みんなの議会

ニセコ町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月14日

社会教育委員の報酬と人選は適切か

2023年6月14日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「社会教育委員の報酬と人選は適切か」について質問し、教育長 片岡辰三、町民学習課長 中村正人が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
教育長 片岡辰三、町民学習課長 中村正人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 斉藤うめ子

2 件目に入ります。社会教育委員の報酬と人選は適切か。8社会教育委員の報酬は 10 人分、46 万円を計上しておりますが、その活動の内容から年間一人約 4万円の報酬は高過ぎるのではないかとの声が、これまでに複数の委員の中からありました。その年度にもより会議の回数は違いますが、平均して年 2 回程度となっております。年度によっては年 1 回から 7 回開催されることもあり、かなりばらつきがあります。年 1 回の委員会議は約 1 時間から 1 時間半をめどに(特に 1 時間以内だったことも数度ありました)開催されます。委員の出席率は近年やっと様々な努力によって改善され、少し向上してきたように思いますが、約半数前後になっていることが多いようです。社会教育委員は独任制で各人がそれぞれの活動に独自で関わっていることが前提ですが、委員会議の出欠にかかわらず自動的に報酬が振り込まれているのはなぜでしょうか。そこで、以下について伺います。(1)社会教育委員の報酬額を定めたその条例の根拠は何か。(2)ニセコ町以外の社会教育委員の報酬はいくらぐらいか。その活動内容をどのように把握しているか。(3)社会教育委員を選考する教育委員会は選考するに当たり、社会教育委員としての認識と自覚についてどのように把握しているのか。充て職が 7 割で、自動的に充てられているので仕方なく引受けざるを得ないケースもこれまでに報告されています。名義貸しや仕事でニセコ町にはまずほとんどいないというケースも数件ありました。(4)社会教育委員は自主研修会をもっと基本に置くべきではないのでしょうか。(5)社会教育委員には 16 歳から、大体高校生ぐらい年齢ですけれども、16 歳からを対象に公募すべきではないでしょうか。(6)ニセコ町のまちづくりの活性化のために、社会教育委員にこそ多様性が必要であり、同時にくじ引民主主義の手法を取り入れてはいかがでしょうか。教育長に伺います。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

斉藤議員のご質問にお答えいたします。社会教育委員についてのご質問は、令和 2 年 12 月議会での一般質問でも斉藤議員から受けているところでございます。同じような回答になる部分もあるかと思いますけれども、ご承知おきをいただければと思います。まず 1 点目の質問ですが、ニセコ町の非常勤の特別職の職員に対する報酬及び費用弁償支給条例、第 2 条別表 1 により、委員長年額 5 万 5,000 円、委員年額 4 万 5,000 円となっております。ニセコ町では社会教育委員の報酬については、出席した会議のみに対して報酬を考えているものではなく、年間を通して社会教育委員がそれぞれに自己研さんすることなどを想定しているため、年額報酬としているものでございます。2 点目についてでございます。羊蹄山麓町村を調べてみましたが、年額の町がニセコ町のほかに 1か所、委員長が年額 5 万円、委員が年額 4 万 5,000 円となっております。他の町村は日額で 3,000 円から 4,500 円程度となってございます。また、他の団体の活動内容については、後志管内正副委員長研修会や北海道市町村社会教育委員長研修会、北海道社会教育研究大会などの各種大会等へ参加して情報を得ることや、全国社会教育委員連合で発行している機関誌社会教育情報などを購読し、活動の把握に努めているところでございます。機関紙社会教育情報は社会教育委員の皆様へも配付させていただいており、全国的な情報に触れていただきながら、日頃の活動の参考にしていただいているというところでございます。3 つ目のご質問ですけれども、ニセコ町社会教育委員設置条例第 2 条で、委員は学校教育及び社会9教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者並びに学識経験のある者の中から、教育委員会が委嘱すると規定されてございます。学校教育分野、スポーツ分野、文化分野など各分野の方々より幅広くご意見並びにご助言・ご指導いただける方を委嘱させていただいております。また、公募で応募いただいている方は、社会教育に関心のある方が応募されているものと考えております。社会教育委員選考申込書の応募の動機やこれまでの活動などにより、候補者の認識と自覚などについて把握してございます。4 つ目の質問ですけれども、基本に置くべきはやはり本来の会議であり、年間 3 回程度を想定しております。自主研修等につきましては、社会教育委員の皆様からの要望などがあれば別途会議を開催し、研究・協議いただくことは必要であるというふうに考えてございます。5 つ目についてですけれども、今年の公募から満 18 歳の方を要件としてございます。高校生については、子どもまちづくり委員会等への参加などを通してまちづくりに参加していただきたいと考えてございます。6 つ目についてですけれども、社会教育の推進にはスポーツ文化や芸術など幅広い分野にわたって協議することが求められております。そのため、様々な分野における有識者の皆様に参画いただくことが重要であると考えております。幅広い分野から有為な人材を集めるためには、一定程度充て職などにより委員を委嘱しているところでございます。その上で、公募制により様々なお立場の方が意欲的に応募いただき、幅広い考えや意見を聞くことができると考え、ニセコ町では以前より社会教育委員を公募しております。ちなみに、羊蹄山麓町村では、ニセコ町だけが社会教育委員の公募を全町民に対して広く行っており、今まで多くの皆さんにご参加いただいているところであります。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

議員の質問 7番 斉藤うめ子

ただいまの教育長の答弁ですけれども、私この質問は本当に過去 4 年間にわたって、教育委員会、教育長、町民学習課の担当課長、係長と話合いを続けてきました。ですから想定内の答弁ではありますけれども、何ら変化はないですが、やはりこれは町民の皆さんにもこういう現状を知っていただくことが大事ではないかと思って、今回質問させていただきました。たくさん申し上げたいことはあるんですけれども、時間も限られてますのでかなりはしょりますけれども、最初に申し上げたこの報酬と人選なんですけども、報酬について、まず昨年 7 月にですね、札幌で社会教育研修会が開催されて出席しました。全道から集まりました。その席で、やはり充て職か公募かっていう話で、まだ充て職のほうが多いようです。会場では、いややっぱりこういうのは公募をしなきゃ駄目だねっていう方向になったんですけれども、これ会場 160 人出席してました。そこで報酬について、ちょっと定義したというか、どうなんでしょうかっていうことを申し上げたら、年間 4 万いくらっていうのは、もうすごい驚きで会場にどよめきが走りました。そんなにもらってるのかっていうことだったんですけれども。これ大分前になりますけど、委員長になったばっかりだったんですけども、十勝で全道の社会教育会議があったとき参加しました。そこで委員長さんとかいろんな方と話し合って、いろんなこと勉強になりました。それまではですね、こういうことがあるとかっていうことも、役場の方、教育委員会から委員長にはいったかいかないかも分かりませんけれども、かつて委員10長さんも参加してなかったと思います。一度だけ後志が担当の会場になったんですね。そのときは参加されたかもしれませんけれども、まずそういうことに参加していない、形はあるけれども。実際には全て教育委員会が段取りをしてやっているわけですから。しかし、社会教育委員というのは先ほども申し上げたように、独任制の組織なんです。ですから、各委員が独自でいろんなことをやって、こういうふうにしたらいいんじゃないかって、今申し上げたいのはもっともっと各委員が自分たちの考え方で、社会教育って生まれてから死ぬまでの生涯教育とも言われてますけれども、学校教育を以外のものが全て含まれますから、今後この少子高齢化社会情勢から見て、社会教育委員の重要性はますます増してきてるというふうに言われています。これは事実だと思います。ですから、社会教育士の資格だとか、そういうことが 2 年ぐらい前から始まりました。で、こんなことを聞かれたんですね、講演された方から。個別に連絡いただいて、委員会議はどういう構成でどういう形になってますかって言われたので、教育委員会と委員が一緒にテーブルに着いてますっていうふうに申し上げたら、それはいけませんっていうふうに言われました。やはり教育委員会は席を傍聴というか側において、社会教育委員が議論をする、そういう構成であるべきではないでしょうかっていうふうに言われたんですけれども、今まで経験もしなかったこと、社会教育委員というのは何かということを考えさせられることが次々出てきています。そして、ここにも書いてありますように、社会教育委員って何って、非常に漠然としてるのでとらえづらいんですけれども、先ほど申し上げたように、人生生まれてから死ぬまで関わってくる社会教育ですね。社会教育っていうか生きていくために関わってくる生き方全てを含めてるので、非常に広範囲になってますけれども、それゆえに非常に大切な内容だと思ってます。ですから、先ほど教育長がどういう人選をするかっていうこと、3 番目のところですね、おっしゃってたと思うんですけれども、これは各教育委員会でいろんな改革をすることは可能なんですね。独自にいろんなことをやっている事例を教えていただきました。ですから、やはり教育委員会も社会教育委員に対して、もっと自主的に活動できるように、それからまた人選も幅広く、先ほどそういう規定があるっていうんですけど、規定はどこでもあるんですけれども、それは各自治体の教育委員会でも規定は変更することは可能だと思ってます。ですから、それを今後検討してはいかがかなと思ってます。前後して申し訳ありません、先ほど報酬のことも伺ったんですけれども、まず欠席する人がいないっていう答えが返ってきました。でも、ここの社会教育委員会議では欠席者が非常に多い。そしてその内容が、例えば欠席を連絡するとか、そういうことがなかったり、はっきり申し上げて社会教育委員って何なのって分からないうちに充て職で充てられてしまって、どうしたらいいのか分からないっていうようなことも今までありましたので、そこのところを基本から学び直すことが必要ではないかなというふうに思ってます。これ 2015 年なんですけれども、北海学園大学の内田先生に講師として来ていただいたことがあります。そのときは 2 年間ぐらい先生に来てもらって指導していただいたんですけど、その内容はとても良かったと思います。ですから、社会教育委員も教育委員会もそういう機会を社会教育に取り入れて、もう 1 回学習のし直しが必要ではないかなと私は思っています。まだ、いろいろありますけれども、質問し足りなかったところはまた次回を考えてます。よろしくお願いします。

答弁 町民学習課長 中村正人

ただいまの斉藤議員の質問にお答えしたいと思います。報酬については、議員おっしゃるとおり、市町村において差があったりいろいろありますので、今回山麓地区だけは調べてみたんですけども、もう少し他の市町村の状況も調べてみて、またその中で社会教育委員の皆様とにもご意見いただきながら、今後検討していきたいと考えております。あと、会議の在り方やり方や社会教育委員って何人とか、そういったものなんですけれども、今後北海道教育庁後志教育局の社会教育指導班の方に会議にお越しいただき、社会教育委員の役目や他の市町村の実例などを伺うなどして、社会教育委員の活動で勉強していければいいなと考えております。また、会議の出席率が昔は悪かったということで、斉藤議員からも様々な取組によって大分改善されてきたという話がありましたけれども、コロナでできなかった部分はあって、一昨年は一度しか開催できませんでしたが、そのときは全員出席、昨年は 3 回実施して 78%、67%、67%の出席でした。事前に出席できる日を皆さんに一度確認して、その中でできるだけ多くの方が参加できる日を設定し、今やってきている状況です。会議が終わった後も、内容について来られなかった方には説明をしているところであります。以上になります。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

斉藤議員のご質問にお答えします。斉藤議員には令和 2 年からいろいろと社会教育委員会議の在り方、社会教育委員の報酬等についてご質問いただいたり、ご指導いただいたところでございます。私もその間、斉藤議員のお話を承って、いろいろ事務局、中村課長のほうからもご報告いたしましたけれども、改善をしてきたところでございます。私自身も社会教育委員の皆様方には独任制の中で、それぞれが自己研さん、あるいは自己研修が必要であれば、どんどんそういうものを提案していただいて、具体的に取り組んでいただく、そういったことを支援してまいりたいと思っておりますので、今後ともそういった経過状況についてご注視いただければと思います。よろしくお願いいたします。

出典:ニセコ町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月14日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる