みんなの議会

ニセコ町議会 令和5年第2回定例会 2023年3月14日

ニセコ町はついの住みかになり得るのか

2023年3月14日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ニセコ町はついの住みかになり得るのか」について質問し、町長 片山健也、保健福祉課長 桜井幸則が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
町長 片山健也、保健福祉課長 桜井幸則

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

次に参ります。2件目、ニセコ町はついの住みかになり得るのか。近年特に高齢者の方々がニセコ町を次々と去っていくケースが多く見受けられます。この町に生まれ育った地元の方々も、また定年退職後の60代から移住してこられた方々などは70代半ば頃からこの町を去っていかれる方をたくさん見かけてきました。移住してきた当初はそれほど苦にもならなかった除雪の問題、これまで自由に運転できた車も高齢のため免許証の返上、車を手放すなど、また年齢を重ねるにつれて小樽や札幌などの都会の病院へ通院せざるを得ないなどの問題が発生してきています。高齢、独り暮らし、除雪、交通、通院、買物などのために住み続けられることがますます困難になってきています。町外に家族や親戚のいる方々は近くに呼び寄せ、同居するなど、またその近くの施設に入居させるなどのケースが多く見受けられます。しかしながら、住み慣れたニセコ町を離れたくない、またニセコ町に移住してきた方々の中にはニセコをついの住みかとして住み続けたいという希望は多くあります。そうした高齢者の願いをかなえるためにニセコ町はどのような対策を考えているのか町長に伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

それでは、ただいまの質問にお答えいたします。ついの住みかを決めるのはご本人やそのご家族の皆様方であり、ニセコ町ではそれぞれのお困り事などに対して一緒になって解決に当たることができるよう随時相談というものを受け付けて、一緒になって相談させていただいているというような状況であります。しかしながら、様々な事情から町外へ転出せざるを得ない方もおられるというふうに思います。町ではご高齢の皆様が極力ニセコ町で住み続けられるよう高齢者グループホームや特別養護老人ホーム、居宅介護支援、ニセコ町地域包括支援センターなどをはじめ、ご高齢の皆様方の生活支援の方策を少しずつ拡充してきているところでございますが、交通の利便確保などまだまだ対応すべき課題は多いものというふうに考えております。今後とも社会福祉協議会、ニセコ福祉会や役場内での横断的な情報共有を行いつつ、種々の課題に適宜対応してまいりたいと考えておりますので、ご支援くださいますようよろしくお願いをいたします。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

ニセコ町の高齢化対策ですけれども、高齢になると、先ほど申し上げたように、除雪の問題が非常に大変になってくる。でも、何よりも一番大きな問題は、地域交通の問題が一番大きいのではないかと思っています。町民の方々からいろんな切実な声が寄せられてきています。せめて通院にはニセコ町が倶知安厚生病院まで送迎できる方法はないのかという声があります。いろんなことで年々不便になってきています。タクシーも頼めない。つい二、三日前なのですけれども、ニセコ医院から倶知安厚生病院にすぐ受診するように言われた方がいらしたそうです。タクシー頼もうと思ったら、タクシーも頼めなかったのです。では、どうしようかといって近所の方いろいろと探して、最終的には近所の方手挙げて、送ってくださるという方が出てきたので、送っていただいたそうですけれども、こういう状況ではニセコ町を離れざるを得ないというのが現状ではないかと思います。ニセコって唯一特別養護老人ホームハイツがあるのですけれども、実際ニセコ町の、50床です、入れる方は。今47人。うち9人が町外者で、町内の方は38人ほど入居していらっしゃるようなのですけれども、経営難とかいろんな問題があって、それを維持するのが大変だというお話はいろいろとお聞きしました。結局、先ほどの繰り返しになるかもしれませんけれども、一人では生きられなくなってしまって、どこかお子さんのところ、町内にいればいいのでしょうけれども、町外、また町内にいてもご自宅でお世話することが大変なので、どこか施設に入れたいということで、近場でしたら倶知安とか蘭越とかに移られていく方を本当にたくさんお見受けするのです。私も、ニセコ町をついの住みかにすべく世界の中からこのニセコ町を選んで移住してきました。ですから、この町に住み続けたいという思いが強くあります。ですから、そのためにどうしたらいいのか。町長、今おっしゃった漠然とした答弁では解決にはなかなかならないと思うのですけれども、これをまず第一歩として、私は足、交通が大事ではないかなというふうには思っています。ほかの近隣の町村はそれぞれ独自のいろんなそういう施策をされているので、単純に比べることはできないのですけれども、今後こういう、要するに私は、大分前になります……大分前って四、五年前になるかと思いますけれども、ニセコ町は高齢化率低いのです。近隣から比べたらぐっと低かったと思います。私が調べたときは27.何%、東京都が26.何%で、たった1%しか違いがなかったということは、高齢者は町から出ていくから、高齢者率が低くなるという実態があったというふうに理解しています。ですから、こういう高齢者、これからどんどん増えていきますので、この対策というのを何か町長、もう少しお考えないものでしょうか。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

今現在除雪のこと、それから特に地域交通、交通が脆弱だというのは我々も本当に危機感持っておりまして、これまでもタクシーを増車できないかとか、いろんなことは相談をしてきています。この21日も北海道庁運輸局、それから北海道ハイヤー協会の会長さん含めてこのニセコ町に来られて、いろんな意見交換させていただくことになっています。タクシーやハイヤーって現在いろんな制約があって、なかなか解放されることにはなっておりませんが、今タクシーがない、結局観光で千歳ニセコ間に相当数が今使われている。その関係で地域で回るタクシーが全くないというような状況が繰り返されているという状況でありまして、この冬も各観光関連事業者、それから町民の皆様からもなかなかタクシーがつかまらないという声は聞いております。これらのことに関しても現在特に冬場、全く町民の足がないという現状でありますので、冬に向けて何らかの対策が取れないかという検討を進めていきたいというふうに思っています。こういった観光での利用が多くなって、そのために住民が使われないということもたくさんありますので、それでできるだけ早く安定的財源として宿泊税を導入して、そのうちおおむね45%ぐらいはこういった地域交通に使うことによって住民の皆さんの足の確保もしていければというふうに現在考えているところであります。また、除雪関係につきましても予算見ていただければ、随時予算はそれぞれ拡大をさせていただいて、それぞれ集落の皆さんの道路も今年の冬から枠を少し、経費的な面でありますけれども、応援を強化したり、そんなことをさせていただきながら進めているところであります。また、大枠でいうとニセコの場合普通のグループホームといいますか、そういった老人、ご高齢の皆様が入るホームがちょっとないということがありますので、今後についてはこういったものの民間誘致というものを検討しながら、情報があればそういった対応もしていきたいなというふうに思っています。ただ、最後におっしゃった高齢の皆さんがいなくなるから、高齢化率が低いということはありませんので、若い方を含めて、日本経済新聞にも出されていましたけれども、教育移住といいまして、教育、小中学生のお子さんを持つ移住の割合がニセコ町は北海道で一番多いということも日経の記事にも載っておりまして、そういう皆さんの移住が増えていることによって高齢化率が低くなっているということであります。そのためには、今住宅がないということが一番の大きな課題でありますので、住みたい人が住める住宅、それから健康のためにも暖かい住宅、こういったものをどうやって整備していくかというのは我が町の大きな課題でありますので、こういった交通弱者の問題と併せて住宅の基盤整備といいますか、こういうこともしっかりやっていきたいと、このように考えております。よろしくお願いをいたします。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

もう一つ。先ほどちょっと質問するのを忘れたのです。やはりニセコ町も高齢者増えてきています。これ人口動態、ごく最近の頂いたのですけれども、65歳以上の独居の方は274世帯、その中でも私が気になったのは80歳以上の男女の独居の独り暮らしの方です。男性は、80歳から95歳まで一人で暮らしていらっしゃる方がいらっしゃるようなのです。その数は18人、男性は80歳から95歳が18人、女性は80歳から最高齢96歳、85人というふうに女性のほうが5倍近く独り暮らししています。何らかのいろんな問題、先ほどの交通の問題とか通院の問題、除雪の問題、それが大きいように思うのですけれども、それでもう一つ、これちょっと2017年のデータですけれども、こういう土地柄で、これ厚生労働省の調査なのですけれども、今現状で約8割の方が病院で亡くなる一方で、8割の方が人生の最期を自分の自宅で迎えたいという希望があるそうです。それで、今2023年ですけれども、25年で団塊の世代が全部後期高齢者になります。そうすると、日本の後期高齢者が2,200万人になるそうです。まさに高齢化社会です。もう前から言われていますけれども。ですから、うちで訪問介護とか在宅医療とか訪問看護、介護を充実、どういう状態かちょっとまだ把握できていないのですけれども、ただ二、三の方、ご自宅で見送ったという方には二、三お話は聞きに行きました。ただ、条件が非常に大変で、お近くにお子さんたちがいても交代で最後までお世話したとかというケースが多いのです。でも、そういう恵まれた方というのは本当に1割、ごくごく少ないのではないかと思います。ですから、公の在宅医療とか訪問介護、看護ということをもっと充実する方向が取れないものかというふうに考えていますけれども、そういうことはニセコ町はどのように考えていらっしゃるのか最後にお聞きします。

答弁 保健福祉課長 桜井幸則(保健福祉課長は2024年12月まで)

ただいまの斉藤議員のご質問にお答えしたいと思います。まず、当初の質問から大分具体的になってきたところで言わせていただきますと、交通のところから始まりまして、除雪、そして独居の高齢者に対する医療、介護の支援ということなのですけれども、実態といたしましてはニセコ町で今介護認定等々受けている方の数、それから具体的な人もうちのほうで把握している状況ではございますけれども、その方々全てに対して適切なサービスかと言われれば、当然事業所の数なども限界がありますので、また施設についても例えば都会、札幌のようにいろんな各種施設がそろえているわけではないので、全ての希望に対してお応えができているという状況ではないのは我々担当の部署も把握しているところでございます。そこは、できる限り制度に沿った対応をさせていただくということで、今後に向けてまたいろいろな具体的な方策など議員などの皆様からも情報を得て、よりよい福祉サービスの向上に努めていきたいなというふうに考えているところでございます。以上です。

出典:ニセコ町議会 令和5年第2回定例会 2023年3月14日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる