ニセコ町議会 令和3年第9回定例会 2021年9月14日
ニセコ町の豪雪対応での問題点と課題について
2021年9月14日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ニセコ町の豪雪対応での問題点と課題について」質問し、町長 片山健也、都市建設課長 黒瀧敏雄、教育長 片岡辰三が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、都市建設課長 黒瀧敏雄、教育長 片岡辰三
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
議長、今日私、演台を用意させていただきましたので使用させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。一般質問に先立ちまして、ここに用意させていただきました演台は、ご近所にお住まいの出口稔さんが 100%廃材を利用して、わずか数日でこういう立派な演台をつくってくださいました。捨てればごみ、活かせば資源、そしてこのような立派な演台によみがえったことは、地球環境を守るために大きな意義があると思います。では通告に従いまして、一般質問を2件させていただきます。1件目、昨年の豪雪による甚大な被害はまだ記憶に新しいと思いますが、ニセコ町の豪雪対応での問題点と課題について、今後の雪害4対策をどのように検討されているのか、また、特におひとり暮らしの高齢者、老老世帯、障がい者等の生活弱者の支援について、町長のお考えを伺います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
おはようございます。本定例会、よろしくお願いをいたします。それでは斉藤議員のご質問にお答えいたします。議員ご指摘の豪雪対応での問題点や課題など、今後の雪害対策をどのように検討しているかについてお答えを申し上げます。現在、各公共施設につきましては、それぞれの所管が管理する各部署において維持・管理等を行っているところでございますが、積雪が多いときなどは施設が雪害の影響を極力受けることがないよう、巡回管理を行っているところでございます。また、昨年の雪による高齢者宅での甚大な被害の報告は受けておりませんが、高齢者などの皆様に対する除雪支援施策として、私道除雪サービス事業、介護及び生活支援事業での除雪サービス事業、住宅前通路除雪費扶助事業の 3 つがございます。令和 2 年度の各事業の利用実績は、私道除雪サービスが 4 世帯、介護等除雪サービスが 22 世帯、住宅前通路除雪扶助が 13 世帯というふうになっております。町としましてはそれぞれの事情に応じた支援を実施し、高齢者の皆様の福祉の向上に努めているところでございますので、ご理解をよろしくお願い申し上げます。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
町長、実はこの雪害なんですけれども、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が地球温暖化は人間活動によって起こることを疑う余地がないとの報告を発表しました。今世界中で豪雨・熱波が多発していますが、この地球温暖化によって逆に冬の間の大雪被害が増えてくる可能性を専門家たちが指摘していることをご存じだと思います。それでですね、今年 3 月に配布されましたニセコ町防災ガイドマップ、これございますね。このガイドブック、立派なのが今年 3 月に配られました。これを私は防災ですからじっくり読ませていただいたんですけれども、これを見ていますと決してこの内容を否定するつもりはないんですけれども、ただこの雪害に関する災害対策として、雪害対策として、最後の 25 ページにたったこれだけ、半ページしか載っていません。この内容で十分と言えるのでしょうか。それと、町長もおっしゃったようにいろんな対策はあるんですけれども、高齢者が確実に増えてきていると思います。そして昨年と比べて、今年はもう少しこういう施策を新たに入れたいとか、そういう計画というか、検討されていないのかなと思っています。それでですね、まず雪が降ったら除雪をしなければ外に出られませんので、その除雪中に事故が発生します。除雪は道路もありますし、また、屋根の雪下ろしもあるかと思います。それから、雪道での歩行者のスリップとか車のスリップ事故とか、毎年こうした事故は身近なところで頻発しています。必ずあるんですね。また、ニセコはパウダースノーとして海外からもたくさんの観光客が押し寄せて、冬そういうスキーヤーとかスノーボーダーとかの雪のレジャーへの備えはどうなのか。それから雪崩の問題もあると思います。先程申し上げたように、もっとこの雪害対策も必ずありますので、この原子力防災とかね、水害とかそれから土砂災害とか、そういうの起こりますけれども、この雪害対策だけはもう間違いなく5大なり小なりあります。そして最初に申し上げたように、地球温暖化によってますます過激になるのではないかなということが予想されてます。雪害というのは災害であって、必ず起こるもんですから、もっと強化していくことが必要ではないかと思います。実際に昨年、大雪が降ったんですけれども、いろんな事業者とかそれから高齢者事業団とかに頼んでも、全然人材がなくって 来ていただけない。そういう方があちこちで聞き取れました。除雪というのは非常に重労働であって、高齢者にはなかなかできないんですね。また高齢者が除雪をすると事故に発生することが多くなります。実際高齢でも頑張ってやってる方をあちこちで見かけますけれども、亡くなった方もいるんですけれども、本当に命に関わることが起こってきますので、これは今後もっと検討して力を入れてっていただきたいなと思います。除雪にはお金がかかります。もう少しかかりますけれども、昨年に比べて今年はもっとこういうことを検討するとか、そういう除雪サービスをもうちょっと向上させる政策というか、検討していただきたいなと思ってます。町は除雪のための人材をもっと確保する計画があるのか、また、昨年のようなたくさんの大雪が降ったときのことを考えて、それから除雪ボランティアですね、除雪ボランティアを組織する計画があるのか、どっかにあるのかもしれないんですけど、ちょっと私ははっきりわかりませんけれども。それから自主防災活動というのは、どのように組織して活用していただくのか、地球温暖化が進む中でニセコ町のような豪雪地帯ならではの安全安心な地域づくりのために、雪害対策をもっと強化していかなければならないと私は思っています。そのために、必然的に予算も増えてくると思いますけれども、町長その点いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの質問にお答えを申し上げます。今たくさんの課題を言われましたが、その中での除雪人材がいないという点につきましては、我々も同じような危機意識を持っております。今後民間を含めて、こういった除雪の対応の人材をどうしていくか、その点は考えていきたいというふうに思っております。それから気候変動のことも言われましたが、現在の国立防災科学研究所と昨年から協議をしておりまして、今年国の事業を採択していただいて、調査を進めようとしておりましたが、今回国の採択にはなりませんでした。来年に向けてはこのまま気候変動が進むとニセコ町はどのくらい降雨量、あるいは降雪量が、例えば30年後、50年後どういう変化をしていくのかという調査をしようということになっております。農業の干ばつ問題や様々な気象状況がありますので、これらを調査していただきたいということで、調整を事務レベルでしているところであります。また、おっしゃいましたボランティア組織や、特に自主防災活動組織を今防災担当のほうで進めておりますので、各地区で相互扶助のそういった自主防災の組織が一つでも多くできればいいなというふうに考えているところであります。よろしくお願いいたします。
答弁 都市建設課長 黒瀧敏雄(都市建設課長は2023年3月まで)
斉藤議員の質問にお答えしたいと思います。除雪のボランティア的なところとか含めまして、ニセコ町も職員組合含めて互助会でボランティアをやっていたり、あと消防関係でもボランティアで活動はしております。それと先程お っしゃっ6ていた除雪の人手不足っていう部分、正直これまでも何回かご質問いただいてお答えさせていただいているのですが、現在ニセコパブリックメンテナンス協同組合に委託しておりまして、正直なところ高齢化が進んでいるというのが大きな現象と、あと若い人たちがやはりなかなか除雪の関係で来ていただいていないという部分も正直課題にあるというふうに聞いております。毎年年に 1 度除雪を始める前に、そういう反省会や今後の方針をいろいろと検討しておりますので、そういった話題にした中で、今後その体制づくりも事業者のほうに協力をしていただけるようなことでお話を進めていきたいというふうに思っております。以上でございます。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
すいません、先程防災マップ等をお示ししたんですけれども、もっと知りたい今年の仕事の中でも災害に強いまちをつくるという、ここにあるんですけれども、この災害のところですね、126ページにちらっと書いてあるだけで、実際にこの雪害についてのことがほとんど何もないんですね。これはもっともっと私は検討していただきたいと思いますけれども、来年から今年1年かけてこの予算も含めて、これも載せてほしいなと思ってます。それからですね、雪というと雪害というように雪に対する負のイメージが目立ちますけれども、私たちはこの雪によって支えられてるものもたくさんあると思うんですね。ですから、雪についてもっとよく学んで、雪を楽しむことも大切ではないかと思っています。町はやはりニセコ町の雪について学ぶ機会ですね、新しくもない雪の問題ですけれども、改めてもっと雪をどういうふうに活用するか、どういう問題があるかということを、町民の皆さんに学ぶ機会っていうか、雪について知る機会を設けてはどうかと思います。それと、児童・生徒の学校で雪について学ぶことについても、ぜひ進めていただきたいと思いますけれども、それはどうでしょうか。これは教育長にも伺いたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)
雪についての学びということで、児童・生徒、小さい頃から負のイメージだけではなくて、それによって恩恵を受けているニセコ町という実態もありますので、子どもたちにはこれまでもスキーにより親しむですとか、そういった雪への取組といいますか、そういったことはこれまでも進めてきているところでございます。今後とも子どもたちにはそういう自然というものを含めて、前向きなそういう受け止め方もできるように進めていきたいというふうに思います。以上でございます。