置戸町議会 平成30年第8回定例会 2018年12月13日
町有林の森林経営審議会の設置について
2018年12月13日、置戸町議会の一般質問で、小林満議員が「町有林の森林経営審議会の設置について」質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 小林満 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 小林満
通告に従いまして、町長に質問したいというふうに思います。町有林の森林経営審議会の設置についてでございます。本町の町有林も2,000ヘクタールを超え、現在、適切な管理を行っていると思っておりますが、昭和28年の林野整備で買った町有林の520ヘクタールは、8齡級以上の森林ですでに標準伐期齡を超え、主伐を迎える森林が多くあります。また、平成元年から国有林を取得した町民の森730町の手入れも毎年行っており、これらも標準伐期齡を超えております。人工林の現況を見ますと、人工林そのものは2,000町歩のうち、約1,370町というふうになってますが、すでに70%を超えております。カラマツ林では、9齡級から12齡級で713町で91.8%。これらは適正な管理のもとにやっておりますが、適正伐期齡を超えますと、老齢加除区になって非常に危険性があります。トドマツ林も10齡級から13齡級で77.7%を占め、林班によっては、パルプ材が45%が失材しているところもございます。これらは早く伐採して違う樹種を植えることも検討する必要があります。さらに、地域に点在しております、秋田町有林90ヘクタール。拓殖町有林180ヘクタール。春日61ヘクタール。安住50ヘクタール。北光の117ヘクタール。拓殖第二の107ヘクタールは、手入れが遅れております。町有林は、町民の財産であり、一般財源を担う大きなウエイトを持っている金の卵です。少しでも予算に寄与でき41るように努力すべきだと思います。これから、どう順序を変えまして植えて切ってまた植える、森林の持続的循環をすることが森林の保全と資源保護に繋がらなければならないと思います。第14次森林経営計画では、一個林班の中で20ヘクタールの皆伐はできませんので、限界に近い皆伐と造林を同時に進めるべきだと思います。公有林財産の効率的経営を行うためには、有識者の意見を聞くのが望ましいというふうに思いますが、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づいて、審議会を置くことについて町長に伺います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
町有林の森林経営審議会の設置についてということでありますが、町有林の現状等について今議員の方から詳しくお話がありました。経営面積は、2,014ヘクタール。蓄材積にして72万4,311立方メートル。うち人工林が全体の約7割ということになっております。その他に町有林の点在している状況について、また、それらがいずれも伐期をきている、あるいは伐期を過ぎているというようなご指摘もございます。これらに係る施行等については、ご承知のとおり、置戸町森林経営計画に基づきまして実施しているわけでありますが、年間100ヘクタールから120ヘクタールの伐採事業を継続しながら、未立木地の解消に向けて遅れている皆伐後の再造林を計画的に進めることといたしまして、本年度より5ヵ年間の第14次の計画がスタートしているところであります。ご質問の森林経営審議会の設置についてでありますが、都道府県の森林審議会については、新立法の第68条の規定によって、設置義務ということになっておりますけれども、市町村についての規定はございません。しかし、オホーツク管内では、北見市が私有林管理委員会。滝上町と訓子府町が町有林経営審議会というものを設置して経営計画や施行に対しての意見を求め、委員には議会議員、或いは、森林所有者、関係機関の長等がついているようであります。そこで、まず本町の場合でありますが、これまで森林経営計画の策定に対して、議員の皆さんからのご意見と本会議での議決をいただいているところであります。また、昨年は、林産協同組合や森林組合、民間事業体の皆さんのご意見やご提案もいただきながら、林業労働者の確保と雇用促進を図るための林業担い手確保、通年雇用支援事業。さらには、林業・林産業の活性化と作業の効率化を図ることを目的として、林業・林産業機械導入促進事業等の支援制度を創設したところであります。いずれも通年雇用を山で働く人たちの通年雇用ということを念頭に置いた制度の創設であります。しかし、これには業界の人たちの理解と協力がなければ進まないわけでありますけれども、幸いにして具体的に2人ほど可能性があるのかなという動きになっているのは、大変有難いというふうに思っております。平成31年度の31年度施行の森林経営管理法では、適正に森林管理が行われていない民有林については、市町村が仲介役となって森林所有者と林業経営者を繋ぐ新たな森林管理システムの構築が求められておりまして、同時に市町村自ら民有林の管理を行うことになります。財源となる森林環境譲与税の有効な活用策については、特に民間事業者や関係機関の皆さんのご意見も必要になってくるわけであります。新たな制度における民有林整備は、平成33年度から本格的な事業開始を予定しているところであります。民有林も含めた町有林の経営を考えますと、新たな視点での経営が求められることとなりますので、森林審議会の設置については、議員の方からも提案がありましたけれども、これらの議論の中で合わせて検討したいというふうに思います。審議会に準ずるような形で42の進め方はやってきているつもりでありますけれども、正式に議員の提案がありました、審議会、検討したいというふうに思います。
質問 7番 小林満
大変前向きな回答をいただきまして、大変ありがとうございます。第14次の計画を見ますと、非常に齡級別に歪になっていると言うか、1齡級から5齡級までについては、ほとんど植林をしていないという状況でございますので、やはりそういうような林齢構成を作るということは、非常に将来に向かって町民の財産をなくすということで、森林の継続的なものが図れないんでないかというふうに思います。非常に大切なのは、やはり伐期齡が過ぎてですね、まだ森林が残っている状況の中では、非常に林木が厳しいような状況になるんではないかというふうに思われますので、できるだけ法制林化施行を持って毎年ある面では、50町ずつ切って50町植えるというようなことがあると思いますけども、実際に林業労働者を考えると、そのようなことになりませんので、先程申し上げたように、一個林班、最低でも20町を限度として切って、そして翌年植えていくというようなことをしていかないと、将来的には非常に切るとこばっかりが増えてですね、造林が追いつかないというようなことにもなりますので、その辺十分ですね、審議会の中で計画した方がいいんでないかというふうに考えます。それも今までは、町議会がただ認定したということでほとんど中身については検討しておりませんので、そういう意味からするとですね、もっと早く計画を検討する場所がないと、そういうことが非常に悔やまれるというようなことが出てくるのかなという感じしてます。そんなことも含めて、町長は、北海道森林経営審議会の委員として3期6年間、北海道の森林を十分審議されているというふうに思います。北海道の林業については、非常に理解していると思っていますが、道の場合は、15人の審議会委員がおりますし、道内各地からもですね、町村長さんも出ていますし、一般の有識者も出ております。この辺も含めてですね、再度もう1回お願いしたいなというふうに思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
確かに、私も北海道の方から北海道森林審議会のメンバーにということで、町村長私一人だけなものですから、少なからず責任を感じながら議論に参画させていただいているわけでありますが、とにかく循環型のですね、森林整備を考えていかなければならないというのは、これは造林業者の人であろうが苗木の業者の人であろうが、共通の思いだというふうに思います。そのことが進まないと、本当の意味での適正な森林整備を進めているということにはならないだろうというふうに思います。しかし、それには造林をはじめとする担い手と言いましょうか、どの社会もそうですけれども、高齢化がどんどん進んできている、一方では担い手が不足していると。この現実は、やはり何とか変えていかないと、解消していかないと、循環型の云々と言っても、なかなか難しいと言わざるを得ないというふうに思います。先程申し上げた、置戸での独自の制度っていうのは、置戸の中だけのことでありますけれども、基本的には、そのことが全道一体に広がっていくことによって、北海道の関係業界の人たち含めてでありますけれども、少しずつ変わっていくんだろうなというふうに思っております。長い歴史のあることでありますので、それぞれまた専門の立場の人たちの先に向かってのご意見も承りながら審議会を作ったとするならば、そうした人たちの意見も極めて重要なことだろうというふうに認識してますので、できるだけ前向きに検討したいというふうに思います。43
質問 7番 小林満
最後に、そういう審議会を前向きに検討するということですので、できるだけ早くですね、審議会を作って一つ皆で山を検証するようなことを進めていただきたいというふうに思います。以上で終わります。