ニセコ町議会 令和3年第11回定例会 2021年12月15日
JR函館本線並行在来線問題の協議会への対応について
2021年12月15日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「JR函館本線並行在来線問題の協議会への対応について」質問し、町長 片山健也、都市建設課長 黒瀧敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 高木直良 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、都市建設課長 黒瀧敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 高木直良
通告に従いまして、4 件質問させていただきます。最初に、JR函館本線並行在来線問題の協議会への対応についてお尋ねいたします。11 月に入ってから、JR函館本線並行在来線存続問題に関して、協議会のブロック会議で示された道の予測調査と経費試算結果を中心とした各町主催の地元説明会が開かれるようになり、その動向が報道されております。報道によりますと沿線市町の意見や対応にばらつきがあり、沿線自治体での説明会の状況もばらついている状況で、沿線市町が一枚岩での認識に立っているとは言えない状況が散見されます。こうした背景には後志ブロック会議の議論が道の試算のみに依存し、提示案が「沿線全体の暮らしや地域経済に与える影響」のほか、「鉄路の将来の可能性」など多様な角度からの考察と議論が行われていない結果だというふうに私は思います。現状においては、次回のブロック会議では方向性を決めるのではなく、各沿線自治体の実情に合わせ、当該議会や住民が様々な角度から検討し、議論を尽くせるよう一定の時間をかけることについて求め、発言すべきと考えますがいかがでしょうか。直近の状況を踏まえて、確認の意味もありますので、ぜひお答えいただきたいと思います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
高木議員のご質問にお答えいたします。並行在来線対策協議会が平成 24 年、2012 年に設置され、これまでJR北海道の経営状況、道南いさりび鉄道の取組など、調査を進めてきているところでございます。令和 2 年、2020 年度には函館線函館・小樽間について、旅客流動調査・将来利用予測・収支予測調査の 3 つの調査を行い、本年 11月 1 日に開催された後志ブロック会議で事務局の北海道より、交通モード別収支予測の報告がありました。この報告書を活用し、まちづくり懇談会において意見交換を行ってきましたが、参加者の方からは遠くに行くときは汽車のほうが安心で鉄道を残してほしいというご意見、また、赤字額が大きく鉄道の廃止はやむを得ないというご意見、あるいはバス転換をしても赤字なのでバスの本数自体も減らすべきなど、様々なご意見をいただいたところでございます。12 月 27 日開催予定の並行在来線対策協議会後志ブロック会議では、地域交通の確保方策、方向性の確認が議題となる予定でございます。私からは 11 月 1 日開催の後志ブロック会議において、多少幅を持って進めていただきたい旨の発言をさせていただいたところでありますが、9 月定例会の一般質問においてお答えしているとおり、鉄道の存続、あるいはバスの転換、どちらを選択した場合においても、運営方法などの制度設計を進めるため相当の時間が必要なことから、結論自体は早い時期に方向性を出すべきであるというふうに考えております。当然議論の時間というのは必要であります23ので、今後議会のご意見などいただきながら判断をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 8番 高木直良
経過につきましては、今簡単に報告があったとおりだと思います。その上で今後の議論の在り方なんですけども、先程榊原議員に対する回答がございましたように、今後 10 年、20 年先、あるいは町全体、あるいは沿線全体の動向がどのように変わっていくのか、あるいはどのようなことが課題になっていくのかということも含めて、特にニセコ町におきましてはこの鉄道の歴史に関わる人物をかなり輩出してきたわけです。そういった長い歴史や、この町の産業経済に非常に大きな影響、あるいは文化についても影響があった鉄路だと思います。その上で議論を進めていく、できるだけ早期に結論を得たいという町長のお話です。そのあとの制度設計のお話をされているわけですけども、私はやはりこの結論に至るまでに相当の議論があってしかるべきだと思います。昨年の第 8 回ブロック会から急激に 3 つ目の案が出たりして、これは全然想定外だったことが突然出てきて、その 3 案について調査、予測がされたということでありますけれども、私はこの収支バランスとか、そういうことに非常に偏った調査、結果だと思っています。先程申しましたように、この鉄路があることによって生まれてきた歴史や地域文化、経済、生活全般についての見直しとか議論が、あるいは将来を含めてその議論と結合したブロック会議の議論ではないというふうに議事録を見ても感じるんです。それを痛感します。ですから、これからはやはり先程おっしゃったようにですね、持続可能性、SDGsとかそういうお話もされております。これからの観光の在り方についても影響が出るでしょうし、産業、それからもとより地域公共交通の大事な一部としての生活への影響、そういったもろもろが本来もっと議論されるべきだというふうに私は考えています。ただこの先 1 年かけろとは言いません。しかし、こういったことが十分、それぞれの自治体、あるいは、ブロック会議の市町の間でもっと率直な意見交換があってしかるべきではないかと考えますので、ぜひそういったことをイメージした次のブロック会議での発言をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
高木議員がおっしゃることは本当によくわかっていて、私も残せるものはやっぱり残すべきだと、それは国家として大変重要だと。やはり毛細血管は日本の国隅々にきちっと這わせるというか、今まであったものを大事にすることは国の国力にとっても重要だと思っています。これまでの鉄道の歴史を見ると、今函館線だけのために何かできるっていう状況ではありませんし、その鉄道のメリットとしては環境や経済・文化・歴史、もちろんそのとおりだと思います。しかし、昨年貨車の関係が出てきたり、そして今年になってから 152 億にわたる初期投資が必要であるとか、単年度収支も 22 億 8,000 万を超えるような状況、それから貨車が全く通れないような状況、トンネルも小さくて今の貨車に対応できないとか土場が悪いとか、そういうことを考えていくと、地方自治体が責任を持つということで、道と沿線自治体が高額な負担をどうやって維持できるのかと、そしてこのお金を後世の子どもたちに負担させていいのかということは、当然今いる大人の責任としてやはり明確にしていく必要があるのではないかというふうに思います。そうすると私たちの思い24としては、本当にこういう大事なものを残していきたいと思いますが、そのために将来の子どもたちを犠牲にするわけにはいきませんので、そこはやはり将来に責任を持つ判断が必要ではないかと私は思っています。ただ、次回に方向を決めてしまうということにはならないと思いますので、そこは少し時間をとってほしいということはきちっと言いたいと思います。前回も民主主義を進める時間として、こういった期間は大事だということの趣旨の発言をさせていただいておりますので、議会においてももう少し時間をとって欲しいというお話はさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 8番 高木直良
ただいまの発言にもありましたように、やはり現状で今の枠組みに捕らわれていて、その域を出てないというふうに感じます。というのは、私はこの鉄路の問題についてはここだけの問題じゃないというふうに認識しております。全国の問題だというふうに考えます。そういう意味では歴史的に見てもJR三島会社と言われていた、分割した後ですね、非常にこういう困難に直面するっていうのは見えていたということも含めて、これはやはり全国の課題でありますし、全体の公共交通に対する政府の政策の問題でもあると思うんです。ですから、私は今の枠組みでもどうしようもないというか、どこからもお金が出なくて沿線自治体だけで持つんだという発想は、もう乗り越えていかなければ解決ができないというふうに私は思います。特に先程の答弁にもありましたCO2 削減とかゼロカーボンとか、そういう時代に向かわざるを得ないわけです。地球環境の問題も含めて。ですから、そういうことなども位置づけた上で、やはり根底の問題から議論ができるように、そして道なり国なりに対して物を申していくということも含めた議論をぜひしていただきたいというのが私の思いです。今の枠の中でガチガチにその域は出ない議論というのは、私は先が見えないようになるのは当然だというふうに思いますから、ぜひニセコ町長として、SDGsを、強く打ち出し、観光のいろんな賞をいただいたりしている中で世界的にトップを走るニセコだと思うんです。ですからそういう意味では、この鉄道問題についてもそういう観点での議論をぜひ協議会で提起をしていくというような意気込みで臨んでいただきたいなというのが私の思いですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
高木委員の質問のお気持ちは私も同じ気持ちです。ただ、先般もご報告させていただきましたように、黒松内の副町長、蘭越町長、私の 3 人で鉄道局長にもお伺いをし、函館本線は北海道開拓の歴史もあるというようなことでお願いをしてきましたが、これまでそういう課題は日本全国それぞれの中でみんな歴史も文化も背負っていて、そういう中で新幹線については地元で頑張るということでご了解を得て、今回新幹線の整備をしていると。それに特例というのはあり得ないということの話をきちっとしておられまして、何かそのために国がお金を出すということはあり得ません。具体的に運営を皆さんがされるのであれば、その運営方策について相談にはおのりしますけれども、財政的な支援とかそういうことは全く考えられないことは明確に言われてきております。25そういった面では私たちが今直面している中で、例えば鉄道は環境に良くてバスは悪いっていうことではなくて、バスも近い将来全て電化といいますか電気エネルギーで走るようになると思いますし、様々な交通アクセスというのは、これから考えていかなくちゃならない中で、唯一鉄道だけがということは、なかなか社会の中で通らない話かなというふうに思いますし、全国の問題と言われましても、全国で既にそういうことを経験して、みんなが苦しい選択をしている中で、この函館本線だけを何とかっていうのは、やっぱりそれは社会的に通らない話ではないかなというふうに思いますので、その辺は総合的に勘案しながら、最終的に判断をしてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
議員の質問 8番 高木直良
次の質問に移ります。拡大する開発案件への対応について。景観条例に基づく直近の地元説明会に参加して感じた町の姿勢に関して、以下町長の考えをお聞きしたいと思います。1 点目、携帯電話基地局の町内での新設計画に対しては、基地局の各社の共同使用について事業者に指導すべきではないでしょうか。2 点目、直近の曽我地区における開発計画案件に対しての参加者の共通の声は、この地域にはそぐわない景観破壊ではないかというものでした。法的な規制がない地域でありますので、今回のケースは景観条例施行規則第 24 条「周囲のまちなみ及び自然景観に調和」することや、説明資料の審査基準に関わる農村地域での「丘陵、田園風景阻害されることがないか」、この基準に反する事案ではないかと思います。窓口での「指導」や「協議」を適正に行うべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。3 点目としては、景観条例の次年度に向けての見直し内容が「できるだけ早い段階での住民説明会」を設けるということを明示するという方向で検討するというふうにお聞きしております。早い段階に説明会を行うということの主目的は、周辺住民の意見を反映させ、事業内容が変更可能とするためだと考えます。その際、より客観的な合意点を見出していくためには、「住民及び第三者の専門家、そして事業者との話合いの場の設定」などが検討されるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
高木議員のご質問にお答えいたします。はじめに携帯電話基地局の共同使用についてお答えいたします。現在ニセコ町では携帯電話基地局を設置する場合、景観条例に基づき関係住民に説明を実施いただいているところでございます。議26員ご指摘の共同設置については事業者間の問題でもあることから、行政が介入することは大変難しいことであるというふうに思っております。この件に関しましては、国や北海道など関係機関で参考になるよい事例があれば、引き続き検討してまいりたいと考えております。次に 2 つ目の質問であります開発計画案の対応についてでございますが、開発事業者につきましてはこれまで同様に、ニセコ町景観条例や詳細を示したニセコ町景観条例説明資料をもとに、業者の皆さんに説明をさせていただいております。引き続き適正に指導してまいりたいと考えております。3 つ目のご質問でありますが、事業者と住民や専門家の話合いの場の設定でございますが、早い段階で周辺住民に計画や構想についての要望提供することを規定する景観条例の見直しにつきまして、現在検討を進めているところでございます。また、第 3 者の専門家の設置につきましては、今後建築ガイドラインの策定をすることとしておりますので、こうした検討の中でその必要性の有無なども検討していきたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
議員の質問 8番 高木直良
最初の基地局の共同使用の件なんですけれども、先日楽天の説明会では今回市街地に 1 か所と郊外部で 1 か所、この基地建設の計画でした。私も含めてですけれども、当日の説明会の中で出た意見の中で、今後この 2 つに留まるわけではないでしょうと。楽天が後発ってこともありますし、ニセコに新たに基地結構設置するという状況から見て、今後どのような計画、どのような完成を求めて、要するに町内に何局ぐらい鉄塔をつくる計画があるんではないですかというような質問をされましたけれども、その全体像というのはその場では回答がありませんでした。まだ決めていませんみたいなことで終わってます。そのとき私以外の住民の方から出た意見なんですけども、こういった基地局の増加について、景観上の問題、それからこれはいろいろ意見があるところですけども、基地局近くの電磁波による健康被害の問題などが案じられるということから、この増加を防ぎたいという思いで共同使用ということは考えられるのではないですかという質問もありました。その場では明確な回答はもちろんなかったんですけれども、それで私もこの共同使用について改めて調べてみたんですけども、総務局は既に 2018 年の段階ですけれども、移動分野におけるインフラシェアリング云々ということでガイドラインを出してるんですね。これは今後どんどん増えていくと思うんですけども 5G、特に都市部門を中心にしながら、全国的に今後 5G基地局が必要になってくるということで増加中です。今回楽天は別に 5Gとは言っていませんでしたけれども、いずれそういうかたちで5Gに見合った基地局ができていくのではないかと思います。高さの関係もありますけれども、通常今までよりも狭い範囲しか対応できないということで、乱立する恐れが考えられます。それで総務省の考え方は、乱立の問題もありますけれども、そのコストのことを言ってますね。それぞれの会社が別々にそれぞれビルの屋上等に細かく設置するよりは、そういったインフラをシェアしていく、共同使用していくのが望ましいということでガイドラインを発表しております。そういった点から見ましても、これは確かに民間事業者ですから、町が命令するってことはできません。しかし、検討してはどうですかというような助言とか指導とか、そういったことについて求めることはできるのではないかと思います。その点についてどうでしょうか、お考えをお聞きしたいと思います。それから、直近の計画については確かに説明会をやっていただきました。これは当日説明会のとき27にも事業者さんが言ってましたけども、もともとは来年 3 月ぐらいにやる予定だったのを早めて行っておりますというふうに冒頭ありました。早めてやっていただくことは非常に、今までよりは前進してるかなと思います。出された資料がありますけれども、ここに描かれている実際にできた場合のイメージが出てるんですけども、景観地区からは外れてはいますけれども、町の窓口のほうの指導でそれに見合う高さ制限を適用しましたということなんですが、それはぎりぎり道道 66 号線からすぐ見えるところに 6 階建くらいのマンションがいきなり現れたようなイメージがあります。これはホテルの中の一部ということで、広大な敷地の中にもうずっとこの道路寄り、あるいは近隣の住宅といいますか、宿泊事業をやってる方たちがありますけれども、そういった近接地に本当に都会のマンションのようなホテルが現れるというようなイメージでありました。私は確かに景観地区以外はそういう高さ制限、数値制限というのはありませんから、町の指導によって景観地区の高さ 25mを準用して計画してますということなんですが、これはやはり先程も言いました田園風景とか近隣とのバランスっていうことから言うと、本当に驚くような圧迫感のある施設がこの近くにできてしまうと。これについては度々私も開発問題でやりとりしてきましたけども、景観条例は数値規制ではない。でもやはり地元住民の声を聞きながら、合意形成を図っていくことを求めているということなんです。私自身の経験から、今年に入ってからも 5、6 回はこういう地元説明会に参加してます。そこで地元の方はやはりいろいろ意見を言うわけですね。こういうふうに変えてほしい、ちょっとこれじゃ困りますということを言っても、話は聞きますがそこで拒絶はしないんです。次の回もやりますっていうことでやりますけども、結果的にほとんど修正がないんですよね。結果的にはその中身が町としても協議しようっていうかたちで、提案されたものについて最終的にはオーケーを出すということが起きてるというふうに私は思ってます。ですから、できるだけ時期を早めて説明会をやって意見を聞く、そこはいいんです。それをそういうふうに条例を変えていくということまではいいんですけども、さらに一切のやりとりの中でお互いに利用者が住民の声を聞いたり、専門家の意見を聞いて、ここは変えましょうかということで早めにやるってことの意味は、変更可能な時間を設けるという趣旨ですから。もう一つは一方的に住民が意見を言って、それに事業者が答えて、その繰り返しで最終的にはほとんど何も変わらないということがないように、やはりやりとりをして、お互いに提案できる、事業者からすれば柔軟に変更するというゆとりを持つ。その間には専門家も入ると。住民の思い、口調にしても意見にしても思いが強いですから、ちょっと対立関係が生まれてしまうということが生じがちなんですけども、それをやはり第 3 者の専門家と言われる人を間に入れることによって、生産的な協議ができるのではないかと思います。ですから、先程ガイドラインを形成する中で検討したいということですから、ぜひその方向で具体化を図っていただきたいと思います。ニセコ町は、先日 12 月 2 日に国連世界観光機関、UNWTOによって、持続可能な開発目標SDGsに沿って独自の観光事業を行ってる町であるということで非常に評価されました。そのなかで乱開発を抑える景観条例や地元での観光人材の育成、二酸化炭素の排出量削減の取組を評価されたことによって、非常に数少ない賞といいますか、ニセコ町が評価されたということが発表されております。ですからそういうことも踏まえて、やはり説明会の趣旨として合意形成があるので、その合意形成ができるような場をぜひ検討いただきたい、具体化していただきたいと思いますがいかがでし28ょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
黒瀧課長。
答弁 都市建設課長 黒瀧敏雄(都市建設課長は2023年3月まで)
高木議員の質問、すごい重い質問なので、私のほうからどこまでお答えできるかというのはあるんですけど、まず 1 点目の鉄塔の関係、この共架の関係含めて、全国では珍しいんですけども、北海道の美瑛町では確かに景観に入る事項ということで、要綱でも何でもないんですけども、NTTドコモ含めて大手 3 社に今まで共架するようにという指導をやったという事例はあります。その関係について実際にどうなっているかっていうことを確認したところ、まだ 1件もないということでお話は聞いてます。先程も言ったように確かに民々同士の事業間の関係もありますので、その辺の共架という部分の取り合いは非常に難しい部分かなと思っておりますが、これまでもニセコ町では過去 5 年間 12 件ほど鉄塔の関係の申請ありました。そのときも極力窓口のほうではあまり高くないものにしてくれませんかとか、できる限り共架してくれませんかっていうことのご指導をしたという経緯は一応あります。今後も引き続きそのようなかたちで、総務省のほうで出しているガイドラインに沿ってやっていきたいと思っております。あと 2 点目、3 点目の恐らくニセコの曽我プロジェクト(仮称)のお話かなと思っております。あそこのエリアについては準都市計画を外れておりまして、景観地区、特定用途地区、それら全て外れている地域でありまして、今残されている最後の砦というニセコ町景観条例だけしかない状況ではあります。ただ、今おっしゃったように、法的な規制というのは特段ないもんですから、事業者のほうも現段階では準都市計画に基づいた特定のルール、25mまでというところを守って、ある程度その準都市に倣ったかたちで、最低限持っていきたいということの努力はしたのかなというふうに思っております。今おっしゃったように、これまでいろんな意味の話合い、たくさん他の事業もやってきてるんですけども、この辺については今後早い段階、決まってから説明するのではなくて、ある程度の構想段階をもって住民説明会を開いていただくような場を、ニセコ町景観条例ですね、この位置づけをしっかりここにうたって事業者に説明していきたいと思ってます。これまでも詳しいニセコ町景観条例の資料編というのがありまして、それをもって事細かい指導を今後もちょっとしていきたいと考えています。それとあと専門家の関係については、いまニセコ町建築ガイドライン策定事前調査というのをやっておりまして、これを 2 月下旬か 3 月上旬ぐらいにニセコ町がいまどんな実態に置かれているかというのをこと細かく調べていますので、この関係についてパブリックコメントをやって、また皆さんの意見をもとに次年度、令和 4 年以降、建築ガイドラインのある程度の目安になるものをつくって、その目安になるものをもとに今後いろんな申請について基準がないというので、そのガイドラインをもとに進めていきたいというふうに思っています。専門家についてもどのようにしたらよいかという仕組みについて、建築ガイドラインの策定も含めて合わせて検討していきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ちょっと補足させていただきたいと思いますが、携帯電話につきましてはニセコ町を見渡していただければ分かるとおり、高いものについてはこれまでないと思います。一件、29地権者との合意形成まであって、かなり大きなものが建つ予定でありましたが、それは町のほうで全町から見えてしまうので何とかやめてくれということで当時ご理解いただいて、いま全く別の場所に建っております。ニセコ町の境界側に結構高い鉄塔が建っているのはおわかりかと思いますが、これはニセコ町に景観条例があって、事業者さんがこういうものを委託発注したり設計するときに、地元との協議があるということが物すごく大きなプレッシャーになっていて、ニセコ町には高い鉄塔は建てられないということで、高い鉄塔の場合はニセコ町以外の場所に建てるということで進んでいるというふうに聞いています。それから共同設置はいい案があればやりたいです。ただ現実的には、何て言いますかね、ライバル会社同士が同じ鉄塔で、相当な隠れた技術といいますかね、専門性の高い技術があるもんですから、今のところ北海道内で大きく新聞に載って、私も本当にすごいことだと思っています。全部のものを鉄塔を集めて数を減らすのはすばらしいと思っていましたが、実際には事例はまだ 1 件もないというようなことでありますので、これにつきましては将来の 5Gであるとか、そういうのが進むともっともっと細かい鉄塔ができる可能もあるので、それは引き続き情報収集していきたいと思っております。それから 2 番目に言われていた地区につきましては、窓口ではもっとたくさんの交渉をやっていると思いますが、私が知っているおおよその大きな話だけでは 3 回見直しをされていると思います。最初は 60mを超えるホテル構想だったと思いますが、それはそもそも論としてうちでは認められないと。全町から見えるタワーのようなホテルを建てられるとニセコの景観台無しだということで、そもそも最初の段階でお願いをして変更させていただいております。その後きたものも 60 という高さはなかったのですが、かなり大きな建物で、やはり環境圧迫要因が大きいのではないかということで、事業者さんがそれであれば規制はないけれども最低限準都市計画に沿ったものにしたいということで、今回大きさを縮小した計画として提案をさせていただいて、住民検討会に入ったというふうに思います。ただそういう経過自体をなかなかきちっと説明されていないところがあって、何かいきなりそこでという感じがあるので、そこは今後事業者さんに当初の計画は実はこんなのがあったと、だけどこういうふうになりましたということを細かに説明するということも重要ではないかと思いますので、その辺またお話をしていきたいと思います。それから黒瀧課長が言ったとおり、現在ガイドライン、何とか詰めていって、それを広くPRしていきたいというふうに考えておりますので、その中でそういったものが本来うまく機能するのかどうか、そういうことも含めて検討したいというふうに考えております。ただご承知のとおり、これまで 10 数年間にわたって大きな土地を持っているところが、結果的にニセコ町の景観条例のために全く設計にも入っていないところも実はたくさんありまして、ニセコの景観がいま守られてるのは、まさに景観条例があるということの価値で、よそはどんどん建っていますがニセコ町は比較的緩やかな開発といいますか、そういう投資になってるのは景観条例の抑止力ではないかと思っております。ただ一つ、当時我々が景観条例つくるとき、実は相当な議論をしていまして、数値を入れるってことは数値自体が相手の権利になりますので、それを抑制するというときは基本的人権をだめにしますかとか、いわゆる受忍限度論に沿った対応以外はその財産権を拒否できないというのが日本の法律の流れでありますので、そういったことも全体の法的な要素も踏まえながら、今後ガイドライン含30めて次のレベルに景観条例がいけるように検討してまいりたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 8番 高木直良
共同アンテナという件につきましては、確かにライバル同士の事業者であることは間違いありません。そもそものガイドラインにもメリットとデメリットと両方書いてあります。ですから、全てが整合するとは言えませんけれども、ぜひその方向は目指していただきたいなと思います。それから景観条例の件ですが、先程の課長と町長からのお話にありましたように、町としてもいろんな努力をされてるということについては、私もその点は否定はいたしません。やっぱり景観条例をつくったことによって、一定の事業者さんに対する利益優先といいますか、そういったものを抑制したり、定款についても再考していただいて配慮した案を出すとか、そういう成果が全然なかったとは言えません。それは否定しません。しかし、今回出たような曽我のプロジェクトを見る限りは、今お話ありましたけれども、とんでもないタワーマンションのようなものが最初の案だったと。しかしそれに対して 2 回 3 回説明して準都市並みの高さを 25mまでに押さえるということだと思います。だからそこまでの努力は否定はいたしません。ただ実際それを踏まえても出てきてる案は、私は、私っていうより地域の皆さんも含めて、実際にその近くで営業されてる方がいらっしゃいます。そういう方から見ても非常に圧迫感があるし、ただ細かい話ですと入り口部分の土の造成によって、目の前に擁壁ができちゃうとか、そういったプランになってるんですね。ですから、早くやっていただいたっていうことを生かして、これがよりよいものに、周りの住民も、それから事業者さんにとっても、それから訪れる方にとっても、ゆったりとニセコを楽しんでいただくような事業に発展するようになればいいと思っています。ですから、やはりそのやりとりが生産的になるようにするためには、先程提案したような第三者の専門家も入れたような、やりとりが可能なような専門的な意見も含めて、そういう場がぜひともできればいいのではないかと思います。その上で今ご説明ありました景観条例には数値がないけれども、ガイドラインみたいなものをあらかじめ、規制ではないですけども誘導できるような、そういうものを公表しておくと。ここでその事業をやろうという人が誰もがそのガイドラインを頭に入れた上でプランを練っていただくという意味でのガイドラインは非常に有効だと思いますので、ぜひ実りあるガイドラインができますように、私も賛同したいと思いますので、一層努力をしていただきたいと思います。以上です。