みんなの議会

ニセコ町議会 令和5年第2回定例会 2023年3月14日

第6次ニセコ町総合計画策定について

2023年3月14日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「第6次ニセコ町総合計画策定について」質問し、町長 片山健也、企画環境課長 高瀬達矢、都市建設課長 黒瀧敏雄が答弁しました。

質問者
高木直良 議員
答弁者
町長 片山健也、企画環境課長 高瀬達矢、都市建設課長 黒瀧敏雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 高木直良

以下、順次質問させていただきます。最初に、第6次ニセコ町総合計画策定についてお尋ねします。ニセコ町第6次総合計画策定に向けて業務委託業者、コンサルタントとの契約が行われ、作成審議会委員の公募も終了いたしました。ニセコ町の最上位の計画として今後12年間のまちづくりの基本となる計画づくりについて、以下の点について伺います。1つ、第4次、第5次の総合計画の実施状況や近年の社会経済状況の変化や今後の動向を見据えての第6次総合計画策定に際して重要と思われる基本的な課題とは何でしょうか。2点目に、ニセコ町の自然環境や住環境、土地利用、インフラ、関連産業等まちづくりに大きな影響をもたらしている近年の外資による大型開発問題をどのように位置づける予定でしょうか。3番目、策定に際し重要な役割を果たす業務委託業者、コンサルタント選定の入札に際し、公開のプロポーザル方式を採用すべきだったと思いますが、いかがでしょうか。以上、お尋ねします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの高木議員のご質問にお答えいたします。1点目の策定に向けての課題は、令和4年度に実施したアンケート調査において、10年から15年後のニセコ町はどんな町を望んでいますかとの問いに対して、自然環境や地域資源を生かし、優れた環境を創造する町を選ばれた方が8項目のうち2つの選択肢の中で一番高い49%の率となっております。第6次計画の策定に当たっては、これまでの微増傾向にあった人口も将来的には減少することも見込まれており、これらを視野に入れ、今後も引き続きニセコ町の大切な価値である自然環境というものに重点を置きながら暮らしやすさに配意し、健全な行財政運営を維持させることが重要であるというふうに考えているところであります。2点目のご質問の大型開発事業については、準都市計画、景観条例や地下水保全条例などの制度を適正に運用し、これまでどおり秩序ある開発へ誘導し、優れた自然、景観、水環境に恵まれた町として持続可能なまちづくりを進めていきたいというふうに考えているところであります。また、一方で町民の皆さんの暮らしを支える町税や自主財源の維持、確保も極めて重要な取組でございますので、将来を見据えた環境や持続する財政などの総合的なバランスにも配慮してまいりたいと考えております。次、3点目につきましては、現在の総合計画策定事業者は地域づくりに直面する課題解決を目的に設立された札幌に拠点を置く組織で、政策立案、政策提案を主に行う営利を目的としない研究機関でございます。受注状況は道内市町村で多くの実績があり、平成19年度にはニセコ町観光振興計画の策定も支援をいただいているところでございます。このような実績を踏まえ、指名選考委員会において北海道総合研究調査会を指名することとし、指名による随意契約により契約しているところでございます。総合計画の策定には多くの皆様に多様なご意見をいただきたいと考えておりますので、今後ともご支援、ご協力をお願いいたします。よろしくお願いします。

議員の質問 8番 高木直良

ありがとうございます。以下、一問一答方式で質問いたします。最初の項目に関して、どういうことが今後の策定に当たって重要かということについて回答がございました。2002年から12年の第4次総合計画では、スローガン的にいいますと「小さい町ながらも世界に誇れる暮らしやすさを実感できる環境の町」、「小さな世界都市ニセコ」を掲げておりました。また、その後13年から23年、現在の第5次総合計画のスローガン、タイトルは「環境創造都市ニセコ」、これを掲げてまいりました。引き続き第6次ということで先ほど重点的に大事なことについてお話はいただきましたけれども、アンケートの紹介がございました。もちろんアンケートで、町民のご意見ですから、それを尊重して、それに沿って大きな計画を立てる、これは大事だと思います。その上でありますけれども、町政の執行方針ではこのアンケートなどの検証に基づいて策定と同時に、現在までの自治総合戦略やSDGs未来都市計画、ニセコ町強靱化計画などの重要な計画との関連を考慮しつつ、総合的な着実を実行していますと。現在それを着実に実行しているという評価が方針の中で述べられました。この検証ということが私は、着実に実行ということなのですけれども、その実行の内容についての検証、どこまで到達しているのかということが非常に大事だというふうに考えております。つきましては、この検証をどのように進めているのか、あるいは進めるつもりなのか、これについて伺いたいと思います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

これまでも主要な施策の成果説明書というものを議員各位にもお配りをし、決算審査を受けておりますが、その中で総合計画であるとか各種計画においてそれがどういう位置づけになっているかということをお出ししておりますので、随時評価は受けているというふうに私どもは現在考えているところであります。よろしくお願いをいたします。

議員の質問 8番 高木直良

今紹介された評価書ですか、これ決算の資料と同時にお配りいただいて、私たちもそれに基づいて決算特別委員会などで質疑、討論はしてきました。それは確かにそのとおりだと思うのですが、私はさらに大きな計画はどのように到達しているかということを考える際にはより客観的な評価、例えばニセコ町では数字で見るニセコとかいうことで統計資料を発表しております。こういった到達点については、やっぱり客観的なデータ、推移を見ながらきちっと評価するということが大切だと思うのです。だから、年度ごとの今おっしゃった文書でチェックしているのでいいのだということではなくて、総合計画は12年という長い期間でありますし、それから下位の自治総合戦略などもやっぱり一定の期間、5年ぐらいの期間を設けています。ですから、掲げていることがどのように進行しているのか、どこまで到達しているのかというのはより客観的な資料でなくてはいけないと思います。また、例えば人口の動態、これはよく発表されておりますけれども、それはどの地域で増減があるのかとか、あるいは最近水が足りなくなって、水道の水源調査もやっておりますけれども、それは人口に対して、あるいは需要に対してどのような段階に今来て、どのような不足なり、今後需要を満たしていくのかと、これも数字で出していかなければいけないです。それから、開発の問題、先ほど2番目に、後でまた聞きますけれども、いろいろ土地利用の変化などもございます。農地をはじめとする土地利用の変化、こういったものをきちっと客観データとして評価しなければいけない。これは、例えば非常にデジタルを活用した上で可視化する必要があると思います。地図に落としていくと。これによって推移がよく分かっていくのではないかと思いますし、今後の課題も見えてくるのではないかと。ですから、検証の在り方は先ほどのことでは全く不十分で、今私が申し上げたような客観的な数値、あるいは図示、こういったものが必要と考えますが、いかがでしょうか。

答弁 企画環境課長 高瀬達矢(企画環境課長は2023年3月まで)

ただいまの高木議員のご質問にお答えしますけれども、総合計画においては、12年間という長い計画期間でございまして、中間に4年に1度、第三者の方も入られまして、評価をして、見直しを行っているというようなことで進めてございます。そのほかに毎年総合計画につきましては方向性と基本計画、今回、今の第5次には実施計画までのっかっているのですけれども、基本的に総合計画では基本計画までの間を評価対象として毎年公表させていただいて、皆さんに周知しているところでございます。この項目につきましては土地利用も当然ございまして、内部の評価でも非常に低い点数、100点満点で、今回令和3年度に評価出していますけれども、48点とかいうような数値を出させていただいています。自然環境につきましては、70点というような評価をさせていただいています。このような数値を今後も見極めながら第6次の計画に持っていきたいなというようなふうに考えているところでございます。以上でございます。

議員の再質問 8番 高木直良

では、2項目めに関する追加質問、再質問です。先ほど開発についてどのように捉えているかということに対しては、あまりはっきりしたお答えではなかったなと思っています。というのは、今の回答にもありましたように、土地利用についての評価が低い、あるいは自然環境についても70点ということですが、これも課題が残っていると思います。その上で、今起きている開発の実態、特に外資、この開発状況については、昨日も地元説明会があって、当初提起していた説明内容と大きく変えたのです。大規模な面積の中に本人及び親戚が4棟の別荘を建てて使うというのが説明だったのです。それが用途変更しますというのが昨日の説明会でした。ここにおいては、全く用途がお客さんを入れる施設、これに変えるということになったのです。これは、幸い全体の敷地が大きいものですから、それによって大きく環境をいきなり変えるということにはならないのですけれども、ただ最近の外資の動きの中では利益第一、投資目的、転売目的、そういうことによって60坪だとか100坪の面積の中に住宅というか、コンドミニアム、これはお客を取ると。同じような建物がずらっと並んで、まるで市街地のような形態になる。こういうふうに非常に大きなインパクトを景観においても、それから自然環境においても、とりわけ水需要であったり、あるいは配水の圧力だったり、大きな影響を与えるわけです。ですから、この問題は個別な問題ではなくて、やはり総合計画の中でどのように受け止めて位置づけていくのか、あるいは今後とも新たな施策を考えていくのか、こういうことが大事だと思いますが、その点について再度質問いたします。

答弁 企画環境課長 高瀬達矢(企画環境課長は2023年3月まで)

ただいまのご質問ですけれども、総合計画にも環境対策ということで、当然ニセコ町の総合計画には環境、自然というのは非常に重要な支援であると思いますので、今後総合計画策定に当たっては専門の委員さん方とか有識者、それからニセコ町で活躍されている方等々、いろんな協議会、作成委員会と検討します。また、町民向けのワークショップ、外国の方向けのワークショップ、そのほか町民講座2回ほども予定してございます。様々なご意見をいただいて、環境に対する文言についてどうしていくべきかということも議論して、ご意見いただければなと。また、今年環境基本計画も12年の満期を迎えまして、策定することとしております。これまで景観の話題が、私も以前都市建設課にいまして、いろいろとご意見いただいております。環境基本計画のほうにも開発に関してもう一歩踏み込んだ内容で皆さんからご意見をいただくのも大事なのかなというふうに考えておりますので、ご理解願いたいと思います。以上です。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ちょっと補足させていただきたいと思うのですが、これまで町の総合計画、割とかなりいろんなことが書き込んであって、しかも実施計画まで持って、そしてその下に各計画がぶら下がっている。非常に整理として分かりづらいと思います。今回について体系化をする中で町の主な方針をそこで書き込むと。その中に環境基本計画があったり、各それぞれの計画があると。個別具体はその計画を見れば分かって、そこで評価がなされるというような枠組みで、できるだけ簡素で方針がしっかり分かるようなものに変えていきたいというようには考えています。それと、1点目にあった可視化する必要と、これは本当に重要なことだというふうに思っておりまして、今GISとか地図情報、今回のDXの中で入れ込めないかいろいろ検討しているところであります。将来的にはいろんな地域の実情を地図データといいますか、そういう可視化したデータに入れ込んで、みんなが見ても今の現状が分かるというようなものに発展させていければというふうに検討しているところでありますので、よろしくお願いをいたします。

議員の再質問 8番 高木直良

高瀬課長及び町長の今の発言に関連しまして、私簡素に分かりやすくというのは賛成です。ただ、先ほど言いました開発問題については非常に大きなインパクトがあります。その上で環境基本計画の見直しなどでも触れていくということになると思うのですが、町がずっと掲げている持続可能性、この問題の視点からいいますと、やはり開発についてはコントロール、あるいは規制をする、そういった新たな手法を取り込んでいく、研究する、そして総合計画にきちんと位置づけるということが私はこの時点では待ったなしの課題だというふうに考えておりますので、ぜひこの点を留意していただいて、進めていただきたいということ申し上げたいと思います。

答弁 都市建設課長 黒瀧敏雄(都市建設課長は2023年3月まで)

今高木議員のご質問なのですけれども、町長とか高瀬課長も先ほど答弁したとおりなのですけれども、うちのほう昨年と今年と、またさらにR5年度、令和5年度にかけまして同じように建築ガイドラインのほうを今策定の作業を進めております。その中では、具体的に今言ったように総合計画の大きい位置づけがあって、さらにそこの中に環境基本条例、そしてうちのニセコ町景観条例、いろんな条例としては水資源保護条例とかいろいろ各種の条例もあります。その中でもうちょっと分かりやすいガイドラインの中に景観条例の位置づけと一緒に建築ガイドラインの中で分かりやすいような手法で明確に分けていって、開発事業者に対してそういうガイドラインをつくっていこうというふうに今策定していますので、その辺は総合計画の中にも盛り込んでいきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。

議員の再質問 8番 高木直良

3点目の入札の契約方式について先ほど説明がございました。純粋な民間ではなくて、公共的な要素も入った団体で、施策に通じているということで随意契約をされました。4年度の内容は先ほど紹介あったアンケートを中心に実務をされたかと思います。令和5年度につきましては、さらに総合計画そのものの策定に入るということになって、恐らく継続的に随意契約でこの業者さんが担当されることになると思うのです。その上で私大事なのは、そういうことで進めていくとは思うのですけれども、例えば中間の段階で町民に向けて私たちというか、町から請けたこの仕事について現段階でここまで進んでいますとか、このような考え方を基本に進めておりますとか、そういった報告会なども大事だと思うのです。ですから、その点については今後留意していただきたいということで、それについてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 企画環境課長 高瀬達矢(企画環境課長は2023年3月まで)

総合計画のスケジュール感でございますけれども、議員承知のとおり審議会の委員会の一般公募ももう終えておりまして、4人ほどおかけしたのですけれども、お二人の応募がありまして、選定しているということで、全体で12名程度の策定の審議会、これ審議会にかけるには役場の全管理職を含めて総合計画の策定検討をするという設置要綱がございまして、進めることとなります。それで、スケジュール的には4月、5月と審議会開催、7月、ワークショップ等、9月の中間に町民講座を開催させていただきまして、この計画の策定の趣旨とか進捗状況とか大きな狙いをこう考えているとか、そのようなことをお話しさせていただきまして、町民からたくさんのご意見をいただければありがたいなというふうに考えているところでございます。その後、11月から例年行っていますまちづくり懇談会がございます。昨年11か所、今年は12か所やれるのではないかなと見込んでおりますので、この中でもダイジェスト版をお配りして、ご意見をいただき、いきたいなというふうに考えております。以上でございます。

出典:ニセコ町議会 令和5年第2回定例会 2023年3月14日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる