ニセコ町議会 令和6年第4回定例会 2024年6月27日
町民のニーズとニセコミライ事業について
2024年6月27日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「町民のニーズとニセコミライ事業について」質問し、町長 片山健也、企画環境課長 桜井幸則、副町長 山本契太が答弁しました。
- 質問者
- 高木直良 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、企画環境課長 桜井幸則、副町長 山本契太
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 高木直良
3 問目です。町民のニーズとニセコミライ事業についてお尋ねします。先日 6 月 14 日の町民説明会で、SDGs街区ニセコミライの第 1 期工事が進み、モクレニセコA棟の完成と入居、B棟の入居者募集が開始され、年度内に賃貸棟工事も始めるなど、現状と今後の取組が紹介されました。以下、お尋ねいたします。(1)街区事業の現状と今後の課題を簡潔に御説明いただきたいと思います。(2)この事業のスタート時から事業目的の柱に、住宅不足や町民の住替えニーズにこたえることがあります。建設資材、人件費の急激な高騰によって、この目的達成が危惧されるところでありますが、今後の対応について伺います。(3)積雪重量に耐える太陽光パネルが街区で採用されますが、今後町内の事業所や一般住宅への普及促進の計画はあるでしょうか。(4)「ニセコ町SDGs未来都市計画」の取り組むべき課題として、「地域経済循環」がありますが、36この事業における地域経済への貢献の現状と今後の在り方について伺いたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
高木議員の御質問にお答えいたします。1 点目のニセコミライ街区事業の現状と課題ですが、令和 5 年度には分譲住宅のモクレニセコA棟の 8 戸が完成し、全て引渡しが完了しております。今年度は賃貸住宅のモクラスA棟、木造の家で暮らすということのようでありますが、モクラスA棟 10 戸、それから分譲住宅のモクレニセコC棟 5戸の整備が進められております。今後の課題は慢性的な住宅不足の現状を少しでも改善すべく、スケジュールどおり住宅整備が進むよう町としてもしっかり支援をしていきたいと考えているところであります。次に 2 点目の建設資材、人件費等の高騰への対応につきましては、直近の対応で住宅建築価格の低減に向けた研究・開発を町から補助金を支出し、支援を行っているところでございます。また、住宅建築に係る価格高騰は全国的な問題であり、今後さらなる価格上昇も想定されるため、引き続き長寿命化建築や価格の低減化を進め、住宅不足の対応に向けた取組に努めてまいりたいと考えております。3 点目の太陽光パネルの事業所や一般家庭の普及につきましては、今年度環境省の地域脱炭素推進交付金、重点対策加速化事業というふうに一般的に言われておりますが、これの採択を受けたことから、令和 11 年度までの 6 年間で一般住宅や事業者が保有する事務所や店舗などへ太陽光発電設備の設置にかかる費用の支援を行ってまいります。特に、降雪対応型の太陽光パネルの普及促進に努めていきたいと考えております。次に 4 点目の地域経済循環につきましては、ニセコミライの高気密・高断熱や省エネを活用した脱炭素型を目指す住宅建築を町内事業者が請け負うことで、今まで域外に流れ出ていた資金が域外にとどまり、エネルギーマネジメントシステムなどの活用によって目に見える形で域内循環が図られているものと考えております。今後、株式会社ニセコまちが進めるSDGsの取組を後押しするとともに、このような地域経済循環型モデルの構築や普及展開を強く進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をよろしくお願いいたします。
議員の再質問 3番 高木直良
2 項目の点で再質問させていただきます。先ほど住宅の高騰に伴って町としても支援をしていくということでありますが、この支援内容について具体的にもう少し詳しく説明していただきたいと思います。当初から相当力を入れてニセコ町内での住替えを含めた目的について、相当詳しく、この手元にあるのは 2019 年 3 月、2018 年度の基本事業構想策定の報告書です。ここにもいろいろ町内の住宅不足だけではなくて、住替えに力を入れた部分が相当書き込まれております。この中で一つにあるのは、今住まわれてる方がこの街区に移っていく、住み替えたあとですね、今まで進んでいた住宅には相当の広さを持ってる住宅もありますので、今不足している子育て世代のお子さんが 2 人 3 人いるとか、だんだん大きくなってきてるとか、そういう子育て中の方は住宅不足で悩んでいる。そこに住替えて37もらうっていう、そういった循環を意識した文書もかなり書かれています。そういう目標が書いてあって、将来の 10 数年ぐらいの間に何十人の方がこれに恩恵を被るっていう、そういうシミュレーションも載っています。ですから、このときはかなり熱心な計画として書き込まれているんですね。これは先ほどお話ありましたけども、補助を支援していくということでありますけれども、もう少し詳しい、こういうことをやれば、例えば数値的にもですね、この程度の住替えが進むであろうとか、あるいは今まで住んでいるところに子育て中のお母さんで住宅に困ってる方が移住してきても大丈夫ですよみたいな、そういうことがもう少し見えるようにすべきではないかと思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 企画環境課長 桜井幸則
ただいまの高木議員の御質問にお答えいたします。具体的な住まい住宅への支援、今年度の内容でございますけれども、何点かに分かれておりまして、まず今回建設を進めております賃貸A棟と分譲C棟に係る管理費、それから施工図の設計に係るものが 1 つございます。それと賃貸A棟と分譲C棟の遮音に係る構造対策費、それから外壁の市販品の活用についての対策費、それともう一つ業務用エコキュートの導入にかかる費用への支援、それとマルチエアコン導入費に係る支援、新換気システムの導入に係る支援という項目が 2 つ目でございます。それとそのほかに同じく賃貸A棟と分譲C棟の家庭消費向けの太陽光発電と蓄電池の購入に対する支援、それともう一つ分譲C棟においてのエネルギーマネジメントシステムの導入費に係る支援ということで、大きくはこれらの項目に対する支援を具体的に行っていくというのが今回の内容になってございます。以上です。
答弁 副町長 山本契太
住替えの関係についてですが、概要としての当初住替えの目標、目標といいますか、これぐらいできればというような考え方をさせていただいてますが、そこの内容を全くやめてしまったということではありません。基本的には今後行う賃貸において、例えば町内の方がお入りになって、空いた住宅をリノベーションして、そこに家族の方が入っていただくという形の循環が一番、何といいますか目標とする形ではあります。なので、ここについては今後進めてまいりたいと考えております。まずはそのような、御希望がなければなかなかできないということもありますので、勝手に我々のほうでここに住んでくださいというわけにもいきませんから、それは恐らくはそういうモデル的なところが一つとか二つとかでき始めて、こういう循環になってるんだというところが見えてくるとですね、また住替えも進んでくるのではないかと、そのような期待を今してるところでございます。
議員の再質問 3番 高木直良
支援について、項目はいろいろあったんですが、総額でどのぐらいになるのか。それは年度で分けていくのかとか、補足をいただきたいと思います。それと山本副町長からのお答えで、こういった一つでもモデルができれば循環していくだろうというお話は、私もそう思います。しかしこのコーディネートをするのは会社なのか、町なのか、それ38について補足いただければと思います。
答弁 企画環境課長 桜井幸則
高木議員の再質問にお答えしたいと思います。今年度の補助金の総額ですけれども、5,650 万円となってございます。
答弁 副町長 山本契太
基本的には会社のほうでコーディネートするといいますか、賃貸の物件を販売していくのももちろん会社ですし、それに関してまた住替えの提案をしていくのも会社であると考えております。
議員の再質問 3番 高木直良
3 項目の太陽光の普及に関連してでありますけれども、これが例えば庁舎の屋根の太陽光については、あらかじめそれに備えた屋上の作り方になってると。同時に、そのほかの町の施設、あるいは民間の会社、そして一般住宅、そこへ向けて普及を図っていくということでありますけれども、例えばこれも 2020 年の地域エネルギー事業による自治創生型コミュニティ構築の検討事業報告書の中には地域エネルギー会社の設立についてうたわれておりますが、こういった太陽光パネルの普及とセットで、例えば電気自動車の普及もあるかと思いますけれども、そういったエネルギーの新たな取組に関して、今後ですね、地域エネルギー会社を設立する方向に向かうのか、もうこれは報告だけで、ちょっと条件が違ってきてるのでそれはもうないのか、その辺の見通しについてお伺いします。
答弁 企画環境課長 桜井幸則
ただいまの質問をお答えしたいと思います。まず、太陽光発電等の施設に対する支援でございますが、今年度先ほど当初の町長からの説明にもございました環境省の補助金がこのたび該当になったということで、この補助金をもって今要綱を整備してる最中でございますけれども、一般家庭における太陽光発電の設置にかかる支援、そのほか蓄電池ですとかエネルギーマネジメントシステムの導入、高効率エアコンや高効率給湯設備、エコキュートですね、などの支援を行っていくと。そのほか、一般事業者につきましても、事業所に設置する太陽光発電施設、高効率のエアコンやEVのカーシェアなどにも支援するという項目を予定しているところでございます。エネルギー会社の設立という点については、今回の環境省の補助金が当たったことイコールエネルギー会社設立というふうにはつながっておりませんので、そこは分けて今後さらに検討が必要なのかなと考えているところでございます。以上です。
答弁 副町長 山本契太
エネルギー会社の部分だけちょっと付け足しで、これも最初お話ししていた書いてるとおりであります。ただ、民間のエネルギー会社がどんどんできていた一時期ですね、本当にニセコまちもエネルギー会社としての取組をやりかけたといいますか、そういうところもあったんですが、まだまだ全国的にこのエネルギー会社というものについての制度ですとか支援ですと39か、そういうものがいろいろすぐ変わってくるという状況の中で、やはりそれに踏み切れずに現状もいるということであります。ただ、これも将来的にはエネルギー会社も携えていくということの考えは変わっておりませんので、実施をしていくと考えておりますが、その際には何らかの支援も町のほうで視野に入れながらということで準備をしてまいりたいと思っております。ここ数年の間にということには、今の日本の新エネルギーの会社の状況から見ると、すぐに立ち上げるということにはならないかと考えます。
議員の再質問 3番 高木直良
4 項目めでお答えがございました、今の分譲住宅あるいは賃貸住宅、そういった高気密・高断熱住宅のノウハウについて、地元町内の建設会社・工務店などが今実際に行っていると。その技術を習得した上で、町内で請け負ったことによる地域経済への貢献というお話がございました。これに加えて、例えば今お話ありました太陽光パネルもいろんな補助金を受けて普及させていくということですので進んでいくかと思うんですが、例えばこれの購入はもちろん、生産されているパネルそのものはニセコ町内で生産はできませんけども、これを設置するにあたっての工事、点検、そういったものについての町内での業者さんが請け負っていく、そういう可能性というのはどの程度あるか。 ほとんど 100%町内業者さんなのか、あるいは難しいところがあるのか。これについて補足説明をお願いします。
答弁 企画環境課長 桜井幸則
ただいまの御質問をお答えしたいと思います。豪雪対応型の太陽光パネルというのが、実際にはニセコまちで今つくっている街区のカーポートの上についてるもので、積雪 2.3 メートルまで耐えられるというものなんですけれども、通常の太陽光パネルよりはかなり重さがあるということで、それを設置するための技術というのも当然必要になってくるかとは思います。実際にニセコまちで建設に関わっているニセコの工務店さんがいるということで、多分そこのノウハウ的なところは引き継がれていくのかなというふうに考えてございます。この太陽光パネル、新たなものを導入するにあたって町内の事業者が参画できないというような状況にはないと思っているところでございます。以上です。
議員の再質問 3番 高木直良
いろいろお答えいただきました。これは今の街区の施行が居住だけではなくて、地域経済に貢献し循環していくものということを、やはりもう少し分かりやすくアピールする必要もあるかなというふうに思います。そのことによって、やはり入居にもちろん補助していくということも必要ですが、こういった地域経済にとって有利な、今後続くものであるということをきちっと伝えなければ、なかなか町民の皆さんの理解も進まないと思いますので、その点についてぜひ力を入れていただきたいと思います。改めてお伺いします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
この住宅政策、慢性的な住宅が足りないと。その中で、今までのように公営住宅をつくり続けて本当にいいのか、持続するのかということが大きな視点で、住宅不足解消として40この株式会社ニセコまちという新たなセクターをつくり、その中でSDGsも含めて行うことが将来の持続するまちづくりに大きく貢献するということで取組を始めたものであります。御承知のとおり、公営住宅、現在の制度でいくと、その年の年度によって相当差はありますけど、3,000 万から 5,000 万ぐらい毎回その維持を含めて持ち出すということがあって、こういったことをどんどん増やしていくと、町の財政負担も大きくなる。こういった将来的な持続のためには新たな仕組みが必要だということで内閣府に提案をし、モデル事業としてSDGs未来都市のさらに重点の事業ということで、10 の自治体が選ばれる中にニセコ町も入って、3 年間にわたっては多大な金を国から応援いただいて、国のモデルとしても現在進めているところであります。このSDGsで地域の景観を守り、地域で循環性、そして 10 年 20 年とか 30 年先に、例えば高齢者だけにならないといいますかね、今事を進める、あるいは経済の多様な価値の取得が進む、あるいは年代もばらばらに進んでいくことによって、持続して地域が回転していく。その中で、基本的にはエネルギーも地域で賄うということで脱炭素を達成するということも含めて計画をし、現在皆さんの英知を結集しながら、徐々に小さく産んで育てていこうというようなことであります。こういった面の現在地や将来に向けてのアピールや可能性というものを、やっぱり町民の皆さんにしっかり伝達する必要があると、まさにそのとおりであります。しっかりその辺も広報にも今後力を入れてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。