ニセコ町議会 令和4年第7回定例会 2022年9月15日
候補者男女均等法について
2022年9月15日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「候補者男女均等法について」質問し、町長 片山健也が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
皆さんおはようございます。通告に従いまして、一般質問を 4 件させていただきます。1 件目は候補者男女均等法についてです。この候補者男女均等法というのは、正式な名称は「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」です。これは 2018 年 5 月に成立し、そして昨年 2021年に改正されました。その改正について質問をさせていただきます。来年の統一地方選挙を控えて、候補者男女均等法について伺います。(1)候補者男女均等法第 3 条には、地方自治体の責務として、政治分野の男女共同参画を進めるた4めに必要な施策を策定・実行することを明記されている。ニセコ町として、必要な施策を挙げていただきたいと思います。(2)候補者男女均等法 5 条(改正 6 条)には、地方自治体の責務として、政治分野の男女共同参画推進に資するよう、その自治体の「社会的障壁及び当該取組の状況」の実態調査・情報収集を行うことと明記されていますが、これまでに行ってきた実態調査・情報収集はありますか。(3)地方自治体がすべき政治分野の男女共同参画推進のためとして、啓発活動(6 条)、環境整備(7条)、人材育成(8 条)が明記されております。それぞれどういう、事業をどのように推進する予定か。推進していく部署とその推進体制について伺います。(4)性的な言動等に起因する問題への対(改正 9 条)が新設されましたが、町としてハラスメントなどの相談体制をどのように、いつごろまで整えるお考えか。以上、町長に伺います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
本定例会よろしくお願いいたします。それではただいまの斉藤議員のご質問にお答えいたします。1 点目の町としての必要な施策でございますが、まちづくりを進めるためには人材の育成が重要なものと考えております。人材育成を実践している団体などへの補助金を交付するなど、今後とも人材育成に努めてまいりたいと考えております。2 点目の実態調査についてですが、内閣府が令和 3 年 3 月にまとめた「女性の政治参画への社会的障壁などに関する調査研究報告書」の中で、立候補を検討したが断念した者に対するアンケート調査を見てみますと、断念した理由の上位 3 項目は、立候補に係る資金の不足、仕事や家庭生活のため選挙運動とその準備に時間がない、知名度がないというようになっており、女性も男性も同じ回答結果となっているところでございます。3 点目ですが、国からの情報などをもとに、男女共同参画に関する啓発及び人材育成に努めてまいりたいと考えております。なお、環境整備、事例でありますが、ハラスメント対策・出産・育児・介護などとの両立支援など、また、そのほか議会へのオンライン参加などについては、今後議会とも相談させていただきたいと考えております。なお、男女共同参画社会の推進は、企画環境課の所掌事務となっているところでございます。次に 4 点目につきましては、内閣府による地方議会議員に対するアンケート調査結果報告書によりますと、ハラスメントをなくするために有効な取組の上位 3 項目は、男女共に議会による議員向け研修、ハラスメント防止のための倫理規定の整備、相談窓口の設置となっております。また、立候補を断念した者に対する調査では、選挙管理委員会事務局・政党・議会事務局などでの相談窓口の設置、有権者・支援者・議員への啓発や研修、監視機関の設置ということになってございます。全般的な事項でありますが、本町ではまちづくり基本条例第 10 条第 2 項において、国籍・民族・年齢・性別・心身の状況・社会的または経済的環境などの違いに配慮し、お互いが平等であること、第 31 条では審議会などの委員の構成にあたっては、一方の性に偏らないよう配慮することを定めて実践してきているところでございます。今後、先ほどご紹介した内閣府の調査結果も踏まえながら、多くの皆さ5んが政治に参画できるよう配慮し、まちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解をお願いいたします。以上で終わります。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
まずお伺いしたいことは、昨年 2021 年、この法律が改正されました。というのは 2018 年、法律を制定したんですけれども、努力義務というところがあったり、全体的に日本全国積極的にするところとしてないところとばらつきがありましてですね、それで一歩踏み出さなければ女性の政治への選出、センシセン選出というか、あれはまだまだ望めないという結果、去年もっと厳しい責務ということで条例を改正したわけです。その中には、最後にあるハラスメントの問題もありますけれども。町長、実はですね、私これ、地方議会人という本を持ってまいりました。これは議会事務局に毎月配られる本なんですけれども、この 5 月号にですね、「ガラスの天井を打ち破れ、女性議員と地方議会」というのがありまして、この中で非常に私は関心持ったところがありまして、それは兵庫県の小野市です。私も神戸に住んでましたので、隣の隣なんですけれども、ごく近い市でした。人口 5 万人の市なんですけれども、これ全国から非常に注目されておりまして、どんな施策をとったかっていうことが、私は小野市長の蓬莱務市長に直接 8 月末にお電話させていただきました。その中で、ここに書いてあるんですけれども、この施策がですね、まず今まで潜在的に埋もれていた女性の能力を、やはり掘り起こしたということが私はすばらしいなと思っています。この中にも書いてあるんですけれども、やる気とやる場を提供する。で、早速市長が就任した 2011 年ですか、あ、もっと前でした。ごめんなさい。それから 1999 年ですね、今度 6 期目とおっしゃってましたので。それからどういう施策を、これは非常に全国で注目されている施策なんですけれども、4 年に 1 度ですけど女性議会を、全く本物と同様のものを開く。それからですね、「おのウィメンズ・チャレンジ塾」というのを毎年開催する。これ市がやってるんですよ。それから、これは非常に最初は賛否あったようですけれども、小野市民には大変受入れられてきた。自治会役員女性参画推進事業補助金制度というのを設けて、自治会の 3 役を女性にすれば補助金を出すというものです。これがきっかけになって、この中から女性議員が立候補する方向につながっていったという事実もあります。で、市長はこうおっしゃったんですね。「私は本心としては女性議員をどんどん輩出しようと思ったり、増やそうと思ったわけではない。潜在的に埋もれている能力、そういうものを発掘して、そしてまちづくりに活用していきたい」ということがあるとおっしゃってました。その結果としてですね、小野市としては結果的に大成功ということで、そして前回の 2019 年の選挙では、16 名中 7 名の女性が議員になりました。これは 43%にあたって兵庫県ではトップで、非常に注目されております。こういう具体的な施策をとって、この3 つの施策ですね、女性議会を開催する、それからおのウィメンズ・チャレンジ塾、それから自治会の 3 役が女性になれば補助金を出す。ただ限定的なので最初は批判があったそうですけれども、あとではそういう批判はなかったということです。実は私は本当にね、お電話したとき 5 分って申し上げたんですけれども、そのあと随分待たされて、もう諦めてたんですけれども、そのあとに市長から直接お電話いただきまして、実質 70 分ですね、70 分市長からお話聞きました。大変参考になりました。こういうことはニセコ町でも参考にされてはいかがかなというふうに思っています。で、その 70 分6待たされた一つの理由はですね、小野市長はニセコ町について徹底的に調べていらした、後からわかったんですけれども非常によくご存じでした。これ大変うれしいことなんですけれども、そういうことがありました。それで町長にお伺いしたいんですけれども、町長はこの法律をこれからきちっと遵守するお考えはありますか。それをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
男女共同参画に関して法律等の遵守ということでありますが、法律を遵守するのは我々の使命でありますし、もちろん遵守して進めてまいりたいと考えております。ニセコ町はまちづくり基本条例をつくるにあたっても、こういった差別的な取扱いですとか、ジェンダー平等を含めて相当熱い議論をして現在条例に埋め込んでおります。その精神をもとに現在町政運営をしておりますので、ぜひまたそういった面でのご指導・ご支援賜ればありがたいと思っております。以上でございます。よろしくお願いいたします。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
私、いま 1 項目ずつについて質問してるわけじゃなくて、全体について質問させていただいています。それで、各自治体でどのくらいの数が実施されてるかどうかわからないんですが、つい最近ですね、こういう明石市、これも神戸市の隣のところなんですが、明石市が主催した「ウィメンズ・アカデミーin 明石」っていうのがパリテ・アカデミーの運営で開催されてます。これはまだほかにもあるようです。私は手元にこれしか、今すぐ手に入らなかったんですけれども。まず町長は、「男女は平等に考えています、能力があればどなたでも採用します」とおっしゃってるんですけども、女性の場合はですね、全ての分野にも関わってくるんですけれども、まず能力を発揮する環境がまだまだ整備されていない。スタートラインにも立てない。同じ土俵にも上がれない。そういう状況じゃないかと思っています。ニセコ町にも大変すばらしい能力のある人材があふれているんですけれども、大変残念なんですけれども、その方たちが才能・能力を発揮する場が、なかなかチャンスが出てこない。ですから、そこをニセコ町で検討してはいかがかなと思っています。ちょっと蛇足じゃないんですけども、世界男女平等まで 286 年、国連が報告してるんですけれども、一昨日のニュースです。これ私あの 2009 年に広報ニセコにコラムの中で国連の報告を載せてます。そのときは何と国連が世界の男女平等が実現するには、450 年あまりかかるという報告を出してるんですけれども、それからするとちょっとだけ加速したかなという感じがします。ですから、これからどういう施策を、町長の本気度を伺いたいと思っています。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ご指摘のとおり、我々SDGs未来都市の指定を受けてSDGsを推進しておりますが、その根底についてはどなたでも政治に等しく参加できる状況をつくっていくことは自治体の責務でありますし、我々も未来都市として、そういうことも項目の中にしっかり念頭に置いて進めているところでありますので、具体的にこういうものが必要ではないかということであれば具体的な提言もいただいて、その中で検討を進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。7