ニセコ町議会 令和7年第5回定例会 2025年6月19日
ニセコ町の観光と現状について
2025年6月19日、ニセコ町議会の一般質問で、髙瀨浩樹議員が「ニセコ町の観光と現状について」質問し、町長 片山健也、商工観光課長 馬渕由香が答弁しました。
- 質問者
- 髙瀨浩樹 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、商工観光課長 馬渕由香
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 髙瀨浩樹
通告に従いまして一般質問したいと思います。ニセコ町の観光と現状について。ニセコ町は通年型リゾートとして冬の季節以外の観光も増えつつあり、一年を通じての観光客数を見ても季節的変動を克服しつつあるように感じられます。しかし、宿泊客数を伺うと、オンシーズンとオフシーズンとでは大きな差があるようで、そこがこれからの改善点のように思われます。つまり、オフシーズンには観光客は滞在せずに、その日のうちに他へと移動してしまい、観光客にとってのニセコは宿泊せずに日帰りで通過していくところとしての位置づけがされているのがうかがえます。ホテル事業者からすると、従業員を通年で雇用するのに苦労しており、宿泊客が少ないのに従業員の通年確保は経営面で見ると厳しい現状のようです。ホテル関係者以外の視点で見ても、観光客が滞在することにより、ゆっくりニセコの魅力を最大限に堪能することができるはずですし、四季折々のニセコを通りすがりの観光地にしてしまうのは大変残念でもったいない気がいたします。こういったことを踏まえると、町として「持続可能な国際リゾート」を目指して、今後具体的にどのような取組をするつもりか。また、ニセコの魅力を多方面にPRする策や、ゆっくりニセコを堪能するプランを練るための企画調整などが必要と思われるが、いかがかお考えか伺いたい。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
髙瀨議員のご質問にお答えしたいと思います。昔、東山プリンス、東山スキー場あるいはアンヌプリスキー場ができたときは、本当にスキー場に1 時間 2 時間待ちが出るぐらい混雑をして、夏をどうするっていう時代から、一時冬のスキー客が本当に落ち込んだ時期には夏のほうが順調に乗りましたので、冬のスキー場をどうする、もう土日数えるほどしかいないじゃないかと。本当にスキー場やってくれるのかっていうような状況で、どちらかというと夏の観光地ニセコが冬をどうするっていう時代が、今は逆にインバウンドのおかげで夏冬同じぐらいに入ってくる。今は宿泊全体を考えると、やっぱり冬のほうが多くて夏が少ない。逆に今は冬の対策をどうするか、それから昔から言われている 4 月 11 月をどうするかというのは大きな状況かなと思いますが、観光需要の季節変動は本当に今でも課題になっておりまして、本町の観光振興ビジョンでも課題としてとらえているところでございます。目指すべき地域の姿の一つとして、成熟した通年型の国際リゾートを挙げており、国内や国外から訪れた環境への意識の高い客層が満足できるサービスや商品が提供されるなど、信頼できる観光地として他地域との差別化が図られ、選ばれる地域を目指すこと。また、町内の観光産業の安定的な経済活動が観光事業者の雇用環境の改善や地域貢献につながり、観光産業が若者から魅力的な職場として支持されるような地域を目指すとしてございます。36この目標に向かうため、ニセコリゾート観光協会を中心にMICE、いわゆる会議ですとかインセンティブ旅行、教育旅行の受入れを行ってきております。また、季節に左右されない温泉の魅力にもPRを入れており、温泉の特別ウエブサイトのオープンやファミリー層や旅系のフロアが多いインスタグラマーの活用、温泉キャンペーンなどを行っているところでございます。また、ニセコトレイルの推進や電動トゥクトゥクというものを入れておりまして、こういった周遊などの環境に配慮したアクティビティなど、ニセコらしい旅の推進を図って進めているところでございます。このような魅力発信や新たな旅のプランニングに、ニセコリゾート観光協会や各旅行社などとも今後とも連携をしながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 1番 髙瀨浩樹
一時事業者さんからこういう話を受けて、今回こういう質問に至ったわけですが、私もちょっといろいろ勉強不足であれなんですけども、このことを聞かれて観光振興ビジョンっていうのを見たんですけれども、今片山町長が言われたように、こういうことをやって通年型にしていきたいという、非常に分かりやすい説明でした。やっぱり一年としてオンシーズンがあってオフシーズンがあって、オフシーズンにお客さんが入らないことは通年雇用としては非常に厳しいということを受けていました。オンシーズンで確かに利益は上がってるんですけども、結局一年通すと赤字状態が続いているということを聞かされました。観光ビジョンを見ると、やはりそのことは捉えられていて、やっぱりいかにオンシーズンとオフシーズンをどういうふうにやるかと。全体的に見ると、先ほど私が言ったとおり日帰りのお客さんとか非常によく見るし増えています。でも、ホテルに関してはなかなかこれは・・・観光ビジョンは多分10 年前ぐらいからこういうふうに策定していろいろやってるとは思われるんですけど、それが主な政策として、これを見ますと本当にリゾート観光協会を利用していろんなことをやってるのは今説明受けたのは分かったんですけど、やはり宿泊事業者に対して何か大きな施策、これは宿泊税とは全く関係ないことなんですけども、町としては非常に所得税、固定資産税、宿泊税と好転していると。本当にホテル事業者は苦労されてるのかなと思いますけれども、そういうことを捉えて、やはり宿泊事業者に対して何かこう施策といいますか、企画といいますか、それがなかなか見えてこないなっていうのが私の正直な意見です。もう一度、もし何かあればその辺を伺いたいと思います。
答弁 商工観光課長 馬渕由香(商工観光課長は2026年3月まで)
髙瀨議員のご質問にお答えしたいと思います。確かにオフシーズンの入り込みを効果的に伸ばしていくっていう手法はなかなかなくて、先ほど答弁のほうでも述べさせていただいた中での一つのコンテンツとして、温泉はやはり季節を問わず通年での観光誘客に有利な点であること、また、例えばニセコ町内のお酒関係ですかとかワインツーリズムですとかこういうことがあれば、お酒を飲むと宿泊することにもつながっていくと思いますので、そういったいろんな地域にあるコンテンツを集めながら、今宿泊できる仕組みづくりを観光協会とも話しながら、ひとつプランニングしていきたいと考えてございます。そういったことを進めな37がら格差を少しずつでもなくしていきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
昔はですね、冬を何とかもう少し盛り上げたい、冬のお客さんが少ないということで、北海道冬の祭典というのを企画して倶知安とニセコで交互に 1,500 万円ぐらいの全体予算で当時やらせてもらった記憶があります。8 月は冬と同じぐらい来てると思いますが、やっぱり今は逆に夏のほうが宿泊事業者にとっては薄いということはあります。例えば金沢市、今もちろん人気ありますけど、その前は各種の会議誘致をすごく行っておりまして、500 人規模の会議であればこれぐらいのお金出しますということで応援する仕組みを設けておりまして、うまく各全国の市では、何て言いますかね、そういうのを誘致するためにこういう応援できますよっていうメニューをつくってるところもあります。宿泊税の活用を含めて、こういうようなインセンティブ旅行といいますかね、MICEの誘致はしっかり強化する必要はあるんじゃないかと考えています。それとかつて一時、イベント等について東山、アンヌプリ、モイワ、それぞれの地区にイベントをやる場合はということで、町として支援をしている時代もありましたので、こういうことの復活といいますかね、そういう地域ごとの夏のイベントそれぞれ、こういう年間メニューでありますよっていうことも大きいことだと思いますし、また最近はゴルフ場の利用税をうまく活用している事例も全国的に多くありますので、こういったものを活用しながら夏対策というものも少し検討してまいりたいなと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議員の質問 1番 髙瀨浩樹
私、よく皆さんが言われるSNSとか何とかとか、そういうものを全く見ないのでわかんないですけども、例えばそういうものを利用して、何ていうんですかね、例えばちょっと前だったかな、北海道新聞でカレー指数っていうのが出てて、イメージ的にはニセコは高いというのを一面一回見たことがあります。そういうイメージ戦略っていうんですかね、何かを利用してやっぱりニセコ町が高い、物価が高い、例えばホテルに泊まってなくても、もうイメージでそういうふうに思われている部分があるのではないかと私思うんですよ。そういうことはリゾート観光協会を利用してとか、何かそういうものを利用してできないものなのか最後に伺いたいと思います。
答弁 商工観光課長 馬渕由香(商工観光課長は2026年3月まで)
実は昨年度も観光協会のほうでSNSを活用した YouTube 発信なども行っておりまして、その物価高に対するニセコはこんなおいしいものがあるけれど、普通の値段だよねみたいなことも流させていただいております。ただ、そういった 1 回だけじゃなかなか効果的には一時的であったり、町としてカレー物価指数を流して、日常は普通ですよっていうところを少しずつでも伝えさせていただいているところです。こういった取組みはやはり継続して続けていかないと、事業者からも今までのままでは新しい人の取組みですとか高価格帯のみっていうイメージの払拭がなかなかできないので、エリアとしてやっぱり取り組んでやっていかなきゃいけないという認38識は持っております。今年、ニセコ観光圏としてもツーリズムEXPOに出展する予定で、手持ち資料ないんですけれども、年間そこに集まるお客さんでしたり事業者が結構な人数集まりますので、その辺でもニセコの夏ですとか、そういった普通の高いだけではないニセコエリアの情報発信などは継続してやっていきたいと考えてございます。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
先般も広報部隊のほうで各マスコミを回っていただいて、ニセコのPR、まちづくりのPRをした中で、物価についても誤解がないようにということで周知させていただきました。それから、私東京で要請活動して、ちょうど衆議院会館にいたときでありますけど、予算委員会の中で政党の幹事長がニセコのかつ丼いくら、ラーメンいくらっていう金額を言われて、それがテレビのニュースに出たということで私のところにすぐ連絡が来ました。その方の事務所に伺い「ニセコ町でかつ丼が 3,500 円とか、なんか町の中でそういうことあるような印象で先生言われましたけど、こういう実態ありません」ということで誤解を解くようにお話ししたところ、テレビ朝日が予算委員会のニュースを流した中で、ニセコ町でかつ丼いくらラーメンいくらっていうテロップを流されたということが分かりました。それについては、テレビ朝日のほうに事務所から修正依頼をかけていただきました。また、今現在の国会とかいろんなところに要請活動がある都度、ニセコの物価高についてはそういう誤解がないようにということをPRさせていただいて、できるだけマスコミにもそういう場合、これは物価に限らず最近タイトルでニセコ町ではないんだけど「ニセコで」って出られるんですよね、何か事件や事故があっても。ニセコでっていうのは相当イメージによくないことでありますし、例えばマスコミに言ったのは「十勝って特定してね、そういう事件記事であるとかなんとか出すんですか、オホーツクって出さないでしょ」ということで、必ず自治体名も書いてくださいというお願いはずっと一貫してきております。そういう意味では、私たちからの情報発信の仕組みとか工夫自体もやっぱり広げていかなくちゃならないなと考えております。今後とも努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。