ニセコ町議会 令和6年第4回定例会 2024年6月27日
ニセコ高校寮生の週末の食事について
2024年6月27日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ニセコ高校寮生の週末の食事について」質問し、教育長 片岡辰三、町長 片山健也、総合教育課長 淵野伸隆が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 教育長 片岡辰三、町長 片山健也、総合教育課長 淵野伸隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
2 件目に入ります。ニセコ高校寮生の週末の食事について伺います。ニセコ高校では今年度、道外から 11 名の生徒を受入れ、寮を改装し、定員 30 名から現在 35 名の生徒たちが入寮し、週末には現在約半数の生徒が寮に残っています。週末の金曜日夜から日曜日の昼まで、1 週間のうちの約 3 分の 1 に相当する 6 食を各自で賄います。外食はお金がかかるため、食事を抜く生徒もいるようです。寮の食堂は安全対策のため、電子レンジとカセットコンロのみの使用が許されています。高校生はまさに成長期であり、健康に配慮したバランスのよい食生活が大切な時期です。寮生の週末の食生活の現状を、教育長はどのように考えていらっしゃるか伺います。8
答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)
斉藤議員の御質問にお答えいたします。寮生の週末の食事対応についてですが、昨年度までの週末は閉寮として、ほとんどの生徒は自宅に帰省しておりましたが、週末に寮に残りたいという希望の生徒も多いことから、今年度から週末の閉寮やめ、残ることができるようにいたしました。現在、寮の食事については委託業務の関係から、原則平日の朝食と夕食を提供してございます。週末は金曜日の夕食から日曜日の朝食まで食事を提供していないことから、週末寮に残る生徒たちの食事については検討課題であると認識しております。今年度も約 3 か月が経ち、特に 1 年生の寮生たちも日常生活に慣れてきており、土曜日・日曜日にアルバイトをしている生徒や週末に友人宅で過ごしている生徒もいるというふうに聞いております。生徒の週末の過ごし方も多様化しており、土日といえども一律に食事を提供することが生徒にとって本当にいいことなのかなども含めまして、検討してまいりたいと考えております。現状、議員御指摘のように土日は食事を提供しておりませんが、簡単な料理ができるように電子レンジ・カセットガスコンロを擁しているところでございます。また、包丁を使えませんが、今後調理バサミ等を用意するなどして、安全面も十分考慮しながら最低限の調理器具を用意していき、子どもたちが多様な食事対応をできるような対応をしていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
昨年まで閉寮していて今年から寮に生徒が残ることができるようになったというふうにおっしゃっていますけれども、これですね、先ほど申し上げたように生徒たちが 6 食食事をするのは、繰り返しますけど非常に食生活っていうのは食育と言われるように大事なことなんですね。そして、生徒の一部ですけども聞きましたら、やっぱり外食は高いからなかなかできない、食べられないと。それから朝食は皆さん抜いてるようなんです。こういう時期にですね、きちっとした食を提供するということは、私は本当に基本の一番大事なところだと思うんです。子どもたちの健康を考えたときに、この問題についてですね、実は町民の方からそういう問題提起がありまして、私たち 10 名ほどで町民と話合いをしてきました。そして中には高校の寮にいた方とか大学で寮にいた方とか、そういう経験のある方の意見もありまして、教育長もお聞きになったと思いますけれども、週末の食事は絶対必要だと思うという意見がありました。高校と大学で寮生活を体験した方たちは週末も必ず食事は提供されていた。食べる食べないの選択は自由だけれども、必ず食事がとれるようになっていたというお話でした。ニセコ高校の現在の進化というのは革命とも言えるべき目覚ましいものがありますけれども、一番大切な食育について欠落してるんじゃないかな。ちょっとそこをなぜしっかり考えられなかったのかなというふうに思っています。というのは、昨年までは閉寮になっていた、そして今年からということなんですけれども、今進化するニセコ高校で前と同じようなことを踏襲しても、それはふさわしくないんじゃないかなというふうに思っています。任意団体なんですけど「未来のニセコを拓く会」では、月 1 回みんなの居場所で食事会を開いています。この 4 月から 6 月まで 3 回ほど週末、寮に残っている生徒さんを食事会に招待してきまし9た。校長先生はじめ教頭先生、ハウスマスターとか先生方も参加されてきました。この寮生の食事のとり方について、今一部おっしゃいましたけれども、実際どのように把握していたのか、こういうことを想像されなかったのか、そしてこれからのことですね。今、電子レンジとか包丁も使えるよというお話ありましたけれども、これからの生徒たちの食事のことをどう考えていらっしゃるのかもう少し伺いたいです。私たちは、例えばお弁当届けるとか、それからケータリングを頼むとか、それから週末だけの寮母さんを頼むとかそういうことも提案してきたと思います。でも、何の返事もいただけなかったんですけれども、ニセコ町内にはそういう方がいないいないっておっしゃるんですけれども、調べてみたところ結構いらっしゃるようなんですね、1、2 件しか問合せてませんけれども。やりますよっていうとこもありますので、教育委員会としても学校としてもそういうことに実際に動かれたのかどうか。そこのところを検討されたのか、6 月初めまでにはそういうことをお話合いするというふうにおっしゃってましたので、そこはどうなっているのか、そこも改めてお聞きしたいと思っています。
答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)
議員の御説明の中にありました 4 月・5 月当初ですね、道外から来た生徒も多かったということで、寮に残れるようになって残った子どもたちがやはり当初どういうふうに食事するとこがあるかとか、そういったところが十分分からなかったということで、議員から御指摘あった段階で学校のほうにその辺りを調べていただいております。そういう中で、先ほど答弁いたしましたけれども、3 か月程度経ってきて子どもたちも慣れてきた段階で、あるいは 2 年生・3 年生の先輩からもいろいろな過ごし方について提供を受けてきたということで、今現在は休み前に具体的にアンケートをとってもらうということで検討しています。また、今現在ですね、寮の規則、昨年からいろいろ書いてございますけれども、寮の規則など全体も含めて、あるいは今新寮等についての検討もしている中で、そういった全体の中でですね、業務委託管理の中で 3 食あるいは土日の提供等については現在検討しているところでございます。具体的に子どもたちが今現在、4 月・5 月当初のように苦労しているっていうふうには聞いていないものですから、一応落ちついたところで学校のほうの予定で具体的に子どもたちからそういう状況を把握した上で対応していきたいというふうに考えてございます。以上です。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
教育長、休み前までにはアンケートをとるというふうにおっしゃってるんですけれども、問題はですね、先ほども申し上げたように、生徒たち、子どもとは言っても 15 歳以上 16 歳 17 歳になったら自分で食事をつくるとかそれはできるかもしれませんけれども、私が察するところでは、お話聞いてると、例えば朝なんかは全然食べないという寮の生徒が多いように思います。中には女子生徒は食べないほうがダイエットになるからいいよなんていう答えもありました。要するに、食生活が非常に乱れてきてしまっているということなんですね。そして、きちっと食事をする習慣、週末の 3 日間、それがないということは、やはり健康に影響するんじゃないかなと非常に心配しています。このニセコ町というのは、生徒や学生などが気楽に利用できる食堂なんかはほとんどないように10思います。日中は確かにあることあるんですけれども、外食すると 1 食 1,000 円では間に合わないということになるんですね。そうするとなかなかお小遣いが足りないとか、そういうことでコンビニを利用していたり、実家から食事を送っていただくという生徒さんもいるようですけれども、確かに 4月 5 月過ぎていま 6 月から慣れてきたということもありますけれども、やはり食生活はきちっととってない実態があるように思っています。ですから、週末の食事の提供というのはやはり真剣に考えるべきではないかと思っています。先ほど申し上げたようにいろんな方法はありますのでね、それも含めて検討してはいかがかと思いますけれども。いまアンケートっておっしゃったんですけれども、生徒さんにアンケートをとるという考え方でしょうか。保護者も含めてアンケートをとるという考え方なんでしょうか。やはり基本は何かということをきちっと押さえた上でのアンケートのとり方も重要じゃないかなというふうに思っています。教育長いかがでしょうか。
答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)
今集約すると、アンケートのとり方という形でまとめると、基本的には学校としてはですね、当然 3 食、週末も全部となったら、料金にも反映してくるということもございます。そういったことも含めまして、当然生徒自体はもちろんですけれども、保護者にも当然負担がかかってきますので、その辺りは学校のほうに生徒・保護者、あるいは関係のそういったいろいろですね、議員御指摘の御協力をいただいてるボランティアの方々にもお話を聞いた上で、できるだけ迅速に週末の食事等についてどうするかということは検討してまいりたいと思います。あわせて、新しい寮の在り方も含めて現在検討しているところですので、その辺りは全体を含めて御理解いただければと思います。以上です。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
3 件目に入ります。学校のエアコン設置と断熱イノベーション計画の進捗状況を伺います。北海道も近年の温暖化により気候危機的状況にあり、猛暑日が続いています。子どもたちが一日の大半を過ごす学校の暑さ対策が緊急課題ですが、現在のエアコン設置状況と今後の見通し、同時に断熱対策は現在どのように進められているのか、教育長、町長に伺いたいと思います。
答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)
斉藤議員の御質問にお答えします。学校の暑さ対策につきましては、これまでも答弁させていただいているとおりでございます。児童生徒の健康面の安全を確保する点から、優先課題として取り組んでいるところでございます。各学校のエアコンの設置状況につきましては、幼児センター既に整備が完了しているところでございます。小・中学校については、現在工事を進めております。若干の遅れはあるものの、おおむね今月末から 7 月上旬には工事が完了する見込みとなってございます。高校の整備状況ですが、寄宿舎の食堂については既に工事を発注しております。教室や職員室などについては、関係予算を本定例会において提案させていただいているところでございます。引き続き早期に発注し、整備完了に努めて11いきたいと考えているところでございます。また、断熱対策につきましては、昨年 12 月の第 8 回定例会での一般質問でも答弁させていただいておりますが、小・中学校は既に一定の断熱改修が完了しているほか、未改修の高校につきましては今年度中に外壁などの劣化状況の調査を行うとともに、大規模改修に向けた基本構想を策定する予定となっております。教育委員会としては、まずエアコンによる暑さ対策を最優先的に取り組むものとしております。さらなる断熱改修につきましては、情報収集を継続し、児童・生徒の適切な学習環境づくりを進めていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
それでは斉藤議員の御質問にお答えいたします。学校施設の整備状況につきましては、ただいま教育長から答弁があったとおりでございますが、本町においては近年、実施してきた学校施設の耐震改修及び大規模改修などに合わせて、一定の断熱改修を行ってきたところでございます。この上さらなる断熱改修については、将来の課題として整理しておきたいと考えております。町といたしましても、教育委員会と連携し、よりよい環境の中で子どもたちが活動できるよう、今後とも配布してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
「断熱が日本を救う」という本が今年 1 月に発行されました。町長、御存じですか。この中でニセコ町のことが非常に詳しく載っています。そして、この中で、脱炭素に挑むニセコ町のことが載ってるんですけれども、ニセコ町が最も力を入れているのは建物の断熱性の強化ということが前面に立っています。いま教育長がエアコンの設置、小・中学校もスタートしているというお話なんですけれども、この6 月の新聞によりますので全道的に見てかなり遅れているという記事が載ってたんですけれども、これはニセコ町には心配ないというふうに理解してもよろしいんでしょうか。もう着手してる、いつ完成するのかということを私は知りたいなと思ったんですけども。まあ今回予算が通過しましたけれどもね。かなり申込み者が多くて、学校だけでは対応できない。ですから、職人不足で数年後に設置するところもあるということがこの新聞に載ってたんですけれども、ニセコ町はその点は大丈夫なんでしょうか。それとですね、設置するまでの期間ですね、例えば今年度中にもう 6 月末で今度 7 月・8 月の猛暑が来ますけれども、これに間に合わなかった場合にそれにかわるもの、本当断熱改修が一番大事なんですけども、町長はニセコ町の学校は改修とか断熱改修をしていて、そんなに心配がないということはおっしゃってますけれども、それで本当に大丈夫なのか。今後の先を考えたときに、それをもう一度きちっと検証する必要があるのではないかなというふうに思っています。去年の 12 月に日本の断熱というのはドイツに遅れること 40 年っていうことが言われてます。これ今もそう言われてるんですけれども、北海道は確かに本州に比べると、寒さ対策で断熱が進んでると言われてますけれども、本当にこのままでいいのか。それとエアコン設置までの期間に仮の簡易的な何か少しでも温度を下げる方策とか、そういうこ12とを考えていらっしゃるのか。要するに簡易型の暑さ対策ですね、教室を少しでも涼しくする、そういうことを考えていらっしゃるのか、そこをお聞きしたいと思ってます。大規模な改修などなかなかお金もすごいかかることだと思いますけれども、せっかくエアコンをつけても効果があまり強くなければ、結局エネルギーの消費が多くなるわけですから一番の目標である断熱によるエネルギー削減ということが実現でできないわけですから、そこのところは全国的に一番力を入れていると知られてるニセコ町がもっときちっと調査すべきではないかなというふうに私は思っています。その辺りのところ、小・中学校はいつ完成して、それまでの間はどうするのかお聞きしたいと思ってます。
答弁 総合教育課長 淵野伸隆
ただいまの斉藤議員の再質問にお答えさせていただきます。小中学校のエアコンの設置状況については、今ほど教育長からも答弁させていただいたとおり、来月上旬には全て完成する予定で工事が進んでいるところでございます。具体的にはニセコ小学校については現在 7 月 25 日までの工期で発注をしているところですけれども、来月上旬に最後のちょっと大きな停電を伴う工事を行った上で、来月上旬には終わる予定でございます。近藤小学校については、6 月 30 日までの工期で当初発注したところでございます。若干工事の関係の遅れがありまして、7 月 25 日まで工事期間を延長しているところですが、こちらについても工事についてはおおむね今月中に終わりますが、最終の書類整備などが若干遅れ、来月上旬には引渡しができるかなと思ってございます。ニセコ中学校についても 6 月 30 日までの工期で発注しておりまして、こちらについては順調に工事完了しておりますので、予定どおりの引渡しができるのではないかというふうに思っているところでございます。それから高校については、これも先ほどの教育長からの答弁の繰り返しになりますが、今回の定例会に関係予算を補正予算として計上をお願いしておりまして、早期の発注に努めてまいりたいというふうに考えてございます。なお高校についてはまだ時間がかかると思われますので、その間の対策としては当然扇風機等による換気も含めた対策はとってまいります。そのほかに、学校の夏休み期間について柔軟に対応していきたいというふうに考えておりまして、これまでの夏休みの設定期間を規則改正しまして、高校のほうである程度柔軟に暑い日を避けるという意味で期間を設定できるよう、教育委員会として規則を改正したところでございます。このように暑い日は避けて登校しないといった対策も含め、暑さ対策に取り組んでまいりたいと考えてございます。なお断熱については、これも答弁の繰り返しになりますが、一定程度終了しておりますので、今すぐにということは考えてございませんが。断熱を高めればエネルギー効率が高まって、電気代の節約等につながるというところは認識しておりますので、将来の課題ということで考えていきたいと考えているところで、以上です。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
もう一言つけ加えさせていただきたいのですけれども、今年 3 月、文部科学省が断熱の事例を紹介してるんです。学校の事例などは具体的な新築と、それから改善・改修のところを出してますけれども、ぜひまた参考にされてはいかがかなと思っております。今おっしゃったその高校のね、エアコンの設置ですとか扇風機とかいろんなことおっしゃるんで13すけれども、設置しても私は何らかの可能な限りの断熱、できる限りの断熱っていうのは検討をすべきではないかなというふうに思っています。以上です。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
これを御存じのうえで、これに沿って考えていらっしゃるのか、参考にされるのかということをちょっと一つ、最初に伺いました。
答弁 総合教育課長 淵野伸隆
斉藤議員の再々質問にお答えいたします。今お持ちの資料、文部科学省が 3 月にまとめられたZEB改修の手引かというふうに思います。ZEB化についてはすぐにできる状況ではないと思いますが、本報告書の事例を参考に、今後改修については検討してまいりたいというふうに考えてございます。それから高校のエアコンについては早期の発注に努めてまいりますし、先ほど申し上げたとおり扇風機等も置いていく予定ではおりますけれども、それでもなお必要な部分については早期に対応できる部分あるかどうか、教育委員会の中で十分検討して暑さ対策に取り組んでまいりたいと考えてございます。以上です。