置戸町議会 令和4年第8回定例会 2022年12月15日
国の文化審議会が国宝重文指定を答申について
2022年12月15日、置戸町議会の一般質問で、嘉藤均議員が「国の文化審議会が国宝重文指定を答申について」質問し、教育長 平野が答弁しました。
- 質問者
- 嘉藤均 議員
- 答弁者
- 教育長 平野
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 嘉藤均
それでは通告にしたがいまして平野教育長に質問をいたします。国の文化審議会が国宝重文指定を答申についてということでお伺いをいたします。国の文化審議会が今年11月18日に遠軽町白滝にある後期旧石器時代の遺跡群から出土した黒曜石などの石器類1,965点を国宝に指定、北見市常呂川河口遺跡出土品の土器類や黒曜石の矢じり、琥珀、ガラスの玉など1,805点を重要文化財に指定するよう文科省に答申したことのニュースが大きく取り上げられました。これまで携わってこられた多くの方々の努力に祝意を申し上げますとともに、今後の展開にも期待をしたいところであります。さて、一方で同じ黒曜石の一大産地であり、日本の旧石器時代の遺跡発見、発掘の草分けである我が置戸町の現状を鑑みたときに、わが町としてもやるべきことがまだまだあったのではないかと残念に思えてなりません。そこで、この遠軽町白滝の石器群が国宝に、北見市常呂川河口遺跡の出土品が47重要文化財指定とのニュースを受けて、教育長は感じたこと、また我が町にも貴重な資料が数多く眠っているなか、置戸町としての今後の展開、取り組みについて教育長の考えをお聞きします。
答弁 教育長 平野
いま議員からあの質問のあった国の文化審議会国宝重要文化財指定の答申について、さらにあの今後置戸町にある資料の活用についての今後の展開等について答えさせていただきます。まず最初に議員からお話のあった本年11月18日、国の文化審議会により現在まで国の重要文化財として指定されていた白滝遺跡群出土品を国宝に、また国の有形文化財として指定されていた常呂川河口遺跡墓抗出土品を重要文化財に指定するよう文科省に答申したとのニュースを受けて感じたことですが、まずは遺跡の保存、調査に尽力された町、教育委員会関係者、さらに研究者の成果だと強く感じております。同時に本町の安住遺跡を代表とする106か所もの埋蔵文化財包蔵地から発掘された黒曜石等の石器について、国宝級の価値がある貴重な資料であることを改めて認識しました。今後白滝遺跡が国宝指定の答申がされたことで本町の遺跡、特に藤川コレクションも注目され、再評価されるきっかけになるのではと期待しているところです。次に今後の展開、取り組みについてですが、石器にとどまらず、町の郷土資料をどう活用していくかという広い観点で回答させていただきます。置戸町の石器などの郷土資料は言うまでもなく貴重な町民の宝であります。収集された郷土資料は永続的に保管し、調査研究によってその資料が保有している役割、価値を究明していかなければならないというふうに考えています。その中枢となるのが資料を集積している置戸町郷土資料館です。その役割は多岐にわたりますが、3点挙げれば、1点目は資料を収集し、保存管理し、その資料について学芸員が中心となって多角的な視点で調査研究活動を行う拠点となること。2点目は郷土資料を公開し、置戸町の歴史、文化が持つ価値や魅力を発信、継承し、郷土に対する理解を深め、郷土への誇りと愛着を育むこと。3点目は学芸員による学習支援の下で、講座や教室を通して郷土の歴史や文化について学習する拠点となること。特に子どもたちのために故郷について学ぶ機会を積極的に展開し、将来の置戸町を担う人材を育成する。この3点を大きな役割というふうに考えています。そして、これらの機能を果たすために最も重要なのは、専門的な知識を有する学芸員の配置です。現在池田学芸員がその役割を担っています。池田学芸員は今まで置戸町の歴史を学び、現在の郷土資料館の資料について、その使用された時代や用途等を調べ、分類整理し、見学者が興味を持ち、学習できる資料館へと再編整備をしました。さらに公民館では企画展も令和4年は4回、他釧路市、網走市で開催された北の縄文展にも協力をしております。さらに来年の2月にもあの企画展を予定しているところです。また、地域の方々を対象とした郷土について学ぶ学習会、講座、教室等にも取り組んでおり、令和4年は置戸大学、町の新任職員研修、食生活改善推進委員会協議会、そして子どもを対象とし、計5回行っています。今後も池田学芸員を中心としながら、学芸員の姿が見える活動事業を推進し、さらなる町内外への町文化財の情報発信を努めてまいります。そして郷土資料に係る教育委員会の役割ですが、町民の宝である郷土資料の価値を明らかにするとともに、町民がこれを学び伝えるための知的サービスを提供することであり、それが可能な環境を整えていかなければならないと考えています。48郷土資料館は見学する施設という意識ではなく、調査活動や体験活動へと導く学習の場を提供する施設としての活用を目指していきたいというふうに考えています。また、現施設の老朽化の状況を踏まえ、今後どのように整備または保全していくのかがいいかについて急がれる状況にあり、これも大きな課題の一つとして考えているところです。
質問 7番 嘉藤均
教育長から、まぁあの今回のことについての感想あるいは今後の取り組みということでお伺いをいたしました。本当に置戸町の財産と言いますか、すごく価値のあるということが改めて評価されたというか、そういうふうにも感じているところでありますけども、まぁちょっと私機会がありまして、平取町というところへ行ってまいりました。それは置戸町の住人第1号である平村エレコーク氏の末裔の家、お宅へ訪ねる機会がありまして、そこへ訪ねたんですけども、どうも置戸にも何回かその方足を運んでいただいて、郷土資料館なども見学していただいたり、それから史跡のある場所を私が案内して、その場所を確認したりしたことがありますけども、後日あの町勢要覧を送るということで、訓子府あるいは置戸町の町勢要覧をちょっと集めた機会ありますけども、これはあまり直接教育長に直接、教育長がね、どうのこうのということはないのかもしれませんけども、確かにあの訓子府町の町勢要覧には住人第1号平村エレコークさんということで、訓子府町の要覧にも載っておりました。ところがですね、置戸町の今の要覧ですね、町勢要覧にはそういう歴史が全く載っていないということがわかりました。本当にあの置戸町の住人第1号として、いろんな歴史の場面に出てくる方でありますし、重要なことがその町勢要覧に載ってないというのはちょっとびっくりしたと言いますか、驚きを感じたところですけども、直接その作るのには教育長が関わっていないとしてもですね、そういうことまで目配りや気配りをしてですね、あの町の全体の歴史を伝えていくというなかで、ぜひともそういうことで関わっていただきたいというふうに感じますけども、その辺教育長の思いって言いますか、その辺伺いたいと思います。
答弁 教育長 平野
町長が目指す一つに、まちづくりは人づくりという言葉がありますが、その代表のひとりが池田学芸員だなというふうに思っています。置戸の歴史を知っている方というふうにあげると髙橋氏、田村氏の名前が浮かびますが、本当に地域協力隊での3年間、コツコツと資料等を研究して、そのお2人に並ぶぐらいの知識を得ているなぁというふうに思ってまして、あのそれもあの池田学芸員の知識も置戸町の宝だなというふうに認識しております。あの、その知識を今後はやはりあの、町民の方々に広めていっていただきたいなというふうに思っています。特にあの小学生、中学生ですが、小学校の指導要領、社会科では博物館や郷土資料館等の施設の活用を図るとともに、身近な地域及び国土の遺跡や文化財などの観察や調査を取り入れるようにすることとして、あの社会科の授業で郷土資料館の活用しての利用が求められています。そうしたなかで、子どもたちが学習するなかで、今小学校、中学校とふるさと学習を特に力を入れていますが、あの子どもたちが郷土資料館を見学するときに、ただ見て終わるだけではなくて、あのその資料が持っている歴史、役割、またそのエピソードなどを子どもたちに伝えることで、あの興味を持って本当の学習がそこで生まれてくるのかなというふうに思ってます。あの、その役割を果たすのは池田学芸員だなというふうに思ってます49ので、池田学芸員の知識をやはり今後いろんな場面で講座、学習会等で伝えていただくことが今後一番大事なことかなぁと。そのなかであの黒曜石についても、もうこれは国宝級なんだよということも併せて伝えていくことが重要かなというふうに思いますし、今議員からのあった話もしっかりと伝えていくことは非常に大事だというふうに思いますので、私も注視していきたいというふうに思っています。
質問 7番 嘉藤均
池田学芸員のことは自分も十分に存じておりますし、活動も一緒にやらせていただいてるということもありますので、今後に本当に期待をしたいというところでありますし、まぁ前段、先ほど申し上げたその町勢要覧のことには何か町の文献についてもですね、あの教育長という立場からでも十分にそのいろんなとこに目配り気配りをしていただきたいというふうにお願いをしたいと思います。また、あの置戸の宝と言いますか、そういう意味ではもちろんその旧石器の遺跡がたくさん置戸に109か所あるということで、お話でありましたけども、確かにあのたくさんあって発掘もされています。ところがですね、地元には一切残っていない。すべて研究機関の方に持ち出されているということでありますし、北大をはじめ多くの大学、研究機関にそういう資料が分散して残されているというのが実情であります。私、あの関係者からお聞きしたところ、もし町にそういう受け皿がしっかりあるのであれば、そういう物も返還して、町での存続に協力をしたいというようなお話もありますけども、まだまだ郷土資料館だけではその保存するに至るような、返還されるような状況にはなってないというふうに思いますけども。もしですね、将来的に向けて新たなその郷土資料館の考え方もあろうかと思いますけども、まぁ、あのまぁもっともっとその旧石器だけじゃなくてね、あの森林鉄道のボールドウィン号、本当に貴重な物がこの町からなくなった。そういうことで、もし残っていたら丸瀬布の雨宮号みたくなってたんじゃないかとか、街並み整備で石倉は消えました。あの石倉が残ってたら、あそこで今コンサートをやったりいろんなことができたんじゃないかと、本当に悔いの残ることばかりなんですよ。ですから、まずその計画というか、将来に向けてね、どう進めていくんだということをしっかりと根本の方に作っていただいてね、それに沿ってできることからやってほしいなというふうにお願いをしたいと思いますけど、その辺教育長の考えをお聞かせください。
答弁 教育長 平野
置戸町の、あの特に石器等について、あの白滝と同じような施設で展示していれば、あの同時に国宝等の指定があったのかなというふうには感じています。ただ、その展示場所をどうするかということについては、あのいろんなところと協議して考えていかなければならないというふうに思ってますので、あそこも十分考えていきたいというふうに思いますが、石器についてだけ、あのちょっとあの話をすれば、一つは今あの中学生がふるさと学習で発掘の現場で学習をしてますが、あの子どもたちはもちろん真剣に聞いてますが、そこに帯同したあの先生方が非常にこう子どもたちと同じぐらいに興味を持って話を聞いてますので、あの大人にも、一般の方々にも、あの非常にいい学習の場所だなというふうに思ってますので、なんかそういう機会が持てないかということが一つ考えてますし、今回あの白滝が国宝でということでのニュースを受けて、おそらく今後置戸への発掘者50は今まで来てますが、また新たにちょっと発掘をさせてくれというようなとこにも出てくるかなというふうに思ってますが、それについては積極的に受け入れをして、そしてあのいろんな研究をしていただいて、置戸の遺跡はこうなんだよという、国宝級なんだよという鶴丸先生なんか、こんな最高の遺跡は他にないよっていう評価も得てますので、あの来ていただいて、研究していただいて、それをあのいろんなところに情報を発信していただくことで、あのまた置戸の遺跡が価値が上がるかなというふうに思っています。さらに、あのコロナで札幌学院との、あの毎年行ってたんですが、出来なくなって、ちょっとあの連携が取りにくくなってる状況なので、あのもう一度札幌学院との連携も深めていく必要があるかなぁと。そんななかで町民の郷土資料に対する意識を高めていけたらなというふうに思っているところです。
質問 7番 嘉藤均
まぁ今、元札幌学院大学の学長である鶴丸先生のお話もありましたけども、本当に置戸の価値、魅力を知ってる人たちは、ずっと昔からこれは置戸町を訪ねてですね、調査研究をされてきたということで、それらをですね、こう生かす、そういう道でもこれからの方向性っていうんですか、将来に向けた方向性が非常に大事になってくるかなというふうに考えているところですし、まぁ過去には鶴丸先生、小さな博物館構想を提唱していただいたり、また文化連盟の方では史跡を巡るとか、スタンプラリーとか、いろんなことであの町民が持ってる宝物を町民の皆さんに広く知ってもらうということも含めて実施した経過があります。まだまだあの町民の皆さんは町内外含めてですけども、置戸に眠る宝物を知らない部分がたくさんありますので、ぜひともですね、そういうものが日の目をみる、またあの年老いて、もう俺等では管理できないんだという人たちがいますのでね、そういうものを展示するとか、まぁあのそういう町民に見ていただくような機会を設ける。例えばですけども、鑑定団みたいなことをやってみたりね、いろんな形でその町の町民に関心を持ってもらうような取り組みも必要かなというふうに考えておりますし、そういうことをぜひともやっていただいてですね、そのときはきっとあの学芸員の池田君あたりも活躍の場が増えるのではないかというふうに考えておりますけども、まぁ今回、今池田君 1 人の学芸員ということではありますけども、まぁ彼あの縄文時代が専門ということでありますのでね、まぁそれにしても、まぁ 3 年間地域おこし協力隊を卒業して、今学芸員として立派に勤めていただいてはおりますけども、もちろんその先ほど言ったように、その田村さんや髙橋和夫さんよりももう置戸のことを知識を深めていますし、町民に伝えるようなレベルにも来ておりますので、なんとかその池田君がまだまだ活躍できる場所を教育委員会としても設けていただきたいというふうに考えておりますけど、その辺も少しあればお聞きをしたいと思います。
答弁 教育長 平野
いま議員がおっしゃったことと同じ思いをしています。これからあのいろんな事業等を開催していきたいと思いますが、いろんな方からいろんなアイデアをいただきながら、あのできることをやっていきたいというふうに思ってますので、どうぞよろしくお願いいたします。
質問 7番 嘉藤均
ぜひともあの白滝あるいは常呂川というようなことではなくて、置戸独自でいいと思うんですよ。ですから、そういうことを続けてと言いますか、将来に向けてやって51いただきたいと思いますけども、まずは先だけじゃなくて置戸の歴史、過去を見て将来につなげる温故知新みたいな考えもありますので、ぜひともですね、この置戸の魅力をですね、町内外に発信して、まぁ国宝とは言えませんけども、まぁまぁ町民、自分、我々にしてもそうですけども宝ですよ。もう国の宝どころじゃないですよ、町の宝として大事にしていただきたいというふうにお願いを申し上げて一般質問を終わります。