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ニセコ町議会 令和5年第6回定例会 2023年9月14日

ニセコ高校の多様性豊かな未来のために

2023年9月14日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ニセコ高校の多様性豊かな未来のために」について質問し、教育長 片岡辰三、町長 片山健也、学校教育課長 淵野伸隆が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
教育長 片岡辰三、町長 片山健也、学校教育課長 淵野伸隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 斉藤うめ子

通告に従いまして、2 件、一般質問をさせていただきます。1 件目、ニセコ高校の多様性豊かな未来のために。ニセコ高校は 2026 年(令和 8 年度)から総合学科への学科転換が行われます。その目的は定員割れが続いている高校の現状を脱却し、入学者数の増加を目的としています。しかしながら、年々少子化が進み、現状では定員数を維持することはもはや困難になり、統廃合が進んでいます。こうした状況の中で、ニセコ高校はさらなる多様性豊かな未来を拓くために、18 歳以上の社会人に入学の機会を積極的に進めてはいかがでしょうか。教育長、町長に伺います。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

斉藤議員のご質問にお答えいたします。現在ニセコ高校においては、学校の魅力化に積極的に取り組んでいるところであります。生徒募集の取組状況につきましては、教育行政報告において報告させていただいたところですが、一日体験入学や地域みらい留学説明会への参加人数や参加した生徒・保護者の反応などから、入学者数の増加が期待されているところでございます。議員ご提案のように、定員に満たない場合においては、18 歳以上の社会人で入学を希望する方がいる場合には受入れが可能ですが、現状では中学校卒業者を主に生徒募集の取組を進めているところでございます。これまで同様 18 歳以上で入学の希望があった場合には、入試制度に従って対応していきたいと考えておりますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

それでは、続いて斉藤議員のご質問にお答えいたします。教育長答弁のとおり、入試制度に沿って、教育委員会において学校との連携のもと取組を進めていただきたいと考えております。町としても引き続き支援をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。

議員の質問 7番 斉藤うめ子

9 月初めの北海道新聞の夕刊、あるいは 6 日の朝刊に道内の公立高校の配置計画が決定したというニュースがありました。最初に申し上げたように、出生率が年々下がってきており、1 クラス 40 人学級を維持するのは困難なことは明らかだと思います。そこでですね、結局生徒数が減ってくる。学校魅力化プロジェクトで各学校がいろいろと一生懸命検討して、いかに生徒27を一人でも多く、子どもたちが自分の学校を選んでもらうことにしのぎを削ってるのは分かるんですけれども、よくご存じだと思いますが、一方の学校が多くなれば、一方の学校は少なくなる。ニセコの近隣の日中定時制でいけば、真狩とか留寿都ですか、これらの生徒数のことを見ますとね、2 年連続 10 名以下が続いてるとか大変厳しい状況があります。そういうことを見てたときに、今教育長がおっしゃったように方針に沿って生徒募集を行っていく、それはそれで結構だと思うんですけれども、私は現在札幌市なんかは夜間中学とかあったりして、中学校も卒業できなかったという事情の方たちもいます。そして、ニセコにも様々な事情で、家庭的な事情とか社会的な事情、いろんなことで中学卒業で高校に行けなかったという町民の方もいらっしゃいます。この学校の説明書を見ますとですね、すばらしいことが書いてあるんですけれども、どう考えてもこれ、こういう中に一般社会人への門戸を開いてるところはないんですね。私はもうちょっとそのことを検討して考えてもいいのではないかなと思っています。というのは、一般的に大学ではリカレント教育と言って、学び直しということで門戸を開いているんですけれども、それがというのはもう今現在ではね、高校進学率は99%、これは通信学校も入れてですけれども、せっかくこういう魅力ある高校にするためにいろんな施策をとられているわけですから、ここに 18 歳以上の社会人の方も、必ずしもニセコ町民だけでなくても、開いて行くのも一つの方法じゃないかと。生徒を奪い合うんじゃなくて、同じ 15 歳から 16歳の子どもたちを奪うんじゃなくて、そういう道も新たな道ではないかなというふうに私は思っています。そして、これを先ほども申し上げたように、どこにも書いてないから知らない方も多いんじゃないかと思うんですね。そして、いろいろと考えたときに、高校に行くことによって新たにさらなる大学への進学とか、学習する機会がまた出てくるかもしれない。実際にそういう人たちを私も知っていますし、そういう方と話したことがあるんですけれども、そういうことも検討する課題として考えていただきたいと思っております。これどんなにしても、今少子化で生徒数は少なくなってることは現実なので、そこのところをどう考えられるのか伺いたいと思うんですけれども。ニセコ高校が総合学科になるのは 3 年後、2026 年ですけれども、2026 年までまだ、実質は 3 年と言っても準備だとかいろんなことで 2 年間ぐらいしかないかと思いますけれども、そういう生徒たちにもこの学校の要覧ていうんですか、パンフレットに入れてもいいのではないかなという思いがあります。それで本当に異年齢で社会に出て、あまり皆さん聞いたことがないから、ちょっと不思議な顔をしてらっしゃる方も多いかもしれませんけれども、そういう年齢の違う方が入ってきて一緒に学習するということは、非常に相乗効果も高まるんじゃないかと思うんです。社会をいろいろ経験してきてて。いかがでしょうか。それをもう少し広げて検討する考えはないかなと思っています。

答弁 学校教育課長 淵野伸隆(学校教育課長は2025年3月まで)

ただいまの斉藤議員のご質問にお答えしたいと思います。まずパンフレットをご紹介いただきました。今年度つくった水色のパンフレットにつきましては、まず中学校卒業者を対象に作成をしているものでございます。先ほど教育長からも答弁をさせていただいたとおり、まず今ニセコ高校としては中学校卒業者を対象として生徒募集の取組をしっかり進めたいという思いがございますので、パンフレットについてはまず中学校卒業者を対象に作成しているものだということでご理解いただければと思います。それから、もう一つリカレント教育の関係も含めて28ご質問いただいたかなと思いますけれども、ニセコ高校については 3 月に連携協定を結んだ小樽商大をはじめ、各種大学とも連携してリカレント教育ですとか生涯学習の面で町民の皆さんの学びの場となるような学校にしていきたいということで、今検討しているところでございます。なかなかニセコ周辺は高等教育に触れる機会がありませんので、こういったニセコでも学び直しの機会ですとか、それから地域の人材を育成するというような観点でリカレント教育ですとか、また教養を高めるという意味で生涯学習の講座を高校の教室等を使って行う、それを大学と連携して講義を開催する、そういったことを含めて今検討しているところですのでご理解ください。よろしくお願いいたします。

議員の質問 7番 斉藤うめ子

先ほども言いましたとおり、ニセコ高校はいずれ総合学科に転換していくわけですけれども、道内には既に 18 校の総合学科があると先日伺いました。その現状というか、それはもう生徒増につながっていってるのか、どのくらい成功しているのかということも伺いたいと思います。私は近隣の高校一、二校ですけれども、実際にちょっと調べてみましたけれども、なかなか総合学科も学校の運営のやり方もあるかと思いますけれども、もともと大きな学校の総合学科で生徒数が多いところは、いろんな教科、学科もたくさんあって、そして成功してるように見えるんですけれども、もともとニセコ高校のような 60 人とか 70 人規模の高校が総合学科に転換したときに、どういう状況なのか。その 18 校のうちでこんなふうに成功してるよというのがあれば、ぜひ教えていただきたいなと思っています。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

道内の総合学科については、これまでの設立の経緯からすると商業科と普通科の統廃合とか、そういった経緯で立ち上げたところについてはなかなかうまくいってない。これはもう議員ご指摘のように、全体的に少子化が進んでいるという状況ではなかなか難しいということでございます。うまくいっているとすれば、石狩翔陽のように 6 間口ですとか、そういう大規模校はたくさんの選択科目が設定できるということで有利性はあると思います。大空高校といってオホーツク管内のほうで最近開設したところでは、今現在やはり我々と同じように道外から入学者を呼ぶと。道教委的にも今地域創生ということで、地域だけで集めるというパイの奪い合いではなくて、外からも呼んでくるというようなことを提唱してございます。そういうことを受けて、ニセコ高校としてどうやって特色を持っていくか、どうやって子どもたちをたくさん集めるかということで、私としては奇をてらったものよりは、やはりまず第一に地域の中学校、地域管内の子どもたちが選んでくれるような、そういう特色を出したい。その上でもやはり全体数としては少ないと思っています。そういう中ですから、既にいろいろな意味で議員の皆様からもご支援いただいている地域みらい留学などを進めているところでございます。やはりニセコ高校がどうしたら生徒がたくさん集まって楽しく過ごせるようになるかというためには、やはりニセコとしての強みを最大限の武器にして私は取り組んでいきたいと思います。議員ご指摘のように、現制度でも 18 歳以上の社会人の入学は可能でございます。私も過去に勤めたところでは実際に 70 のおじいちゃんが日本史を学んだとか。ただ、いずれにしてもその方たちは既に高校を卒業しているものですから、普通科を出た場合は普通科以29外の学科のところには入学できるんですけれども、仮にニセコ高校は農業学科ですから、農業学科を出た人は農業学科のニセコ高校には入れないというのはございます。ですから、今やっぱりニセコ高校として進めるべきは、議員ご指摘のようなリカレント教育的なことであれば、科目履修生として受け入れるとか、そういう多様性を持ったほうが大学等のそういう科目履修も含めて、それらと連携をしていく中で検討していったほうがいいかなと私どもは考えてございます。以上です。

出典:ニセコ町議会 令和5年第6回定例会 2023年9月14日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる