置戸町議会 平成29年第7回定例会 2017年6月16日
町営住宅第7団地のリフォームとその活用について
2017年6月16日、置戸町議会の一般質問で、佐藤勇治議員が「町営住宅第7団地のリフォームとその活用について」質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤勇治 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 佐藤勇治
それでは町長に、以下2点についての質問をさせていただきます。まず第一点目は、町営住宅第7団地のリフォームとその活用について伺います。町営住宅長寿命化計画による改修移転事業は、今年度まちなか団地へ1棟2戸、来年度2棟4戸の建設をもって一応の建て替え計画は終了することになっております。この計画終了に伴い、第7団地は公営住宅として用途を廃止することとなると思われますが、これをリフォームし、他の用途住宅として活用すべき考えがないか、町長の考えを伺います。この住宅は、昭和51年建築で、現在の町営住宅の中では、建設年度が一番古く、入居者へは順次優先的に新たに建設されている、まちなか団地へ転居を進めておりますが、現在では、4戸の住民の方が入居されていると聞いております。老朽化も進む中、いずれ希望により他の団地への入居をされることと思われますが、入居者がゼロとなり、用途廃止となった場合の選択肢としては、取り壊しか、あるいは改修して他の用途住宅として再活用する方策が考えられます。一昨年、本町の戦略プロジェクトとも称されております、置戸町まち・ひと・しごと総合戦略が策定されました。基本目標の中に、人口流出を抑制し、流入を促進するとありますが、雇用、住宅、子29育て支援が人口問題の必須3条件と言われておりますが、とりわけ住宅問題については、最優先されることと認識いたします。町営住宅の整備は一定程度進んでおりますが、入居においては、所得制限など公営住宅法に基づく基準があり、条件により希望者全員が入居可能とはなりません。この機会に、第7団地を公営住宅の管理の網から外し、新たに勤労者等の専用の住宅として再整備し活用してはいかがでしょうか。一例としては、介護福祉施設の従業者、あるいは今検討されております、林業の担い手の従事者、さらには、酪農、畑作等、農業分野の従事者や研修生など定住促進を目的に特化した住宅を検討してはいかがでしょうか。また、交流人口の拡大として、昨年、地域間連携協定を結んだ、オホーツク管内と江東区との人と人交流事業の一環として、夏場におけるシニア層をターゲットにした、ロングステイ等のための住宅として一部活用してはいかがでしょうか。定住交流を問わず、広範囲に多方面に活用を考えてはいかがかと思い、町長のお考えを伺います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
町営住宅の特に第7団地のリフォーム活用についてということでありますが、ご承知のように町営住宅の整備につきましては、再生マスタープラン、あるいは長寿命化計画に基づいて建て替えを行っております。ご質問の第7団地も住み替えが進んでおりまして、現在は4戸6名の方が居住しております。住み替えを終えるのも間近だろうというふうに思いますが、ご質問のとおりであります。この団地につきましては、昭和51年に竣工しまして、それから40年以上が経過しているわけであります。これらの住宅についてのリフォームする場合でありますけれども、一棟4戸のリフォームを行うとすると、4,500万円ぐらいかかるというふうに試算として出されております。この4,500万円というのは、今現在、建設しております、まちなか団地の3LDK、この3LDKの1棟2戸を新築する金額と同じような建設費だということであります。当然ながらリフォームすることにあたっては、断熱を施したり、あるいはバリアフリーに対応した住宅にするためには、現在の3LDKを2LDKにしなければならない、そうした間取りにしなければならないということが問題として生じてくるわけであります。他の用途住宅としての活用についてというお話がありました。活用の方法として議員からもお話がありました、福祉あるいは農業、特に農業で言えば、担い手の問題だとかそうした活用の仕方っていうのがいろいろあるんだろうというふうに思いますが、今年度見直し策定を予定しております、この長寿命化計画。この計画においては、入居基準に該当しない中堅の所得者、この中堅所得者のファミリー向けの住宅を対象として、地域優良賃貸住宅、一般的には短くして、地優賃と。地優賃制度に移行して検討したいというふうに思っておりまして、先程お話がありました、現在計画して進めております、1棟2戸。その下手側になりますけれども、2棟4戸については、この地優賃制度への移行というものを考えて建設していきたいというふうに思っております。また、昨年度に制定いたしました民間賃貸住宅建設促進支援制度。民間の人に建てていただいたわけでありますが、この支援制度で建てていただいた住宅との住み分け、こうしたこともあるわけでありまして、十分なそうした意味では十分な検証が必要だろうというふうに思います。なお、5月末でありますけれども、公営住宅の空き状況と言いましょうか、空き家の状況でありますが、2LDKが2戸、3LDKが6戸、また単身者住宅に2戸の空き家が出ていると。そんなこと30を考えますと、住宅に関してのニーズっていうのは、一定程度満たしているのかなというふうにも判断するところであります。したがいまして、公営住宅の入居基準に満たない方は、民間の賃貸住宅、あるいは先程も申し上げましたが、地優賃住宅、地域優良賃貸住宅ですが、この地優賃住宅に住んでいただくことを想定しております。このようなことから、改修のコスト、あるいは居住エリアなどを総合的に考えて判断していく必要があるだろうというふうに思っておりまして、現在の議員からの質問にありました第7団地のリフォームについては、そうした意味では難しいなというふうに考えているところであります。
質問 4番 佐藤勇治
今の質問に対しては、基本的には総合的に判断した場合、リフォームは難しいと。取り壊しの方向で検討していきたいと、そういうお話でございました。ただ、我々も昨年、実は道内の所管事務調査を行いまして、若干事情は違うんですけど、ニセコ町の町営住宅を視察させていただきました。この町はあくまでも従来のブロック住宅を改修して、それをさらに再利用するという、そういう方向性の中で、いろんな診断を行った中で再生させているということで、その実情を勉強させていただきました。確かに、置戸と同じような昔の公営住宅なので、建て方は同じですし、ただ長屋は1棟2戸ということで、コストも町長言われたとおり、ある程度かかるということで研修をしてきました。ただ、公営住宅ということで建ててますので、いわゆる土台だとか、基礎だとか、構造物については、基準に基づいて建てているのでしっかりしていると。あくまでも再生させると、そういう目的でニセコの場合は、ある資源を有効に活用するということで、この住宅難対策を行っているところです。もちろんニセコの場合も3LDKだったんですけど、2LDKにしまして、そして屋根も、あそこは雪の多いところなので、片屋根でベランダ側に雪が積もるのを解消するために陸屋根にしていると。そういったことで、現地は見てこなかったんですけど、写真で、取り壊し前と、それから現在改修後の住宅を写真で見せていただきました。そんなことを考えますと、確かに1棟建てるぐらいのコストもかかるということでございましたが、取り壊しするにも4~500万円の取り壊しのそういった費用も掛かるということで、まずは再生するということが、この町で一例としてありました。確かに町営住宅がどんどん建て替えられて新しくなって、それはそれとして住環境が整備されていくんでありますけど、どうしても僕の頭の中にあるのは、やはり公営住宅法の適用をですね、いわゆる基準、特に収入基準、それが大きな壁になっているということで、今町長言われたとおり、確かに町営住宅、入居を募集しまして、これは6月号ですね、募集も載っております。この中には、収入基準が月額で平均すると、15万8,000円以下の方、これが60歳未満でということでございますし、また、本人及び同居者が60歳以上、もしくは小学校就学前の子供がいる場合については、21万4,000円という、こういった基準の中で今募集されております。確かに、公営住宅法そのものが低所得者に対する国の政策であるということで基準を厳しく、その辺など法で規定して、町も条例を制定してそういう形でやっていると思うので、そこにこの基準をクリアできない方ですね、その人達をどうやって住宅対策として救うかというのが一つの大きな課題になっているのではないかと思います。そんなことでですね、何としても総合戦略の中にある、いわゆる町の人口をどうやって維持しなが31ら、働くとこも確保された中で、後は住宅問題が大きな課題となりますので、そのことをもっといろんな角度で検討、研究してもらいたいなと、そういった思いで質問させていただきました。それで、これからもいろんな形で住宅に対する需要っていうのは出てくるんだと思いますけど、ぜひ先程申しましたとおり、庁舎内でも十分に福祉介護の分野、あるいは農業や林業など産業分野、それからオケクラフトの塾生や卒業生、あるいは体験移住など、各方面のいろんな分野の中からいろいろ意見を出し合いながら、4棟16戸あるんですけど、それのうち、一部でもそういったことに活用できる方策を内部でいろいろ検討していただいて、町営住宅をフォローできる、あるいは民間の住宅をフォローできる、そういった住宅対策を検討して勉強していただいて、何とか北見の方から通う方を置戸の住宅に住んでいただくと、そういう方策を検討していただければと思いますが、これらの考え方について町長の考えがあれば伺いたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
議員の方からもいろいろお話がございました。やはり住宅政策っていうのは、総合的な観点から考えていかなければならないというふうに思います。先程来、公営住宅の場合の要件、今議員の方からもお話がありました。その通りであります。それから建設費の問題も私の方から申し上げました。加えて、やはり家賃がどれぐらいになるのかというのも非常に入居者にとっては大きな問題だろうというふうに思います。そうした意味では、文字通り総合的な検討の中での住宅政策をどう作り上げていくのかということになろうかというふうに思います。先程申し上げました地域優良賃貸住宅、いわゆる地優賃制度、この制度はご承知のように、公営住宅よりも収入が、公営住宅の場合は15万8,000円以下ですか、それが48万7,000円以下というようなことで、収入要件も相当緩和されると言いましょうか、それと家賃の関係についても、地方自治体がそれなりに検討して配慮をするというようなことも可能な制度でもあります。ただ、今申し上げましたように、最終的には、家賃をどれぐらいに抑えることができるのかという、非常に悩ましい問題と言いましょうか、この辺が最大の課題にもまたなっていくんだろうなというふうに思います。しかし、この地優賃住宅というのは、制度的には2~3年前にできたかなというふうに思いますが、この制度を活用して、先程申し上げましたように、まちなか団地の一番下手の方に、ある種将来に向けて、こういう造り方がどうなのかということも含めてやりたいというふうに思ってますので、そうしたことも含めて総合的な住宅行政を考えていきたいというふうに思います。それから昨年、民間の人にいろいろやっていただきました。町からの支援も相当な金額で支援したというふうに思ってますが、しかし、せっかくやっていただいた民間の人達の努力もあってのことでありますから、この辺のことをあまり圧迫しないようなことも含めて検討していかなければならないだろうなというふうに思っております。いずれにいたしましても、入居する場合の諸条件についての問題の整理もしながら、総合的な住宅行政を考えていきたいと、このように思います。
質問 4番 佐藤勇治
総合的な判断をしながら、これから進めていくということと、それ32から来年度ですね、新たな制度の住宅、所得の条件がかなり高くなるということで、そういった住宅も検討しているということで、これは初めて私聞きましたので、それらどういったものかということは、これからいろいろ検討されると思いますが、そういったものにも期待したいと思います。それから去年と言いますか、今年の春からですね、民間の1LDKの賃貸マンションと言っていいのか、そういった住宅が町の3割補助の中でできましたけど、あの住宅はあの住宅として、民間の方の力を借りてということで大いに結構だと思いますし、今年度、来年度と3カ年というような話で進めているということも聞いておりますので、それはそれとして期待したいと思うんですが、ただ、先程も町長申しましたように、家賃をいかほどにするかというのが一番焦点になろうかと思うんです。今年、民間のできた1LDKのアパートについては、4万6,000円ということで、4万6,000円の家賃を払って、多分単身者の方が多いと思うんですけど、ほとんど単身者ではないかと思うんですが、相当例えば、住宅手当だとか居住手当だとか、そういった住宅補助のある職場というのか、そういったとこの、いわゆる働いている方に限られてくるんでないかなという、そういう心配もしております。そんな中で、おそらくそういう手厚い住宅手当を受けているのは、公務員だとか、ある程度大きな職場だとか、そういったとこに限られるのかなと思います。そんなことでですね、何て言いますか、それぞれの住み分けっていう話も先程ありましたけど、それはそれとして、今後の検討としてぜひあの第7団地の利活用のあり方っていうことをもう少し踏まえて検討していただければ、全部を取り壊すっていうことではなくて、一部でも何か活用できるものがあれば、知恵を絞って活用していただければと思っておりますし、おそらく再利用に対しては、ニセコの場合は50%の補助があったらしいんですけど、それは公営住宅として活用するということでの新しい補助制度ということで、その制度を活用したようですが、私が言っている第7団地も他の用途の活用ということになると、基本的には補助制度というのは、おそらくないと思うんですが、ただ、今地方創生ということでいろんな形で交付金事業がありますので、そのために地域の再生のため、あるいは地域創生のためということで、そういった交付金を活用しながら、そういった方向性を探っていくということも一つの方策ではないかと思っております。ちょっと長くなりますけど、あそこは3LDKで私も4年間あそこで家族5人で生活をさせていただきましたが、活用によってはブロックですので、なかなか間取りを改修するということは、なかなか難しい面もあるかも知れませんが、そういったことでですね、知恵を絞って何とかあそこを活用できる、そしてうまく住宅政策に乗っけていけないかと思いまして、再三になりますけど、町長の考えがありましたらお願いしたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
先程申し上げましたように、現在の公営住宅の空き家状況も申し上げました。また、勝山の方では1棟2戸が2つあると思います。2つあるんですが、そのうちの一つずつ空き家という状態が続いているわけであります。この辺の利用の仕方っていうものも考えなきゃいけないなというふうに思っているところです。それと、先程申し上げたように、現在の公営住宅でもいろいろ空き家が出ているという状況もあります。そうしたことから考えると、今の第7団地にそれなりのお金を投資してリニューアルするとい33うのは、率直に言って、慎重にならざるを得ないというのか、先程も申し上げたように、実際には難しいなというふうに判断しているところであります。先程来も申し上げているように、総合的に住宅政策っていうのは考えなければなりませんから、第7団地の残っている部分も少額な改修費で済むのであればともかくとして、先程来申し上げているように、やはりリニューアルするということは、その他にいろいろな活用の部分も含めて出てくるものですから、相当な建設費になるということでありまして、そんなことを考えると、非常に難しいなというふうに今の段階では考えているところでございます。
質問 4番 佐藤勇治
結論的には、非常に難しいということの回答でございましたので、それはそれとして今後の総合的な判断ということもありますので、ぜひ頭の中に置いていただきたいと思います。