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ニセコ町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月13日

ニセコ高校に制服は必要か

2024年3月13日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ニセコ高校に制服は必要か」について質問し、教育長 片岡辰三、町長 片山健也、学校教育課長 淵野伸隆が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
教育長 片岡辰三、町長 片山健也、学校教育課長 淵野伸隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 斉藤うめ子

1件目から始めます。タイトルは、ニセコ高校に制服は必要か。私はこのタイトルを、進化し始めたニセコ高校とその未来のために。ダイバーシティを尊重する社会を目指すニセコ高校に制服は果たして必要なのかという質問をさせていただきたいと思っておりました。というのは、このチラシに、進化し始めたニセコ高校とその未来。これを採用させていただきたかったんですけれども、この件名のタイトルが変わっています。今もう申し上げました質問事項は、ダイバーシティを尊重する社会を目指すニセコ高校に制服は果たしてふさわしいか、その必要性を教育長、町長に伺います。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

それでは斉藤議員のご質問にお答え申し上げます。現在、ニセコ高校では、新しい学校目標の実現に向け、生徒の主体性を伸ばす取組が進められております。今年度、校則や生徒心得では、生徒からの提案により、校内での整容、いわゆる身だしなみを含め様々な見直しが行われたほか、昨年6月の定例会において一般質問のありました寮則についても、その後、具体的な改善がなされたところでございます。制服や校則などについては、生徒自身が高校生活の在り方について自分事として積極的に関わっていくことを期待しているところであり、基本的には生徒の意見や保護者の考えなどを踏まえて、学校が判断して決めるものであるというふうに考えております。教育委員会が直接関わるものではないという考えでございます。したがいまして、議員ご質問のニセコ高校に制服がふさわしいかどうかについては、生徒自らも参画しながら、学校全体で主体的に考えていくことが重要であると考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

おはようございます。本定例会よろしくお願いいたします。ただいまの斉藤議員のご質問にお答えいたします。ニセコ高校の制服につきましては、教育長から答弁がありましたとおり、教育委員会の考えに沿って支援をしてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の再質問 7番 斉藤うめ子

再質問をさせていただきます。ニセコ町では、幼児センターや小学校は制服はありません。制服は中学校からなんですけれども、それも私も今、なぜかなというふうに思っております。中学校も高校も制服でなければならない理由はまず理由は何なのかということなんです。学校制服の慣習なんですけれども、これを調べてみますと、日本中で制服を着用しているのは、もう90何%、95%ぐらいの学校が制服を着用しています。そして、すごく少ないんですけれども、私が調べた範囲では、全国で北海道から沖縄まで含めて、250校が私服なんですね。それにも私服といってもそれなりのルールは、例えば式典には着用するとかそういうことがあるんですけれども、私はSDGsの観点5から、この制服のことも非常に意義あることだと思っています。大切なことは、子どもたちが生活に応じた身だしなみをして、自分で考え、自分で選択して、そういう力を身につけること。制服に限らず、様々な教育活動を通して社会生活に求められてくるものではないかと思っています。制服の歴史を見てみますと、これは非常に興味深く読みました。洋服は明治時代から、日本の着物が洋服へ移行するときに、洋服は少数の裕福な人しか着られなかった憧れの洋服だった。まず日本の皇族方が通う学習院の男子学生、それから帝国大学の男子学生が着用を始めた。それが始めのようです。それがまた軍服にも採用されて、そのデザインが学生服として定着している。そして現在に至っているということなんです。明治から大正時代終わりには学生服が大量に生産され普及されてきています。文部科学省は、一度も着用を義務づけているわけではないということなんです。これは不思議だなと思ったんですけれども、もう文化とか慣習とか暗黙の強制力が働いたのか、なぜこうなったのかというのは、憧れ、一つの理由として今申し上げた洋服に対する憧れ、裕福な人たちに対する憧れ、それが制服だったということは一つあります。制服を着ることに対して、それによって、どこの学校の生徒だとか、アイデンティティだとか、個性だとか、身分の承認等々いろいろあると思うんですけれども、最初に申し上げたように、現実には日本国中95.5%、これは非常に新しいデータなんですけれども、制服メーカーが出したアンケートなんですけれども、着用しているということなんです。2020年にニセコ高校は制服をリニューアルしていろいろ選べるようにしたんですけれども、まず、私は生徒たちに制服とは何かということを理解してもらう、そういうことが、この今申し上げた歴史とかそういうことも話し合って考えてみてはいかがかなと思っています。そういうことで再質問させていただきます。今、教育長が、生徒に自主性を、主体的に考えて生徒に決めさせているというようなことをおっしゃったんですけれども、私は制服に対する観念というんですか、歴史、それをやはり学ぶことから始めるのが大事ではないかなというふうに思っています。次に質問する内容なんですけれども、主権者教育の関係とかいろんなところで最近よく海外の様子を見るんですけれども、制服もやはり主体的に物を考えるという主権者教育とも関わってきますので、その点についてどういうふうに、果たしてニセコ高校で制服について、その歴史だとかそういうことを議論したことがありますでしょうか。それを伺いたいと思います。

答弁 学校教育課長 淵野伸隆(学校教育課長は2025年3月まで)

ただいまの再質問にお答えしたいと思います。まず、制服について議論しているかどうかということですけれども、先ほどニセコ高校の発表会のチラシをご紹介いただきましたが、今、ニセコ高校は、新しい学びとして、生徒の好奇心ですとか、主体性ですとか、協働力を育む、そんなことを学校の大きな目標として取組をしているところです。ですので、正解が一つとは限らないような課題に向き合っていくこと、これを学校の今の方針としています。6それで、高校の発表会の中でも高校から紹介があったと思いますけれども、先ほども教育長から答弁させていただいたとおり、校則の改正ですとか、今年度、生徒が主体になって様々な取組をしているところです。制服についても校則の中で定められておりますので、制服の在り方ですとか、例えばお化粧の在り方ですとか、そういったことを含めて今議論をしております。制服の歴史についてその中で学んだかどうかについては確認はしておりませんけれども、制服の在り方を含めて、今、学校の中で主体的に検討がされているというふうに聞いておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。

議員の再質問 7番 斉藤うめ子

制服にするか私服にするか生徒が議論することはもちろん大事なんですけれども、その前に、繰り返しになって申し訳ありませんが、なぜ制服なのかということを、まず生徒たちに考えてもらいたいな、してはどうかなというふうに思っています。それで、先ほど一番最初に申し上げたように、全国で250校なんですね、私服を着ている高校が。全国的には数%にすぎないんですけれども、この学校を見てみますと、非常に何というか、レベルの高い学校が多いと言われています。私はこれはぜひ提案したいんですけれども、制服のアンケートを取っていますと、この中で、これは制服業界が取ったアンケートなので、そのまま取っていいのかどうかちょっと迷うところもあるんですけれども、制服のよさの第一に挙げられるのは、制服は毎日選ばなくてもいい、そして経済的である、3年間びっしり着ていたら経済的であるということ、そういうことがいろいろアンケートにあるんですけれども、それから、私服にするとお金がかかる、いろんなものを着たりするのでお金がかかるというんですけれども、私は今それこそSDGsの考え方で、もっとリユースする。ニセコ町には、生活の家のそよかぜバザーが年2回あります。私もそこのスタッフの一人として参加しているんですけれども、私が今日ここにつけてきたスカーフ、これはエルメスのなんです。普通で買ったら5万円ぐらいするんですけれども、生活の家で購入したら100円の値段で購入できました。私は生活の家のバザーを大いに活用しています。皆さんここに参加していらっしゃる方も、6月にまたそよかぜバザーがあると思いますので、ぜひのぞいてみてください。掘り出し物がたくさんあります。私もたくさん利用させていただいています。それで、ぜひこれは提案したいんですけれども、ここが私は非常に大事なことだと思っているんですけれども、制服は学校が支給する。全部買って学校が支給して、3年間貸与するのが一番公平ではないかなというふうに思っています。卒業するときに返却してもらう、そしてその次の生徒に貸与するというやり方です。私服を着るか制服を着るか、それはもう生徒に任せたらいいんじゃないかなというふうに思っています。いろんなアンケートとか記事をいろいろと読んでいましたら、中学校でも、最近よく新聞に出てくるんですけれども、これは3月10日の道新なんですけれども、学生服広がる再利用という記事がありました。制服も最低でも大体そろえるのに5万円ぐらいかかる。ただ、使い方によっては毎日3年間使っていれば経済的である、私服よりはいいというんですけれども、それこそリユースのフリーマーケットを大いに利用するという手もありますし、お金をかけないでやるこ7とも大事だと思うんです。それで、私服になると、何を明日来ていこうかと迷うとあるんですけれども、私はそれこそがダイバーシティに関わる考え方、非常に大事じゃないかなと思っています。何をセレクトするか、そして最終的に選べなかったら制服を着ていけばいい、制服という選択もある。着たい生徒は制服を毎日着てもいいし、あるいは私服を着てもいい。もっと自由な発想をしてもいいのではないかなというふうに思っています。こういう議論を高校でも投げかけてもいいのではないかなというふうに思っています。このスカーフだけではなくて、もう器から何から、本当に生活の家のバザーは価値あるものがたくさんありますので、もうぜひ皆さん利用していただきたいなと思います。6月にまたバザーがあると思います。リユースのお勧めをしたいと思います。それから、つい一昨日ですか、倉庫群でパタゴニアの何かがあったんです。大事にしようという。これは3月12日、昨日の新聞に出ていたんですけれども、こういう考え方、これも私はSDGsの考え方と一致するというか、目標に向かっているんじゃないかなと思っています。つくる責任、使う責任、そして大事にしていく、これは倉庫群でやっていますので、こういうことをぜひもっと広めていく、限られた資源を大事にしていくという考え方、そういうことを生徒たちと議論していただきたいなというふうに思っています。ぜひ教育長、町長にこの考え方についてご意見いただきたいなと思っています。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

ただいまの斉藤議員の再々質問にお答えしたいと思います。ご説明が少々長かったので私のほうで十分にご質問にお答えできるかどうか分かりませんけれども、要は生徒にしっかりと考えてほしいというような、そういう機会をというふうに私は受け止めました。実際に斉藤議員ご指摘のように全国で250校で数%、制服を着用していないというのがごく少数だという全国的な状況からすれば、制服を着ているというのが妥当なんだろうなというふうには思っています。そういう中でも、議員ご指摘のように、ダイバーシティという観点、多様性という観点からすれば、制服を着用するという選択もあれば、着用しないという選択もある。それらを幅広く認めていくことが、その多様性をということで議員おっしゃるようなSDGsにもつながっていくかと思います。先ほどご提案のあった、制服を支給して、着るか着ないかは生徒に任せるということですと、予算を執行するに当たっては少々住民の皆さんのご理解をいただけるかどうかというような懸念もございます。最終的には、やはり生徒のみならず保護者の方も、制服は一定程度それなりのお値段もしますので、経済的な要素が入ってくるということも、当然、これまでそういう議論がなされてきたところでございます。そういう意味で、制服を着用するかしないかというのは、歴史的な経緯も含めて、生徒そして保護者がいろいろと積極的に協議していただいて、他の学校でも十分にそういう議論をして、それこそ生徒総会等で保護者も入って議論した学校もございますので、学校の中でそういう議論をしていただいて、最終的に学校として判断したも8のを、教育委員会としてはそれを支援していきたいというふうに考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

出典:ニセコ町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月13日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる