ニセコ町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月13日
ニセコハイツの現状とこれからの課題について
2024年3月13日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ニセコハイツの現状とこれからの課題について」質問し、町長 片山健也、保健福祉課長 桜井幸則が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、保健福祉課長 桜井幸則
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
3件目の質問に移ります。ニセコハイツの現状とこれからの課題について伺います。高齢化が進み、一人暮らしの高齢者が増え続けていますが、高齢者はこれからニセコ町で安心して暮らしていけるのか、以下3点について町長に伺います。1、ニセコハイツは昭和61年開業以来37年が経過していますが、建て替えの計画は現在どのようになっているのでしょうか。2、介護保険制度の改定で、改悪と言われているんですけれども、要介護3以上が対象になり、現在50床あるうち、入所者は現在42名と聞いていますが、これで採算性、赤字は問題はないん14でしょうか。それから3、人手不足が慢性化していていますが、今後の見通しはどうなんでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。一点目のニセコハイツの建て替えにつきましては、平成30年、2018年にニセコハイツ再整備基本計画を策定しております。その後、介護報酬の見直しなど制度の変更もかなり多くあり、現状では適用できるものとなっていないところでございます。現在のところ、具体的な予定は決まっておりませんが、施設の老朽化も進んでいることから、引き続き検討してまいりたいと考えております。なお、施設の維持補修としては、令和6年度はニセコハイツの厨房の給湯とデイサービス浴場の配管についての改修を行う予定としてございます。二つ目の特別養護老人ホームニセコハイツの事業の採算性につきましては、当該事業に係る会計収支の状況で、令和5年度は1,000万円程度の黒字が見込まれております。これは国からのコロナ感染対策に係る補助金収入と、介護職員が少ないという状況で運営されていることからの結果ということでありまして、持続可能な経営状況とは言い難いという状況になってございます。ニセコ町として直接ニセコハイツの経営には携わってはおりませんが、町の高齢者福祉を推進するため、ニセコ福祉会の経営安定化に向けたプロジェクトの実施や数値目標に係るモニタリングなど、支援委託業務を引き続き実施してまいりたいと考えております。三つ目の人手不足の慢性化につきましては、福祉施設だけでなく現在様々な業種で人手不足の状況が続いております。とりわけニセコ町においては観光業の景気が回復してきたということから、これらに係るパート職員など福祉人材が別な雇用に流れているということの実態もありまして、他の小規模自治体と比べても介護職員の確保というのは大変厳しいものがあるというような状況でございます。ニセコ福祉会では令和5年12月から外国人技能実習制度を活用し、7人の実習生がニセコハイツとグループホームで勤務をいただいておりました。今後もいろいろな制度の活用や募集を行い、職員の確保に取り組む必要があると考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。以上です。
議員の質問 7番 斉藤うめ子
申し訳ありません、ちょっと聞き落としたかもしれませんけれども、建て替え計画は今やはり計画は進んではいるわけですか、これ1点。それから、年々状況が、コロナもありましたし、いろんなことで変化していて、現状分析がまず先決かなと思っています。それと介護保険制度、これが大変な問題を抱えていて、今、介護保険が危ないということで、全国で声を上げているんですけれども、その影響というのは当然ニセコハイツにも及んでいるんじゃないかなというふうに思っています。それで、ハイツ自体、これから存続の可能性はあるんでしょうか。15先ほど申し上げたように、50床ある中で今42床、その原因は介護度3以上の人たちを一応対象にしている。それ以下の人も特例として入れないわけじゃないけれども、補助金が少ないとか、いろんな問題を抱えているんですけれども、それよりも何よりも、今、町長が最後におっしゃった、介護職員を常に募集していると言っていましたけれども、何とか3人に1人の割合でニセコハイツでは職員が配置されているというんですけれども、これがもうちょっとでも少なくなってしまうと経営が非常にやっていくのが難しいというふうに聞いています。ですから、需要があっても、入りたくても入れないというのが現状かなというふうに思っています。それで、ニセコ町としては職員の処遇改善、決まった額なんですけれども、ニセコ町独自で職員を募集するための上乗せというんですか、処遇改善とかそういうことは検討されているんでしょうか。それをちょっとお聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 桜井幸則(保健福祉課長は2024年12月まで)
ただいまの斉藤議員のご質問にお答えさせていただければというふうに思ってございます。まず、一点目の建て替えが進んでいるのかというところでございますが、町長の答弁からもあるように、検討はしているところでございます。それと、介護保険制度その他もろもろのご質問についてですが、現状ルールでいきますと、特別養護老人ホームは要介護度3以上、要介護度1と2については特例という形で入所は可能となってございますが、これに対する国のからの介護報酬は要介護3以上よりは低い額が入ってきているということで、実際にこの施設事業の収支には影響が出ているというところではございます。これは一昨年の経営分析の調査などからも明らかなところでございます。そこの部分につきましては、現在、方向性として、特別養護老人ホームにつきましては要介護度3以上を入所、要介護度1、2で入所の必要があるものについてはショートのほうを利用するような形で対応していくというところで今、検討・準備を進めているところでございます。また、3点目でありますが、ニセコ福祉会の職員の処遇改善を町が行っていますかというところでございますが、町から直接的なものは行ってはございません。以上でございます。
議員の再々質問 7番 斉藤うめ子
再々質問になります。町長はよくご存じと思いますけれども、SDGs17の目標の中の11に「住み続けられるまちづくりを」という目標があります。ニセコ町は高齢になっても住み続けられるまちづくりをどれだけ考えておられるか、改めて伺いたいと思っています。私は18年前にニセコ町を世界の中から終の棲家に選んで移住してきました。ほかにもいろんな国がありましたけれども、最終的にニセコ町を選びました。ですから、私は終生ニセコに住み続けたいと思っていますし、また同様に私の本当に知っている方、実はここで10人以上なんですけれども、私独自で調査していきました。高齢者で一人暮らしの方はどうやっていらっしゃるのか、どうして生活できるのかなというのを、これまで十数人調査してきましたけれども、高齢になってもたった一人で暮らしていらっしゃる方というのは、大抵ここで生まれ育ったと16か近隣に親戚がいる方が圧倒的に多いんです。それで、移住者、私のような移住者は60歳前後で来られる移住者の方も大変多いかと思いますけれども、その移住者の方はほぼ全部、10人以上ですけれども、この町を離れていきます。大体75歳前ぐらいで離れていきます。町長にその話をした、私はこれまでに3回ぐらい町長に伺ったことがあるんですけれども、高齢になってこの町を離れて、あるいは離れざるを得ない方々は、本当は離れたくないという方がほとんどなんですけれども、そうしますと町長はどこに住むかはその人の自由ですからねというふうにおっしゃっているんですけれども、自由は自由なんですけれども、本心はここにいたい、だけれども住めないからどこかに移らなくちゃいけない。都会に行くとか、それから自分の移住してきた先に戻るとか、それから家族の近いところに行くとか、そういう方たちなんですね。ですから、この問題をどこまで解決できるかなということが私は大事なことではないかと思っていますし、ハイツの今後の存続の可能性、それから建て替えの規模ですね、採算が合うには、私も何回か聞きに行きましたけれども、維持するにはどうするかということで非常に難しい問題がいろいろとあるかと思いますけれども、少なくともニセコ町に終生住み続けたいという方たちが住めるようなまちづくりをしていただきたいなというふうに思っています。質問は以上です。
答弁 保健福祉課長 桜井幸則(保健福祉課長は2024年12月まで)
ただいまの斉藤議員のご質問にお答えいたします。斉藤議員が調査された方で、町外から来た方がみんな出ていってしまっているということなんですけれども、今回の行政報告の17ページでもニセコハイツの入所状況を書いてございますが、50人中42人の入所、うち5人が町外者ということで、この方についてはあまり詳しいことは言えませんが、町内に親戚がいない方も当然いらっしゃいますので、ニセコに来られた町外者の方が全て年老いると出ていっているというような状況にはないということを一点ご説明したいなと思ってございます。以上でございます。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
特別養護老人ホームで言えば、これまでニセコハイツ自体は設立当初から黒字経営をしておりまして、1億円を超えるような基金も積んでやっておりました。しかし、国の三位一体改革をはじめ、いろんな改革制度によって介護報酬が大幅に引き下げられるということがあって、現状では現在の入所者数でのペイラインのような運営というのは相当厳しい。そういうことがどうやったら維持できるかということは、今、専門の機関も入れて調査をして、できるだけ自立していけるような方向でのシミュレーションをいろいろ行っております。ただ、これまで新聞紙上には、介護報酬を例えば引き上げたり、いろんなことがありますけれども、ほとんどその対象が首都圏、東京都を中心とした割と大きなところが介護施設と特別養護老人ホームがもうかっていますねと。だからこういうのでいいですねみたいなことがどんどん国のほうで行われてきています。過疎地のこういった施設の経営というのは相当厳しいです。今日の新聞にも中頓別の小林町長が載っておりましたけれども、どうやって維持していく17かは大きな課題です。これからも議会の皆さんとも相談していきますけれども、町もこれまでコロナ禍をはじめ、相当量の支援をしてきました。また、人材育成のために一時的な手当も出させていただきました。随時必要に応じてそういうことをやっておりますが、ただ赤字補塡をずっと続けていくという状況には全くないと思っていますので、その辺はどうするか、外国人材の活用も含めて現在シミュレーションを行っているところであります。それと現状では、現在の定員では相当厳しいということで、前回60人定員であの計画をつくらせていただきました。現在の状況では全く厳しいということで、規模を大きくするか、逆に29人ぐらいに縮小して何とか維持するか、いろんなことも含めて現在調査をしているということであります。全体に特別養護老人ホーム、ハイツは必要だと思っています。それでグループホームも一つあります。ニセコ町がこれからやっぱりちょっと足りないのは、自分では生活できるけれども、やっぱり三食作るのはちょっと厳しいよねという方、言ってみれば今のグループホームよりもっと幅の広いといいますか、そういうような多少賄いがあるようなグループホームというのは現在ニセコ町にはありませんので、そこは民間の皆さんも含めて、今後検討していく課題ではないかと。それができれば、ある程度ニセコ町で終生いていただけるような基盤ができるんじゃないかと考えております。できるだけ民間とのコラボも含めて、いろんな情報収集をし、持続するまちになるよう取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。