小樽市議会 平成13年第2回定例会 2001年6月18日
(1)市長の政治姿勢について/(2)経済問題全般について/(3)港湾問題について/(4)教育問題について
2001年6月18日、小樽市議会の一般質問で、渡部智議員が「市長の政治姿勢について」「経済問題全般について」「港湾問題について」「教育問題について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。
- 質問者
- 渡部智 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 22番 渡部智
第2回定例会に当たり、民主党・市民連合を代表して質問いたします。最初は、市長の政治姿勢についてです。山田市長が誕生して2年、1期の折り返し点を迎えました。地方自治体を取り巻く環境は殊のほか厳しく、今後においても予断の許されない情勢にあります。厳しい情勢下において、市長の政策実現への基礎づくりや実施、また、諸課題について前向きの対応と姿勢、そのたゆまぬ努力と情熱は、市政全般にわたって着実に執行されているところです。特に、その中において、昨年秋に提起された日銀小樽支店の撤退問題は、本市並びに後志圏、広く道内経済と金融への影響と波及性、また、市内における観光のシンボル的建造物等から問題視され、反面、国会決議等も絡んで日銀のリストラ政策の公表への対応など、困難性はあったものの、市長は存置の強い決意の下で、市民を中心として署名活動の展開、日銀本店や各方面に精力的に奔走するとともに、地元の意見、意思を直接伝える懇談会の設置と開催等を行ってきました。結果として、営業継続としての存置とはならなかったものの、日銀資料館と形を変えて残ることは、署名をはじめとして、協力いただいた市民や関係団体の方々にとっても納得いただけるものと理解しております。一連の運動の形成から、情熱を傾注し、積極的に対応された山田市長に敬意を表するところです。今日の厳しい時代背景の中で、さらに市民がひとしく「豊かで住みよいまちづくり」実現には、多くの課題が提起されるところです。病院の新築・統廃合、広域的焼却場等の大型プロジェクト、産業経済基盤の確立のための施策、港湾整備と振興策、一方では少子高齢化対策、総じて人口増対策等々、もう一方では財政の健全化方策、行政改革の推進、そして総合計画の着実な前進など、重要な政策及び施策の実現は並大抵ではなく、それこそ市民と一体となって市長の英知と勇断を持っての力量発揮が求められるところです。また、新たなテーマ 「地方分権時代の住民参加によるまちづくりの推進」に向け、従前以上のリーダーシッ、プと同時に、さらに政治的手腕も重要なことと思います。お伺いしますが、本市をめぐる状況認識と、折り返し点での感想並びに今後の政策実現に当たっての決意についてお聞かせください。次は、総合計画です。「市民と歩む 21世紀プラン」総合計画の構想目標年次は2010年代後半とし、その計画は、1998年度、平成10年度から2007年度、平成19年度までの10年間としてスタートしました。また、基本計画に示された施策や事業の実施年度と予算規模などを明らかにするため、3年間の実施計画が策定されています。98年からスタートした総合計画の第1次実施計画が終了し、引き続いて第2次実施計画が先般策定されました。本市を取り巻く社会経済情勢は、申し上げるまでもなく、少子高齢化、情報化や国際化の進展のほか、地方分権の進展など、さまざまな分野で変革が進み、加えて、より一層の市民ニーズへの対応等々、行政運営の需要が求められるところです。第1次実施計画の進捗状況は、項目のばらつきがあるものの 「ゆたかさ 産業・活力プラン」が3カ年合計、による比率が低かったようであり、次いで 「にぎわい 都市・形成プラン」も低いが、総体的に見てまずまず、の実施であったように思います。お伺いしますが、第1次実施計画について市長はどのように評価しておられるか。また、2次実施計画において、さまざまな変革、行政需要等の関連で意識的に取り組んだもの、緊急性の面で実施に力を注いだものがありましたら、お聞かせください。第1次実施計画の事業実績は事業費ベースで 809億円、このたびの第2次実施計画では、総事業費 551億円となっています。単純に見て相当の開きとなっておりますが、これらは計画推進のバランスや継続事業の終了、 、等もあると思いますが、とりわけ 「ゆたかさ 産業・活力プラン」は前回実績よりさらに下回る計画でありまた 「にぎわい 都市・形成プラン」は、前回の半分程度となっておりますが、第1次での事業の推進状況並、びに第2次での推進についての基本的な考え方についてお聞かせください。21世紀プラン本体そのものには10年間の総事業費が載っていません。第1次実施計画が終了し、第2次実施計画が出されましたが、各項目において10年間事業のバランスが読み取れません。第2次実施計画の推進途中で計画の半分の5年を迎えます。時代の背景、行財政運営の状況並びに行政需要等の対応、一方では、評価システム、政策のバランス及び政策アセス等々を含め、相互理解の下に推進5年を機に10カ年計画の総事業費を明らかにすべきと思いますがいかがでしょうか、市長のお考えをお聞かせください。次は、経済問題全般についてです。2001年5月、日本銀行の金融経済月報の基本的見解として、我が国の景気は、輸出の落込みを主因に生産が減少するなど、調整局面にある。今後の経済情勢については、公共投資は、ここしばらく増加を続けると予想されるが、しかし、輸出は海外景気の調整が続くことを背景に、当面、減少を続ける可能性が高い。設備投資についても、既発注案件の下支え効果が薄れるにつれて頭打ちから減少に向かう公算が大きい。加えて、電子部門や素材における在庫調整の動きが当面継続することから、鉱工業生産は減少傾向が続くと見込まれる。こうした中で、企業収益は減少に転じ、家計の所得形成も徐々に弱まってくると見られる、と記述されています。また、同じく2001年5月、内閣府の月例経済報告では、経済の基調判断として、4月月例では景気は弱含みから、5月ではさらに弱含みとしています。その判断として、アメリカ経済の減速から輸出が減少し、それに伴い生産が減少している中で在庫が増加している。企業部門の自立回復に向けた動きはなお続いているが、このところ弱まっている。設備投資は増加しているが、企業収益の伸びが鈍化し、企業の業況判断は製造業を中心に急速に悪化している。失業率は高水準で推移し、個人消費はおおむね横ばいの状態が続いている。このような報告となっており、一方、政府は、日本経済の再生を最重要課題として位置付け、緊急経済対策を速やかに移す。さらに、不良債権の最終処理、21世紀の環境にふさわしい競争的経済システムの構築、財政構造の改革等の経済構造改革を断行する、ということですが、景気回復、経済対策、金融、雇用等々、具体的になかなか見えてこないのが現状であり、先行き不安の懸念の方がはるかに大きいように思われます。長引く景気低迷にあって、本市経済にも深刻な影響をもたらしているわけですが、どのような状況にあっても、本市経済の活力を見いだすための政策と施策は重要な案件です。市長は、経済全般にわたって現状をどのように認識されているか、また、経済活性化に向けての対策についてと市長の持つ景気浮揚論について、ぜひともお聞かせください。次に、2001年版中小企業白書のポイントから何点かお伺いいたします。円滑な経済構造変化に不可欠な中小企業の挑戦として、中小企業が抱える経営課題とその対応について、短期的・長期的調査、今期平成13年1月から3月期で直面している経営上の問題点の短期的課題では、製造業で1位が需要の停滞、2位が製品単価の低下・上昇難、3位が製品ニーズの変化への対応となっており、卸売業は1位が需要の停滞、2位が販売単価の低下・上昇難、3位が大企業の進出による競争の激化、小売業については1位が大・中型店の進出による競争の激化、2位が需要の停滞、3位として購買力の他地域への流出、建設業は1位が官公需要の停滞、2位が請負単価の低下・上昇難、3位が民間需要の停滞となっています。また、長期的課題については、製造業では、順を追って、受注量確保、人材の確保・育成、低価格競争、後継者不在、それに資金調達、債務保証の順となっており、卸売業では受注量確保、人材の確保・育成、低価格競争、資金調達、債務保証、それと後継者不在、小売業では低価格競争、大型店との競合、後継者不在、人材の確保・育成、そして資金調達、債務保証となっております。こうして見ますと、短期的、長期的に見て「需要の停滞」が最大の経営課題であり、長期的には「人材の確保・育成 「資金調達」も深刻な課題であることがわかります。」、市長は、産業経済基盤の確立に力を注いでおり、経済にかかわる調査研究も広範な角度から推進を行っているわけですが、本市におけるそれぞれの業種による当面する経営課題並びに中期的課題について、現状をどのように把握され、また、課題克服、解決に対する施策等の実践についてどう展開されておられるか、お聞かせください。長期にわたる不況と経済産業構造の変化の下で、2000年中小企業資本金1億円未満の全国倒産件数は1万 8,500件と前年比で約22%増加しています。建設業33.5%、卸小売業29%、製造業18.8%、サービス業10.8%、その他 7.9%の順となっており、建設業が倒産件数全体の約3分の1を占めています。一方、創業をめぐる全国状況では、廃業率の上昇が顕著となり、開業率の逆転現象が拡大しています。企業数による開・廃業率で第1次産業を除く推移ですが、昭和50年から56年当時、開業率は 5.9%、廃業率は 3.8%から 3.7%、56年から61年では開業率 4.3%、廃業率4%、昭和61年から平成3年では逆転し、開業率 3.5%、廃業率4%、平成8年から11年では開業率 3.5%、廃業率はさらに上昇して 5.6%となっています。いずれも企業運営は厳しさを反映しての結果です。全国の倒産件数も平成13年に入って、1月は 1,394件、2月 1,480件、3月 1,703件と既に高い数字を示しており、また、企業の廃業も上昇機運にあります。平成11年完全失業率は 4.7%、平成12年に入り2月、3月は 4.9%と史上最悪を記録し、平成13年2月、3月は 4.7%で推移しておりますが、依然として高水準にあります。本市での企業倒産並びに開業・廃業状況と雇用情勢はどのようになっているのか、一定の分析を含めてお聞かせください。全国的な経済情勢並びに状況に基づきお聞きしました。本来ですと、引き続き本市の経済の置かれている実態・課題について、問題提起から方策とあり方をさぐるべきところでありますが、時間の関係もあり、委員会質問といたします。特に、厳しい状況下にある経済情勢はだれしもが認めるところであり、今回、小樽商工信用組合の経営をめぐる問題が発生しました。いずれにしても、本市に与える経済影響は大きなものがあり、その波及性も心配です。現状、市長におかれては、よりよい対策を講じていただくようご要望いたします。次は、港湾問題全般についてお伺いいたします。規制緩和問題であります。地方港にとって重大な影響をもたらすとされた規制緩和は、昨年11月1日に港湾運送事業法の一部改正を行い、同時に、国会附帯決議を付記して、当面、6大港を中心とした9港先行で施行実施となりました。港湾運送事業法の根幹と言うべき認可料金が届出料金に、また、免許制が許可制と緩和され、さらに、運用として来年6月までに保有基準が現行の 1.5倍ということになり、港湾の自由化、競合のための仕組みが展開されるという状況をつくり出すことになりました。当面、地方港は、現状の需給調整規制の下に認可料金、免許制は維持されているものの、しかし、競争原理は原価コスト削減と相まって、平然と、しかも露骨にダンピングの強要が横行しており、港湾秩序の崩壊につながりかねない様相を呈しております。お伺いしますが、昨年11月1日施行の9港による規制緩和実施から半年経過となりましたが、小樽港への影響及び波及性はどのような形で押し寄せているか、その状況についてお聞かせください。次は、物流施策の動静であります。国は、港湾の規制緩和とともに、一方では物流の総合施策の検討に入り、ご承知のように、大交流時代を支える港湾、平成7年6月、運輸省港湾局、総合物流施策大綱、平成9年4月、閣議決定、連動して北海道における物流効率化・高度化に向けた新たな展開、平成13年3月、北海道総合物流施策推進会議等々で検討が進められています。その目的は、大方、港湾の国際競争力を強化し、産業活動の根幹を支える港湾物流のより一層の効率化を図るために、ハード・ソフト両面において国際色に遜色のない港湾サービスの推進を実現することが喫緊の課題とし、このため、港湾荷役の効率化、サービスの向上を目指し、作業の共同化、さらに、集約・協業化の推進、港湾の24時間フルオープン化の実現等、強力に推進することをねらいとしています。これらの情勢から、具体的推進に当たって、当面、北海道運輸局が主体となり中核国際港湾の位置付けとなっている苫小牧港から協議に入る準備を進めております。苫小牧港で推進計画が策定となった場合、物流効率化が一層進み、一港集中がさらに拍車がかかるものと思われます。いずれ順を追って、それぞれの港湾においても推進協議が行われることになると思いますが、バランスを失う結果は目に見えており、これらの克服のため、小樽港の課題及び体質改善に向けて危機感を持って真剣に議論し、競争力に勝てる体力と体制並びに活力を見いだすため、調査、研究、協議、実施等の強化策を並行して取り組んでいくことが今求められるところですが、市長のご所見と意欲についてお聞かせください。次は、日農問題であります。道内企業の生き残り戦略は、産業経済の変化とともにさまざまな形で表面化し、港湾においても大きな波紋と深刻な問題が提起されています。4月3日、唐突に、日本農産工業株式会社の飼料生産のうち、牛のえさ4割程度を釧路で新工場により生産することが発表され、それに伴い、小樽工場を2003年6月までに閉鎖するということです。飼料は小樽の大宗貨物であり、当時、6社ほどあった工場が、今では2社となり、この2社の平成12年の取扱量は、主原料、副原料を含めてトータル35万 6,000トンほどであります。そのうち、日本農産工業株式会社の原料使用料は18万トンで、牛のえさは7万トンということであり、残り11万トンが、閉鎖後、日清飼料株式会社に製造委託する模様です。現状、小樽港での港湾運送事業者が荷役を行う貨物量は、年間ほぼ80~90万トンくらいであり、その中にあって7万トンの減少は大きく、小樽港にとっては深刻な問題を投げかけております。市長には、当然、会社側から事情説明等があったと思われますが、まず、どのように受けとめておられるか、お聞かせください。4月3日の報道とともに、他港の大手港運業者は敏感にとらえて商業ベースでのあいさつ等もあるようです。その一つに、製造原料の減少によってパナマックス船の仕立てが容易でなくなり、東京、横浜からのトランシップとなった場合の航路変更、さらには運送上並びに立地条件等々、状況上での話であろうと思われます。パナマックスも軌道に乗っていた折のこうした問題、変化に伴う原価・コスト問題等々を見たとき、果たして、閉鎖後、確実に小樽での製造になるのか、また、日清飼料株式会社工場で10万トンベースで日農ブランドとして生産は確実に行われるのか、必然的に減少傾向となりはしないか等々、現状、不安と懸念を抱いております。市長はどのように見ておられるか、状況分析についてお聞かせください。日本農産工業株式会社は、小樽港とともに根づいた企業です。港湾の中にあって、港を利用し、また、生産という経済行為から小樽市にとっても大事な企業の一つです。このたびの期限を切っての製造移動と閉鎖は、港湾関連業者に与える影響は深刻な問題です。少ない貨物量からの減少は、直接的に打撃をもたらし、関連会社によっては雇用並びに労働条件の変更にまで発展しかねない問題を含んでいます。こうした状況から、現計画に対し、市長から、小樽港に根差し、引き続き現状に立って企業運営を行うよう再考を促していただきたいのでありますが、いかがでしょうか。同時に、対策等についてお聞かせください。小樽港をめぐる情勢は、厳しさを通り越し、いわば危機的状況にあると言って過言ではありません。産業経済情勢、物流動向、効率性、機能、製造コスト等々、各企業にとっては常に利便性、効率性から港湾利用があり、市は港湾利用促進に当たって、いつの場合も動静に敏感に対応するのと同時に、港湾サービスの体制が求められるところです。そのための調査、研究、実働というように、状況と情勢から的確に実践のための施策が必要であります。関連的な面だけの質問にとどめますが、小樽港の大宗貨物で、現状、飼料工場2社、製粉工場1社、そのほか原料を受け入れて製造・生産している企業の動向についてどのように掌握されているでしょうか。また、以前から構想のあった勝納グレーンセンターの誘致はどのようになっているのか、お聞かせください。次は、港湾秩序についてです。今年に入って4月、ロシア船からヘロイン押収、5月に入って海上に大麻樹脂を発見、また、4月、接岸中のロシア船から短銃20丁と実弾73発を押収、短銃の20丁は道内の一回の押収量としては過去最高である。税関小樽支署及び道警は、ロシアから小樽港を経て国内に流入する大規模な密輸ルートが存在する可能性を見て調査しているとの報道があり、憂慮すべき問題です。平成12年第4回定例会で、小樽港を舞台に盗難車大量密輸の件を取り上げました。また、港湾における安全、防犯、災害にかかわる質問は以前から行ってきており、その都度、答弁をもらい、今日に来ているものの、対策より事故・事件が先行する事態を市長はどうとらえているでしょうか。課題を山積し、対策と実施を先延ばししてきた結果の盗難車、麻薬、短銃と相次ぐ小樽港での密輸であり、また、そのほかの事故であると思われますが、いかがでしょうか。これまでの指摘と議会答弁からするならば、小樽港の安全、防犯並びに密輸にかかわっての危機管理がとられて至極当然であって、放置的要素は「危険と秩序なき小樽港」のレッテルが張られても当たり前ということになります。関係機関及び港湾関係者を含め、幅広い協議と具体的実施策について一日も早い対策が必要であろうと考えます。一つ一つの対策が遅れることによって事故・事件の続発につながり、また、対策も難しくなります。小樽港のイメージダウンを払拭する対策が求められるところであり、市長の判断をお聞かせください。港湾の最後は、小樽港・石狩湾新港の港湾計画についてです。平成9年から改訂の港湾計画は、おおむね平成10年代後半を目途に整備が進められているところです。小樽港は、中央、勝納、若竹、高島地区を含めて総事業費は 295億円で、今日までの計画推進は築港臨海公園、平成9年から12年事業の6億円程度となっており、後の計画は未着手で、いずれも平成14年以降となっています。また、平成9年以前の港湾計画から引き続き実施している事業として、中央地区再開発1期、小樽港縦貫線、手宮・北浜岸壁改良、運河公園ほかがありますが、平成8年から平成12年までの港湾整備状況は、全体事業費 219億円に対し 171億円ほどであります。一方、石狩湾新港の港湾計画は、外港地区をはじめ、東、中央、花畔、樽川、西地区と中央水路の事業を計画しており、総事業費は 826億円で民間投資を含め 1,000億円事業となっています。この計画に基づき、平成12年度までの整備事業費は 368億円となっており、西地区マイナス14メートル岸壁の整備は、この秋から本格的に実施されようとしています。まず、両港の港湾計画の進捗状況から見て、小樽港の計画は、そのほとんどが未着手であり、一応、平成17年ころ目途の港湾計画の実現は可能かどうかというより、不可能と見なければならず、一方、石狩湾新港は、いよいよマイナス14メートル岸壁着手の体制にあり、現計画における差異は歴然としているようですが、小樽港の港湾計画に基づく整備について、しっかりとした見通しと実施における課題について率直なところをお聞かせください。次に、石狩湾新港西地区のマイナス14メートル岸壁についてお伺いしますが、平成12年度、調査及び設計を行い、平成16年度を供用開始予定として、この秋にも着工の体制に入るようです。港湾貨物上の貨物見込みの当初は、水産品、原木、チップ、石炭等で62万 7,000トン、一方、企業ヒアリングによる貨物量の見通しは、金属くずも加わり、当初量の増減から 163万 2,000トンとなっています。また、事業費の積算は 337億円、その他島防波堤先端の間口カット等、大事業であります。これだけの事業費は、小樽港港湾計画の全体事業費 295億円を上回るものであり、小樽港にとって、将来における貨物取扱いを含めて脅威なものと受けとめる認識が必要です。新港とは、これまで共存共栄、補完、太平洋側からのシフト、湾内における両立・機能分担等々の言葉と同時に、何かにつけて機能分担という時代にそぐわない説明と現実です。市長は、小樽港・石狩湾新港の両立・発展ということに、現状どのような見解をお持ちでしょうか。また、西地区マイナス14メートル岸壁の着工に当たり、どのように受けとめておられるか。さらに、供用開始を想定したとき、小樽港とのギャップ、物流動向の推測及び競合といったものをどう見ておられるか、お聞かせください。最後に、教育問題についてです。6月8日午前10時15分ごろ、国立大阪教育大学附属池田小学校で痛ましい憤りを感ずる事件が発生しました。包丁を持った男が学校に侵入し、1年生と2年生の児童や教職員を刺すという暴挙により、8人の児童が刺殺と、幼い命を落としました。惨劇は突然起き、無差別に児童を襲い、取り押さえるまでにわずか10分程度と言うが、学校現場の事件は過去最悪であり、また、子供たちに与えた恐怖心と心の傷は、生涯にわたる重いものとして残るのではないかと思われます。無防備で抵抗力のない小学校現場での事件は、父母や先生の衝撃、不安は、はかり知れないものがあろうと思います。幼くして亡くなった児童の冥福をお祈りし、事件に遭った子供たち、そして、全児童に、一日も早い回復と穏やかな気持ちに戻れるよう激励を贈りたいと思います。学校侵入の事件・事故は続発していると報道にあり、今回の痛ましい事故を見たとき、学校現場での事件・事故に対し、真剣に考え、いわば危機管理体制を徹底する必要があると思われます。1999年12月に、京都市において、事件の規模こそ違え、同じようなことが発生しました。このとき、当時の文部省は、39項目にわたるチェックリストをそれぞれの教育委員会に降ろしましたが、まず、その内容はどのようなものであったのか。同時に、現状、運用されているのかどうか、お聞かせください。日常における安全管理としては、外からの人の出入り、不審者に対する取扱い、校舎の外回りほか、校内ゲートのチェック、情報把握と連絡、さらに地域との連携等々の体制が取られなければならないと思いますが、点検を含めて、どう対応されておられるか、あわせてお聞かせください。今回の事件は、人ごとではなく、他人事でもなく、学校現場を持つ本市も二度とあってはならない事件として受けとめなければなりません。そのために、学校現場、通学等での安全という環境を早急に構築する必要があります。事件の教訓に立って、マニュアルあるいはチェックリストの焼き直しではなく、学校現場、父母、地域住民の協力の下で体制を確立していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。最後に、地域に開かれた学校という大きな命題があります。安全対策と学校管理の両立について、その基本的な考えと対応についてお聞かせください。以上、再質問を留保して、終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
渡部議員のご質問にお答えします。まず、この2年間の感想と今後の決意ということでありますが、平成11年に市長に就任させていただいて以来、常に「市民の心を大切にした市政の推進」を心がけ 「活力のあふれる小樽」を目指して各種事業を進めて、まいりました。この間、長引く経済不況の下、少子高齢化の進展、人口の減少、景気低迷による雇用不安など、本市を取り巻く環境は依然として厳しいものがありますが、市民生活の向上を図るため 「21世紀プラン」の着実な推進と、、市民の皆さんにお約束いたしました公約の実現に向け全力を傾けてきたところであります。厳しい状況の中ではありますが、みんなで知恵を出し合い、汗をかくことをいとわず、山積する諸課題の解決に向け、今後とも全力投球の姿勢で臨みたいと考えております。次に、総合計画に関連して何点かご質問がありました。まず、第1次実施計画の評価についてでありますが、事業費ベースで見ますと、計画事業費約 809億 5,000万円に対して実績事業費は約 752億 6,000万円であり、その達成率は約93%になっております。実施しました主な事業は、ふれあいパスの交付、いなきたコミュニティセンターの建設、ごみの最終処分場の整備、小樽港中央地区の再開発、築港駅周辺地区土地区画整理事業など、比較的大型のプロジェクトを推進してきましたが、おおむね着実に進められたものと考えております。次に、第2次実施計画の策定についてでありますが、さまざまな政策課題のうち、地場産業の振興や雪対策など、緊急性が高く市民ニーズの強いものについては「重点プログラム」の中に位置付けております。また、このたびの計画におきましては 「重点プログラム」はもとより、学校校舎の整備など教育環境の充実、市民が、スポーツ・レクリエーションに親しむための体育施設整備、さらには、急速な情報化の流れに対応するため、IT関連の事業を多く盛り込んだことなどが大きな特徴ではないかと思っております。次に、第1次実施計画と第2次実施計画とを比較してのお尋ねでありますが、まず、総事業費が約 258億円の減となった要因につきましては、築港駅周辺地区土地区画整理事業の完了や、ごみの最終処分場の完成のほか、中央通土地区画整理事業の見通しが立ち、大幅に事業費が減少したためであります。また 「ゆたかさ 産業・活力プラン」の第1次実施計画の進捗状況については、計画事業費約 182億 6,00、0万円に対し実績事業費が約 142億 1,000万円であり、達成率は約78%になっております。第2次の計画事業費は約 106億円であり、第1次と比較して58%と減少になりましたが、これは商工業者に対する融資の実績を勘案し、大幅に減額したことによるものであります。また 「にぎわい 都市・形成プラン」の第1次の進捗状況につきましては、計画事業費が約 242億 6,000万、円、実績事業費が約 217億 2,000万円、達成率は約90%であります。このプランの第2次実施計画の事業費は約 103億 2,000万円であり、第1次と比較しまして43%と大幅な減少となりましたが、これは、総事業費の比較で申し上げました大型プロジェクトの減が要因となっております。いずれにいたしましても、厳しい財政状況ではありますが、市民が快適に安心して暮らせる活力あふれる地域社会を目指して 「21世紀プラン第2次実施計画」の着実な推進に努めてまいりたいと考えております。、次に、21世紀プランにおける資金計画についてでありますが、21世紀プランは計画期間の中でさまざまな施策を掲げていますが、事業手法など未確定の要素を持つ事業が相当数あること、また、自治体を取り巻く環境の変化などが予測されますことから、10年間の資金計画を策定することは難しい面があると思っております。21世紀プランにおきましては、3年間の実施計画ごとに計画事業費を明らかにすることとし、昨年、試行として実施しました事務事業評価により、成果の分析、検証を図りながら、次期実施計画に反映させる方法を採っております。次に、経済問題についてお尋ねがありました。最初に、現状認識についてでありますが、全国的な景気低迷が続く中で、本市におきましても大変厳しい経済状況が続いております。先日の日銀小樽支店の報告によりますと 「管内の景気は、最終需要の低迷等を背景、に引き続き停滞しており、企業の生産活動は需要の減少等を背景に弱含み傾向が続いている。また、個人消費の動向についても、依然として倹約志向が根強く、特に、家電販売、大型小売店売上高は前年費マイナス基調が続いている 」と公表されております。この報告を見ても、なお景気の先行きは不透明であり、厳しい経済状。況にあるものと認識しております。一地方自治体として有効な景気対策を打ち出すことは難しいものがありますが、現在 「まち育て情報センタ、ー開設事業」や「朝里川温泉観光クラスター事業」などの地場産業振興対策を積極的に進め、地域経済の活性化を目指しているところであります。今後とも、国や道の経済対策と連携を図りながら、各種施策を着実に進めてまいりたいと考えております。次に、業種別の課題と対策についてでありますが、本市におきます中小企業の経営上の課題につきましては、短期的には需要の停滞や製品単価の低下、官公需要の停滞などであり、中期的には人材の確保・育成、低価格競争、受注量確保など、全国の状況とほぼ同様の傾向にあるものと認識しております。また、商業を中心として発展した本市にとって、全道に多くの得意先を有してきた卸売業が卸売機能の変化に伴い、その地位を大きく低下させている実態や、小売業において、低価格競争、大型店の進出などにより厳しい環境にあることなどが本市の特徴的な課題であると考えております。次に、施策の自主性につきましては、これまでも時々の経済情勢や環境の変化に対応した商工業施策を着実に進めてきておりますが、今後とも実態の把握に努めながら、的確な対応を図ってまいりたいと考えております。次に、企業倒産並びに開業・廃業の状況についてでありますが、昨年の市内企業倒産は27件、負債総額 111億 8,100万円となっており、倒産に至った要因としては需要減少によるものが多く、いわゆる不況型倒産の比率が高いことが特徴となっております。今年の倒産状況は、5月末で12件、負債総額 16 億 3,000万円、倒産に至った要因は、需要減少が7件、放漫経営が5件となっております。また、本市の事業所数につきましては減少傾向にあり、直近の統計調査によりますと、開業率は13%、廃業率は17.9%となっており、全国の傾向と同様、廃業率が開業率を上回っており、景気の低迷が続く中で、新たに創業する人にとっては厳しい経済状況が続いているものと思われます。次に、雇用情勢についてでありますが、小樽公共職業安定所管内の平成13年4月の有効求人倍率は0.36倍と前年同月比7カ月連続で上回っておりますが、全道平均の0.41倍を大きく下回っており、厳しい状況にあると認識しております。新規求人はわずかながら増加しておりますが、パート求人が約4割を占めており、人件費の抑制を図ろうとする企業が増加しているものと思われます。今後とも、求人・求職のミスマッチ解消やスムーズな業種間の移動がなされるよう、パートサテライトや関係各機関と連携して雇用の拡大に努めてまいりたいと考えております。次に、港湾問題について何点かお尋ねがありました。まず、規制緩和についてでありますが、ご質問にもありますように、昨年11月1日に改正港湾運送事業法が施行され 「需給調整規制を廃止して、事業免許制を許可制に 「料金認可制を届出制に」など、規制緩和が京、 」、浜・名古屋・大阪などの主要9港で先行実施されました。港湾関係事業者から伺ったところでは、このたびの規制緩和の実施による小樽港への影響は現時点ではないとのことですが、規制緩和がいずれ地方港にも及んでくることになれば、小樽経済の根幹をなす港湾に大きな影響を受けることも予想されるため、国や主要9港はもとより、地方港の動向も注視し情報収集を行うとともに、関係業界と知恵を出し合いながら対応してまいりたいと考えております。次に、物流施策の動静についてでありますが、我が国の物流は大きな転換期を迎え、経済のグローバル化が進む中、港湾の高コスト構造の是正やサービス水準の向上が求められております。こうしたことを受け、苫小牧港は、北海道における海上輸送の拠点である中核国際港湾との位置付けから、多様化するニーズに対応した通年フルタイムサービスの提供や定時性、迅速性の確保など、一層の機能充実が求められているとして、苫小牧港の物流効率化のための推進計画策定準備が北海道運輸局を中心に進められていると承知しております。この計画が策定され実施となりますと、苫小牧港への一極集中がさらに進むことが懸念されることから、今後の動向を注視し、関係業界とも協議し、調査研究に取り組んでまいりたいと考えております。次に、日本農産工業小樽工場の閉鎖問題でありますが、当工場は、小樽港において飼料用原料のおよそ半分を取り扱うなど、これまで市内の主要企業として活躍されてきたものと認識いたしております。会社側の説明によりますと、施設の老朽化により維持費がかさんでいることや、ユーザーの道東地区における比率が高まっていることなどから判断をされたとのことでありますが、今回の工場閉鎖に伴い、小樽港全体の飼料用原料取扱量のおよそ2割が減少すると見込まれ、関連企業への影響も含め、大変重要な問題であり、まことに残念なことと思っております。次に、状況分析と今後の対策についてでありますが、日清製粉小樽飼料工場のお話によりますと、日本農産工業とは、既に他都市でも業務提携を行っており、現在の2交代制を3交代制にすることなどで年間10万トン程度の引受けは可能であることから、今回、業務を受託することとなったとのことであります。しかしながら、ただいま申し上げましたとおり、飼料用原料全体の取扱量の減少が見込まれますので、私自身も、先般、経済界や港湾関係団体の代表とともに日清製粉の本社を訪問し、できる限り多くの取扱量を確保いただくよう要請をしてきたところであります。工場の閉鎖につきましては、既に社内的な決定事項であり、変更はないと聞いておりますが、関連企業への影響などについて、今後とも情報の収集を進めながら、市といたしましてもできる限りの対応に努めてまいりたいと考えております。次に、製造工場等の動向についてでありますが、企業ヒアリングの中では、取扱高の横ばい状態が続いており、近年、経営状況は厳しいとの声も聞いております。特に、原料の取扱量が著しく減少することになれば、他港への船のシフトによるコスト増が心配されるため、行政と民間の協力による荷主へのサービス向上を強く求める経営者もおり、小樽港を取り巻く企業動静には大変厳しいものがあると認識いたしております。また、グレーンセンターの誘致についてでありますが、小樽港は古くから輸入穀物の指定港とされ、これまで、道内における穀物の中継基地として重要な役割を果たしてきております。勝納埠頭内の用地につきましては、輸入貨物の大宗を占めるこれらの穀物を主原料とする配合飼料工場の誘致のために造成されたものであり、これまでも、将来の穀物需要の増大に対応できるよう関連企業の誘致に努めてまいりました。現状、厳しい経済情勢にありますが、今後とも関連業界のご意見なども伺いながら、今後の方向性について検討してまいりたいと考えております。次に、港湾秩序の問題についてでありますが、ご指摘のとおり、今年に入りましてからは、小樽港に停泊中のロシア船から短銃や麻薬が押収されるといった重大な事件が続いて起きており、港湾を管理する立場として非常に憂慮すべき事態にあると考えております。この件につきましては、以前より何度かご意見をいただいておりますが、現在、関係機関からの要望の強い中古車置き場対策について検討を進めており、いろいろな課題を整理しながら、できる限り早い時期にまとめ上げたいと考えております。課題を先延ばしにしてきた結果であるとのご指摘もありましたが、施設の管理面だけでは解決できない問題もありますので、今後とも、税関や警察など関係機関と連携を取りながら、港湾管理者としても知恵を絞り、港湾秩序の維持が図られるよう、さらに努力をしてまいりたいと考えております。次に、一日も早い対策をということでありますが、ただいま申し上げましたとおり、当面は中古車置き場対策について検討を進めておりますが、今後とも、関係機関のご意見も伺いながら、対応可能なものにつきましては順次実施してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、商業港として一層の発展を期すためにも、そのイメージアップが図られるよう、今後とも努力してまいりたいと考えております。次に、小樽港の港湾計画に基づく整備についてでありますが、小樽港は明治32年に開港し、 100年を超える歴史の中で、時代の要請に応じ、古くから港湾整備が進められ、港湾機能の充実強化も図ってまいりました。平成9年の港湾計画の改訂に当たりましては、経済界や港湾関係団体の意見を伺いながら、将来の可能性が期待される施設、また、多様化・高度化により増大する物流需要に対応するための既存埠頭の再開発による機能更新などを計画し、平成10年代後半を目標として策定したものであります。平成9年改訂の港湾計画分では未着手の施設も多いところでありますが、従来からの港湾計画に基づく施設整備分も含めますと、総事業費 514億円に対し、実施事業費が 177億円で進捗率は約35%となっております。これまでも、港湾施設の整備に当たりましては、港湾関連団体の要望も受けながら進めてきておりますので、今後とも、社会経済情勢を見極めながら、年次計画を作成し、進めていくべきものと考えております。次に、小樽港と石狩湾新港の発展についてでありますが、両港は、それぞれの地理的特性を生かし、港湾計画に基づいて整備を進めてきており、ご指摘のとおり、現在の港湾計画上の進捗状況に差はありますが、道央圏の日本海側の物流拠点港として相互に補完しながら、ともに発展を図っていかなければなならないと考えております。また、新港におけるマイナス14メートル岸壁につきましては、製紙、電力、木材、水産業などの背後圏企業や経済団体などからの強い要請を受け、広いバックヤードを必要とする石炭、チップなど、大量のバラ荷貨物を輸送する船舶の大型化に対応するために必要な整備をするものと受けとめております。今後とも、両港が発展をしていくためには、将来の物流動向を一層慎重に見極めるとともに、全道レベルで広く検討する姿勢が必要と考えております。したがいまして、北海道港湾連絡協議会などで各港の課題などの論議を一層深め、各港の均衡ある発展を図っていかなければならないものと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
渡部議員のご質問にお答えいたします。まず、文部省のチェックリストについてですが、この点検項目は、一昨年、京都市内の小学校校庭で起こった事件を機に、児童・生徒の安全確保及び学校の安全管理に向けて、平成12年1月、文部省から通知があったものであります。このチェックリストは 「学校 「教育委員会等」において取り組むべき事項や 「家庭や地域社会の協力を、 」、 、得て取り組むべき事項」が、緊急時と日常に分けて、39項目にわたり具体的に示されております。例えば、『 学校」において、不審者情報にかかわって関係機関との連携について』という項目については 「日ごろか「 、ら警察等と連携して情報を速やかに把握できる体制はどうか」という質問があり、市内小学校では96.4%、中学校 100%「把握できる」と回答しております。また 『登下校時等に万一の場合 「交番」や「こども 110番、 、の家」について児童・生徒に周知しているか』との質問に対して、小学校71.4%、中学校88.2%が「周知」と回答しております。各小中学校においては、今回の事件を機に、さらに検討すべきものは検討するほか、地域、PTAとの連携など、改めて取り組んでいるところであります。次に、日常における学校の安全管理や、通学等での安全な環境についてですが、このたびの池田小学校の事件を契機に、各学校で早急に取り組むべきことを、改めて校長会議を開催し、指導したところであります。指示の主な内容といたしましては、学校が早急に取り組めるものはすぐ実施すること、玄関わきに事務室があるところは、教職員のだれかが必ず常駐し来校者の用務を確認すること、休み時間、体育館、グラウンドなどに教員の巡回体制や週番体制を確立すること、各家庭や地域に各学校の取組を周知し協力を得ること、警察にパトロールを要請すること、必要なところ以外は施錠し、開錠は最小限にとどめることなどですが、今後とも、学校、保護者、地域関係機関が一体となって、児童・生徒の安全確保に万全を期すよう努めてまいりたいと考えております。最後に、地域に開かれた学校と学校の安全対策についてですが、地域社会における学校には生涯学習の場としての学校施設の開放が求められております。このため、学校を保護者はじめ地域の方々に日常的に開放することが、地域の方々と学校がいろいろな面で互いに支え合う環境がつくられていくものであり、また、学校と保護者及び地域の方々との連携をより一層深めることが、学校内外における児童・生徒の安全確保にもつながっていくものと考えております。教育委員会として、児童・生徒の安全確保と開かれた学校が両立するよう努力してまいりたいと考えております。以上であります。( 議長」と呼ぶ者あり)「
質問 22番 渡部智
ただいま、市長並びに教育長からご答弁をいただきました。特に、答弁の中で、港湾の質問に関しては、ひっくくってのという面がありまして、受けとめる方としてもなかなかとらえづらいという面もあります。また、それに基づいて一項一項ということになると、幾ら時間があっても足りませんので、委員会の中でしっかりとまた、質問してまいりたい、あるいは質疑をしてまいりたいというふうに思います。経済問題について、総枠で市長にお聞きしたいと思います。市長も、認識上、本市経済は非常に厳しいという中で、その対応をしていくために、また、施策の展開を進めてきているところであります。今日まで、何とか厳しい中にも現状を維持していく。現状を維持していくということになれば、プラスアルファのいわば活力を見いだすものも合わせてでなければ、なかなか現状を維持していくというのはやはり難しい。そういう面で、政策を含めていろいろと施策の展開を進めてもらっておりますけれども、しかし、経済の情勢は、片方は、先ほど港湾でのみしかお話できませんでしたが、規制緩和等々がもう真正面から押し寄せてきている。現実、小樽のまちの中でも、人の数よりタクシーの数が多いとか、あるいは、乗り合いバスにおける緩和条項だとかといった面で非常に難しい。あるいは、企業もそこそこ持ちこたえているというのは、その裏ではリストラを推進して持ちこたえているといった面が、現実、この小樽市内にあります。ですから、市長の答弁の中でも何点もありましたけれども、これからの経済政策といった面は、もう一度しっかりと点検をし直ししていただいて、実は、一つの課題、二つの課題があるときには、その課題解決のために計画を立てて、そして活性化を見いだしていくということを進めてきました。しかし、現実、そういう一つの計画についても、順調に、あるいは計画的に進められていないという点も実は中にあろうかと思います。そういった面で、これから活力を見いだすために、現状の計画、それから施策としてのものをしっかりと見つめて、現状のこれからの回復、あるいは、活力を見いだすためにしっかりとそこに発展的要素を見いだしていけるのかどうか、あるいは、時代の背景といった面から見直しをする面もあるのかどうか等々、その点での政策的な面からもう一度見直しをしていく。と同時に、やはり、経済はただ単に経済部だけの問題ではなく、全庁的に政策的に経済問題をしっかりと受けとめていくといったことも大事でないのかというふうに考えます。トータル的に経済というものを見つめながら、市の経済の向上のためにこれからも努めていただきたいという点をご指摘して、市長の見解、あるいは考え方を述べていただきたいというふうに思います。以上でございます。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
まず、再質問にお答えしますけれども、経済の発展政策といいますか、こういった問題についてのご指摘かと思います。なかなか一地方自治体だけで経済政策を打ち立てるというのは非常に難しい問題でありますけれども、従来からいろいろな取組をしてきております。したがいまして、今までの取組につきまして、これでよかったのかどうかという反省も含めまして、点検をする必要があるかなと思います。また、国なり道なりのいろいろな政策と整合性を取るという意味も、これからはやはり重要ではないかと思っております。したがいまして、いろいろな政策について、見直しすべきものについては見直しをしながら対応していかなければいけないと思っております。あるいはまた、全庁的な取組というか、受けとめといいますか、そんなお話もございましたけれども、例えば土木工事、建築工事等の早期発注等についても、やはり、そういった担当部だけではなくて、市内の経済情勢も見ながら、そういったものも早期発注に努めるとか、そういった問題もありますので、こういう問題について全庁的にどう取り組んでいくかということについても、機会を見て関係部長会議等でまた、検討していきたいと思います。