ニセコ町議会 令和5年第8回定例会 2023年12月21日
宿泊税について
2023年12月21日、ニセコ町議会の一般質問で、前原孝植議員が「宿泊税について」質問し、町長 片山健也、税務課長 鈴木健、副町長 山本契太が答弁しました。
- 質問者
- 前原孝植 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、税務課長 鈴木健、副町長 山本契太
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 前原孝植
次の質問に移ります。宿泊税について。令和5年(2023年)3月にプレスリリースを発表したニセコ町の宿泊税導入について質問します。(1)時間軸について、様々な議論の上に定めた定率制、令和6年(2024年)11月からの導入を目指しているのにもかかわらず、なぜ急遽、十分な説明なしに段階定額制に変更になったのでしょうか。一番の大きな理由をお答えください。(2)次に税収について、段階定額制では海外富裕層から得られる税も得られません。税収も2,000万円の減です。長年ニセコ町でペンションを運営されている事業者の方々、毎年楽しみに来ていただいている日本国内の旅行者に負担がかかるのが段階定額制です。それでも定率制を選択しない理由をお7答えください。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
それでは、ただいまの宿泊税につきましてのご質問にお答え申し上げます。宿泊税の税率を定率制から段階定額制に変更することは、去る10月17日のニセコ町議会全員協議会にて、議会議員の皆様にご説明したとおり、今後、北海道でも宿泊税を導入する見込みが高くなったことに伴い、実際に宿泊税を徴収する役割を担っていただく宿泊事業者の皆様のご負担を軽減するためには、段階定額制に変更すべきと判断したためでございます。なお、当日の全員協議会では、前原議員さんからも、宿泊事業者の事務負担は、定率制と段階定額制のどちらが多いかといった趣旨のご質問をお寄せいただき、定率制のほうが負担は大きくなる場合が多いと担当課長からご説明させていただいたとおりであります。なお、本町において、宿泊税の導入を目指すことと、その税制を定率制とすることを正式に表明したのは、同じく本年3月1日に開催された町議会全員協議会となります。それ以降、観光を取り巻く課題は喫緊のものが多いことから、宿泊税は一刻も早い導入を目指すことを様々な機会でご説明させていただいてまいりました。当時、本町では、6月定例会での条例案上程を視野に事務を取り進めておりましたが、宿泊事業者をはじめとした皆さんからお寄せいただいたご意見や、町議会の皆様からのご指摘を受け、さらに地域内の合意形成と宿泊税制度の熟度を高めてから条例案を上程すべきと判断し、その旨は5月31日の町議会全員協議会でもご説明させていただいたとおりでございます。なお、その後、本町では、宿泊事業者をはじめとした多くの皆さんと様々な機会で意見交換を重ねてまいりました。また、その頃より、北海道庁内でも、宿泊税導入の議論が高まってきたため、観光振興監をはじめ道庁観光局との意見交換を重ねた結果、北海道も宿泊税の導入意思は固く、さらに、定率制ではなく定額制での導入を目指していることを確認した次第でございます。前原議員ご指摘のとおり、確かに税制は定率制のほうが税収は高く見込め、納税者の負担割合も一定となります。しかしながら、もし仮に本町が定率制での導入を推し進めた後、北海道が定額制で導入した場合、実際に徴収事務を担っていただく宿泊事業者の皆さんには非常に複雑な事務処理をご負担いただくことが明白でございます。さらに、納税者である宿泊客の皆さんの負担額も分かりにくくなるため、宿泊施設において、事業者とお客様の間で混乱が生じることなどが想定できることなどから、同じ宿泊税でありながら異なる税制を併存させることは避けるべきではないかと判断した次第でございます。なお、本町では、段階定額制へと変更することを表明した後、説明会やパブリックコメントに限らず、これまで以上に積極的な意見交換を重ねてまいりました。これらの意見交換を通じ、多くの宿泊事業者の皆さんからは、定率制よりも事務負担が軽減することになることなどから、おおむね好意的にご理解いただいたものと判断をしているところでございます。しかし一方で、企業努力により、お求めいただく安い料金設定をしている事業者の皆さんからは、定率に比べて逆にお客様の負担が増えることに対する懸念の声が寄せられてきたものでございます。このため、町では、そのような事業者様との議論を重ね、宿泊総額に占める宿泊料金の実態など、踏み込んだ内容も教えていただきました。8お諮りしている条例案は、それらの意見交換を基に、規定として、当分の間、宿泊料金5,001円未満の場合は、税額を半額する措置を盛り込み、事業者の皆様からも一定のご理解をいただいた次第でございます。繰り返しとなりますが、町議会の皆さんには5月31日の全員協議会において、宿泊税制度の熟度と合意形成をさらに上げた上で条例案を上程するということを申し上げてまいりました。町では、その後6か月間にわたり、北海道の宿泊税議論をはじめとした外的要因も踏まえながら、多くの皆様との意見交換を重ねてまいりました。現在お諮りしている条例案は、これまでの皆さんのご意見に誠実に向き合いながら、政策も極力かなえられる内容を目指し、熟度を高めたものとなっておりますので、どうかご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
議員の再質問 5番 前原孝植
再質問させていただきます。12月21日にご説明がありました資料を拝見しますと、こちらは免税点と負担感という、ご用意していた資料なんですけれども、これを拝見しますと、定率制2%に関しては10万円以上の富裕層のお客さんからの収入がほぼです、その差額2,000万円に対して。もう一つが、半額にするとお伝えした、先ほどの施策なんですけれども、半額をしなくても、定率制2%であれば半額です、既に。なので、そんなまどろっこしいことをせずとも、定率制2%であればそのままできるということです。それで、定額制で進めるということは、この2,000万円をどぶに捨てるというものです。10年たてば2億円です。2億円の税収をどぶに捨てるという施策を通そうとしています。もう一つ、事業者負担についてですけれども、これは、定率制と定額制の事業者の負担なんですが、記帳とかは手でやっているものではないですよね、システムでやっているんです。一回の最初のインストールで済むんです。なので、事業者に負担はかかりません。かかるとすれば、そのシステムを移行する際のシステム費だけです。でも、そちらのシステム費は町で負担するとおっしゃいましたよね。そうですよね、大丈夫ですか。事業者が、この事業負担が増えると先ほどおっしゃいましたけれども、その事業の打ち込み等々はございません。システムを変更するだけですので、実際に負担はかかりません。道庁に合わせて定額制にするとおっしゃっていますが、ニセコ町と倶知安町は、北海道の中でも、日本の中で唯一富裕層がたくさん来る場所です。なので、そこと合わせるという理由がよく分かりません。しっかり取れるものをしっかり取る。なぜそれができないんでしょうか、お答えください。
答弁 税務課長 鈴木健
ただいまの前原議員のご質問に対して私のほうから何点か説明をさせていただきます。まず、その定率制という部分で前原議員がご指摘というのは、特に富裕層の部分でしっかりと宿泊料金に応じたご負担を求めるという部分をなぜしないのか、そういったところかと思うんですが、私どももそこら辺は重々承知をしております。確かに当初定率制で設定しておりました税収よりも幾分か落ちます。その点については、事業者の皆さんからも、少なからず、たくさんお金を払っているところから負担してほしいというようなご意見もいただいているのも事実です。私どもとしましても、10年間この制度のまま走り続けるというつもりはございません。実際に、ただ、今提案している定額9制の2,000円という金額は、日本で初めての金額でございます。なので、ここを突破口としまして、今後、なるべく富裕層ですとか、その高価格帯の皆さんに応分の負担をしていただくような制度は、実際に走り始めてから、実際の状況を見たりですとか、皆さんの議論を重ねたりしながら、条例改正に踏み込んでいきたいなというところがございます。もう一つ、システムということでおっしゃいましたけれども、確かに大きな施設ですとか、前原さんのようにシステムとかITに関するリテラシーの高い方については、もう既にシステムを導入されている方がいる一方で、ニセコ町にはいまだ帳簿を手書きされているですとか、実際に商工会にいろんなことをお願いされているというような小規模事業者もございます。やはりそこら辺の部分も踏まえた中で、どういった導入の仕方がいいのかという部分がある中で、システムで、ぽんと、がらがらぽんという形でできないというところがあるのもご理解をいただければと思います。なので、そこについても、これを機会に、なるべくシステムですとか、そういったものを小規模事業者さんに導入していただきたいという部分がございますので、それは先ほど前原議員がおっしゃったようなシステム導入の補助ですとか、そういった部分をなるべくやりやすい形で今後考えていきたいと思っていますので、どうかご理解をよろしくお願いいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
事務負担はかからないと言われましたけれども、結構大きいところからも、パーセントと定額制、両立をやることはもう大変な事務負担だということを現場の声として聞いておりますので、ぜひその辺、現場からの声ということでご理解賜れば大変ありがたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
議員の再々質問 5番 前原孝植
再々質問させていただきます。先ほどの答弁で、幾分か落ちるとおっしゃいましたが、幾分かではなくて2,000万円です。金銭感覚が違います。2,000万円落ちるんです、税収が。これが続けば、10年だとお伝えしました2億円です。10年続けることはないとおっしゃいましたが、であれば定率制で進めて、必要があれば定額制に戻せばいいのではないでしょうか。もう一つ、事業負担についてですけれども、システムを使えない方がいらっしゃるのは存じております。しかし、それは何%でしょうか。80%以上の方はシステムを使っているのではないでしょうか。予約システムでもそうです。電話で受けているんですか。であれば、その10%、20%の方に親切に対応すればよろしいのではないでしょうか。80%以上の会社はシステムを使っております。質問になりませんけれども、すみません、そういった思いです。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
これまでも、もちろんシステムを入れているホテルさんを含めて、そういう事業者さんからも、率と定額とを併存する場合、例えば5人のお客さんが来られて、お子さんがいて、それを1人当たりの額に換算、置き換える作業、そしてもう一つはパーセントでやる。これが併存すると大変な事務負担になって、単純に機械で自動的に入れれば変えられるというものではないと。だからそういう面では相当事務負担あるので、何とか一本化してほしいというのは、大きな声として10我々は受けておりますので、その辺の現場からの声についてもご理解賜れば大変ありがたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
議員の再々質問 5番 前原孝植
ニセコ町まちづくり基本条例について。ニセコ町には様々な審議会がございます。観光審議会、環境審議会、水資源保全審議会、この定例会も含めてですが、現在では動画配信が行われておりません。議会側では既に動画配信に向けて事務的な準備は進めております。ほかの審議会の動画配信準備はいかがでしょうか。新庁舎が建ってから1年と半年、何百万円もする機材を購入しておきながら、町民への動画配信を放置。ニセコ町まちづくり基本条例の第2章第2条、情報共有の原則、第4条、説明責任、第5条、参加原則、第3章第8条、情報の収集及び管理、第6章第21条、会議の公開に明らかに違反しています。(1)町がつくった条例、町長ご自身で違反をしている誤認識はありますでしょうか。(2)数か月前から、町側には幾度も要請しておりましたが、なぜかたくなに協力しない姿勢であったのでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまのまちづくり基本条例に関するご質問にお答え申し上げます。まず、一つ目のご質問ですが、観光審議会、環境審議会、水資源保全審議会など、町の審議会は原則公開で全て実施をしておりまして、ニセコ町ホームページやラジオニセコで開催案内をしており、どなたでも傍聴可能なことをお知らせしております。そうしたことから、ホームページやラジオニセコで開催を知り、実際に町民の皆さんや遠方から傍聴に来られる方もおられます。また、審議会終了後は議事録をホームページに公開したり、広報紙で町の話題で紹介するなど、情報共有に努めていることから、まちづくり基本条例に違反をしているという認識は持っておりません。また、まちづくり基本条例、これまで、当初の検討から124回ぐらい実は会議を行っており、そのほとんどに私は出席しておりますが、情報公開手段として、動画配信というものは、そもそも条例制定過程の中での議論にはなっておりませんので、条例上の問題ではないというふうに理解をさせていただいているところであります。2点目のご質問につきましては、動画配信による公開については、ニセコ町まちづくり検討委員会、ニセコ町広報広聴検討会議、関係課など及び委員の意見などを聞いて、今後、検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議員の再々質問 5番 前原孝植
再質問させていただきます。動画配信しない理由が分からないんですけれども、このニセコ町の役場の中では動画配信をしております。であればこちらの議会も動画配信していただきたいという旨を再三副町長に、3度、4度、メールでしておりますけれども、議会のほうでもんでくださいという言葉だけでした。それにおいて議長に、13日、定例会の前にご相談しました。そうすると、議長のほう、早速動いてくれました。定例会の後にこの動画配信について議論しましょうと。議会の皆さんを集めて議論していただきました。そのおかげなのか分かりませんけれども、事務局長のほうも動いていただき、本日録画されていると11思います。そういった声を聞いて、ボトムアップで役場のほうで動いていただけることはできないでしょうか。副町長にはもう2度、3度、お伝えしていますが、一向に動いていただけないという事実がございます。
答弁 副町長 山本契太
今の関係でございますが、前原議員から以前からいただいているというのは事実でございます。それに関しては、議会の公開という内容でということでございましたので、私のほうからは、それに対しては議会の皆さんのご決定といいますか、議会のほうでの配信するしないということ、運営自体は議会ということになるものですから、そちらで決めていただく必要がありますと。ただ、議会のほうでお決まりになるであれば、町のほうで予算化するということについては可能でございますということは都度お話をさせていただいているというふうに記憶をしております。それがために今回、今、前原議員のほうからもおっしゃられたように、議会のほうで最終的には、何日でしたか、決定をされたということで正式に伺いましたので、役場のほうにつきましてもそれについて、それでは早速ということで対応させていただき、今日の録画スタートとなっているということでございます。以上です。
議員の再々質問 5番 前原孝植
再質問させていただきます。であれば、本日議会から動画配信はされるということを約束していただけますでしょうか。
答弁 副町長 山本契太
そこのところのちょっと私どもの意図がご理解いただけていないのが申し訳ないところでございます。この内部での議会の配信ということにつきましては、議会のほうでお決めいただくということでございますから、その旨私はこれまでもお話をしておりますが、今後の、今日の例えば録画をいかに配信するのか、例えば2次利用についての規制をするのかしないのかとか、様々な議会の内部的な配信についてのルール決めといいますか、そういうことも必要であろうと存じますので、これについて、私どもがこうしてくださいということで、これを配信させていただきますということではなく、やはりこの議会の中での配信については、議会のご決定を待って、それについて対応してまいりたいと存じます。以上です。