ニセコ町議会 令和7年第9回定例会 2025年12月17日
後志自動車道の事業について、ニセコ町のまちづくりとの関連
2025年12月17日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「後志自動車道の事業について、ニセコ町のまちづくりとの関連」について質問し、町長 田中健人、企画環境課長 桜井幸則、副町長 山本契太が答弁しました。
- 質問者
- 高木直良 議員
- 答弁者
- 町長 田中健人、企画環境課長 桜井幸則、副町長 山本契太
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 高木直良
3 問目です。後志自動車道の事業について、ニセコ町のまちづくりとの関連を伺う。今年の 7 月 12 日に北海道開発局小樽開発建設部により、後志自動車道の具体的なルート(中心線)が「決定」として説明されたことについて、町長参加のまちづくり懇談会での勉強会で多くの不安の声や町の対応への要望が出されました。この事業によって、住民の生活や地域の景観、環境に大きな影響が出ることから、国の事業であっても住民の要望に沿った町としての取組みを求めるという意見でした。町の担当部署と町民有志の「まちづくり会議(仮称)」などを常設して、意見交換や開発局への提案などをまとめる場が必要と考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 田中健人
ただいまの高木議員の御質問にお答えいたします。高規格道路のルートについては、これまで小樽開発建設部と町あるいは、関係町村も含めて協議を重ねながら検討してきたものであり、現状でこのルートについては御質問にもございましたが既に変更できない段階であるということをまず認識をしております。町としてはこの国の事業としてルートの変更は難しいと理解をした上で、今後の事業進捗に合わせた対応をしていくものだと考えております。また、町民の皆様からルートの変更が無理なのであれば道路の形状を変えてみてはどうかですとか、一方では高規格道路の早期開通を望むというような多様な声があり、引き続き町民の皆様の声を聞き、御意見等については事業主体である小樽開発建設部へ届けることを基本とし、そのための懇談等の場については随時検討を行って開催をしていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
議員の質問 3番 高木直良
この事業は仁木インターまで既に開通しました。現在仁木町から共和町にかけて工事が進んでいます。しかし、予定されている倶知安インターまでの用地買収は 2 割強ではないかというデータがございまして、工事が完了するのはいつということは公表されておりません。しかし、恐らく今までの工事の進み具合からすれば 2030 年代に入ってしまうのではないでしょうか。倶知安までできてさらにニセコということになりますと、完成までの期間というのは相当時間がかかると想定されます。40時間がたくさんあるなと思いがちなんですけれども、これは先ほど言いましたようにニセコインターの予定場所までの中心線というのはもう決まったよという説明をしていますから、これからやる測量調査だったり地質調査だったり、いろんな調査が行われると思います。さらに調査に基づく具体的な構造の設計に入っていくと思います。これは先ほど言いましたように、工事の進捗はかなり時間がかかるにしても、前提として中心線はこれで決まりですと言って発表していますから、それに基づく調査と設計なんです。要望というのは調査と設計が進行し固まっていく前にあげないと反映されません。ですから相当先で時間がまだまだあるなという問題ではなくて、中心線が決まったともう告げられて、宣告されていますから、これに基づく調査と設計は淡々と進んでいきます。時期を逃すとものを言っても、いや実はもうこういうふうに決めて進めていますからということで元には戻らない。まず公共事業の場合そういうことが起きるので、時期を逃して後からこうしてほしいということでは間に合わないんですね。私が最初に言いましたのは、適宜今のお答えのように進捗に合わせて皆さんの要望を聞いていきますみたいなことでは間に合わないんです。ですから私が提案してるのは、常設の町民と町の間の懇談会、検討会を組織として立ち上げていただきたいんです。その中でいろんな不安だとか要望だとか出ると思います。そもそもこの間地図を見ながら、みんな自分のところの関係を地図を覗いて見てますけども、あれだけじゃ不十分です。本当に自分の土地の問題だったり、町の状況だったりっていうのをもっとじっくり時間をかけて、まず相手が何を言ってるのか理解をする。その上で、これはこのとおり向こうが考えてるような内容で進んだ場合にどうなるかと具体的に想像しなきゃいけないんです。ここに配布されてる資料があります。構造の標準断面が出ていますが、盛土部分のおおよその画と。掘割だったらこれくらい、それから福岡?の場合のこういう略図。あくまでも略図なんです。だけどこれから測量してボーリングしたりする中で、これが詳しい構造の設計に進んでいくんです。ですからこの構造をよしとするのか、変えてほしいって言うのかっていうのは急がないといけないんですよね。そういう意味で、私は町と町民の懇談会という場を常設の組織としてつくっていただきたいというのが質問であります。改めてお聞きしますがどうでしょうか。
答弁 企画環境課長 桜井幸則
ただいまの高木議員の御質問にお答えいたします。常設で相談窓口のような組織を立ち上げてはいかがという点につきましては、現在この予定はございません。それと何点か御質問がある中で、要望を早くしないと実際の事業には反映されないという点につきましては、町として要望ということは今のところ想定はしてございません。さらに計画図の中で断面図等が示されているというところについて、これでいいか悪いかという判断をする必要があるという点につきましては、ニセコ町としてはそのような判断をできる技術、知識等がありませんので、その図面に示されたものがいいか悪いかという判断をするのは非常に難しいのかなというのが、現在のニセコ町の立場と考えているところでございます。
答弁 副町長 山本契太
ちょっと付け足します。今の話で誤りではないんですが、ただ既存の路線について全くその構造をこのまま、このままっていうのがどういう状況なのかというのははっきり41分かっていませんが、例えば高さを低くするとか、そういうことも含めてそういうようなお声も聞いておりますから、この会をつくるかどうかは別にしてもそこはきっちりとお伝えしていきたいと思います。伝える場というのはきちっと確保できていると考えているものですから、そのような御要望については今後も引き続き対応してまいりたいと思います
議員の質問 3番 高木直良
中心線の決定ですということで、説明の際に開発局は住民の声はアンケートで聞いてますというようなことを言いました。確かに数年前に 2 回ほどかなり広範囲の住民に対してアンケートを配って、回答を集めてますね。現国道 5 号線の改修を含めて高速道路、高規格道路にするか、独自のルートを使うかという 2 案を示してアンケートをとりました。これは確かニセコ・蘭越・黒松内の全戸に配ってます。相当お金をかけてアンケートをやってるんですね。そういうことを考えれば、例えばニセコ町のほうから要望を出して、この構造についても町がじゃなくて開発局が住民アンケートをやってくださいとか、そういうぐらいのことは言えるのではないかと思います。それから、町としても独自に、これはやっぱり町の大きなまちづくりに関わってるんだということをきちっと押さえていただきたいと思うんですね。事業主体は確かに開発局ですが、現場はニセコ町なんです。ニセコ町民がそこに住んで、営業もやって暮らしてるわけです。ですから町は当事者だという認識を持っていただきたいんですよね。先ほどの回答では全くそのつもりはありませんみたいな、組織をつくるつもりはありません、町としての案をまとめるつもりもありませんというお話でした。しかし、ニセコ町のまちづくりに関わることという意味では、町は当事者だと私は思っています。そういう意味では、町が例えば住民と町、その間に今度は専門家を呼んできて一緒に議論すればいいわけです。その中で、第三者的な意味も含めますけれども、専門家の意見も聞いて開発建設部に対して要求をまとめて、町として出していただくっていうことが大事だと思ってます。高速道路と住民との間ではいろんな住民運動がもちろん起きますが、いろんな事例のなかでこれは三鷹市の事例なんですけども、外郭環状道路と東八道路っていうんですけども都道の交差部分が相当大きな面積で、これができるとまちが分断されるということで、これに対して住民と市がワークショップをやってまとめた意見を、三鷹市長名で国交省に対して要望書を出してるんです。こういった事例も検討していただいて、町は事業者じゃないけれども町として住民の声を代弁しつつ提案していくと。それを町長名で文書をぶつける、そのぐらいの気構えでまちづくりをやるんだということを是非表明していただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。
答弁 企画環境課長 桜井幸則
ただいまの高木議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず構造について、開発局が主体となってそれをよしとするアンケートをとってもらうということはどうかという点につきまして、現在ニセコ町の立場としては事業主体である小樽開発建設部には全て情報を届けるということでこのまま小樽開発建設部のほうにお伝えをしたいと思いますが、これをもってニセコ町の町としての意見というかたちで出す段階にはないというのがニセコ町の判断です。議員おっしゃられるニセコ町としての意見表明を文書で出すということについては、現在のところ想定しておりません。42
答弁 副町長 山本契太
繰り返しになるかもしれませんけれども、ただし私どものほうと事業主体であるところについては何て言いますか、議論のルートがちゃんとございますので、今の要望についてはきっちりお伝えしてまいりたいと思います。私どもとしては、ある程度のそういう要望は聞き入れてもらえるのではないかというふうにも、これは分かりませんけれども、そういうようには考えております。ただ、全く当事者意識なく手放しでということを申し上げてるわけではなくて、文章にしてきっちり出すんだというようなかたちとしての部分は別にして、そのような要望等はきっちりお伝えし議論してまいりたいとは思います。それと同時に、ここはお伝えしておかなければならないところですが、町長のほうからもお話を申し上げたとおり、様々な御意見がある中でそうは言ってももう何十年来にわたってここに高速道路を通してくれという要望活動を沿線自治体がずっと一生懸命やってきたので、基本的に通してもらうということについては大賛成であるし、ぜひお願いしたいというところは変わりません。あとはそこの部分の細かな中身をどのようにやっていくかということについては、引き続き対応してまいりたいというところでございます。