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小樽市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月1日

市税の徴収について

2017年3月1日、小樽市議会の一般質問で、石田博一議員が「市税の徴収について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
石田博一 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 石田博一

通告に従いまして、質疑及び一般質問をさせていただきます。小樽市の市税について、平成 27 年度の決算書に基づいて質問をさせていただきます。小樽市の歳入の部分で、その金額の構成比から見た場合、特に大きな金額になっているのは、順に、地方交付税、市税収入、国庫支出金であります。この三つを合計すると、歳入全体の 72%になることが見てとれます。この重要な3本柱のうちの1本である市税収入について、今回はお尋ねいたします。市民税、固定資産税など税目にこだわらず、市税全体における調定額というのがあります。少し言葉が難しいので、コメントしますが、調定額とは、要するに市民、法人に対して小樽市がその年度に請求した市税の総額であります。まず、その調定額をお示しください。また、その調定額の内訳は二つに分類されますが、一つは現年課税分、もう一つは滞納繰越分であります。最初の現年課税分というのは、毎年度発生するいわゆる単年度ごとに小樽市が請求する当該年度の税金であります。通常市民は滞納していないわけですから、この現年課税分だけ納めればいいということになります。次の滞納繰越分は、過去から現在まで長年にわたり滞納となっている金額の累積額であります。この滞納繰越分については、あくまで滞納分でありますから、滞納者にとっては当該年度分の現年課税分と滞納分の両方合算の金額が請求され、支払い義務が発生いたします。そこで、お尋ねをいたします。平成 27 年度現在で、この滞納繰越分の調定額、要するに前年度から繰り越された市税の不払い、滞納額の累計は幾らになっているかお示しください。それでは今度は、単年度1年間でどれくらいの滞納・不払いがあるのか、平成 27 年度末の現年課税分について、その未収額をお知らせください。次に、この滞納繰越分の徴収状況についてお聞きいたします。平成 27 年度分については、前年度から繰り越された滞納総額に対して、徴収額は幾らあったのか、その金額と収入率をお示しください。納税は、国民、市民の義務であります。その血税でさまざまな市民サービス並びに公共事業が可能になるわけです。ですから、この滞納という事態は、本来はあってはならないことでありますが、現実としてその累計金額は巨額に膨れ上がって、小樽市の財政を圧迫しております。これは、もう一刻も早い対処、改善が必要であろうと考えます。そこで、お尋ねをいたします。あくまで原則論で結構です。長年にわたり、職員の方々は今までどのような対処をしてこられたのでしょうか。法的根拠も含めお示しください。いずれにしましても、この滞納繰越分については、この後の答弁で明らかになりますけれども、長年にわたる累積でかなりの額になっているのは間違いありません。私たちが滞納すれば、すぐに差し押さえという事態になりますが、この現状を見ると、滞納者への差し押さえもままならぬ状態であると推測いたします。このまま滞納が続くのであれば、ますます小樽市の財政は逼迫いたしますし、市の対応だけではもはや限界に来ていると考えざるを得ません。ただでも、人口減少や経済低迷で税収が上がらないわけですし、今のままの小樽市の体制では成果が上がらず、滞納額はふえる一方という状態ですから、この際、専門家である弁護士や会計士など税制に精通した皆さんのお力もおかりして……(「言えばいいでしょ」呼ぶ者あり)特に個別の高額案件についてどのように対処すべきか、第三者委員会を立ち上げることが急務であると思います。いち早く進めていかないと、とんでもないことになりかねません。そのためには、ずばり、第三者委員会を立ち上げ、専門の方々に入っていただいて、しっかりと論議をし、その結果出された答申を元に確実な方針にのっとって対処していくべきと考えます。歴代の小樽市長が旧態依然としたやり方でしか対処されてこなかったそのことが、今日の最悪の現状をつくってしまったと、私は痛切に思っているところであります。(「ばかにしているんでないか」と呼ぶ者あり)

質問 6番 石田博一

この専門家による第三者委員会の設置を検討していただけますか、見解を求めます。再質問を留保し、私の本質問を終了いたします。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

石田議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、市税の徴収について御質問がありました。初めに、調定額や未収額等につきましてまとめてお答えをいたします。平成 27 年度決算における市税全体の調定額につきましては 180 億 8,947 万 7,766 円、うち滞納繰越分の調定額につきましては 46 億 2,942 万 2,701 円となっております。平成 27 年度末の現年度課税分のうち、調定額から収入済み額を差し引いた未収額につきましては 4 億 9,317 万 4,018 円となっております。また、平成 27 年度の前年度から繰り越された滞納繰越調定額 46 億 2,942 万 2,701 円に対し、徴収済み額は3億 5,553 万 2,850 円であり、収入率は 7.7%となっております。次に、滞納に係るこれまでの職員の対処につきましては、地方税法には納期限までに完納しない場合は、納期限後 20 日以内に督促状を発しなければならない。また、滞納者が督促を受け、その督促状を発した日から起算して 10 日を経過した日までに完納しないときは、滞納者の財産を差し押さえなければならないとの規定があることから、この考え方をベースにしながら業務を進めております。具体的には、納期限後 20 日以内に督促状を送付し、その後一定期間納付がなければ、催告文書を必要に応じて送付するとともに財産調査を実施します。その間、滞納者から相談があれば、収入状況等に応じて分納相談や納付の猶予等に対応することとなりますが、差し押さえ可能財産があるにもかかわらず納付がない場合などは、最終的に差し押さえを執行するという考えのもと、業務を遂行しているところであります。次に、第三者委員会の設置につきましては、現在、納税課は平成 24 年度の組織改革により、係制からグループ制に変更して収納体制の強化を図っており、相当程度滞納整理は進んできているものと感じております。しかしながら、高額困難案件の幾つかにおいて、思うように滞納整理が進んでいない現状もあり、それが結果的に滞納額を押し上げている状況にあります。そのような意味合いにおきましては、より高度な知識を有した弁護士や会計士の協力も有効な手段だと思っており、現在、納税課内に高額困難案件に特化した特別整理チーム体制の構築を検討しており、個別案件について、税に詳しい弁護士や公認会計士に相談できる体制づくりを進めようとしているところであります。御指摘の第三者委員会の設置につきましては、税法上の守秘義務がありますが、先ほども答弁いたしましたとおり、より高度な知識を持つ弁護士などのお力をかりることについて、私も同じ思いを持っておりますので、同様の課題を抱えている他都市の事例なども調査しながら、その設置方法や位置づけなどについて検討していきたいと考えております。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 石田博一

それでは、再質問をいたします。先ほどの答弁では、平成 27 年度の現年課税分だけでも、単年度ですね、約5億円の滞納、不払いが発生しているということですね。私が事前に財政部より取り寄せた資料によると、その5億円のうち固定資産税と都市計画税だけで約80%を占めているということがわかりました。ほかのどの税目よりも突出した金額となっております。とんでもない額であります。もちろん、小樽市としても最大限の努力でその対処に奔走しているとは思うのですが、総額 46 億円もあるこの滞納調定額に対して、回収できたのはわずか 7.7%の3億 5,000 万ほどであったという答弁でございます。一体いつまでこの状態が続くのか、頭の痛い限りですけれども、先ほども申し上げましたが、やはり小樽市の対処、対応だけでは、もはや限界ではないだろうかということが言えると思うのです。多くの市民の方々が、この実態をもし察知したならば、何と思うでしょうか。一刻も早い原因究明と、迅速な対応が必要だと考えます。そのためにも、専門の弁護士、会計士を迎え入れて、もっと一歩も二歩も踏み込んだ調査をした上で、十分な論議を交わし、そこから生まれた答申に沿って速やかに前に進めていかなくてはならないと考えます。そのための第三者委員会なのです。一刻を争います。森井市長、この第三者委員会の設置、お約束いただけますでしょうか。次の定例会でも、その進捗をお尋ねいたしますので、どうか前向きに取り組んでいただけますようお願い申し上げます。最後に、見解をお願いいたします。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

石田議員の再質問にお答えをいたします。石田議員の御指摘のとおり、高額困難案件がかなり長きにわたって続いている状況でございます。そして、市としても、私の就任後も、この間それについての滞納整理に対してしっかり取り組んでいるところではございますが、残念ながら結果として出ていない状況でございます。今後において、先ほど答弁させていただいたように、税に詳しい弁護士や公認会計士に相談できる体制づくりを進め、何とかこの高額滞納案件に対して対応できるような体制づくりは整えているところではございますけれども、なかなか市単独で行うにはかなり限界が来ているのは事実ではないかなと思っているところでございます。先ほど答弁させていただいたように、税法上の守秘義務等がありますので、その設置方法等がまだ具体的に見えていないところでございます。ですので、他都市の事例なども調査し、その設置方法、位置づけなどをしっかり検討した上で、その判断をしていきたいと思っているところでございます。

出典:小樽市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月1日 議事録 PDF(141ページ) 間違いを知らせる