置戸町議会 平成29年第9回定例会 2017年9月13日
超過勤務について
2017年9月13日、置戸町議会の一般質問で、石井伸二議員が「超過勤務について」質問し、教育長 平野、教育課長 平野が答弁しました。
- 質問者
- 石井伸二 議員
- 答弁者
- 教育長 平野、教育課長 平野
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 石井伸二
それでは通告に従いまして教育長に、小中学校の学習指導要領改正に伴う支援策についてということでお伺いをいたします。まず、小中学校教員の勤務実態、超過勤務について伺いたいというふうに思います。分かれば高校についてもお知らせをいただきたいというふうに思います。以前より教員の本来の業務の線引きの曖昧さから、部活動の顧問であったり、私も長年役員としてやっていた、PTA活動さえも負担となっていたのかなと思えるような過度の勤務実態があると報道を耳にしてきたところであります。今回の一般質問の通告の締め切りが9月1日でした。その後、教職員の長時間労働の実態、全国、全道の勤務実態調査の結果など、立て続けに報道をされました。詳しい数値については差し控えますが、厚労省で選定する過労死ライン、月80時間に相当する、週20時間以上の残業をしているというような内容であります。非常に深刻な状況にあるのかなというふうに思います。議会としては、町職員の勤務実態、健康状況などについては、円滑な行政運営、執行に関わることですから注視したり、ときとして意見を言うことができるんでありますが、町立の小中学校とはいえ、教員の採用、異動、給与等、所管の違いから、これまでなかなか意見をすることを控えてきたように思います。しかしながら、置戸の子供の教育にも影響があるとしたならば、なかなか見過ごすことができない状況にもあるのかなというふうに思います。まず、置戸のそういった超過勤務実態についてお伺いをいたします。また、学習指導要領の改正に伴う新たな教員の負担を心配しております。現場では、学習内容が新38しくなり、学ぶことは増えたが減った業務はないという声がございます。小学校の英語教育については、ALTや小中一貫教育での教員の相互乗り入れ、柔道の授業では、講師を派遣するなど、これまで置戸として対応し支援をしてきたというふうに思いますが、次期学習指導要領で、ICT、情報通信技術活用による学習活動の充実が謳われ、2020年には小学校高学年で、2021年には中学校でプログラミング教育が必須化されることから、専門家の助言が不可欠だと新聞報道に接し、置戸町としては、どう対応されるのか。このことにつきましては、既に北見市教育委員会と北見工大の主催で、指導の在り方について研修会を開催されたとの報道もありました。この機会に、またこの時期から置戸の小中学校には専門のパソコン教室もございます。また、昨年度このICT教育の一環として、中学校へ電子教科書の整備などを行っております。他にも多くの基金もあることから、専門の講師を派遣するなど、更なる有効利用をしていく考えがあってもいいというふうに思います。しかしながら、このICT関連では、更新も含めて多額な費用が掛かることから、十分に学校との協議、方針、計画を立てていく必要があるというふうに思います。いずれにしましても、教員の負担軽減のために、置戸町として何ができるのか。特別教育の支援員も含めて今後の置戸の支援策を伺うものであります。よろしくお願いします。
答弁 教育長 平野
小中学校の学習指導要領改訂に伴う支援策等についてお答えします。平成29年3月31日に公示された、新学習指導要領は、小学校においては、30年、31年を移行期間として、32年度から全面実施。中学校においては、30年から32年度を移行期間として、33年度から全面実施となります。今回の改定でのキーワードは、1つ目は、学校づくりは地域と一緒に進めなさいということで、社会に開かれた教育課程。2つ目として、どんな子供を育むのかと、その目標を明確にして、そのために教育課程をどう編成し実施するか。そして、その実施したものについては、反省、そして評価をして、次年度、さらにより良い教育課程を編成実施していくという、そういうサイクルでということで、カリキュラムマネージメント。3つ目として、先生方の一方的な事業ではなくて、子供達が課題を持って、課題を見つけて、そして自分で調べたり友達と協力して調べ、そして発表するという、そういう授業をしていこうということで、アクティブラーニング。これらが掲げられています。また、新たに導入されることとしては、議員からもありましたが、一つは、道徳を教科として扱う。教科として扱うということは、今までは道徳は評価していませんでしたが、算数、国語のように評価する教科というふうになりました。それからもう一つは、外国語、一般的には英語ですが、英語の力を強化していく必要があるということで、小学校の3~4年生からも授業を始めようということで、慣れ親しむために活動の時間を3~4年生で。そして、5~6年では、きちっと教科として授業に取り組んで評価をするということになっています。さらに議員の質問にもありますプログラミング教育が小学校の高学年、そして、中学生で必修化されることになっています。この学習指導要領改訂に伴って関連する2つの事項について、議員から質問ありましたのでお答えをします。最初に、教員の超過勤務等、勤務実態についてお答えします。本町の小中学校教員の勤務実態です39が、公立学校の教育職員の給与等についての特別措置法で、時間外勤務手当及び休日勤務手当は、支給しないということになっているので、現在は、教職員の在校時間等、詳細には把握していませんが、学校より報告を受けました。置戸町では、小学校で週約44時間、中学校で週約55時間の勤務実態があるということです。この勤務時間ですが、全国平均に比べると数時間少ない時間で、時間外勤務については、平均、用事等がなければ、週10時間前後かなというふうに思われます。これらの数字が全国より低いのは、置戸の子供達がとても落ち着いているので、生徒指導に要する時間が極めて少ないというところにあるというふうに思っています。また、今回の学習指導要領改訂での教職員の負担増についてですが、特に小学校において懸念されます。一つは、外国語の授業負担。中学年の外国語活動では、週1時間。高学年、5~6年生の外国語科、いわゆる英語の授業では、週2時間の時数となって、3年生から6年生まで授業時間が現行より35時間、週1時間増えることになります。さらに、ICTを活用しての学習活動の充実による新たな負担も懸念されているところです。現在のところ、時間外勤務縮減に向けて、職員会議の効率化を図ったり、大きな話題となっている中学校での部活動については、週1回の休息日を設けたり、複数配置することで休める状況をつくって負担軽減を図っているところです。次に、ICTの活用とプログラミング教育の推進についてですが、新聞等では、ICTを使いこなす専門家の支援員が必要と報道されていますが、そこの課題として、教育現場や授業内容を把握している支援員が少なくて、現場のニーズに、どこまで応えて先生と一緒になって子供達と分かる授業をどう組み上げていくのかという、その過程が課題になるかなというふうに思っています。支援員の配置については、学校と現状を協議していく中で、移行期間もありますので、その中で慎重に判断していく必要があるなというふうに考えています。また、今後さらに推進されるICT活用とは、プログラミング教育の充実を図るために、それらに関しての知識や技術を身につけるための研究会や学習会が全道管内で開催され、さらにその数は多くなるかなというふうに思ってますが、置戸町の教職員も積極的に参加し、その専門性を高めているところです。本町におけるICT活用による学習活動の充実、プログラミング教育の推進については、当面、現在整備されているパソコン、電子黒板、実物投影等の機器及びデジタル教科書の積極的な活用を図っていきたいなというふうに思っています。次に、ICT活用とプログラミング教育に関する研修の充実を図って、先生方の専門性を高めていきたいというふうに思っています。そして、IC機器の環境整備を努めていかなければならないかなというふうに思っています。この3点に情報収集しながら進めていきたいというふうに考えているところです。
質問 8番 石井伸二
比較的置戸の小中学校における時間外勤務というのが、少ない方であるということを聞いて一つ安心をしているわけでありますが、置戸の小、中、高校の先生もそうなんですが、多くの方が30分以上、また、30キロ以上の通勤をしているというふうに思います。近年の急激な天候不順等々もありまして、非常に通勤に関して、肉体的、精神的負担も多いのかなと心配をしているところでありますが、居住地については強制できませんので、ただ何かあった時に小規模校でありますから、一人の教員の欠員といったようなことがあると、他の教員、さらに北海道では特に超過時間勤務が長かったということで、目立った超過勤務の教頭先生にですね、大きな負担がか40かるのかなというふうに思います。こういったことも含めまして、非常に先生方の休暇等も取りにくい状況にもあるのかなというふうに心配をしております。こういったことに対して、先程から言いますように、その支援員、補助員、できることならば教員の加配、正規でないとしても補助教員の配置といったものを上の方に訴えていくべきではないのかなと、要請していくべきではないのかなというふうに思います。また、町内の各種事業において、専門の資格者等、人材を探すのが大変なふうに言われております。くるみの会の指導員等が例に挙がると思うんですけども、町内でそういった有資格者等、人材を探すのが大変であることから、これから支援員、講師等になって頂けるような人材確保を今から幅広く探していくことが必要かというふうにも思いますので、その辺の解決に向けての考えがあれば、お聞かせを願いたいと思います。
答弁 教育課長 平野
先生方の時間外の勤務負担、他の業務の負担についてですが、私が先生方の一番の負担の要因、それは何よりも生徒指導だなというふうに思っています。一つ難しい生徒指導が入ると、夜遅くまで何日も何日もかけて行うと。子供の対応、それから保護者の対応、地域の対応で、本当に精神的にも肉体的にも疲弊していく状況です。その点でいうと、置戸の子供達は、糧がしっかりしていると。今回の学力、学習状況調査でも、保護者が学校の行事に来てくれますかっていう質問に対しては、100%来てくれる。また、地域での参加、ボランティアに対する意識、家庭での生活状況についても、全国に比べてかなりよい数字が出ています。その数字がやはり子供を落ち着かせていて、そして学校での生活でも落ち着いているんだなというふうに思っています。先生方の負担感を最も大きなものにするのは生徒指導ですので、この状況、今の置戸の子供達の状況を失った時に、先生方の負担は、極めて厳しいものになるのかなというふうに思っています。ですので、一番大きく考えなければならないのは、今の子供達の姿を失わないと、そこに力を入れていきたいなというふうに考えています。あと、本当に支援員を見つける時にとても苦労しています。幅広く、そして、いろんな情報を地域の方々に集めてますが、とっても難しい状況です。でも、やはり特別学級の支援員、それから学習支援員、今後、英語の支援員等も考えていかなきゃならないかなというふうに思いますし、今出てきているプログラム教育の支援員なんかも頭に入れておかなければならないかなというふうに思ってますので、そこら辺の情報については、しっかりアンテナを張り巡らせてやっていく必要があるのかなというふうに思っています。とにかく一番先生方の負担をなくすのは、今の子供達の姿を失わないと、そこに力を入れてやっていきたいというふうに考えています。
質問 8番 石井伸二
よろしくお願いしますということなんですが、あともう1点お聞かせを願いたいというふうに思います。今回、先程答弁にもございましたが、先生方のいわゆる時間外手当等につきましては、公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法、給特法というものによって、基本給の4%を支出して他の時間外手当等と相殺されていると。いわゆる置戸町の役場の職員で言ったら、管理職手当的なふうに支給をされていると。そういったことから、逆に何て言いますか、勤務実態についてはしっかりと把握できないというような状況に今あるのかなというふうに思います。40数年前ですか、41自分が学校に通っていた時に、確か職員室にタイムカードっていうのがあったというふうに思います。そういったものをしっかり使ってですね、しっかりと勤務時間を管理される方がいいのかなというような思いでおりますので、そういった勤務時間等の管理をどのようにこれからしていくのかというような考えがあれば、お聞かせを願いたいというふうに思います。
答弁 教育長 平野
今、議員がおっしゃっていた、タイムカードについては、置戸中学校ではなかったというふうに記憶しています。あったのは、セキュリティ上のカード、何時に誰が一番先に来て、何時に学校を閉めたかっていうそういうシステムは昔ありましたけれど、先生方の勤務時間を抑えるためのタイムカードっていうのは、なかったというふうに記憶してます。それで、タイムカードについては、今、文科省、道教委とも先生方の勤務時間をしっかりとつかまえる必要があるんではないかということで少し動き始めてます。タイムカードを使用している学校、北海道では10%あるかないかだったかなというふうに記憶してますが、もしかするとそんな動きが出てくるかと思いますが、道教委、それから文科省の動きを見ながら勤務実態については、考えていきたいなというふうに押さえています。
質問 8番 石井伸二
これからもできるだけ小中学校の教員がゆとりを持って子供達に接していただけるような対策をどんどんしていってほしいなというふうに願いを込めて私の質問を終わりたいと思います。