みんなの議会

ニセコ町議会 令和5年第8回定例会 2023年12月21日

学校の断熱改修について

2023年12月21日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「学校の断熱改修について」質問し、教育長 片岡辰三、町長 片山健也、学校教育課長 淵野伸隆、副町長 山本契太が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
教育長 片岡辰三、町長 片山健也、学校教育課長 淵野伸隆、副町長 山本契太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 斉藤うめ子

学校の断熱改修についてです。今年7月に国連のグテーレス事務総長が、地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が来たと警告しました。これは本当に北海道も大変な暑さ、近年大変な暑さで、今、エアコンを設置することを順次学校で決めていっていますけれども、文部科学省の調査では、公立の小中学校などでは、昨年の時点で96%の教室に冷房設備が導入されているとのことですが、断熱対策については把握されていません。エアコンを設置しても学校の断熱性が低いため、冷房の効果が十分上がらないという報告があります。ニセコ町も来年度から幼児センターをはじめ、順次学校への設置が決まっています。子どもたちが一日の大部分を過ごす教室が、夏も冬も快適に過ごし、学習に集中できる環境を整えるために、断熱改修も早急に進めることが必要ではないでしょうか。町長、教育長のお考えを伺います。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

斉藤議員のご質問にお答えいたします。学校の断熱化などにより教室の学習環境を改善することは、児童生徒の健康面に加え、学習効率や学習意欲の向上にもつながるものと考えております。本町の学校施設の断熱改修の状況ですが、平成15年・16年度にニセコ中学校で、平成21年度にニセコ小学校で、平成29年度に近藤小学校で校舎の大規模改修工事を実施しており、これらの工事において、外壁の断熱改修、いわゆる外断熱化、サッシ交換、窓ガラスの複層化などを実施してきているところでございます。学習環境の改善や省エネルギー化を図ってきたところでございます。現在、教育委員会では、夏の暑さ対策のために、学校へのエアコン設置について調査検討を進めているところでございます。窓の遮蔽や天井断熱など、さらに断熱改修を行うことで冷房効率が高まるといった調査研究結果があるということは承知しておりますけれども、引き続きこうした情報収集を行うとともに、事業の優先度を検討しながら適切な学習環境づくりを進めていきたいというふうに考えてございますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの斉藤議員のご質問に続けてお答えいたします。学校施設の改修につきましては、既に大規模改修で断熱性能が一定程度上がっているところでございまして、改修の内容につきましては教育長から答弁があったとおりですが、今後のさらなる高気密、16高断熱への改修は、将来的に検討すべきものと認識をしております。町としましても、教育委員会と連携し、よりよい環境を子どもたちに残していけるよう、配意してまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

議員の再質問 7番 斉藤うめ子

再質問させていただきます。今の答弁で、ニセコ町の学校は、ある程度断熱改修ができているということなんですけれども、過去に大規模改修、近藤小学校もされているようなんですけれども、どこを基準にされているのかなと思っているんですけれども、私がいろいろ断熱について調べたところでは、そのレベルですね、日本の高断熱住宅の定義は明確でないということなんですね。それで、この基準というのは、一般的には、いろんな資料がちょっとありまして、もともとそういう基準ができたのが、そういうのが1980年から始まっているんですけれども、基準が改定されて、現在の基準になっているのが平成28年(2016年)、それからまた改定されているんですけれども、実際にはもうほとんど内容が変わってないという、断熱レベルなんですね。それで、これはここにちょっとこういう資料があるんですけれども、この基準なんですけれども、現行基準というのは、1992年からの基準とほとんど変わっていないということがありまして、そして、この現在の断熱の省エネ基準というのは、実際にドイツの1984年から1995年の間のレベルで、30年から40年近く遅れている断熱なんですね。ですから、一部大規模改修とおっしゃったんですけれども、その内容というのはどういうふうに判断されているのかというふうに思っています。それで、ここに、これは平成19年から施行されているんですけれども、地球温暖化を防ぐ学校エコ改修事業費補助実施要綱というのがあるんですけれども、これは、ニセコ町の学校ではこれを実際に、今大規模改修をされたというところでは、この補助を申請してされているんでしょうか。そこをちょっと伺いたいと思います。

答弁 学校教育課長 淵野伸隆(学校教育課長は2025年3月まで)

ただいまの再質問についてお答えいたします。各学校の改修の状況については、今ほど教育長から答弁させていただいたとおりでございます。改修に当たってはそれぞれ設計を委託しまして、その当時の状況で省エネ性能などを確認しながら、最適な断熱を選んで改修をしてきたという状況でございます。斉藤議員ご指摘のとおり、ニセコ中学校についてはもう既に20年近くたっておりますので、今現在の断熱の技術に比べると、当時のものは恐らく劣っているのかなというふうには思っていますけれども、私どもとしては、将来的には断熱性能を上げていきたいという気持ちではおりますが、まず今現在については、断熱改修よりもまず先に夏の暑さ対策としてのエアコン導入かなというふうに考えているところです。なお、学校のエコ改修、いわゆるエコスクールという改修ですけれども、ニセコ町についてはこの制度は活用せずに、別の制度を活用して改修を行ってきたところでございます。

答弁 副町長 山本契太

ちょっと付け加えてということでございます。斉藤議員のおっしゃっているところは確かにそのとおりでございまして、省エネですとか再生可能エ17ネルギーの導入ですとかいうことのまず鉄則としては、躯体がしっかり断熱をされていて、その後に適切な、あまり過大でない、適切な機械類を入れて、その後にそれに見合った再生可能エネルギーを導入すると、この順番が鉄則と言われているところでありますから、斉藤議員のご質問は、冷房を入れる前に躯体をしっかりと断熱すべきではないのかとおっしゃっている部分もあるんだろうというふうに捉えました。ただ、先ほど課長が申し上げたように、今現状で、ある程度の、高気密・高断熱ではないまでも、躯体の改修を行って、ある程度断熱は進んでいるという段階で、それから、来年度以降の冷房の導入については、これはどうしてもやっぱり待ったなしということなものですから、具体の整備をしてからということにはならないだろうというような考え方でおります。以上です。

出典:ニセコ町議会 令和5年第8回定例会 2023年12月21日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる