みんなの議会

ニセコ町議会 令和6年第8回定例会 2024年12月13日

介護保険制度利用の現状と課題

2024年12月13日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「介護保険制度利用の現状と課題」について質問し、町長 片山健也、副町長 山本契太が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
町長 片山健也、副町長 山本契太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 斉藤うめ子

通告に従いまして3件質問させていただきます。1件目は、介護保険制度利用の現状と課題は。介護保険制度は、家族で介護を抱え込まず、社会全体で高齢者を支える介護の社会化を目指し、2000年に創設された公的保険制度です。どこに住んでいても平等なサービスが受けられ、安心して老いることを保障する制度です。しかしながら、高齢者は年々増加し、団塊の世代が来年2025年には後期高齢者になり、介護保険受給者が増えることが想定されます。介護という厳しい労働条件、労働環境にもかかわらず、訪問介護報酬の減額、介護労働者の高齢化、介護職員の不足が問題になっています。現に、これから述べることは、はっきりしているのは一例ですけれども、現にニセコハイツでは11月現在、施設は満床の50人になりましたが、施設を維持するのに最低限必要な正規職員16人、そのうち外国人が6人、清掃を含むパート職員が確保されてはいるものの、1人でも欠けると運営はできなくなる可能性があります。6年前までは介護職員が26人で運営されていたと聞いています。現在、それから10名も減って運営されています。このニセコのような地域で介護保険制度が適切に運用され、必要な介護サービスを安心して受けることができるのか、家族の介護負担が増してきているのではないか、ニセコ町の介護利用の現状を伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの斉藤議員の御質問にお答えいたします。介護保険制度は、老人ホームなどの介護施設や自宅での訪問介護で受けたサービスに対して事業者に介護報酬が給付されるという制度でございまして、そのため、サービス利用者が事故の要介護度合いに見合ったサービスを受けた場合は、本制度が適用されるということになってございます。また、家族の介護負担が増しているのではないかとの御質問ですが、ニセコハイツ入所者においては施設で介護を行っておりますので、御家族の負担がさらに増しているということはないのではないかというふうに考えております。また、在宅で生活している御家庭には、御家族の負担が増えないよう、訪問介護サービスや通所介護サービスの利用を希望している世帯に対して、現在のところ、それなりの対応ができているというような報告を受けているところでございます。しかしながら、斉藤議員御質問のとおり、介護の業務を支える介護員は、ニセコハイツも訪問介護事業所も新規採用が大変厳しい状態にあるということから、町としても人材募集の周知や人材採用に係る経費高騰に対する支援を今後とも強化してまいりたいと考えておりますので、御協力のほどよろしくお願いを申し上げます。

議員の質問 7番 斉藤うめ子

現在、ニセコ町に高齢者と言われる65歳以上、最近のデータですけれども、75歳以上の介護認定者が238人、ほとんどが75歳以上なんですね。74歳以下の介護認定者が29人、合わせたら現在総数で267名で、つい昨日、その前はもっと多かったんですけれども、これも異動がありますのでね。これはぜひ知っていただきたいというか、私も気がついたんですけれども、ハイツでは何とか人員ぎりぎりでもやっていっておりますけれども、ですから、ハイツに入っている方は家族の負担というのは本当にないかもしれません。ただ、最近、町民の方々と時々お話しするんですけれども、本当に保険あって介護なしではないかなというのでは困るなと思っているんですけれども、まず介護保険という言葉は知っているけれども、また必要な当事者がこの制度をどう利用したらよいのか分からないという方が相当いるように私は思っています。つい一昨日でしたか、そしてこれまでも、数名の方ですけれども、3、4人の方なんですけれども、保健福祉課に直接お話しして、そして、こういう方がいるからちょっと様子見てもらえませんかということでつないだことがあります。その方に聞いてみたら、介護保険の認定も何もしていない、もう本当に大変な状態でいるんですけれども、見るに見かねて紹介したことがありました。つい先日も、綺羅乃湯で手すりに捕まって、やっと入浴している高齢者の方をお見かけしたので、ちょっとお話をしたら、自宅のお風呂は入浴する際に湯船が深くて危なくて入れないので、温泉に連れてきてもらっているということでした。この際に私は思ったんですけれども、入浴補助用具、入浴用の台とか椅子とか手すりの福祉用具が貸与、購入で、生活環境を整えることで、自身で入浴が可能になるかなと思ったんですけれども、そうしましたら、私はこれは昨日、回覧が来まして、今年の令和6年4月よりこういう固定用ロープとか歩行器、歩行補助杖の購入に介護保険を利用できるようになりましたという、こういうのが回ってきたんですね。私はこれをちょっと見てびっくりしたんですけ32れども、というのは、これを利用するには認定することが必要だということが書いてあるんですけれども、こういうことを御存じないという方がたくさんいるんじゃないかなと思って、先ほど申し上げたように。これは、この制度は、介護保険制度を利用できるようになって、制度が改正によりって書いてあるんですね。これは私、30年前、神戸で母が介護保険を受けていました。そのときにお風呂に台とか、私はそれをそのまま持ってきているのであるんですけれども、買い取ったので、お風呂用品全部あります。台だとかね、湯船の中に入れるとか、それが今、介護制度が改正によって、貸与と購入を選択できるようになりましたって書いてあったので、これはちょっと驚いたんですけれども、全国で一応基本的には平等に、どんな地域に住んでいても介護保険サービスは受けられることになっているんです。けれども、こんなに格差があるのかなと思ってちょっと驚いたんですけれども。それで、最初に申し上げたように、こういうことを利用する方が知らないというか、こういう事実を知らない方が多いんじゃないかなと本当に思っています。繰り返しになって申し訳ないんですが、現在では認定されている方、267人という方なんですけれども、実際には移動がありますので、ついこの間も300人ぐらいでしたか、そういう利用されていた方が亡くなったりして、ちょっと減ったかなという感じがするんですけれども、実際にはこれは正確に調べられないのであれですけれども、もう1.5倍から倍いるんじゃないかなという印象を持ちました。みんな我慢して、そして家に籠もっているんじゃないかなという感じがしました。ですから、この介護保険制度を、町民の皆さんに、ちゃんとした公的な制度ですから、保険払って介護なしじゃなくて、利用できるものは、そうすることによって安全性も増してくるし、違ってくると思っています。ちょっと私には驚きでした。そして、やはり本人が一番大事なんですけれども、家族が選べるだけのいろんなメニューというサービスをつくっていくことも大事じゃないかなと思っています。そして一番大事なのは、やはり町長もおっしゃったように、介護職員が非常に少ない。費用が安いんですね。皆さんよくおっしゃいますけれども、介護施設で働く時給の金額と、このような観光地では倍も違ったりするわけですね。そしたらやはり介護職員を増やすのはなかなか難しいことがあるんですけれども、でも実際にそういう介護職というものに対して、非常にそういうことに対して自分で一生懸命やりたいという、お金の問題じゃなくて、やりたいという方もいらっしゃるわけです。ですから、そういう方をもっと増やすような、やはり自治体も協力して増やしていくことが大事じゃないかと思っています。何か一つ壊れたらもう対応できなくなるようでは困るかなと思っています。それで町長に、それと、私が見てる限りではハイツとかに入ってらっしゃらない方は、皆さんもう札幌に住んでいたけれども、自分の親のところに住んでいるとか、家族の一緒に暮らしている方が非常に多いんですね。支えている方が多いんです。認定はされていますけれども、それだけでは足りないので、してらっしゃる方が、もう私の知っている限りではかなりいらっしゃいます。それで、私はちょっと一つお聞きしたいんですけれども、ちょっとかぶることもあるかもしれませんけれども、高齢になって独り暮らしで認知症もあって、そしてその場合、家族が遠方にいていられない場合、果たしてここで生きていくことができるのか。在宅したいというときに、本人の意思を尊33重して、この町で介護保険を活用して生活していけるのか、それを町長どう思われるのか、暮らし続けたいという方いらっしゃるんです。私もついもう去年亡くなりましたけれども、ニセコ町から離れたくないといって、もう泣き泣きほかの土地に行きましたけれども、そういう方が増えてくるんじゃないか、増えてくるって、いらっしゃるので、そういう方に対しては町長どういうふうに考えてらっしゃるのか、ぜひお聞きしたいと思っています。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの質問に、ちょっと補足させていただきます。ニセコハイツを含めた特別養護老人ホームや認知症型のグループホーム等につきましては、全体のことにつきましては、これまでも各市町村での対応はもう相当難しいということから、後志広域連合というところをつくりまして、後志全体のこととして、後志全体で計画を立てて、いろんなプランを進めているということで、全体としての動きの中でそれぞれ施設も含めてやり取りをしているということを1点御理解賜りたいと思います。それから、福祉用具の関係がありましたが、福祉用具自体は以前から制度はありまして、ニセコでも多くの皆さんが使われております。ただ、制度としての拡充があったということで、あのチラシのようになっているんではないかというふうに思います。それと、行政報告で毎回させていただいておりますが、家族介護の支援事業としての、例えば23ページ目に行政報告が入っておりますが、例えば認知症対策の総合推進事業の中で情報共有をして、そ34ういった方への手当てといいますか、そういうサポートをするようなことであったり、介護予防のプラン作成も、そのエリアとしても共同でもやっておりますので、その辺もぜひ御活用いただければというふうに考えております。本町においては、認知症のグループホームがあって、もっと重くなった場合はニセコハイツということにしておりますが、やはり大きな課題は、これから、自分のことは自分でできるんだけれども、やはり3食作るのが難しいという方が今後は増えること、現在もそういう方もおられますので、こういった施設を民間とのコラボでできないかということで現在も情報収集しているところでありますので、ぜひとも御協力をお願いしたいと思います。以上でございます。

議員の質問 7番 斉藤うめ子

最近のデータで、ニセコ町、人口5,000人強、今いますけれども、この中で65歳以上の高齢者の割合というのは、町長のデータのを見ましたら、1,405人ということは3分の1以下になりますかね、大体3分の1ぐらい、30%が高齢者になりますね。それで、ここの中に、あえて地域密着型サービス、ハイツや何かに入るのには、一応今、介護度が3以上という規定があって、でも介護1とか2でも大変な状態なんですね。それで、自分のうちで訪問介護とか看護とか受けるというときに、ここに、かなり中には介護度が高くても自分の家で暮らしたいという方もいらっしゃるんですけれども、そこでここに、住み慣れた地域で受けるサービスというところがあるんですけれども、地域を離れないで生活できるように、地域の特性に応じた柔軟な体制で提供させるサービスってちゃんとあるんですけれども、先ほどのこととかぶってきますけれども、これだけのサービスを受けられる今現状、ニセコ町の中の現状は厳しいのではないかなというふうに思っています。そして私は、このニセコ町を世界の中から、ついの住みかとして選んで来ました。そして18年がたちました。そうしたら、60歳前後で移住してきた方がどんどんどんどんこの町から離れていって、ちょっと驚いているんですけれども、ニセコ町の高齢化率というのは27.0%って出ているんですね。これは近隣では27.6%って、すごい低いんですよね。皆さん30%前後以上になっているのに、ニセコ町だけが27.0%というのを、単純に言えば若い人たちが多い。でも、実際に人口としては1,405人というのは出ているわけです。これは、やはりこの町から出ていく、この町を選んできたのにもかかわらず、やはり暮らすのは大変ということで出ていかざるを得ないのかなという、なぜこの町は高齢化率27.0%なのか、それをぜひちょっと伺いたいなと思っているんですけれども。というのは、私が結論として、もう2回目の質問ですからこれしかできないんですけれども、要するに、もう、移住されてきた方が、やはり難しいということでどんどん出ていってしまうんですね。だからこういうデータが出てくるんじゃないかなと思っているんです。ただ、先ほども申し上げたように、ついの住みかとしてこの町で暮らして一生涯を送りたいと思いながらも、やはりそれは困難だと思って諦めて出ていくというケースじゃないかと思うんですけれども、私はそうじゃなくて、やはり最後、終わりよければ全てよしじゃないけれども、やはりこの町で住んでよかったという高齢者が、やはりいてほしいなというふうに思っています。今、子ども対策に一生懸命ですけれども、高齢者のことも一生懸命考えていただきたいなと思っています。町長、いかがですか。

答弁 副町長 山本契太

人口のその高齢化の割合という話ですが、高齢者が住めなくなって出ていくからニセコ町は高齢化率が低いのではないかという御指摘なんだろうと推察しますが、そういう形には当たらないと思います。ニセコ町はまだ、ほかの町から比べると、高齢化率が、高齢者人口が増えている町です。人口減少の中で、多くの小さな自治体は、ニセコ町の近隣も含めてですけれども、高齢者さえも減ってきているというのが実態でございます。それに対してニセコ町は、まだ高齢者数が増えていっていると。まだこれはもう少しトレンドとして続くと思いますが、そのような状況でございますので、確かに住まえなくなって札幌に行かれるとかいう実態はあるということは存じ上げておりますが、ただ、それがあるから高齢化率が低いのであるということではないというふうに考えているところでございます。それから、全体のお話をしますと、確かにニセコ町については、介護度に合わせて、それに見合った施設が、ちょうどいい感じのステップアップというんでしょうか、そういう施設が潤沢にあればいいんですが、なかなかそういう状況にはなっておりませんので、あるとすればグループホームでありますとか、サービスセンターでありますとか、それから特別養護老人ホームですとかということは備えておりますが、その間になるようなところというところは、なかなか全て整えるということはできません。ただ、先ほど申し上げましたように、ほかの地域の高齢者も減ってきているという状況から比べると、ニセコ町については、まだ高齢者の方がサービスを利用するというのは増えていく傾向があるだろうと考えておりますので、広域の中での連携ですとか、そういうことも考えながら、様々な整備の補完をしていくのがよろしいのではないかと考えているところです。以上です。

出典:ニセコ町議会 令和6年第8回定例会 2024年12月13日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる