置戸町議会 平成26年第4回定例会 2014年6月17日
近隣市町から町内事業等への通勤者の実態と定住化対策について
2014年6月17日、置戸町議会の一般質問で、佐藤勇治議員が「近隣市町から町内事業等への通勤者の実態と定住化対策について」質問し、町長 井上、教育長 平野が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤勇治 議員
- 答弁者
- 町長 井上、教育長 平野
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 佐藤勇治
次に2点目の質問をさせていただきます。近隣市町から町内事業等への通勤者の実態と定住化対策について伺います。過疎地や人口減少地域におきましては定住対策は最も重要な課題として全国各地域で様々な施策を実施しております。本町におきましても、山村留学あるいは地遊人、クラフト研修、新規就農など、それぞれの事業の目的に沿い実施されてきました。しかし、最近はこれらの事業展開に苦慮しているのが実態でないかと認識しております。先日、民間有識者等でつくる日本創政会議の人口減少問題等検討分科会、この座長が増田寛也さんで、総務大臣と岩手県知事をやったわけですが、この分科会の試算によりますと、子供を産む20代から30代の女性が2010年から30年間で半減する自治体が全国で896市町村、これは区も入っていますので、全体で1,800の調査ということでございましたが、その中で全国で896の市町村が半減すると、あるいは北海道では札幌市の区も含めて188の市町村中に147市町村に達するという調査発表がありました。この若年女性の減少により、過疎化にとどまらず、地域消滅の可能性もあると、非常にショッキングな新聞の報道でありました。この調査の内容なんですけど、北海道では減少率の最も高いのは86.7%の奥尻町でございました。オホーツク管内では津別町が76.3%ということで1番で、本町につきましては管内14町村の中では上位から6番目の61.8%ということであり、まあ減少率の高い自治体にとりましては非常に衝撃的な新聞報道でなかったかと思います。この人口減少問題調査は、単に自治体だけに問題を提起することではなく、国自らが少子化対策にメスを入れ、抜本的な対策を図るよう強く政府に警告を促す、そういったことと座長の増田氏は農業の競争力を高めるとともに、働く場、子育て、教育で限られたお金をフルに生かすこと、そして今は国全体で高齢者の医療や福祉に費用がかかり過ぎる。それでもっと若い世代に国の予算、あるいはそこにもう少し目を向けるべきでないかと、こういったことで地域消滅を防ぐための必要性をインタビューで答えておりました。これら民間の人口減少問題の発表に対し、政府はあわてて経済財政諮問会議を開き、骨太の方針のなかに少子化対策の予算の拡充と、第3子以降の子供の育児に重点的な支援策を講じる方針を打ち出しました。さらに増田氏は住民レベルでできることとして、まずはこの人口減少の正確な情報を住民自らが危機意識を持って共有することにある。そのことが十分でなければ対策を打っても効果は上がらないと申しております。また、人口減少問題は地域ごとに要因が異なり、全国一律の対策は難しい。そこそこの地域で対策を考えていくしかないと結論を出しておりました。つまりは、置戸には置戸の要因があり、置戸町自身で対策を講じていくしかない。言ってみれば特効薬はないと。ひとつひとつの課題を地道に取り組んでいることではないかと思います。さて、大変前置きが長くなりましたけれども、ここ2~3年、早朝の通勤時間帯にずいぶんと多くの通勤者が北見方面から行き交うのに遭遇します。察するにこれらの対向車の多くは置戸町内各事業所などへの通勤者ではないかと推察いたします。これら事業所としては病院、森林管理署、あるいは小学校、中学校、高等学校、介護や福祉施設、幼児福祉施設あるいはJAや森林組合、これらの企業のほか、民間企業の社員が職員なども多数含まれているのではないかと思います。過疎といえば働くところがなく、若い人を中心に働く場を求めて他の地域に出ていく、そのことにより人口が減少するということが過疎の要因として言われております。しかし、これら多くの近隣市町からの通勤者の多さを目にした時、1人でも2人でも、あるいは1世帯でも2世帯でも、町内に居住させる手立てはないものかとつくづく私は感じるところでございます。これらの町内事業所などにおける通勤者の実態の検証と本町への定住化を図るためにはどのようなニーズが求められているのか、町内に働き場があるにもかかわらず、他の市や町から通勤しなければならない事情は何なのか。それを克服するための改善点はどこにあるのか。具体的な検討と対応を早急に構築し、急激な人口減少に歯止めをかける手立ての一つとして考えるべきではないかと思いますが、町長の考えを伺います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
ご質問の答弁を申し上げる前に、議員からもご紹介がありましたけれども、日本創生会議から出されました衝撃的なと申しましょうか、消滅可能性という自治体について896発表されました。網走管内は斜里町を除いてすべてです。私も増田元総務大臣と結構話をする機会があるものですから、考え方だとか、言われていることについてはよく理解をし、基本的にはそうだというふうに思っています。思っていますが、私どもの実感として、置戸と例えば3市と比較した時に、だいたい数字的にもそう違いはありません。同じように本当に考えていいのかというふうに思いますと、少なくても置戸より3市の方がまだまだ消滅する可能性は薄いんじゃないかという感じがしますけれども、いずれにいたしましても896の自治体がこのままだと消滅する可能性が高いということについては、やはり地方自治体を預かる者としての私どもとしての責任と言いましょうか、あるいはそこに住んでいる人たちの市民、町民の人たちのこういうことに対する積極的な姿勢と言いましょうか、そんなことも重要なことになってくるんだろうなと、そのように思います。そこで、ご質問いただきました、この近隣市町村から町内事業所等への通勤者の実態と定住対策についてということでありますが、まず本町における定住対策のこれまでの取り組みについて少し申し上げたいと思います。平成4年度にスタートいたしました山村留学制度でありますが、これまでに41世帯60名の方が本町での生活を親子で体験されました。そのうち現在9世帯28名の方が定住しております。次に地遊人制度でありますが、平成2年度にスタートいたしました。本町での生活体験の中から地域住民との交流を通して新たな地域の生活あるいは文化というものを創造していただいて、置戸の町にもできればいろんな風を吹かせてほしい、また町づくりに協力をしてほしいという思いの中でのスタートをした事業であります。これまでに78名の方が訪れまして、そのうち27名の方が定住しております。いずれの事業も全国各地で同じような事業と言いましょうか、そんなことを展開されていることもありますし、また、この少子化ということの影響から山村留学については2年前の平成24年度から、地遊人事業については本年応募がないという状況であります。このほか、定住対策が直接の目的ではありませんけれども、オケクラフトの技術研修を終えて町内でクラフトマンとして工房を構えている方が15名いらっしゃいます。それから、新規就農制度を活用した農業経営者が2世帯9名となっております。次に、町外からの通勤者の実態でありますが、公式な調査を行っておりませんので、今回10の事業所に問い合わせをいたしました。その調査結果でありますが、従業員と言いましょうか、職員数でありますが、381名でした。そのうち町外からの通勤者というのは112名で、約3割の方が町外から通勤をしているということであります。そこでこの通勤理由の詳細、理由の詳細でありますけれども、直接的には聞いておりませんが、想定される理由というのがいくつか考えられるというふうに思います。まずは、この少子高齢化による労働人口の減少、あるいは公共事業の増加によって採用の募集をしても町内からそれに対する応募がないということが実態としてございます。特に有資格者の募集ということでは顕著でありまして、募集エリアを近隣の市や町まで広げなければ人材が確保できないという現状にございます。次に考えられるのは、この近年、経営の合理化を図るため事業所の合併、それから統合が進んでいるためであります。このことによって職員の異動というのが広範囲になるからであります。その結果、置戸町内への異動があっても、住宅をすでに所有している方、あるいは子供の転校の不安、さらに進学から居住地を異動せずに、そのまま自家用車などで通勤しているということが考えられるというふうに思います。このほかにもさまざまな原因があって、通勤者が増加し、人口減少の要因となっていることは事実であろうというふうに思います。職員用住宅を持つ事業所に対しては、その住宅への居住について、ぜひ意を用いてほしいということを事業所の責任者の方に伝えてもいるところであります。現在、定住対策としてはご承知のように本町に住んでいる方がこれからも安心して住んでいただけるようにと、町なかへの公営住宅の建設あるいは住宅の新築あるいは改修での助成、さらには宅地分譲等を行っているところであります。いずれにいたしましても町内における住宅事情というのはこれからの人口の動向とも大きく関係してまいります。ご質問のありました町外からの通勤者への対応につきましては、今後このニーズというものを調査しながら、あるいは住宅状況を把握しながら、さらには福祉や教育などの観点からも合わせて検討してまいりたいと、このように思っているところであります。
質問 9番 佐藤勇治
これからも多方面の調査と、今後ともいろんな角度から検討していきたいという町長からの発言がありました。それで若干最初に申し述べた急激な人口の減少という表現をさせていただきましたが、このことについて若干質問と言いましょうか、考え方を伺いたいと思っております。一口に言って過疎地における定住化や人口減少対策と言っても大変重いものがあり、自治体の対策に限界があるということは私共も承知しているところであります。したがって、国がやるべき施策あるいは北海道がやるべきもの。あるいは市町村が取り組むべきものなど、それぞれの立場で少子化対策や地域での定住化、あるいは人口減少対策があるのではないかと思っております。そこで、小さな施策でもまずは一つ一つ積み重ねて地道に取り組んでいくことではないかと。言ってみれば手をこまねいていては今の置戸町の人口3,000人をなかなかキープするのは難しくなってくるのではないか。2,000人台に入ってくるのではないかという危機感から、今回この問題を提起させていただいたところであります。急激な人口減少と表現させていただきましたけれども、ちなみに昨年度の5月末時点での世帯数におきましては1,571世帯、人口では3,331人ということでございます。そして1年後経過いたしました本年度の5月末においては世帯数でマイナス31世帯の1,540世帯、人口ではマイナス173人の3,158人となっており、もしもこのままの状態で減少していくと、来年度には2,000人台になるのではないかと非常に危惧しているところでございます。例年3月には転出者が増加し、4月には転入者が入ると、そういう状況になって5月にはほぼ平準化するということになりますが、今年度におきましては3月、4月の人口異動時期を除きまして、2月末との5月現在での人口と言いますか、世帯数を比較した時、世帯数ではマイナス5、それから人口ではマイナス43人となっており、4月の転入者の増加に期待したわけですが、まだ2月の段階と比較すると回復はちょっと鈍かったように私は感じております。それで、学校や官公庁などの人事異動でも、新年度に入り、さらに他の市や町からの通勤者が増加し、加速したのではないかと私は個人的にはそういうふうに想定しております。来年度は平成27年の10月1日現在ですけど、5年ごとに行われる国勢調査の実施年にあたります。国勢調査の人口数値は交付税の基礎算定数値に用いられ、財源確保の大きな要素となります。少子化の中、日本中が人口減少問題を抱える現在、本町におきましてもひとりでも多く、あるいは1世帯でも多くの居住者を確保するための施策を早急に構築すべきであると思います。具体的には先程町長の方からの回答に重なるかも知れませんが、子育てや育児に対する支援施策、あるいは若い働き手の居住の整備、あるいはバス通学生への支援の拡充、給食費や医療費の軽減支援など、様々な方面から検討し、他の市や町との差別化をした本町独自の施策による居住の優位性、そういったものを図り、定住化の促進を図るべきであると私は思います。現在、通勤者にとってはちょっと向かい風というか、アゲインストというか、ガソリン代がどんどん高騰してきています。そんな中で、むしろ今通勤者にとっては非常に厳しい状況にあるのではないかと私は感じております。もちろん、そのことによって置戸町に居住してもらえればいいことですが、そういうことも含めて、先の質問に重なるかも知れませんが、町長の考えがあれば伺いたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
いろいろなことを並べたてたとしても、やっぱり人口減ということは町を構成していく上では極めて重要なことだと思います。教育や文化の水準ということがいいかどうかわかりませんけれども、教育や文化というものに対して置戸が非常に重要視してきている町だというのはかなり知られていると思います。そういうことで置戸に来られた方というのは先程も具体的な数字をあげながら申し上げましたけれども、置戸に来られた方々の中に相当数そういう思いで来られた方もいらっしゃるというふうに思います。しかし、残念ながら、それだけでは人を呼び込めないという、これも現実だというふうに思います。さらに議員からもお話がありましたけれども、国勢調査を間近に控えておりまして、この数値が私どもの財源、地方自治体にとりまして極めて大きな財政上の問題として関係していくことでもあります。さらに、過疎地域に指定された地域がご承知のように増えました。道内においても主なところを申し上げても、函館市あるいは小樽市、釧路市、管内では美幌町が過疎地域に指定されました。したがいまして、交付税総額というものが一定程度増えないと、当然そういう地域に流れていくというのは、ある種当り前のことでありますから、しかも非常に分母が大きいということも考えますと、非常に財源対策上の問題一つとっても大きなことだろうというふうに思います。それだけに冒頭申し上げましたように、やはり人口の問題、非常に大きな課題だというふうに思っております。しかし、決定的なものがなかなか見いだせないというのがこうした問題だと思います。単純にお金を出したから、支援を多くしたからということで人が増えるというふうにも単純には思いにくいところもあります。いろんな要因と言うか、いろんな考え方も当然あると思いますけれども、私はやはり、そこの町が魅力のある町でなければならないというふうに思います。もちろん、安心して安全な生活を送れる町だというふうには当然のこととして、基本的なこととして必要なことなのは明らかでありますけれども、一方ではやはり魅力のある町を作っていかなければならないだろうというふうに思います。それには厳しい財政状況があっても、一定程度の支出と言いますか、投資と言いましょうか、そんなこともしていかなければならないだろうなというふうに思います。新しい住民になられる、町民になられる方にも期待したいのでありますけれども、やはり置戸にずっと住んでいる方々が、やはり地域の中におけるコミュニティというものを大切にしながら、町のためにやはり少しでも自分がいろんな形で役立てると言いましょうか、そういうような機会と言いましょうか、そんなことを皆で見い出していけるような、そんなまちづくりをやはり念頭に置いてやっていかなければならないであろうというふうに思います。そうした中で、先程来申し上げているような教育や文化や福祉や、そうした観点から人口増につながるような政策をこれからも検討していきたいなと、そういうふうに思います。
質問 9番 佐藤勇治
従来にも増していろいろなまちづくりに、いろんなことで検討していきたいと。それは町民と一丸となって、その中でより良い町と言いますか、置戸町としての魅力あるまちづくりを進めたいという町長の答弁だったと思います。まさにその通りだと思いますし、今までの実績があったから、山村留学や地遊人あるいはクラフト研修生などもですね、一定程度の成果はあったんでないかと思っております。それで、若干また再度の質問になりますけれども、通勤者のことについて町長の所見があったら、考えを聞かせてもらいたいと思いますけれども、通勤者の実態として、私としては非常に残念な状況にあるということをここで提起したいと思います。それは本町の町立小学校、中学校の道費支弁職員、道から給料をもらっている方ですね、この方のですね、実に6割近い町職員の方が通勤者であるということが、実は学校教育課に調査していただきまして、そういう実態を知ることができました。ちなみに置戸小学校におきましては19人の道費支弁職員の中の11人が通勤者であると。同じく置戸中学校におきましては16人の職員の中で9人が通勤者であると。小中合わせますと35人中20人の職員が通勤者で、ほとんどが北見市からの通勤者であるということが、つい最近知りました。これは、昨年度とちょっと比較しますと、昨年は置戸小学校においては7人の教職員のうち5人、それから中学校においては13人の教職員のうち3名、合わせますと30名中8名の方が昨年は通勤者であったということですが、今年は大きく増えまして20名の教職員が通勤者であるということが分かりました。これは5月の段階ですので、現在はそれが若干改善されたかどうかは私は定かでありませんが、こういうことが分かりました。しかも、今年度新規採用者を除き教職員の異動があります。転入してきた小中教職員のすべての教職員が通勤者であるということは、非常に町民感情としては極めて憂慮すべき実態ではないかと、私は懸念しております。しかも、町費を持って建てられた教員住宅3戸が空き住宅になっている現実もあります。町民から預かった貴重な税金で教員専用住宅を建て、年賦で償還しながら、なおかつ空き家にしておくということは、維持費は当然かかりますが使用料は入りません。したがって、高額な遊休資産と言わざるを得ないのではないかと思います。しかも、本町の働く場で収入や所得を得た人が、消費の多くは居住地で購買や消費され、当然置戸町には町民税、住民税は1円たりとも入りません。そんなことを考えますと、非常に町民感情としては容認し難いというか、なんとかこの辺のところを改善できないかと思うのであります。もし、このような事態が続けば、早晩来年あるいは再来年においては校長、教頭あるいは新規採用者を除けばひとりも赴地に住まない事態にならないのか、そういったことが非常に懸念されるところでございます。せっかく良い先生と言いますか、居住環境をよくするために歴代の、今の町長もそうですけれども、歴代の理事者が教育費の予算の中から住宅費を改築あるいは新築して、先生方の住宅居住環境をよくするためにやったものが、何となく今の段階になっては宝の持ち腐れになってしまうような、そんな状況は絶対にさせてはほしくないと思うのであります。最近はマイホームの取得やライフスタイルの変化などがいろいろ変わりまして、こういった通勤者も増えるということは一定程度認識をしなければならないということもありますけれども、やはり町民としては、町民の目線で見た時、このような状況を素直に看過することはできないと思います。極めて憂慮すべき事態であるということを私はこの際提起したいと思います。それで、当然町立の小中学校は置戸町長が設置者であります。いわば私立学校で町長が経営者で理事長である、そのような立場になるかと思います。ぜひ、こういった実態、足元におけるこういった実態をなんとか改善、改良して、地域にひとりでも多くの教職員の方が住んでいただいて、やはりその地域の義務教育、小学校、中学校の教育のやはり地域と一体となった中で教育を進めていただきたい、そういったことも含めて今回教職員の通勤の実態を提起させていただきました。もしこのことについて町長からのご意見があれば伺いたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
おっしゃられた小学校、中学校等の数字のこと、実態のこと、その通りであります。しかし、なかなか難しい問題だなというふうに思っています。住宅事情が悪くて置戸に住まわないで北見やほかの町から通勤しているというふうには思っていません。先生のお話が出ましたから、推測でありますけれども、やはり教職員になってその後結婚されたりして、将来自分がどこに住もうかという将来設計、やっぱりあるだろうと思います。ただ、その時に、もちろん定年後のことも含めてでありますけれども、どこに住むことが自分たちにとってより良い生活を送れるのかという、その選択だろうというふうに思います。したがいまして、先程もちょっと理由の一つとして申し上げましたけれども、すでに家を建てたとか、あるいは子供の教育だとか、健康による不安だとか、そういったことも考えてこういう結果が出ているんだというふうに思います。しかし、一方では議員が心配されているように、管理職だけが地元に住んで、あとの一般の先生方についてはもう限りなく町外から通勤するような形になっていくんじゃないかという懸念をおっしゃられました。私も少なからずあります。しかし、これはやはり設置者が町長であるとかなんとかというよりも、やはりその現場で働いている人達との話し合いと言いましょうか、そうしたことをやはり積み重ねる必要があるだろうと思います。そうした意味では学校側ともこうした実態について教育長を通して、あるいは私が直接話しをすることが良いのであればそれはやぶさかでないと思っています。やはり小さな町の実態、あるいは悩みだとか懸念材料だとか、そういうことを率直に申し上げて、やはり理解を求めていくしかないんだろうなというふうに思っております。当然ながら住宅環境というものについてはこれからもきっと考えていかなければならないことだろうというふうに思っていますが、教職員住宅だということで無駄にならないようなことでの住宅環境を整えていくというのはこれからも重要なことであろうという中で、特に新しい教員と言いましょうか、新入の教職員の方々についてはできるだけそうした地域での願いと言いましょうか、思いと言いましょうか、そうしたことを積極的に働きかけていきたいと、このように思います。
答弁 教育長 平野
教員の人事については私の方でも携わっていますので、私の方からもちょっと実情等ちょっと補足させていただきたいというふうに思っています。まず、私も教員をしておりましたので、置戸町の環境、教師にとっての環境についてまず話させていただきますと、町の小学校、中学校に対しての教育予算というのは他の市町村に比べて極めて高いものがありまして、来られた先生方は一様に本当にここまでしていただける町村はないなあという感想をまず持たれます。また、住宅環境につきましてもほかの市町村に比べると私はかなり良い住宅がそろっておりますし、住宅料についても非常にほかの町村から比べると安い住宅料だなあと思っておりまして、教員にとってはとても良い環境だなと思っていますし、また子どもたちも非常に落ち着いていてしっかりと授業に臨めるということで、教員にとっては非常に良い環境だなあと思っています。また、私も佐藤議員と同じように教師としての力があって、そして中学生の子供が置戸に住んでいただける、そんな教師がひとりでも来ていただきたいなというふうに強く望んでいるところなんですが、年々そのことが非常に難しくなっているなというふうに私も実感しております。その要因をちょっと考えますと、一つは共稼ぎが非常に増えているなということで、教員についてはともに教員をしている家庭が多いです。2人の通勤範囲ということを考えて、それは負担にならないような場所で住みたいということが一つあります。それから、町長の方からも話しがありましたが、これがいちばん大きいと思いますが、子供の負担。なるべく落ち着いた環境で転校させることなく小中学生を過ごさせて、そして高校へというふうに考える教員が多いです。そんなことを考えると北見で小中学生時代を過ごさせて北見の学校へというふうに考える教員が多いなというふうに考えています。また、引っ越しすることの負担もとっても大きくて、なるべく引っ越しをしないでというふうに考える教員も多いですし、また、自宅を構えたいというふうに考える教員もとても増えてきております。そして、家を建てるなら子供が小さいうちに建てて一緒に過ごしたいというふうに考える職員も非常に増えているというふうに思っています。さらに、教育局の方も私どもがなるべく置戸に在住する教員をというふうに望んでも、教育局の方でそれを条件に異動を進めるというような状況ではなくなってきています。それぞれの町村で住んでいただける教員をということで考えると、異動が進まないということで、局の方で押さえていて、全くそういう条件等が飲んでいただけないという状況になってきます。置戸だけではなくて、ほかの市町村も地元で住んでいただいてという町村が多いので、なおさらそういう条件になっていると思います。また、人事異動も変わってきまして、置戸でいうと今後5年を経過した教員については極力異動させていいということで、こんなことがこれから原則的にしっかりとやっていこうということになっているので、5年サイクルで異動ということが増えてくるかというふうに思います。そうするとなおさら引っ越しをなるべくしないでというような状況もでてきますので、そんなことも大きいのかなというふうに思っています。また、置戸は北見からの通勤エリアですので北見から通えるという意識がとっても強い場所です。訓子府などは、そこら辺のところは強くて、訓子府あたりは8割が通勤者だというふうに聞いております。とはいえですね、状況は難しくなっているとはいえ、やはり置戸町のことを考えますと。
質問 4番 岩藤孝一
休憩ちょっと願います。
答弁 教育長 平野
先程の私の発言、すべてのものについてルールに沿わぬ発言でありましたので、全て撤回させていただきます。
質問 9番 佐藤勇治
いろいろ人口減少問題は非常に大きな問題ということで、あらゆる角度からいろんな施策を講じなければならないということで、そのことについて町長から回答がありました。それで、なんとかですね、3,000人台をキープするためにもいろんな施策を講じていただきたいといったことをお願いしまして私の質問を終わります。