みんなの議会

置戸町議会 令和2年第7回定例会 2020年9月9日

通告にしたがいまして町長にジャガイモシストセンチュウ発生に伴う置戸町の対策について

2020年9月9日、置戸町議会の一般質問で、髙谷勲議員が「通告にしたがいまして町長にジャガイモシストセンチュウ発生に伴う置戸町の対策について」質問し、町長 深川が答弁しました。

質問者
髙谷勲 議員
答弁者
町長 深川

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 髙谷勲

それでは通告にしたがいまして町長にジャガイモシストセンチュウ発生に伴う置戸町の対策についてお伺いをしたいというふうに思いますが、前段申し上げておきますけれども、非常に農業者にとっては深刻な問題であります。ましてその発生地域や、あるいはその発生者を特定するような質問ではございませんので、万が一、もしそういうところがあるとすれば後程その部分については削除をお願いしたいなというふうに思いますし、その部分は極力避けてお話をしたいというふうに思いますのでよろしくお願いしたいと思います。置戸町のジャガイモシストセンチュウは平成23年7月25日に全町の食用イモの植物検診により川南地区において第1号の発生が確認されましたが、その後においては今日まで発見がありませんでしたが、7月9日に実施をされました横浜植物防疫所札幌支所による第2期の種子馬鈴薯防疫検査において抽出をされた土壌検診において3ほ場のうちの1ほ場からシストが発見されました。17日にホクレンを通じて置戸に報告をされると聞いておりますが、さらに7月21日には急遽第3期の防疫検査を実施し、さらに1ほ場からのシストを発見いたしました。平成23年に発生を確認したほ場については、当時町としてはほ場の隅に、角に火山灰による堆積場の設置であるとか、あるいは専用の取付道路の設置など対策を行っていただきました。その後もシストの密度を下げるための対策を施しましたが、なかなか成果が見られない状況にありますが、その発生農家は離農しており、なおかつ農地は現在まで耕作されていない状況にあります。近隣の馬鈴薯生産農家へのまん延は現在まで確認されておりません。まぁ今回の発生については今後も営農を継続する予定になっており、前回とは状況が違っており、新たなまん延防止対策が必要となっておりますが、置戸町として今後どのような対策が必要か町長にお聞きをいたします。

答弁 町長 深川

ただいまご質問のとおり、ジャガイモシストセンチュウの発生につきましては今期定例会の冒頭の行政報告をさせていただいたところで重複する部分もありますが、今日は一般質問ということで、改めてご報告、内容の方を前段お話させていただきたいと思います。本年7月9日、種子馬鈴薯土壌検診、該当のほ場の1戸3ほ場で、先程議員おっしゃられたとおり、横浜植物防疫所の札幌支所において検査が実施され、7月17日、その1ほ場からジャガイモシストセンチュウが確認されたところでございます。発見を受け、町では20日、月曜日に関係機関と連携し、置戸町ジャガイモシストセンチュウ対策本部を設置し、発生の確認、ほ場の状況や緊急的な対応、まん延防止対策について協議を行い決定したところであります。その後対策本部の実動部隊であります、第1回ジャガイモシストセンチュウ対策協議会、これはJAきたみらいが中心となっておりますが、そちらを開催し、本部の決定事項に基づき具体策の検討と推進にあたることを確認し、そして農業者、生産者部会の方への対応を図っていただいているところでございます。また7月21日、先程これも議員がおっしゃられましたが、第1次の発生からさらに検査のほ場が増えまして、発生字区内での種子馬鈴薯の全筆の土壌検診を実施し、22日採取した土壌の中から一つほ場のところのジャガイモシストセンチュウが確認されたところでございます。これに呼応しまし35て、24日、第2回の対策協議会を開催したところでございます。第2例目となることから、町内の草地を除く全作物の全筆土壌検診を実施し、協議決定をし、そのことを協議し決定をしております。また、収穫期を迎えました小麦のコンバインの移動時における水洗い洗浄など、早急に対策をしなければならないことを決定し、その実施を行っております。そこでまず、北海道ジャガイモシストセンチュウ防疫対策基本方針、 JAきたみらいジャガイモシストセンチュウ拡散防止対策実施要領に基づき、7月9日発生確認時点から現在まで具体的な対策を進めていただいておりますし、各農業者の皆さんにもご協力をいただいております。また、農作物を輸送する民間の会社等にもご協力を要請しているところでございます。発生ほ場につきましては洗浄機を導入し、作業機や車両等の洗浄を徹底しているほか、その出口には集積盤を設置し、収穫物等に付着した土を場外に持ち出さない対策を講じております。また、発生ほ場の周辺対策といたしましては、立ち入り禁止の看板設置や、えさ給餌時には洗浄機により作業機や車両等の洗浄をお願いしているほか、隣接ほ場には土を持ち出さないために、ほ場を分離する等の対策を行っております。町内の農業者の対策といたしましては、各作物の先程申し上げました生産組織を通じて各ほ場の土を持ち出さない、持ち込まないための対策を具体的に講じていただいておりますし、先程も申し上げましたが、置戸町全地区の牧草を除く全作物の土壌を採取により、JAで検査を行い、まん延の確定、まん延状況を確認するために協力をいただいております。この結果につきましては過日、9月2日に全筆大丈夫だったというお話をいただいておりますので、シストのさらなる拡散は認められておりません。青果商には町の対策本部から拡散防止に向けた説明や協力依頼を実施しており、一般の町民の皆さまには8月1日の広報により、畑に立ち入らないことをお願いしているところであります。ジャガイモシストセンチュウは地下茎で養分を吸収し、ジャガイモの収穫減少を生じさせる経済被害をもたらすもので、食用健康にはなんら被害を及ぼすものではありません。町民の皆さまにはご安心いただくとともに、先程申し上げましたとおり、農業者の皆さま、農作物の運搬にあたっていただいている業者さん、拡散防止に努めていただいておりますので、一般の町民の皆さまにも一般農地への立ち入りは慎んでいただくよう重ねてお願いする次第であります。今後の対策につきましては、重点対策地域、この発生ほ場のある地域の設定を行いながら、拡散をさせないための対策を講じるとともに、新たな発生を防ぐため、オホーツク総合振興局はじめ関係機関と連携しながら拡散防止に努めてまいりたいと思います。前回議員質問のとおり、前回の時には集積整備、集積盤の整備や、それから網を張るなどの策を講じた経過があります。今回の発生に対します対策につきましては、それぞれの関係機関と協議をしながら進めてまいりたいと思いますが、前回と条件が違いますのは、前回は組合員ではなかったということで 、JAとそれから本町とそれから生産者との関係は今の状況とは異なりますので、その支援策の方策、それから経費支援の考え方についてもこれから協議をしてまいりたいと思います。ちなみに本町の今回の発生に対しまして、集積盤の整備につきましては、町直営工事班が行っており、その資材等は現在のところまだあの積算中でございます。以上、シストセンチュウの発生の今後の対策も含めまして、発生の状況を答弁させていただきます。36

質問 6番 髙谷勲

議員協議会を開いたり、それから行政報告でも報告いただいてまして、その部分についてはよく承知してるんです。あの、今回の一般質問でいわゆる、その発生者だとか、地域が特定されると、さらにその風評的な被害が起きては困るから、この質問については比較的さらっと流してくれって言われるような、そういう要望もあるんですが、ちょっとその確認をしておきたいところ。まず、あの置戸町ジャガイモシストセンチュウ対策本部、それから実動部隊である対策協議会、それぞれの役割があるというふうに思います。その中でも対策本部、町が加わったその対策本部の中の置戸町が果たす役割、今町長申し上げたとおり、集積場における資材の提供であるとか、いわゆる、その財政的な支援が一番大事なところになってくるし、生産者なり、あるいはJAも含めてそこを強く求めているんだろうなというふうに思います。前回と違う部分についても、今申し上げましたように、現在からまぁこれからもその発生のほ場を含め、その生産者が持つほ場はこれからも営農を続けるために様々な物が作付けされて、回されながら発生地域にも、またその馬鈴薯が回ってくるという、そういうサイクルの中で営農をやっていかなければならないということを含めて、どういう対策が必要なのかっていう部分についてはこれから協議会とも協議をしながらしっかりやっていっていただきたいなというふうに思います。町長が申し上げた町民への、いわゆるその意識と言うか、ほ場に入らないということ。それらについては既にその回覧なり、そういうとこを通じて全町に、まぁ全町民にと言うか、全戸に配布されているので、発生の事実についてはこれはもうどうすることもできないというふうに思います。そもそもですね、このシストセンチュウは後志管内の真狩村が昭和47年ですね、1972年ですから昭和47年に、北海道の中で初めて確認をされました。その5年後に第2の発生が非常にあの離れているんですけども、オホーツク管内の清里町で第2例目が発生をされました。それから爆発的に増えまして、2014年の数字ですが、52の市町村で1万1,000ヘクタール、 全道の馬鈴薯の耕作面積は約5万ヘクタールぐらいですから、5分の1強はもうすでにこのシストによって汚染をされている状況にあります。置戸の中においてはいわゆる1筆だったのが今3筆ということで、これがこれからさらに増えないようにどうしていくのかっていうところは、やはりその協議の中でやっていただきたいなというふうに思います。私も昨年まで農業をやっておりましたが、まぁあの後継者もおりませんし、妻と2人でやってるということで、65歳を契機に営農をやめさせていただきまして、48年間種子馬鈴薯を中心に営農を続けてきたわけでありますけれども、まぁあの営農をやめていたからもう関係ないだろっていうような言われ方をすることもあるんですが、非常に今回の発生については自分にとっては衝撃的な出来事。さらに申し上げますと、北海道の中でもあまりその種子馬鈴薯からシストが発生したっていう例が極めて少ない事例なもんですから、それがまさかの置戸からっていうことで非常にそこについて衝撃を持って受け止めました。さらには残されました、その種子馬鈴薯農家については、これから戦々恐々とした中で、その営農を、種芋の生産を続けていかなければならない。もちろん発生した農家もちろんなんですが、取り囲まれたそういう人たちについても相当な衝撃を受けてるんではないかなということはちょっと計り知れないなというふうに思います。そういう意味で、それらの人たちのメンタルの部分についてもしっかりとサポートしてあげる対策37も考えていただきたいと、そういうふうに思います。まぁ、あの冒頭申し上げましたように協議会と、それから対策本部の役割、特に置戸町が、その町長が対策本部長ですので対策本部の役割、いわゆる財源の確保、この辺をしっかりやっていただきたいというふうに思いますが、町長のお考えがあればお伺いしたいと思います。

答弁 町長 深川

ただいま後段でも言われましたように、やはりメンタル的な、それからその発生農業者さんだけではなくて、生産者の皆さんのショックというものはあるかと思います。ただし、8年前の発生よりも一つひとつ学んできたこと。JAきたみらい管内においては発生ほ場が置戸町以外でもありました。それに対しましては、ご承知のとおり抵抗性品種の栽培症例だとか、その売り込みを行ったり、様々な対策を取ってきた経過があります。そんな先例も見ながら、同じ農業協同組合でございますので、その傘下で本町もできる限りの支援をしてまいりたいと思いますが、先程申し上げましたとおり、これは農業者、農協さん、そして町、それぞれの力を出し合って克服していかなければならない課題だと思います。ジャガイモシストセンチュウは科学的に申しますれば、なかなか根絶はならないというセンチュウでございます。これは今話題になっておりますコロナと同じように、ある意味共存しながら先程議員もおっしゃられたとおり、道内1万1,000ヘクタールものジャガイモシストセンチュウが発生している中で、それでも北海道はナンバーワンの生産基地として活躍しているわけでございます。あの、本町も種芋農家以外の農業者さんのダメージを少なくするためにも、やはり総合的な対策を図っていくために、各機関と協議を進めながら支援策を講じてまいりたいと思います。なかなかメンタルの部分っていうのは、役場がそうせっていうことではなくて、生産者皆さん同じ目線でですね、励ましていただくことも重要だろうと思いますし、正確な理解とそれから町民のあの先程のまん延防止対策の徹底などをご理解いただいてですね、このシストセンチュウが誤解のないようにご理解いただければと思っております。

質問 6番 髙谷勲

協議会と本部が連携を取りながら、それらの問題については様々なところで対策を講じていただきたいというふうに思います。あの置戸町の方から配られた、こういう立ち入り禁止のこういうチラシが入ってました。あの置戸は比較的その農村の景観なんかを他の町から、他の所から知らない人たちがほ場に入り込んでとか、まぁ麦の後なんかにはひまわりとか景観の作物があると、どうしても写真に趣味のある方だとか、そういう方はほ場まで入り込んで、そういうものを撮るためにほ場の中に入ってきたり、そういうことをする方がおられるということで、こういう事例もありましたというのでは、あの美瑛町でCMに、その景観がCMに使われるような、そういうその美しい景観の所にあったんですが、あまりにも有名になりすぎて、いろんな人がそこに入り込んでくるということで、そのほ場の景観の一つであったいわゆるあのバランスのいい風防ではないんですけど木があったんですが、そういうのは全部伐採して景観を変えてしまったっていうような事例もあるんです。そういう意味では、あのそういう地域でないにしても、やはりあの見受けられます、山菜の時期であったりいろんな時期。ましてや、あのほ場の入り口に車を停めて鍵をかけて、農家の人が作業しようとしてもできないような、そういうそのマナーのない人もいたり、もっと言えばです38ね、あのある意味こういう人がいては困るんですが、過去には生産者の麦畑に車で乗り込んで、それでその大麻の採取だったのか、結局車が出られなくなってしまったというような、そういう事例もあったりしてですね、その辺の発信も行政がやっていただきたいなと。まぁほ場には絶対に立ち入らないこと。その辺はもう講じておられると思うんですが、その辺についてもしっかりお願いしたいなというふうに思います。私があの初めて議員になった平成19年に、実は隣町の訓子府町で初めて発生が確認をされました。先程町長も申し上げましたように、抵抗性品種スノーマーチというのは、その訓子府が発祥と言うか、その発生を見て作られた品種だったんですが、それはその訓子府の品種として今普及されています。まぁあの男爵とか、そういうものに比べると食についてもあまりどうかなっていうのはありますが、抵抗性としては効果があるということで、まぁあのスノーマーチだけではないんで、これからいろんな品種を交えながら、農家についてはまん延防止対策のための抵抗性品種の作付けをやっていただきたいなというふうに思います。で、あの昨日のですね、北海道新聞に、網走でシロシストが実は昨年でしたか、一昨年発生をしました。そのシロシストというのはいわゆる今その普及している抵抗性品種、どの品種をおいてもこれには効果がないと。まぁあのいわゆる抵抗性品種の効果が得られないそのジャガイモシロシストというのが初めてその発見されたんですが、その地域において、そのもち麦という新たな品種で、そのいわゆる馬鈴薯に変わる品種とは言わないかもしれないんですけども、一つこれを機会に新たな輪作体系の中に折り込むような品種を開発するという意味で、面積的にはそう大きくないんですが、非常に好評な麦が生産をされたというのは昨日の道新に載っておりました。訓子府町で発生した際に、その新たな品種としてそのスノーマーチが作られる。置戸町もある意味そういうその輪作体系の一環になれるような新たな品種の開発であるとか、そういうことも含めて対策本部、協議会、農業者合わせてですね、その辺の開発にも取り組んでいただいたらどうかなというふうに思います。2問目あるんですが、もし町長のお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 深川

抵抗性品種、スノーマーチのこともお話になりました。実はあの8年前に本町で発生した時にいろんな栽培試験も行いました。トマト系の作物を栽培すれば減少するよというようなお話もあって、そんなこともやってみたんですが、なかなか今土壌検査をしても減少していないっていう状況で、なかなか難しいんだろうなと思っております。本当にシストはいなくなって、また種芋が作れるかっていうことはありますが、まぁあの先程も言いましたように、真狩や羊蹄山ろく、それから先程オホーツク管内、他町でも出ている例がありましたが、これは経済被害をもたらすセンチュウですので、発生したところは減少させる対策も行っているかもしれませんが、追肥をしながら収量を確保していけばいいんだと割り切ってやっている市町村もあるようでございます。置戸町はそこに踏み切れるわけではございませんが、新たな作物転換やそれから抵抗性品種の栽培に支援ができるようなものがあれば、関係機関と協議しながら進めてまいりたいと思います。

質問 6番 髙谷勲

ぜひそういう開発をですね、開発と言うか、開拓をしていただいて39ひとつ置戸のそれがあのある意味でね、これからの農業にとってひとつプラスになるような、そういうものが作付けされるといいなと、まぁそんなことを思っておりますので、機会あるごとにその辺についてはいろいろ協議をされて、農業者も含めて生産性のあるものを開発していただきたいと、このように思います。1問目については以上で終わらせていただきますが、ぜひその辺についてはこれからも行政、それから関係機関と連携をとりながらしっかりやっていただきたいというふうに思います。

出典:置戸町議会 令和2年第7回定例会 2020年9月9日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる