置戸町議会 平成30年第6回定例会 2018年9月13日
1つは、森林管理制度が来年度から施行されますが、その概要について
2018年9月13日、置戸町議会の一般質問で、小林満議員が「1つは、森林管理制度が来年度から施行されますが、その概要について」質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 小林満 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 小林満
通告に従いまして、町長に質問したいというふうに思います。森林環境譲与税(仮称)を活用した森林づくりということでございます。今年3月に森林環境税(仮称)の関係で町長に質問いたしましたが、その後、今年の5月には、森林経営管理法が成立し、平成31年、来年の4月から施行となり、市町村の役割は益々大きくなりつつあります。この森林経営管理制度の中で新たな森林管理システムがつくられ、森林管理が行われていない森林について市町村が仲介役となり、森林所有者と林業経営者を繋ぐシステムを構築すると言われております。その森林を意欲と能力のある林業経営者に経営管理を再委託し、林業経営に適さない森林は市町村が自ら管理するという難しいものであります。そこで、町長に4点について質問したいというふうに思います。1つは、森林管理制度が来年度から施行されますが、その概要についてお願いいたします。2つ目は、森林環境譲与税(仮称)は、平成31年から基金として年度別にどのぐらい入ってくるのかを伺います。その基金の使途についてでございますが、これは国税ですから明確にすべきと考えます。基本的な考え方について伺いたいというふうに思います。さらに4つ目としては、森林環境譲与税(仮称)の活用に関する今後のスケジュールについて伺います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
森林環境譲与税、まだ仮称が外れておりませんけれども、これを活用した森づくりについてということでのご質問でありますが、ご承知のように、平成31年度からの森林環境税及び森林環境譲与税、いずれも仮称でありますけれども、この導入を受けて新たな森林管理システムが来年の4月からスタートいたします。そこで、初めに森林経営管理法に定める新たな森林管理システムの概要でありますが、森林所有者に対する適切な経営管理を促すと同時に経営管理が不十分な森林については、議員からもお話がありましたように、市町村が経営管理権、これを取得いたしまして経営管理を行うと。あるいは、経営管理実施権というのを民間事業者に委託することで、林業経営の効率化あるいは管理の適正化を図って林業の持続的な発展と森林の要する多面的な機能を維持すると、そういうことを目的として、このシステムがスタートしていくわけであります。この新たな森林管理のための財源ということでありますが、森林環境税、これに先行して平成31年度から森林環境譲与税が都道府県と市町村に交付されます。配分額でありますけれども、ご承知のように、森林人工林面積、それから林業従事者数、さらに人口を基礎として積算されるわけでありますが、本町への交付額でありますが、平成31年から平成36年までは、この配分の割合が都道府県に20%、市町村に80%という配分の割合になります。従いまして本町では、平成31年から3341年まで年に807万円、それから34年から36年まで1年間に1,211万円、さらに平成37年から40年までは、この配分割合が市町村が増えます。その分、都道府県が減るんでありますが、従いまして、37年から40年の配分割合は、都道府県が15%、市町村が85%になります。本町への配分につきましては、年1,716万円。37年から40年まで4年間ですか、4年間、毎年1,716万円になります。さらに、平成41年から44年まで、都道府県の配分割合が15%だったのが12%ということになります。その分、市町村の割合が高くなります。85%が88%ということになります。従いまして、本町に対するこの交付額も2,221万円ということになります。さらには、平成45年以降ということになりますが、この配分割合も都道府県が10%、市町村が90%ということになります。従いまして、本町の交付額については2,725万円。毎年2,725万円が交付されるというふうに予定されております。なお、森林環境譲与税については、基金による弾力的な運用も可能ということになっております。森林環境譲与税の使い道でありますが、森林管理システムの取り組みについては、森林所有者への制度の周知あるいは対象森林の抽出、また、所有者情報の確認など行いまして経営管理の意向調査、また、経営管理事業対象林、自警管理事業対象林の基礎調査なども行うわけであります。その後、経営管理権の集積計画というのを作成いたしまして、間伐事業を実施するということになろうかと思います。これら一連の作業にかかる経費の他に、市町村が単独で実施する森林整備事業も対象ということになります。譲与税を利用することが可能だと、これに対しての譲与税を利用することも可能なんだということに今の段階としてはなっております。それから、最後に今後のスケジュールということでありますが、本年度は森林所有者情報システム回収後に、森林所有者の情報収集を行って林地台帳の整備を行います。平成31年度は、来年度でありますが、この情報をベースにいたしまして対象となる森林所有者に対して、経営管理権の意向調査を行いまして、平成32年度には、対象森林の基礎調査、合わせて森林所有者から経営管理権の集積計画の同意を得ることとしております。従いまして、新たな制度における民有林整備の本格的な事業開始っていうのは、平成33年度を予定しているということであります。新たな森林管理システムの取り組みでは、民有林の情報収集を始めとして、経営管理権の集積計画の作成、さらには、経営管理実施権の実行に際しても森林組合をはじめ、民間事業体の協力というのが不可欠でありますので、ぜひその点については特によろしくお願い申し上げたいというふうに思います。今後も関係機関の皆さんと連携を図りながら、置戸町の森林整備に努めてまいりたいというふうに思います。現段階においては、今申し上げたようなスケジュールで、また内容について今申し上げたような進め方になっていくだろうというふうに思ってますが、今、林野庁含めてでありますが、内容についていろいろと検討している部分もありますので、変更と言いましょうか、変わっていく部分も少なからずあるのかなというふうに思ってますが、現段階においては、今申し上げた通りであります。
質問 7番 小林満
大変ありがとうございます。今、町長の答弁の中で、来年から森林譲与税が入ってくるということで、年に807万円と。その後、平成40年からは1,200万円入ってくるということで、相当な額が毎年入ってくるのかなという感じをしてます。その使い道については、これはこの間、道の議活連の総会でもお話あったんですが、税金ですから広く使途については42公表していかないと駄目だろうと。お金の徴収については、平成36年からですから、まだ当分の間、皆さんから一人一世帯均等割をもらうということにはなってませんけども、その間、いろんな事業の発生が出てくるというふうに思います。先般、全国の森林組合の方からも、森林組合としてもこの意向調査あるいは森林調査についてですね、市町村に協力をしなさいというようなことできております。昨年、私ども、森林組合では、森林経営計画をそれぞれ組合員の意向調査をして、約620人の組合員のうち、約89%がこの経営計画に参加しております。まだ、11%ほどが回答がないということもございますけども、山の天然林の場合については、それほど計画がない人もおりますので、100%になることについては難しいなというふうに思います。先程、町長が言ったように、森林台帳が今年いっぱいでできるということでございますので、その後、私どもの経営計画のものと突合すれば、ある程度早く調査が可能になるんではないかというふうに思ってますので、出来た次第ですね、我々も調査に協力をしていきたいなというふうに思っています。それについてもですね、まだまだ難しい問題が山積みしておりますので、これについてももうちょっとはっきりしない点もございますけども、一つ我々も協力しながら進めさせていただきたいなというふうに思います。もう一度お願いいたします。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
私、北海道町村会の農林水産の常任委員長ということもありまして、6月に林野庁の方に行きまして、長官だとか次長だとか、それから担当部長ですか、お会いしてこうした問題について少し詰めた議論をしました。その時の当時のですね、長官は、この使い道について、森林整備あるいは人材育成など適切な使用を期待しているというお話がありました。税を使用できず、基金の話です。税を使用しないで貯め込むというようなことは、極力やめてほしいというお話がありました。それは当然のことだと思います。当然のことと言いましょうか、議員からもお話がありましたように、6年後、2024年ということになりますけれども、町村の個人住民税に年に1,000円を上乗せして森林環境税という徴収が始まるわけであります。現在の同様な形っていうのは、ご承知のように、東日本大震災の復興財源に充てるために、1人、年1,000円を上乗せして徴収されているという表現がいいかどうか分かりませんけれども、徴収されているわけであります。その後、森林環境税にこの1,000円が繋がっていくということになろうかと思いますが、しかし、何と言っても税金でありますから、どういう形で使われているのかっていうのが広く国民に承知してもらえるような使い方をしてくれということが林野庁の長官の方からもお話がありましたように、当然これは総務省も含めて、あるいは財務省も含めてでありますが、当然のことだろうというふうに思います。それだけに財源の基金化って言いましょうか、基金に積むといった場合も、非常に慎重にやっていく必要があるだろうと。これは、まだまだ議論としては詰めなければならないというふうに思っています。と言いますのは、先程来申し上げましたように、本町における初年度は800万円程度のお金ですから、やはり何年かかけて基金化しておいて、そして森林整備ももちろんでありますけれども、木質で何かを作るといった時に、その財源を充てるというふうに考えた時には、やっぱり一定程度基金化しないと、本当のお金が生きてこないんじゃないかというようなことも申し上げているわけであります。ただ、この森林があんまりないと言いましょうか、東京都の例えば、港区だとか、それからオホーツク管内が連携協定を結んでおります江東区につきましては、森林に対しての何て言いましょうか、43非常に熱意がある区でもありますけれども、そういう区に対しても、今回の税金が森林環境税がオープンな形で見せていかなければならないということも一面としては当然ありますので、その辺は十分考えていかなきゃならないだろうなというふうに思っております。その時のやり取りいろいろありましたけれども、次長だった方が今の長官でありますから、次長ともやり取りしましたけれども、今申し上げたように、都市部と山村部の連携した取り組みっていうか、そういうことも林野庁としては期待しているんだというようなお話がありましたから、そうしたことも含めて、この財源の有効な使い方と言いましょうか、使われ方の理解っていうか、そうしたことも深めていかなきゃならないなというふうには思います。
質問 7番 小林満
いずれにしても、まだ根本的に解決しないところもございますけども、一番心配なのは、今の農業振興課ですか、産業振興課ですか、非常に人員が少ない中での作業がこれからたくさん増えるということで、もうちょっと林務行政に力を入れたらどうかなという感じしてますので、人員増も含めてぜひお願いして私の質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
人員の問題というのは、なかなか理屈としては何も否定するもの一つもないわけであります。ただ、限られた人員の中で行政運営をしていくということになりますと、一定程度の人数でそれをやっていかなければならないというのも現実としてはあるわけであります。ただ、林務の部分で言いますと、ご承知のように、この4月から林野庁の方から職員を2年という期限付きでありますけれども借りておりますので、彼に特段の頑張りを発揮していただくということで考えておりますので、ご理解いただきたいというふうに思いますし、また、議員は森林組合の組合長さんという立場もありますから、うちの職員も激励していただければなと、そのように思います。
質問 7番 小林満
以上で終わります。