてしっかりと機能していたならば、とっくに協議会はできていたのではないですかとお聞きしたいです。どうですか。お答えください。(「仮定の話は答えられないって言ってるでしょう」と呼ぶ者あり)早く協議会をつくれと、各会派からの御指摘ですが、法定協議会をつくること自体が目的ではなく、その後に作成される地域公共交通網形成計画が重要なのであります。複雑な交通網、市民の意見の吸い上げ、社会情勢の把握、小樽市の財政状況など、さまざまなポイントで論議が必要です。でありますから、まだまだ収集すべき情報は、多々あるはずです。だから、もう少し時間がかかるのだよということでよろしいのですね。市長の考え方を、お聞かせください。(発言する者あり)続きまして、ふれあいパスについて、二つ質問をさせていただきます。北海道中央バス株式会社とジェイ・アール北海道バス株式会社、それぞれについてお答えください。ふれあいパス事業で基準となる乗車運賃の額が幾らで、それに対する市民、小樽市、事業者、それぞれの負担額をお示しください。続けて、小樽市がバス事業者へ支払う金額は、どのように算出し、どのような手続で支払ってきているのか。お答えください。続きまして、高島漁港区のコンプライアンス委員会の調査結果について、質問いたします。従来から、さまざまな許可申請に対して許可してきたものが多々あると思いますが、常に法や条例に照らし合わせて許可をおろしてきたものと思います。実際には、今まではどうだったのでしょうか。今回、このような事態になったことについては、非常に残念ですが、いい機会ですから、きちんと是正をすべきと思います。今回は、漁港区ということです。他の分区でも条例にそぐわない案件は、まだまだあると思われますが、コンプライアンス委員会から指摘された以上は、最低でも、この漁港区についてはきちんと是正すべきだと考えます。そこで質問です。この漁港区において、現在、分区条例にそぐわないと思われる建築物がまだあるようですが、小樽市で把握している範囲で結構ですから、幾つか例を挙げてください。(「そういう質問したらだめでしょう」と呼ぶ者あり)(「人のせいにしたらだめだよ」と呼ぶ者あり)以上、再質問を留保して、私の質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

石田議員の御質問にお答えをいたします。初めに、地域公共交通について御質問がありました。まず、地域公共交通に関する平成 25 年度から 27 年度までの取り組みにつきましては、総務部企画政策室と生活環境部生活安全課では、中央バスとの定例会議を開催し意見交換を行ったほか、ノンステップバス導入協議会を設立するとともに、後志地域生活交通確保対策協議会に参加し、地域間幹線系統の維持確保に取り組みました。また、建設部まちづくり推進課では、JR駅のバリアフリー化に向けて、JR北海道と協議を進めていたところであります。次に、協議会の設立につきましては、平成 25 年 12 月に交通政策基本法が制定され、また、26 年 11月に地域公共交通の活性化及び再生に関する法律が一部改正となり、地方自治体が中心となり、地域公共交通の維持に努めることが示されました。本市として、このような国の動きに対応するため、研修会等に参加するとともに、ノンステップバス導入協議会の設立をいたしましたが、今後の公共交通のあり方や、地域公共交通網形成計画策定等については、当時、庁内議論を進めておらず、法定協議会の設立までには至っておりませんでした。次に、法定協議会設立の考え方につきましては、現在、銭函地区で実施したアンケート調査の結果などを分析しているところであり、地域公共交通網形成計画の策定に当たり、市内全域を対象にした調査を、どのように実施して分析するか検討し、今後、市として計画策定の進め方などの方針を固める必要があると考えていることから、もう少し時間を要しますが、11 月を目標に協議会を設立していきたいと考えております。次に、ふれあいパスについて御質問がありました。まず、北海道中央バス株式会社及びジェイ・アール北海道バス株式会社のふれあいパス事業で、基準となる乗車運賃の額と、市民、本市及び事業者、それぞれの負担額につきましては、北海道中央バス株式会社は、乗車運賃額が市内均一運賃 220 円で、負担割合は、市民 120 円、市 70 円、事業者 30 円であります。また、ジェイ・アール北海道バス株式会社は、乗車運賃額については、毎年基本単価を設定しており、今年度の単価は 387 円で、負担割合は、市民 120 円、市 215 円、事業者 52 円であります。次に、ふれあいパス事業で本市がバス事業者へ支払う金額の算出方法及び手続につきましては、算出方法については、北海道中央バス株式会社は、月ごとに一冊 10 枚つづりの回数券の販売冊数に 700 円を乗じた額であり、ジェイ・アール北海道バス株式会社は、月ごとに市民が乗車時に使用した回数券の総枚数に 215 円を乗じた額となっております。手続については、毎月 10 日までに請求書を提出していただき、同月 20 日までに支払いを行っております。次に、高島漁港区のコンプライアンス委員会の調査結果について、御質問がありました。漁港区において分区条例に適合していない建築物につきましては、新築時には分区条例に適合していたものが、所有者がかわるなどで用途が変更され、分区条例に適合しなくなった建築物などがあるものと考えております。また、漁港区の「前各号の施設に従事する者及びその利用者のための飲食店又は物販店」のような規定について、利用者の取り扱いを今回の件のように拡大解釈してしまったことにより、分区条例に適合するとして許可した建築物が存在する可能性は否定できません。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 石田博一

それでは、再質問をさせていただきます。まず、地域公共交通ですけれども、これはいずれにしても、国からの補助金とか市の税金も投入するわけですから、当然市民の要望、それから事業者の考えもやはり加味しながら、慎重に取り組んでいくのは当然ですが、だからといって、やみくもに予算を使うわけにはいかない。1年後、3年後、破綻したのでは、もう最悪です。小樽の財政状況、そして急激な人口減少、また、社会の状況及び企業の実態も把握しながら、継続可能な協議会にしていくには、もちろん内容ある交通網形成計画作成に取り組んでいかなければなりません。職員も、我々議員も、ともに責任を持って行動していかなければなりませんし、市民のためになるような政策を行っていくことが肝心だと思います。職員の皆さんに頑張ってもらうためにも、しっかりとした設立の仕方をするべきだと思います。これについては答弁は要りません。続きまして、ふれあいパスについての再質問に移ります。(「電話できるんだから直接電話で言えばいいでしょ」と呼ぶ者あり)ジェイ・アール北海道バスの場合は、今、お聞きしたところによると、市民が実際に利用していただいた実数で精算していますけれども、中央バスは回数券の販売冊数で精算していると、そのようにお聞きしました。なぜ、精算方法が違うのでしょうか。そこを説明してください。それで、こういうやり方だと、実際にはまだ利用されていない回数券の分まで、小樽市は先払いをしていることになります。もしも、利用者がさまざまな理由でバスを利用できなくなって、例えば、たんすの奥にしまってしまったら、もしくは期限切れなどで使えなくなったら、そうなれば、実際には市民が利用していない分まで、小樽市は税金を充てていることになるのですよ。(「違うって」と呼ぶ者あり)これはね、是正すべきですよ。税金ですから。こういう、少々理屈に合わない実態を、原部ではどのようにお考えになっているのか、お答えください。また、それに対して、今後どのように対処していくのか、お答えください。最後に、コンプライアンス委員会のことで、先ほど、一部そぐわない建物がまだ存在しているということですけれども、それに対して、今までどのような指導をしてきたのか。また、今後、どのように対処していくのか、お聞かせください。以上、再質問を終わります。(「あるって断言してなかったでしょ。否定できないって言っただけでしょう」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 日栄聡(福祉部長は2018年2月まで)

石田議員の再質問にお答えいたします。まず、精算方法がなぜ違うのかということですけれども、平成 17 年度から回数券方式になりまして、これを採用して以降、中央バスにつきましては、毎月、乗っている方も多いものですから、毎月 15 万枚程度の回数券が、おりるときにボックスの中に入れられるということもありまして、数えるのが非常に大変だということが一つありました。それから、ジェイ・アール北海道バスにつきましては、OD調査用のシステムがあるのですね。整理券をまず取って、それにバーコードがついていまして、バーコードを入れて回数券も入れると。そのときに、ジェイ・アールバスの場合にはボタンがあって、ぽんと押すと、そこで、これはふれあいパスを使った人だということがわかるということで、実績で件数を数えられるというような方式をとっております。ただ、ジェイ・アールバスの場合には、件数が非常に少ないので、こういった方式ができるのですけれども、中央バスの場合は、物すごい数ですので、そういうシステムも入っていないですし、数えるわけにもいかないということもありまして、実際に売った冊数で数えていると。それで請求、それに伴って請求してくるということでございます。それから次に、利用していない方の分まで払って負担しているのではないか、利用していない券の分まで支払いをしているのではないかということですけれども、これにつきましては、制度の開始以降、市の制度でやっております本事業については、バス事業者の御協力のもと進められてきているということを認識しておりますので、このたびのこの事業者負担軽減のほかにも、例えば回数券の販売ですとか、いろいろお手伝いをいただいている部分がございますので、そういった課題も今、残っております。これを含めて、引き続き、バス事業者とは協議、検討をしていくというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 産業港湾部長 中野弘章(産業港湾部長は2018年2月まで)

石田議員の再質問にお答えいたします。私からは、先ほどの市長の答弁に出てきました、分区条例に一部そぐわないと思われる建物、建築物に対して、今までどのような指導をしてきて、今後どのように対処していくのかという御質問だったと思います。これにつきまして、分区条例に適合しないと思われる建築物に対して、これまで指導というものは行ってきておりません。今は、あくまでも、今回コンプライアンス委員会から指摘いただいた通報対象事実に対する是正措置ですとか、再発防止策を講じることが最優先で取り組んでいかなければならないことだと考えております。ただ、その後、現況調査などをした上で、どのような対処が適切か、そのことについても検討していかなければならないものというふうに考えているところでございます。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 石田博一

まず、コンプライアンスからいきます。用途が途中でかわったというような例があったりとか、今お聞きしましたけれども、現実的に今、分区条例に照らし合わせたら、やはりだめなものはだめなのですよ。コンプライアンス委員会の調査結果というのは今回出ましたけれども、私が言いたいのは、この一案件だけで終わらせては何も意味がないのではないかと、私は思うのです。せっかくのいい機会ですから、このことを契機に、漁港区を手始めとして、市内随所にあると思われるようなこのような問題点を、根気よく是正して、分区条例に適合した地域にすべきではないかなというふうに思います。(発言する者あり)私も、そのような疑問となる箇所があれば、随時指摘させていただきますし、議員の方々も是正できるような提言をしてほしいと思います。ぜひ、至急取り組んでいただきたいと、強く要望いたしますし、その上で観光振興にも力を入れてもらえればと思います。もう一つ、ふれあいパス。今、中央バスですけれども、膨大な量なので、数える手間が大変だということらしいのですけれども、今回、10 月からは事業者負担をなくして、市民の負担額以外は全て小樽市が負担するということです。であれば、なおさら、今度は小樽市が実際に払う金額がふえるわけですから、それであれば余計、また使っていない分の券まで税金で払うということになってしまうのですよ。(「だって市の事業でしょう」と呼ぶ者あり)だから、こんなやり方をしていたら、私は大問題だと思うのです。(発言する者あり)先ほどの答弁の中で、中央バスは余りにも券が多いので云々とありましたけれども、これではね。事業者の方というのは、普通、請求業務というのは当たり前の業務だと思うのですよ。(「小樽市で数えれ、そのときは」と呼ぶ者あり)だから、10 月からは、いわゆる事業者負担もなくなるわけですし、中央バスの収入もふえるわけですから、使った分の最初の事務手続ぐらい、企業努力の範囲内で、私はお願いできるのではないかと思うのですよ。今までのことを考えたら、回数券1枚数えたら 30 円入ってくるのですよ。これをやらない業者って、どこにあるのでしょうか。ぜひ、今月中にでも、その原部の方々、中央バスに、その交渉をぜひしていただきたいということで、私の再々質問は終わります。(発言する者あり)(「何考えているの」と呼ぶ者あり)(「自分で行って数えてくればいいでしょ、そしたら」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)(「市役所で職員雇え」と呼ぶ者あり)(「ひどいわ」と呼ぶ者あり)(「答えられないわ」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 日栄聡(福祉部長は2018年2月まで)

石田議員の再々質問にお答えいたします。実際には、今まで中央バスには、この 20 年間協力をいただいているということもありますし、さまざまな面で本当に協力していただいているのですね。実際に、先ほども申し上げましたが、回数券の販売についても行っていただいていますし、そういった協力も含めて、もしかするとそこで、回数券ということで少し誤差は出てくるかもしれませんけれども、それは実際にどちらが数えるものなのかということの部分もありますし、一応、話としては、こういったことがありましたと、話がありましたということだけは一応伝えておきたいと思います。(「やめなさい部長、そんなこと伝えたらね、大変だよ。何を考えているのだ」と呼ぶ者あり)(「責任もてるのか、そんなので」と呼ぶ者あり)(「使い残しのないように告知するほうが大事じゃない」と呼ぶ者あり)(「今の答弁、撤回したほうがいいのではないですか」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)

答弁 産業港湾部長 中野弘章(産業港湾部長は2018年2月まで)

石田議員の再々質問にお答えいたします。要望ということでしたけれども、答弁いたしますと、先ほどと同じような形で、今、優先的に取り組んでいかなければならないことにきちんと取り組んだ上で、先ほどと同じ形になりますけれども、きちんと調査をした上で、どのような対処が適切か検討していきたいというふうに考えております。

出典:小樽市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月12日 議事録 PDF(130ページ) 間違いを知らせる