ニセコ町議会 令和4年第7回定例会 2022年9月15日
男性へのHPVワクチンの接種について
2022年9月15日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「男性へのHPVワクチンの接種について」質問し、町長 片山健也、教育長 片岡辰三が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、教育長 片岡辰三
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
はい。2 件目にまいります。男性へのHPVワクチンの接種についてです。HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは、世界的には男性への接種も当たり前となっている国が多いのが現状です。政府は女性だけでなく、男性へもHPVワクチン接種を推奨しています。オーストラリアでは 88%、アメリカでは 64%の男性が接種しています。日本でもようやく 2020 年 12 月に厚生労働省が男性に接種することを可能としています。男性も女性と同様にHPVワクチン接種を受けることが必要ではないかと思います。その理由は今ここにありません。後で説明させていただきます。日本では男性に対するHPVワクチン接種について公費助成はなく、全額自己負担(税込約 5 万円)となります。男女を問わず町民の健康を考える立場から、男性へのHPVワクチン接種に対して町として公的助成をしてはいかがでしょうか。町長、教育長に伺います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
今年 8 月 4 日開催の厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会、予防接種基本方針部会でHPVワクチンの男性への接種について取上げられており、4 価のHPVワクチンは一部の癌や尖圭(せんけい)コンジローマ、これは性病の一種でありますが、その予防に対する適用拡大が承認されているところですが、男性への定期予防接種の位置づけについては今後の検討課題とされているところでございます。ニセコ町ではこれまでも国の方針に基づき予防接種を実施しており、現状では当該ワクチンについては女性の定期接種としての勧奨を進めているところでございます。男性への接種に係る公的助成は、国の方針に基づいて今後検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)
斉藤議員のご質問にお答えしたいと思います。公的助成につきましては町の施策の範疇と考えており、教育委員会としてのHPVワクチンの男性の接種については町の施策に対応し、連携を図ってまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
町長もご存じかと思いますけれども、今年の 6 月 16 日ですね、道内で初めて余市町の町長自ら接種して、そして公的補助を予算としてあげました。まだまだこういうのは少ないかと思いますけれども、現実にいろいろと、私は議長から、斉藤さんはこのワクチン接種に子宮頸がんワクチン接種に反対してきたじゃないか、それがこういう質問をするのはどうかと思うということを何度も聞かれましたけれども、でも国がもう許可して、積極的に推奨して進めているわけですから。ただ、いまだに副反応の後遺症に本当に苦しんでいる女性たちの問題は解決されておりません。ですから、この問題はまだ解決しておりませんけれども、日本では特に後遺症の割合が欧米に比べて高いということも事実だと思います。で、私もいろいろと、男性へのワクチンという問題は前から耳にはしていたんですけれども、よく調べていきますとですね、このHPV感染症っていうのは性的接触によって男性から感染する性感染症の一種だということなんです。ですから、性的接触のない女性は感染しません。すると、HPVワクチンの接種は男性からこそ始めるべきではないかなという8ふうに私は思っています。そして男性にとってメリットがたくさんあるわけですね。女性はこれによって感染するのが 1 万 1,000 人ぐらいで、年間 3,000 人ぐらいが亡くなるというんですけれども、いろんなデータは様々見比べてもみたんですけれども、これはアメリカの例ですけれども、中咽頭がん、アメリカではHPVが原因となっているがんで、男性の中咽頭がんはこの子宮頸がんよりももっと人数が多いんですね。1 万 2,000 人あまりというデータが出てます。それとですね、このHPVワクチンというのがですね、先ほど町長もおっしゃった尖圭コンジローマ、性病の一種なんですけれども、予防できるということは非常に明らかになっているそうです。そして、これ男性が感染してしまうと根治は非常に難しくて、再発を繰り返したりします。このガーダシル、HPVワクチンの有効性は海外では非常に高く評価されていて推奨されています。ほかにも男性が咽頭がんとか肛門がん、直腸がん、陰茎がんの原因になることがわかっておりますので、がんの発症を予防することが示されています。接種年齢については女性と同様に性交渉の前に行うことが望ましいとされています。ですから男性も女性も同様に接種するのが理想的ではないかと思います。海外で子宮頸がんワクチンで非常に命が助かったという症例がたくさんあるんですけれども、これは一つには私が今調べてるところでは海外では 20 か国は無料で定期接種としてやっているわけです。ですから、女性だけ受けて防いだというわけじゃなくて、男性の今言ったデータ、オーストラリアが一番多いんですけど 88%、少しずつ増えてくると思いますけれども、男性にとってこそメリットがあるのではないかなというふうに思っています。まだまだ日本では知られておりませんのでね、それと補助金がもらえないということで、なかなか進めるのは時間が少しかかるかと思いますけれども、その間に男性も感染していろいろと困難な思いがあると思いますので女性同様に、ですから余市町と同様に、余市町だけじゃないです、全国でそういうこと始めている、実際はほかにもあるようです。そういうことを検討されてはいかがかなというふうに私は思ってますので、再度町長にお聞きしたいなと思っています。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
いずれにしましても、厚生労働省の専門的な知見を持った皆さんがワクチン分科会の中で真摯な検討をされているという状況でありますので、そういった医学的見地が明らかになった段階で検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。