ニセコ町議会 令和5年第2回定例会 2023年3月14日
飼い主のいない野良猫問題にこれから町はどのように向き合っていくのか
2023年3月14日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「飼い主のいない野良猫問題にこれから町はどのように向き合っていくのか」について質問し、町長 片山健也、町民生活課長 富永匡が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、町民生活課長 富永匡
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
3件目に参ります。飼い主のいない野良猫問題にこれから町はどのように向き合っていくのかお伺いします。昨年、2022年1月から今年1月まで12回にわたって猫と人の幸せな共生を目指して、近隣町村の方々と猫に関する意見交換を行ってまいりました。昨年11月には江別市から猫の避妊、去勢手術専門医に出張してきていただき、町内の宮田会館をお借りして、2日間にわたり町内外の野良猫、飼い猫を含む約50匹の猫の避妊、去勢手術を行いました。まず、これを実施する前に一番問題になったことは、野良猫の手術代を誰が出すかということでした。ニセコ町内だけでも500匹の野良猫がいると推定されています。これからまた春になって、繁殖期が来ます。猫の繁殖力は非常に高く、あっという間に10匹、20匹、30匹と増えてしまいます。猫の手術代を個人が負担することは、ますます難しくなってくると思います。これは、個人のみの責任で全てを負うべき問題ではなく、社会全体の問題ではないでしょうか。全国的に猫の手術代を全額負担する自治体や、または手術代の一部を助成する自治体もかなり増えてきています。この問題に町長としてどのように向き合っていくのか、町長のお考えを伺います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの斉藤議員のご質問にお答えいたします。野良猫についての役場への具体的な相談は、年に1件から2件程度の相談がこれまでありまして、その際には後志総合振興局と協力して対応させていただいているところでございます。町としては、それぞれのケースにより対応の内容も変わりますので、今後も個別具体的な事例に沿って対応させていただきたいというふうに考えております。町では、動物愛護や地域環境保全の観点から毎年広報紙で捨て猫の禁止や屋内飼育のお願いを野良猫を発生させないようしているところでありまして、これらを継続して周知してまいりたいというふうに考えております。なお、不妊、去勢手術の助成につきましては、現在道内では1市2町で実施しているというところでございます。町では現在のところ助成制度の創設というのは考えておりませんが、今後とも地域での具体的なお困り事があれば、実情に応じて対応させていただきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いをいたします。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
これ何回か質問させていただいてきたのですけれども、町長の答弁は大体毎回同じ答弁にとどまっているのが現状です。困り事の相談も年に1回か2件というふうにおっしゃっていますけれども、現実にはそれ本当に違っていると思います。それで、前回の12月の議会定例会で地域おこし協力隊に動物愛護推進員の採用をの質問に対して、町長はニセコ町独自での動物愛護推進員の設置は考えていないが、北海道や関係団体と連携して動物愛護の推進を取り進めていきたいと答弁されていますが、その進捗状況はいかがなのでしょうか。お伺いします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
個別具体的な事例に沿って、後志総合振興局等で話合いをしながら個別具体の事例の解決のために調整をしているということであります。野良猫が500匹おられるというふうな質問もありましたが、これらについて500匹の野良猫というのは我々も承知しておりませんので、具体的なそういった実例があれば個別的にここでこんな実態があって、野良猫がここでこういうふうにあるとお教えいただければ、また北海道とも相談しながら対応させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
町長、これまでも何度も質問させていただきましたけれども、どうしてもかみ合わないところばかりで残念なのですけれども、私は猫の話を去年続けてきて、そして避妊、去勢して、家猫で飼っている方々とかなり、10件ぐらいかな、お話ししてきました。これ飼っていくのに餌代とか砂代だけでも個人差があるといっても何万円どころか10万円ぐらいかかる方もいらっしゃるのです。それは、大変お金もかかります。それから、毎年予防接種代とか病気になったときの病院代など、保険がないので、お金が相当かかります。ですから、確かに避妊、去勢手術というのは、江別の先生は非常に安くしてくださっているので、特別なければ雄は5,000円、雌は8,000円から、8,000円前後というふだんよりも半額から3分の1の価格でやってくださっているのですけれども、私はせめて、私の考え方はそれはせめて地元の自治体がそういう手術を受けやすい環境を整備して、そして手術代の助成制度を整備してほしいと思っています。先ほど500匹ということを私申し上げました。この情報は、役場の担当の係の方から約500頭ぐらい野良猫がいるということをお聞きしたので、それをそのまま言わせていただきました。私が調査したわけではありません。せめて、今全国的にこの問題というのは、日本、動物愛護の問題が非常に、犬、猫だけではなくて、遅れているわけです。世界中からいろんな批判というか、されていて、本当に全国の自治体などがこの対策というのを取っています。2015年なのですけれども、もう8年も前ですけれども、神奈川県が、それから東京都の中央区が非常に進んでいるということで、全国の議員さんと視察させていただきました。その中の四国から来られた方が、そのとき松山市の市議会議員さんだったのですけれども、愛媛県議会に要望書を出したら、すぐに猫1匹に対して1万円の助成制度ができたというのです。今も継続しているかどうかちょっと確認まではしていません。すみません。直接お話ししました。そういうことがありますので、先ほど北海道とも連携してというようなこと、関係団体ととおっしゃったので、この問題は自治体が中心になって、全体的な、私は社会問題だと思っていますので、そういう対策を頭数がある、ないに、そんな被害があるとかないとかという問題ではなくて、実際に野良猫が、死んでいく野良猫もたくさんいますので、そういうこと、やっぱり命を大切にする行政、まちづくりを頭に置いていただきたいと思っています。私は、ニセコ町がいろんな意味で全国、全世界から世界のニセコ、ニセコと言われることを聞くたびにこの野良猫問題をきちっと整備することがやはりすごく大事なことではないかと思っています。大門先生にニセコ町の猫を手術したり、その費用どのくらいかかりますか、それはそんなに正式に計算きちっとしたわけではないのですけれども、大体どのくらいかかるのでしょうかということをお聞きしましたら、ざっと100万円あればまずできるのではないかということおっしゃっていました。今長沼のしっぽの会とか、それからどうぶつ基金なんかに申請すると、手続なかなか難しいのですけれども、蘭越町は何かその手続を手伝ってあげているのです、野良猫の。ですから、いきなり全て一挙にというのは難しいかもしれないけれども、蘭越町でやっているやり方、どうぶつ基金から費用を出してもらうとか、頭数を申し上げて、そして基金を出してもらう。それから、しっぽの会はふるさと納税を出しているのです、長沼町の。だから、ほかの町村のふるさと納税を利用して、ニセコ町の猫に使うというのも私もちょっとどうかなという思いがあります。ですから、やはり命の環境を大切にする町であってほしい、そう思っています。ですから、今後の取組、町長も一応推進していくというふうにおっしゃっておりましたので、これからどう進められていくかもう一度町長に確認したいと思います。
答弁 町民生活課長 富永匡
斉藤議員の再々質問にお答えしたいと思うのですけれども、まず町の職員から500匹というのは、今日町の職員というか、私の部下としゃべったのですけれども、500の根拠が分からないと逆に言っているぐらいなので、町の職員から聞いたのではないのではないかなと、斉藤議員さん勘違いされているのではないかなと思うのですが、まず500の根拠というのは町から出たわけではないということをちょっと申し上げたいと思います。それとあと、先ほど言っていたように、HOKKAIDOしっぽの会ですとか、あと日本動物愛護協会においては飼い主のいない猫の不妊、去勢手術の助成事業というのをやっていまして、日本動物愛護協会においては抽せんによる助成ということでなっていますが、令和3年度の実績で全国で4,913頭、3,827万4,000円ほどの経費でやっているということで、これ年々予算も増やしているようなので、令和4年はさらに増えているのではないかなと思っています。ですから、こういう制度があるので、申請が大変だということであれば、個別にご相談いただければ当然私たちのほうでもお手伝いできるものについてはしますし、ご本人たちの申請するというような声も必要ではないかなと思っております。それと、先ほど餌代がかかるとかというところも言われたのですけれども、それ飼い猫の話でしょうか。飼い猫は餌代かかる分については、予防注射ですとかというのは、それは当然ペットなので、ご自分たちで払ってもらうという形になるのかなと思っていますし、あと野良猫についても基本的にはやっぱり餌をやらないとか、そういう対策もしつつ、避妊、去勢手術が必要ならばお手伝いのほうは今後もしていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。以上です。