みんなの議会

置戸町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月10日

平成31年度、町執行方針で提起されております、この定住圏構想について

2019年3月10日、置戸町議会の一般質問で、佐藤勇治議員が「平成31年度、町執行方針で提起されております、この定住圏構想について」質問し、町長 井上が答弁しました。

質問者
佐藤勇治 議員
答弁者
町長 井上

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 佐藤勇治

それでは町長に質問いたします。今年2月の議員協議会におきまして、町長から定住自立圏構想についての協議が提起されました。また、今定例町議会におきまして関係する条例案が提案されておりますので、これらに関連して質問させていただきます。総務省の資料によりますと、この定住自立圏構想は平成21年4月に要綱が制定され、施行後全国で推進が展開されているということであります。すでに全国で123の圏域が形成され、134の市が中心市の宣言を行っております。北は北海道稚内市から南は沖縄県宮古島市まで、全国でこの構想を展開し、推進に取り組んでいるとのことであります。この施策の目的とするところは地方圏域を形成し、人口減少と少子高齢化に対応し、地方圏への人口定住を促進させるという目的で制定されたと理解しております。そこで平成31年度、町執行方針で提起されております、この定住圏構想について伺います。一つはこの制度の概要と定住自立圏構想の意義についてであります。2つ目は圏域形成に向けたこれからの手続きと今後のスケジュールについてであります。3点目は中心市となる北見市と周辺町である置戸町との関係や役割について伺います。最後の4つ目は協定に基づく定住自立圏共生ビジョンの具体的な取り組みとその将来像についてであります。まずこの以上 4 点について町長に伺います。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

定住自立圏構想についてということでありますが、平成21年の4月1日付けで定住自立圏構想推進要綱というものが施行されまして、その構想が具体化されたわけであります。平成25年の4月にこの要綱の改正によりまして、特例要件が新設をされまして、次の年26年でありますけれども、これには特別交付税の大幅拡充などが盛り込まれてきたわけであります。しかし、このような要綱の改正前は地方の視点からみますと、少々疑問なことが多過ぎました。もっとも目的が74地方にあったわけではないので致し方ないというふうにも言えるかもしれませんが、平成25年の改正でやっと北見市が中心市になれたわけでありまして、平成30年10月現在、全国で123の圏域。自治体の数として全国に1,718ありましたから、そのうちの523の自治体が協定締結に至っております。30年10月現在であります。まあ3分の1ぐらいが協定締結をやったということであります。そこでご質問の第1点の制度の概要と意義でありますけれども、地方において大幅な人口減少と急速な少子高齢化が見込まれるなか、医療機関やあるいはショッピングセンターなど、住民生活に必要な機能について一定の集積がある都市が中心市ということになりまして、周辺自治体と相互に役割分担をして連携協力することによって圏域全体で必要な生活機能を確保すると。そうしたことによって地方圏における人口の定住を促進していくというものであります。次に2点目の圏域形成に向けた手続きと今後のスケジュールでありますが、2月28日に北見市において中心市宣言が発表されました。現在は本町のほか訓子府町、津別町、美幌町の1市4町で圏域形成に向けた協議に入るところであります。今定例議会に置戸町定住自立圏形成協定の議決に関する条例案を提出しております。まあ、議決いただきました折には中心市の北見市との定住自立圏形成協定の締結について、6月定例議会に提案するようにとり進めてまいりたいと、このように思っております。6月の定例議会後にすみやかに中心市との定住自立圏形成協定を締結して、圏域における将来像や、あるいは推進すべき具体的な取り組みを示した定住自立圏共生ビジョンなるものを策定に向けて協議あるいは検討を進めていくと、そういうことになろうかというふうに思います。次に3点目の置戸町の役割ということでありますが、まあいろんな見方があるというふうに思うんですが、立地条件って言いましょうか。町の現在のあり方っていうか、姿って言いましょうか。そんなことを考えますと、やはり常呂川の最上流の町として、また森林の町として、こうした自然環境の魅力というものを最大限活用しながら、中心市や、あるいは周辺の町との結びつきをより一層強めて行くことになろうかというふうに思います。そうしたやり取りあるいは付き合いの中で、町としての特色あるいは主張というものを述べていくことになるだろうというふうに思っております。最後に4点目の定住自立圏共生ビジョンの具体的な取り組みでありますが、現時点では協議検討の前でありますので具体的に申し上げることはできませんが、北見市や訓子府町とはこれまでに消防組合や医療福祉、地域公共交通などの分野でそれぞれ連携協力しながら事業を進めてきた経過がございます。さらに津別町や美幌町を加えた圏域形成によって、例えば相互の公共施設の利活用あるいは人的交流、移住政策など、様々な分野での連携や協同が進んでいくだろうというふうに思います。今後の圏域形成に向けた協議において、置戸町の果たす役割をしっかりとこのビジョンに描けるように協議に参加してまいりたいと、そのように考えているところであります。

質問 4番 佐藤勇治

今の定住圏構想ですか、これについての概要的なことは伺って、おおよそ形としてどんなものかっていうことがぼやっとした形ですけど見ることができましたが、総務省のホームページによりますと、目的そのものは中心市、まあ言ってみれば今回の場合、北見市なんですが、それと中心市の都市機能と周辺町、置戸、訓子府、津別、美幌なんですけど、これらのその75農林業や自然環境、歴史文化など、それぞれの魅力を活用し、相互の役割を分担し、連携協力することによって圏域全体の地域を活性化させて定住人口を促進させると。まあこの総務省のホームページにはそのようなことが書かれているわけですが、しかしですね、一方で我々が一番危惧するところは、この構想の先に何があるんだということであります。平成の市町村大合併で3,200の市町村が1,700になりました。このようなことを考えますとですね、平成の市町村大合併の第2弾ではないのかと、そういうことも危惧されます。また、単純に考えるならば周辺町がですね、その中心市に吸収されないのか、あるいは飲み込まれないのか、また新たなこの構想が市町村合併を意識したもので、さらに町村合併を加速させるものではないのか。このようなことを危惧するのは私だけではないと思いますが、まず1点はこの点について町長としてどのようなお考えか、一つ伺いたいと思います。それと2点目は、この共生ビジョンなる策定にあたって、置戸町としてはどのようなビジョンをイメージしてるのか。まだ具体的ではないのでそこまでは表現できないという先程のお話ではありましたけれども、いわゆる置戸町としての地域特性を活かし、置戸の生き残りをかけたものとして広域的な事業の取り組みも、どう置戸の永続的な発展につながる施策にするかということが一つの視点になると思います。そんなことが私の頭には考えられるわけですけど、まず市町村合併の加速化と、それから今言った置戸町のビジョンとしてどういったことが今の段階で町長の頭にあるのか、この2点について伺いたいと思います。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

定住自立圏構想の先には平成の大合併と言われるような合併があるんじゃないかっていう懸念だというふうに思います。懸念という言葉を使っていいかどうかわからない今の情勢があると思います。なぜなら圏域を新しい形って言いましょうか、総務省が、あるいはこの地方制度調査会、ここが最近言い出してるのは、この圏域というものを法制化しようとしてます。法制化するということは待ったなしの世界ですから、置戸がどう考えようが、北見がどう考えようが、また周辺の町が賛成だから反対だからというものではないというふうに思います。したがって、この定住自立圏構想の後にはそういうことがあるんじゃないかっていうよりも、圏域の法制化、これについては、今率直に言って市町村で割れております。ただ、全国の町村会としては、これに対しては明確に反対のスタンスを取っています。少なくても上から押し付けるような内容のものでは駄目だと。あくまでも市町村が選択権を持っているような圏域形成でないと駄目だということは明確に申し上げております。そのスタンスは全国の市町村、少なくても市町村長はこれに何ら変化はないというふうに思います。そこで定住自立圏の問題に戻るわけでありますが、先程来申し上げているように、平成21年にこの要綱が示されたわけでありますが、率直に言って全国の市町村はあまり反応が無かったといった方がいいんじゃないでしょうか。その時にも今のお話がありました。この先にはそういうことがあるんじゃないのかと。市町村合併、平成の市町村合併が思うように進まなかったから新しいものを示してきたんじゃないのかというような警戒感もありました。ありましたし、内容そのものが必ずしも先程ちょっと触れましたけれども、地方にとっては少なくても地方に視点を置いたものではないってこと76だけははっきりしてるじゃないかと。したがって、これらについてあまり積極的ではなかったっていうことは事実だと思います。ただ、今その圏域としての法制化の問題はともかくとして、今抱えているこの必ずしも北見市が中心というわけではありませんけれども、この周辺の市町村の状況を考えた時に、やはり今さら申し上げるわけでもないわけですけれども、先程来いろいろと議論してきております人の問題。この問題を一つ捉えたとしても、今のままでやりきっていけるのかという心配が率直にいってあります。これは何も置戸ばかりじゃなくて、訓子府も美幌も津別も、そして北見市と言えどもそういう心配があるということです。これを乗り越えるような、乗り越えるような形成を我々は考えていかなきゃならないんじゃないのかということであります。そういう中でこの定住自立圏構想を立ち上げる中で、この特にビジョンといった問題についてきちんと、この1市4町がそれぞれ北見市との1市1町の関係なんですけれども、まあ全体の1市4町としてのお互いの理解っていうか、共通の理解というものをきちっとしていく必要があるだろうというふうに思います。私あまり触れませんでしたけれども、まあビジョンの一つとしてはそうですね、あの1市4町ともですね、第一次産業が基幹産業の町でもありますし、その中でも森林という問題は共通のテーマになっていくだろうというふうに思います。特に森林環境税の問題、森林環境譲与税の問題で、30年かかりましたけれども、財源が一定程度配られるようになりました。その財源を使ってそれぞれの町の森林資源を守っていくというか、まあ平たく言えばそういうことでありますけれども、そういうような共通のテーマが1市4町には少なくてもあるというふうに思います。と同時に、この森林環境税、環境譲与税、これは法案が通りましたから。ですから、この後は今国会議員の方では議連を立ち上げて、そして木材を使って都市の木造化って言いましょうか、それを積極的に進めるような議連を立ち上げたいというようなお話も、過日国会議員の先生から私も直接的に受けました。そういう中で是非市町村も協力してほしいというようなお話もあったわけでありますが、まさにこの1市4町にとっては共通のテーマになるでしょうし、そのことが順調に進むとすれば、まあ森林組合をはじめとして、森林関係の業界が少なくてもこういう、今目指そうとしている、まあ国としての考え方、有り様って言いましょうか、都市建設に向けてのこの森林を活用していく、木造化していくということが大きなテーマとして捉えられていく。そういうこともある種私どもとしては大きな期待を寄せられる一つのことなんだろうなというふうに思ってます。そうしたことをこのビジョンの中にきちっと謳い込んでいくことも重要な一つなんだろうなと、今の段階としたらそのように思ってます。

質問 4番 佐藤勇治

はい。

質問 4番 佐藤勇治

今までこの構想についていろいろ概略って言いますか、そういった経過も含めて町長からお話がありましたが、自主的にはもう具体的にですね、6月から北見市との協定案を協議して議会に諮っていくっていうお話もありましたし、もう年度内っていうか、31年度内には、3月までにはその定住自立圏共生ビジョンって言うんですか、これを作成するということで、その方向でいきたいということで前回の2月の協議会ではですね、そういう資料をいただいて、考え方を示していただいたところです。それで私の思いつきもありますし、今後のビジョンを策定にあたってのですね、まあ参考になるかどうかはわかりませんけど、若干話していきたいと思います。最初に町長は置戸、訓子府、津別、美幌、何れもその地域的にはですね、森林に囲まれたと言いますか、訓子府は若干耕地も多いんですが、ほとんど置戸とか津別は森林に多く、資源としてあるということのお話がありました。そんなところですね、産業面ということで、まあ僕もちょっと考えたんですけど、あの当然その森林というのは大事なものでありますし、この常呂川のですね、流域の川上と言われる置戸、そして川下と言われる北見市常呂、その一帯の役割分担っていうことを考えるならばですね、当然北見市はこの常呂川の水を飲料水として飲んでいるわけですよね。そんなことを考えますと、その飲料水としての確保と、当然人間が飲むわけですから、その水質を保全すると。そういう観点からいきますと、我々川上にですね、置戸の森林って言いますか、そういったことの整備なり、あるいは管理っていうのは非常に重要さを増していくと思うんですね。そんなことでですね、かつてはあの常呂の漁協の婦人部の方が勝山の森林、山を、ハゲ山って言いますか、そういったものを購入して、そして民間の力を活用した中でですね、いわゆる豊かな海は豊かな山から。そういう合言葉で、もう20年以上にもなると思うんですけど、そういった川下と川上の関係っていうのを築いていったと思うんですよね。そんなことがですね、今後も北見市と置戸町がですね、協定の中に謳い込むとすれば、まあ水質、水の確保ということは北見市にとっては大変重要なことだと思いますんで、森林面ではそういうことがあるかと思います。それともう一つ、産業っていう意味合いでいけばですね、農業の面ではその酪農の推進という観点からちょっとお話したいと思うんですが、すでに広域的な取り組みとしてはですね、先行してるんですけど、釧北の哺育育成センターを核としたですね、まあ訓子府町の公共牧場と隣接する釧北の周辺をですね、まあ大規模酪農あるいは畜産基地としての構想は考えられないかと。かなりこれは大きなあれになるんですけれども、先のことにもなるかもしれませんが、広域的に考えるとすればですね、そこも一つの視点になるかと思います。それからあの医療福祉の充実っていうことも先程ありましたけど、置戸町民の命の綱と言うべき町内唯一の医療機関の置戸赤十字病院とですね、それからセンター医療機関という使命である北見赤十字病院とのですね、さらなる連携強化と言いますか、まあいろんな医師の派遣だとか、そういったことがですね、あのいわゆる相互連携することの中で謳い込みができるんじゃないかと思います。78それからもう一点、その介護っていう話先程からずいぶん出てますけど、益々介護人材っていうのは不足してくると。そういった中でですね、介護福祉人材の教育機関としての役割を担っている道立置戸高校の福祉科の充実あるいはその生徒の確保ということでいけばですね、十分この圏域の中でこのことをですね、あのなんていうのかな、置戸高校をさらに支えていく、そういうことも我々置戸町民としては謳い込んでもいいんじゃないかという、そういう思いもあります。それから最後になりますけど、置戸町の地域ブランドとしての振興策、オケクラフトの振興だとか、あるいは勝山温泉の推進、そういったことを含めてですね、地域にある置戸の宝物って言いますか、そういったものを展開していくことによってですね、まあ置戸独自のですね、中心地に飲み込まれないようなそういった施策があるんでないかと。そういったことで、これからいろんなことがですね、いろんな分野で論議されていくと思うんですが、そんなことを含めて、若干お話ししましたけど、町長のなんかこのイメージについて考えることがありましたちょっと伺いたいと思います。

答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)

先程来私の方からも1、2申し上げましたし、議員の方からも今お話がありました。どれもこのビジョンの中に謳い込まれてくるであろうというテーマであるだろうというふうに思います。特にこれが必要のないとかそんなふうには思いません。全くその通りだっていうふうに考えていただいて結構だと思います。ただ、全体的に言えるのは、いろんな分野があると思うんですが、私は基本的にその質を高めるということだと思います。これは人的なことも含めてでありますけれども、この1市4町の共通のテーマで言うならば、やはりその質を高めるという努力をしなければいけないんじゃないかというふうに思います。まあ、そうしたことも北見市とのやり取りの中では、あるいは1市4町のやり取りの中では、今申し上げたように質を高めていくということも共通テーマっていうことを忘れないようにみんなで頑張りましょうやと、そういうような提案はしていきたいと、このように思います。

質問 4番 佐藤勇治

圏域が固まってですね、まあ地域の発展のために頑張ろうっていうことで、そういう町長の言葉でした。それから今回はまあいろんな形でですね、まあ今回は3月の議会でですね、それぞれの議会でいろいろ議論がなされると思いますが、そんなことを含めですね、今後ともいろいろ我々も質問とこの問題についてですね、聞いていきたいと思います。この定住圏自立構想についてはここで私の質問は締めたいと思います。

出典:置戸町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月10日 議事録 PDF(74ページ) 間違いを知らせる