みんなの議会

ニセコ町議会 令和3年第9回定例会 2021年9月14日

JR函館本線並行在来線存続の取組について

2021年9月14日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「JR函館本線並行在来線存続の取組について」質問し、町長 片山健也、企画環境課長 高瀬達矢、総務課長 福村一広、副町長 山本契太が答弁しました。

質問者
高木直良 議員
答弁者
町長 片山健也、企画環境課長 高瀬達矢、総務課長 福村一広、副町長 山本契太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 高木直良

3問質問しますが、最初にJR函館本線並行在来線存続の取組についてお尋ねいたします。7月30日の町民との意見交換直後の8月6日「北海道新幹線並行在来線対策協議会第9回後志ブロック会議」において交わされた各沿線首長の発言からは、在来線存続の意欲をあまり感じ取れず、「函館線(函館小樽間)旅客流動調査・将来需要予測・収支予測調査」の結果を前提にした意見交換に終わっていると思われます。そこでお尋ねいたしますが、13(1)公開された議事録を読む限り、第 9 回ブロック会議での片山町長の発言は多いとは言えません。町民との意見交換を踏まえて、町長はどのような思いで、このブロック会議で発言をされたか、ご紹介願いたいと思います。(2)これまでの協議会の延長では在来線を守ることはできないと強く感じております。沿線自治体が提示された初期投資額や毎年の経常赤字額をそのまま負担することは事実上不可能だろうというふうに思います。明らかだと思います。公共交通を守る国の責任を明確にして切り込んでいく論陣を張るべきではないかと思います。(3)ホクレン農業協同組合連合会は「北海道産農畜産物の抱える物流課題と今後の対応について」(2020 年)、それから北海道経済連合会は「北海道における食関連産業を支える物流のあり方」( 2018年)を公表し、それぞれ鉄道(JR貨物)による農畜産物輸送の必要性を訴えています。物流、とりわけ農畜産物輸送に果たす鉄路網の役割、重要性を強く、打ち出すべきというふうに考えますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの高木議員のご質問にお答えいたします。まず(1)のご質問でありますが、本年 8 月 6 日に開催された第 9 回後志ブロック会においては、収支予測の見直し、赤字額の改善、2 番目としてはバス運行ルートの検討、それから 3 番目としては今後の進め方について協議をしております。私からは 7 月 30 日に開催させていただいたニセコ町での意見交換会において、国の責任において鉄路を維持すべきとの意見も多く出されたことを踏まえ、1 点目としては並行在来線を第三セクター運営とした場合の関連経費のさらなる精査、それから 2 点目としては具体的な運営計画、3 点目としては有識者を招いての検討会の実施をお願いし、今後さらに熟度を上げていただきたいという発言をさせていただいたところでございます。(2)でありますが、協議会では一つとして第三セクターによる全線鉄道の維持、それから 2点目としては全線バス転換、3点目としては一部鉄路を維持し、他はバス転換の3つの案を中心に検討を進めておりますが、いずれの案を選択した場合においても、議員ご指摘のとおり赤字額を自治体のみで負担することは不可能であり、国の支援が不可欠であるというふうに考えております。本協議会を初め、あらゆる場面において国に対し財政支援していただけるよう要望を行っていきたいと考えております。(3)のご質問ですが、渡島ブロック、函館・長万部において、第三セクター方式で鉄路を維持した場合、分離後 30 年間で累積 944 億円の赤字になると試算されております。調査ではJR貨物からの線路使用料を年間約 40 億円見込んでおりますが、非常に厳しい経営となることが予想されております。函館・長万部間においてはJR貨物による農産物の物流に大きな役割を担っていると認識しているところであり、議員ご指摘のこの問題については本協議会 15 市町村という狭域、狭いエリアで協議すべきことではなく、オール北海道、北海道全体のこととして議論すべき課題ではないかというふうに考えております。現在北海道において、北海道交通物流連携会議が設置されており、その中に物流対策ワーキンググループというのがあって、北海道大学の公共政策大学院の岸邦宏教授を座長とし、農協や漁協を初めとする関係者が北海道の物流について議論をしているところでご14ざいます。今後、こうした北海道で行われている物流対策の検討状況についても、情報収集に努めてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

議員の質問 8番 高木直良

今お話しいただいた第 9 回の状況はわかります。ただですね、この第 8 回の時点で示された工程表というのがございまして、この工程表によれば 9 月中にも方向性、方向性という言葉ですけれども結論を出すような行程表でした。それに対して幹事会等でこれはあまりにも拙速というか急ぎ過ぎだということで、第 9 回のときにはそれを若干伸ばしたと。若干なんですよ。つまり何かっていうと、9 月と言ったのを年内にした。これだけなんです。それで、今町長がおっしゃられたような国の責任が欠かせないということなんですが、例えば私は、 6 月あるいは去年の 12 月の議会でも質問いたしましたけれども、国の支援の在り方として上下分離方式というものがあって、これどうでしょうかということで、6 月議会では片山町長からはそれを一つの考え方で非常に前向きに捉えていただいたと思います。しかし議事録を見る限り、町長から 9 回のブロック会議の中ではこういった提案はされておりません。あるいはこの上下分離方式について、研究したり検討するということを提案されてないということです。それで私がですね、渡島ブロックのほうですね、後志ブロックじゃなくて渡島ブロックのほうの議事録を読みましたら、既に昨年の段階で複数の市町村から上下分離方式について検討すべきではないか、あるいはもうヨーロッパなどでは当たり前になっているのに、これを検討する必要があるんじゃないかという発案を具体的にされています。それと比べてみて、私は今申し上げた町長の議会答弁も含めて、このブロック会議のあるたびにそういうことを言うべきだと思うんです。今のお話ですと国の責任といいますか、国が支えていただかないと沿線自治体だけでこれを支えていくことは、第三セクターになった場合ですね、できないというふうに思われてるわけです。そのことの影響が市町村の発言を見る限りは、現在バス転換のほうにかなり傾いた発言になってるんですよね。まず一つ確認したいのは、この年内の方向性の確認ていうのは 9 月とそう変わんないんですよ。具体的に 12 月議会を経れば、結論を出せるかのような発言が市町村からいくつかされてます。ですから、まず年内に方向性を決めるってこと自体がですね、問題であるということを強く言っていただきたい。このことは町長自らね、去年の 7 回ブロック会議では 5 年前というのを早めて欲しいと。その際言ってたのは 23 年度なんですよ。23 年度中にでも結論を出したいというのは、それ以前の開業 5 年前から比べれば少し手前なんですよね。今決めようとしてるのは、年内って言っているわけです。これ絶対押し返さないとまずいと思います。先程貨物のことでご紹介ありましたけれども、道の中にそういう検討会ができて、これから道全体のことを考えるわけですよね。その結論がないまま 12 月、年内に後志ブロックなり、小樽・函館間の結論を出すというと、全く順序逆じゃないでしょうか。少なくとも今町長が紹介されたチームが道であるんだとすれば、その検討結果を待って、この残渣についての第三セクターにしてもですね、存続について初めて有効な議論になるんじゃないですか。今のままでしたらですね、年内にバス路線のことでもう決めてしまうというふうになりかねません。ただお金の比較だけですから。赤字額が多い少ない。ですからこれは、まずは時期を押さえてしまうというか、年内に方向性を決めるってこと自体は無茶であるということをはっきり15言ってほしい。それから、上下分離方式を強く訴えて、具体的に国の支える方式ですね、国の責任というものを明確にするように、ブロック会議の中で議論を起こしてほしいんです。協議会の目的には調査・研究・検討というふうになってるんですよ。上下分離方式について研究・検討したらどうでしょうか。そういうことになってはじめて、今おっしゃった国の責任、あるいは国が支えなければできないってことを明確に発信できるというふうに思うんですが、いかがでしょうか。

答弁 企画環境課長 高瀬達矢(企画環境課長は2023年3月まで)

はい。ただいまのご質問のスケジュールの件でお話しさせていただきたいと思いますけれども、先般第 9 回のブロック会議、私も随行人で出席させていただいてるんですけれども、その中では道の考えとしては今後 10 月、もしくは 11 月上旬になるかもしれませんけれども、そこに向けて今回のいろんな収支の検討とか調査内容等の最終報告を協議会のほうにさせていただきたいというお話がありました。今年ニセコでは 4 月に住民説明会を開催させていただいてるんですけれども、他の町村では大きな動きがなくて、最終報告を踏まえて皆さんこれから動き出すというような感じでございます。それを踏まえて 12 月議会を各町村で迎えると思いますけれども、こちらで議会との議論もお話をして、その後協議会として各町村の方向性等も確認していきたいというようなことで、ペーパーでは 12 月とかっていうのもありましたけれども、発言の中では 1 月にずれ込みざるを得ないところもあるんではないかということで、うちの町長からも蘭越の町長さんからも、もう少し幅を持たして検討の時間をいただきたいという発言をさせていただいているというようなところでございます。それから、上下分離方式のほうですけれども、試算というんですか、鉄道の部分を行政なり国でということで、運営を三セクでしてはどうかということでございますけれども、私が企画環境課に来てから上下分離方式の発言があった町もあったんですけれども、具体的に深く議論はあまりされていないのが実情です。ただ上下分離にしたからといって、相対的にかかる部分について削減等々ができるものでなく、逆に膨らむというような道のお話もございました。恐らく高木議員の提案は、いわゆる線路とかトンネルとか橋は行政が責任を持って、それ以外の運営を三セクでやると。そうすれば三セクのほうから見ればこんな大きな赤字ということには当然ならないので、ただそれには国に対して相当の何て言うんですかね、お願いをしていかなきゃならないことで、現在国交省の資料を見ますと地方の鉄路は 95 路線あるようで、そのうち 46 ぐらいが三セク方式でやってるんですけれども、やはり国のほうから運営費に対して大きな支援がなく、いわゆる廃業に至っている、この 10 年相当数の数で廃業になってるというのが実態のようでございます。だからこのへんについては、北海道だけでなく全国で国に対して、この地方路線の公共の足を守るという意味で要望するしかないのかなと。ちなみに北海道とか運輸については、渡島のほうで既に三セクの鉄路、いさりび鉄道ですか、ありますので、北海道知事も毎年国のほうには強く、こういう運営費等の要望についてもしているというふうにお聞きしてるところでございます。以上でございます。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

上下の状況につきましては今高瀬課長から説明したとおりでありますが、16道のほうではこの長万部・小樽間については距離が大きい、それから本当に老朽化したトンネルあるいは橋梁、こういった現状から上下分離は難しい、ハードルが高いというお話は聞いております。私ども検討してる中では、貨物というのは非常に重要で、例えば有珠山や樽前山というところが少し将来のリスクとして残るわけであります。そのときにやはりこの函館の山線って重要ではない かということをずっと主張してきたわけでありますが、現在のところ長万部・小樽間においては現在の貨物自体が走れない、構造が変わっているということで、いわゆる貨物収入としてのものは見込めないというふうに説明を受けているところであります。実際上お金のことだけでないかって言われますけれど、全国もう既に並行在来線が廃止されて進んでいる中で、ここだけ特別にっていうことは相当ハードルが高いのではないかと思っています。しかし、お願いだけはこれからもしていきたいというふうに思っております。それから期日の関係を言われておりますが、これまでは新幹線開業の 5 年前に決めるということだったんですね。本当にそれまで引っ張ってていいのかと。結果的にその 5 年になって、いよいよ決めると、時間がないということで、大体こう結論が出てくるっていうのが今までの流れだったと思います。そういうことより、もっと早くいろんな数値を出しながら検討をできるだけ早くして、早く結論を出すべきじゃないかというのが私の基本的な考え方であります。そのためにこれまでもできるだけ早めるべきだと意見を出してきました。それは同時にそういう調査を道でしていただいてという前提がありますが、道でも今いろんな数値の精査をしております。たとえば並行在来線を残す決断をもしするとすれば、その財政負担をどうやってやるのかというのは、そんな簡単に 1 年や 2 年でできる問題では私はないと思います。例えばこれまでは鉄道を新たに、例えば特別列車みたいなもので収益を増やせないかということでJRのほうに聞いてみましたけれども、大体 1 車両4 億円かかるということであります。最低普通 3 両ぐらいは用意すると思いますので、そういった中で本当に運賃収入で赤字分の多少なりプラスになることができるかっていうと、それは実際上 12億円かけて車両を整備しただけでは到底できる話ではありませんし、その車両自体が今つくっているところが日本全体で 2 社ほどしかなく、3、4 年待ちっていうのは当たり前で、簡単にはいかないというような状況との報告といいますかね、そういうお話は聞いております。そんな中では現実の問題として、本当にその並行在来線でその膨大な経費といいますか、そういうものをやっていけるのかと。例えばトンネルはどうするんだ、橋梁はどうするんだっていうこともやっぱり詰めていかなくちゃならないと思います。そのために私は前回もバス路線も大事だけれども、並行在来線のほうもそういう熟度を上げていただきたいと。JRから例えば買う場合ですね、それが本当にどの額ということもJRと話し合っていただけませんかという趣旨の話はさせていただいたところであります。我が町、一町村だけのことでは当然ありませんので、それは他の町とも連携しながらこの在り方というのは引き続き検討させていただいて、12月に道から一定程度の方針といいますか、その判断材料が出されるというふうに思いますので、その結果を受けてまた町民の皆さんにも情報提供しながら、落としどころといいますか、こういう問題はこうやりましょうねというような話合いを進めていければいいなと考えておりますのでよろしくお願いいたします。17

議員の質問 8番 高木直良

今のご答弁全体を通じて思うのは、鉄路をどうしても残そうっていう非常に前向きなお話ではないというふうに感じてます。それで前の議論をしたことなんですけれども、町長もお認めになってるように分割民営化、そのこと自体がよく言われて三島、九州・四国・北海道、ここではもう赤字になるのは最初からわかってるということで基金が設けられたわけです。その基金の利率は全然もう想定、当時 6%、7%という利息を想定していたのが全くそんなのは成り立たないということで使い物にならなかったわけです。そもそも分割民営化に誤りがあったということであれば、これはやはり国の責任。国は公共交通全体、北海道だけじゃないです、全国の公共交通についての責任があると思うんです。道路には税金をつぎ込んでいます。道路もその公共交通のインフラです。鉄道も本来そうなんです。公共交通の重大なインフラですよね。国が責任を持つというのは、やはり元に戻って考えれば当たり前のことだというふうに思います。ですからそのことを強く発信するためには、例えば上下分離方式について研究していないわけですよね。報告も出ていないわけです。あくまでも今の仕組みの中で、全額第三セクター、そして沿線自治体が負担するということを前提にして赤字がこれだけですよ、バスは 10 分の 1 ぐらいです、二つ並べてどっちをとりますかって、それは本当に脅しですよね。私は 10 倍であったらそっちを選ぶっていうのはできないです。もし全額自治体負担だったら。だからそのためにはやはり沿線自治体首長さんがまず連携して鉄路を残すという前提に立ってほしいんです。それだったら年内に残すという結論を出して、開業まで 5 年、6 年、7 年あるわけですから、その間に国に対する要望活動を強めるとか、先程話に出た道全体で貨物輸送 について研究されていることの結論が出てきたり、そういうことをベースにして国に迫っていくということは私は必要なんじゃないかなと思います。まずやっぱり連携ということで言えば、特に新幹線駅ができない自治体がほとんどですよね。そこの首長さんがまず鉄路を残してもらわないとこの地域は沈没してしまうんだということを強く訴えていただきたいと思います。そして、今ポストコロナということが言われてますし、それからSDGsということがニセコ町としても強く発信して環境問題を取上げています。こういった視点から見た場合でも、鉄道運送というのはトラック輸送、自動車輸送から考えると、環境面でも圧倒的に環境には優しい、そういう交通機関です。大量に安定して全国網があるわけです、今現在。それを生かして、やはり今後の国民の生活、あるいは外から来る観光客、何よりもやっぱり産業に資するそういう鉄道になっていくんじゃないかなと。今なくしてしまうのももったいないですよ、本当に。鉄路を 1 回撤去したら元に戻らないですよね。人口減少とかあるいは乗降客が減っているという数字を並べて、もうあちこち少しずつ少しずつ削っていって、ネットワークができない、そういう状況に陥りつつあります。そういうことでぜひ新しい展望といいますか、社会の在り方、気候変動の話が先程ありましたけれども、そういう中でどういう公共交通網が必要なのかっていうことをぜひ訴えていただきたい。結論を出すんだったらまず鉄路を残すという結論を決めて、その上でこれから開業までの時間、先程言いましたように、それを支えるために国に対して強く訴えていく。道に対しても強く訴えるということをぜひお願いしたいと思います。18

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

基本的な考えは高木議員おっしゃるとおり、分割民営化自体が片一方では膨大な黒字で、全く新たな新幹線をつくるぐらい、失礼ながら内部留保があると。片一方はもう運営すらできないぐらいな赤字になっていると。これは分割民営化自体がどうなのかっていうのは私も基本的に同じ意見です。ただ、これだけ動いて歴史を刻んで、新幹線ができている中で、今現状でそのことはおかしいって言ったからって、何か変わるもんでは私はないと思います。それから沿線自治体が一致団結してって言われましたが、首長としていろんな場で首長同士意見交換あります。これまでもJRに何度か要請活動を実は行ってきております。その中でいろんな意見交換をやりますが、並行在来線を何とか残したいという首長さんの強い思いをお持ちになっている方は、私は残念ながらおられないように思います。余市まで残したいということを余市町長は一生懸命動かれております。それ以外で今現在、何て言いますかね、並行在来線何とかっていう、私の感覚としてはちょっとなかなか団結して並行在来線残そうと声上げるっていうこと自体に賛同いただける方はおられないという感じがしております。その中で、どういう選択肢が本当に住民の皆さんの生活を守りつつあるのかと。先程おっしゃったどのような公共交通が考えられるのかと。例えば環境負荷のない、どういったものが本当にいいのかと、電気バスとかそういったものでいいのか、それとも何かもう少し簡便な公共交通の仕組みがあるか、そういったものを考えると早めに結論を出して考える時間ってやはり私は相当必要ではないかと思います、2030年までに。そのためには、ある程度早めに結論を出して動かないと、結果的には住民の生活の利便を損なうことになるんではないかというふうに思っておりますので、そこは今流れているものは流れているものとして、きちっと意見を言わせていただきますけれど、やっぱり全体の中の合意形成でありますので、そこはあまり全然その議論を進行するのを妨げるようなことをしているという状況でも、今現在ないのではないかというふうに思っておりますので、道で今大変なご尽力をいただきながら調査をしている。その結果を待って、そこは住民の皆さんに生の数字を全部公開しながら、結論を得ていきたい、このように考えております。よろしくお願いいたします。

議員の質問 8番 高木直良

答弁漏れがあります。確認したいのですがよろしいですか。

議員の質問 8番 高木直良

先程貨物の北海道全体の検討会が持たれていると言いましたよね、そういう紹介がありました。そのこととその結論はまだもうちょっとかかるかと思うのですが、その結論を待たずにブロック会議、あるいはその協議会として、存続について貨物輸送も関係するわけですけれども、結論を急ぐっていうのはおかしいのではないですか。そこの考え方についてどう考えるかお尋ねします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

北海道交通物流連携会議、物流対策ワーキンググループ、この結論結果がいつ出るのかちょっと確認をして、またお知らせをしたいというふうに思います。そこの議論が重要でないかっていうのはおっしゃるとおりでありますので、進捗状況と具体的に今どういう方向な19のかは再度確認させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 8番 高木直良

株式会社エイブルからの人材派遣事業についてお尋ねいたします。8月31日の政策案件説明として、株式会社エイブルからの人材派遣の説明がありました。説明はこういった文書によっても行われましたが、内容や仕組みにはいくつかの疑問があります。以下、人材派遣受け入れの必要性や目的、根拠について伺いたいと思います。(1)今回の人材派遣受け入れは何を目的にし、また何を根拠としているのか。(2)企業版ふるさと納税(正式名称「地方創生応援税制」)との関連はどのようなものか。(3)「地域活性化企業人事業」(企業人材派遣制度)による協定のもとでの社員派遣(在籍派遣)との関連はどのようなものか伺います。

議員の質問 8番 高木直良

ただいまの高木議員のご質問にお答えいたしいたします。まずニセコ町として民間の人材を受け入れる目的は、民間企業との交流の推進、民間ノウハウの活用、ニセコ町が取り組むべき事業に対して民間視点による改善などがございます。他の機関からの人を入れることによって、広い視点に立って行政活動を行っていくことができるというふうに感じておりますので、町の発展にとっても大変有意義なものであるというふうに考えております。まず 1 つ目のご質問ですが、今回の株式会社エイブル&パートナーズの子会社である株式会社CHINTAI からの人材派遣を受ける目的として、株式会社 CHINTAI が培ってきた広報・宣伝活動のノウハウを広く行政に反映をさせていきたいと、町の情報共有施策に寄与していくということが挙げられます。特にSNSなどのアプリを活用した広報戦術は民間の企業のほうが優れており、 株式会社 CHINTAI の優れたノウハウを活用させていただきたいと考えているところでございます。また、株式会社 CHINTAI においても社会貢献・人材育成や、派遣される人材のキャリアアップなどが期待されているというふうに聞いております。2つ目のご質問ですが、企業版ふるさと納税との関連は直接的な関連というよりも、職員派遣を通して社会貢献の一環として、あわせてふるさと納税も行いたいという企業のほうの意向の申出を受けて行うものでございます。3 つ目のご質問ですが、この派遣は総務省の地域活性化企業人事業を活用して実施するもので、株式会社エイブル&パートナーズからの意向も聞いた上で本事業の活用を決めたものでございます。今後とも町の情報共有の推進に向けて、こうした人材を活用しながら努めてまいりたいというふう20に考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

議員の質問 8番 高木直良

9 月 8 日、道新にニセコ町エイブルさん受け入れということで報道されました。この報道内容は政策案件説明で出された資料にも共通するところがございます 。それでお尋ねしたいわけですが、この報道、あるいはこの資料によりますと、将来的に町内の住宅供給につなげたい、それから町の広報とは独立して観光PRや広報体制の検証など担当、それから同社による町内への投資を呼び込みたい考えということが報道されておりますが、これは正しい情報でしょうか。その上でお伺いしたいんですけれども、関連して今回派遣されてる方は、今町長からお話ありましたように広報について、例えばSNSの使い方についての民間の活用方法を町にも参考にしていくために、その方に来てもらうというお話だと思いますが、この方は確かに所属は株式会社 CHINTAI、あるいはエイブルと関係してるわけですが、エイブルの本業、あるいは CHINTAI の本業は不動産関係ですよね。ですがこの方の社内での多分役割は広報ということで、不動産部門については担当されていません。そういう方を一応派遣ということで受け入れるわけですが、これ報道によりますと将来的には町内の住宅供給に結びつけたいとか、町内への投資を呼び込みたいとか、そういう報道がされてるわけです。ちょっとその関係がよくわからないんですね。広報のノウハウをその方から受け止めたいということであれば、別に CHINTAI じゃなくてもいいし、エイブルじゃなくてもいいわけです。広報全般について民間のノウハウを町として活かしていきたいということでしょうか。ですからそこはこの報道、あるいはこの中にも似たようなことが書いてあるんですけれども、将来その株式会社がニセコになにがしか、住宅供給とか投資に関係することを期待されているのかどうか伺いたいと思います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

今回の派遣において、何か不動産部門、不動産といいましても CHINTAI さん自体が財産を持って何かしているわけでありませんので、あくまでも賃貸の中間的な仕事ということでありますので、それがニセコ町の不動産投資に結びつくというふうに私は全然考えておりません。エイブルさんのグループ含めて CHINTAI が非常にいろんなコマーシャルやPR、それから社会貢献の度合いも相当高いのはいろいろなニュースでお分かりかと思いますが、今回来られる方もそういったプロ的なことを熱心にやられてるというふうに会長さんからも人物評価をいただいておりまして、そういった方がニセコに来ることによって、一つはニセコ町全体の外に対する正しい情報提供、それと何より内部の情報共有をもう少ししっかりやりたいと。民間会社自体は今どういうかたちで会社が動いてるかと、きちっと社内報みたいなもので随時お知らせしていく仕組みがありまして、私たちの町の組織自体がまだまだ情報共有、職員同士、私も含めてこれからそういった民間のノウハウに学んで進んでいきたいと思いますので、大いに期待をしているところでございますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 8番 高木直良

今のお話からしますと、先程紹介した新聞記事、あるいは先日説明を受けた資料に住宅供給の話とか、あるいは投資に近いことを期待するかのような表現があるんですよね。21町民も新聞を読んでいます。これでいきますと、要するに会社自体の名前とかコマーシャルからの連想、そしてここに報道されているということになると、何かニセコ町に事業として進出するかのように受け止められかねない報道です。ただそういうことであれば、きちっとそうではないっていうことは明らかにする必要がありますし、それから、今SDGs街区を新しくつくるとか、町営住宅を新しくつくるとか、民間の進出に対する一定の補助で住宅不足を解決しようとしているというようなことと、どうなってんのかなっていうそういう疑念を持たれるんではないかなと思います。そういう意味で、今回の説明資料なり、この新聞情報についてきちっと誤解のないかたちで、町民に対してお知らせする必要があるんじゃないかなというふうに思います。それから庁舎内の情報共有にまだまだ不足があるということなんですが、それは例えばこういう方を職員として受け入れることによって、本当に改善ができるのかどうか。今回 1 年半ですね、こういう方がいろいろな業務、具体的な業務がどうなるかちょっとわかりませんけれども、そういった庁舎内での情報共有っていうのは、私はこの方にお任せするっていうか、そこから知恵が出てくるとはちょっと思わないんですよね。情報共有がうまくいっていないとしたら、町職員自身がそのことについて知恵を寄せ合うと。自分たちに何が欠けているのかということを話合いをすることによって、初めて改善が進むんではないかと思いますので、ちょっとこういう外部依存といいますか、もちろんそのノウハウが役に立たないとは言いませんが、重点としては庁舎内の情報共有についてはきちっと自分たちが自ら総括をして、改善をするということが大事ではないかなと思います。それからもう一つは企業版ふるさと納税についてなんですけれども、直接的には関連がないというお話でした。しかし、この政策案件説明の中にはこのふるさと納税との関係があるかのように書いています。このふるさと納税の役割として、企業側の場合パートナーっていうことで盛んにホームページでも発信してます。町のホームページに企業版のふるさと納税について、一つは企業にとってもメリットがありますよっていうことと同時に、町とのパートナーシップっていうことを非常に強調してるんですけれども、例えば直接関係ないと言いながら、ふるさと納税、株式会社エイブルもすると思われるんですけども、そのへんのパートナーっていうのはどういうことなのかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

議員の質問の中で答弁に不手際ありました。大変申し訳ありません。政策案件説明会の中で、予定活動計画の 7 ページ目の内容について答弁をさせていただきました。あくまでも今回の派遣自体が直接投資とかに結びつくような案件ではないということでご説明をさせていただきましたが、議員の皆さんへの政策案件説明の 4 ページに、ニセコ町としての期待ということで、そこに「将来的に」というようなことを書いておりますが、中身を読んでみますとやはり誤解をするような表現がたくさんありました。その点まことに申し訳なく不手際 ををお詫びげたいと思います。先方の会長さんとも私は 2 度ほどお会いをして、いろいろな人事交流のお話をさせていただきましたが、その中で投資がどうこうという話は一切ありません。先方に対してもご迷惑をおかけすると思いますので、その点心からお詫びを申し上げたいと思います。またこの資料につきましては、制度設計を含めて担当課長のほうからご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。

答弁 総務課長 福村一広(総務課長は2026年3月まで)

本件のことについて私のほうから説明させていただきます。8 月 31 日の政策案件説明のときに、私の説明とこの資料の内容について、少し誤解を招く表現であったことを深くこの場を借りて謝罪いたします。それで今回 4 ページに書かれている趣旨ですけれども、基本的には直接的な投資ということは文言にはないことで、私的には将来的に投資の効果が見込めるということで、直接的に今すぐに何かをすると記載したということではございません。将来的に何か、例えば今回もそうですけれども、人的なのか技術的なのか、そういったことも包含した上での投資という意味でございまして、当初2 ページ目にエイブル&パートナーズの会社概要を書いてございますけれども、エイブル&パートナーズ様については事業について不動産事業はメインでやられておりますけれども、後半のほうに旅行事業、ウェブアプリケーションなどシステム開発ネットワークなど、人材派遣もそうなんですが、そのほか調査研究・コンサルティング事業もやっておられますので、そういう様々な事業展開をされている中での技術的な助言だとか、そういったノウハウを将来的にニセコ町のほうに直接的ではなくて間接的にでも、そういう効果を見込めるのではないかという意味でここは記載したということで、説明がちょっと不足していたということをまずお詫び申し上げたいと思います。それからあと住宅不足の関係でございますが、これも不動産投資等とか仲介業をやっていただきたいということではなくて、逆に言うと今住宅の中でミスマッチとかという問題が起きていますので、そういったミスマッチを解消するための、賃貸業をやられている上でのノウハウとか技術的な助言を得られれば、そういったところで連携をしてそういった不足を解消するような取組ができないかということの趣旨で記載したものでございます。説明が不足しておりまして大変申し訳ござい23ませんでした。

答弁 副町長 山本契太

先程ご質問いただいた中で、職員間の内部の情報共有というところを外に預けてよろしいのかというご指摘をいただいたところでございます。そこについてちょっとご説明を申し上げたいと思います。もちろんおっしゃるとおり職員内部でのといいますか、役場内部での情報共有というのは、内発的に行うというところが一番肝要だというところはそのとおりというふうに思います。今回このことを町長のほうからお話をさせていただいたのは、先方の社員さんと今回来られる予定の方と私のほうもウェブでお話をさせていただいた機会がございました。その際に、ニセコ町のホームページを含めて、様々もう既に相当勉強してこられておりまして、ニセコ町では環境モデル都市のことですとかSDGsのことですとか、様々外に打って出ている状況をすばらしいことであるということと同時に、そういうことについての内部共有についてはいかがですかという問いをいただいた場面がございまして、それについては私のほうでもなかなか課題となるところはあると思いますという話をさせていただきつつ、それはどういう意図でそれを聞かれましたかということでお話したところが、自分たちの会社自体も様々な社会貢献のための事業を実施するんだけれども、その際にやはり内部の社員の情報の共有というのが 1 番大事だというふうに常々思っていると。でもそれがなかなか難しくてできないところがあって、そこを何とかしていくっていうことが、実際には外に向かって情報発信をすると同時に、内部の情報共有というのはすごく重要だということを、会社の中でも常に感じながら広報の活動をしているというお話をいただいたものですから、まさに感じるところは一緒ですねというお話をさせていただいて、ぜひぜひ外に打って出るときの内部の情報共有という部分のノウハウについても役場の中でもぜひ発揮していただきたいと。ついてはそれを一緒にさせていただくということについては楽しみにしておりますというお話をさせていただいた経過がございまして、そういう意味合いから内部の情報共有をということを今回来ていただいて実施していただく中の一つに取り入れているということでございます。以上です。

答弁 企画環境課長 高瀬達矢(企画環境課長は2023年3月まで)

私から企業版ふるさと納税の関連からパートナーというキーワードが出たのかなと思いますので、それについて若干ご説明させていただきます。企業版ふるさと納税は議員の皆さんもご承知のとおり、昨年度 2 年度からニセコ町もスタートをしておりまして、こちらの中でこういうパンフレットなんかもつくって、いろいろな場所にパートナーシップとか共感パートナーということで、仕組み自体は日本の社会では企業は寄附などの行為をして社会的な貢献を上げると。自治体側については実施主体、事業計画、地域再生計画というのを昨年度作成して、この事業にのっとっている企業からの寄附であれば企業版ふるさと納税のいわゆる税金の免除が受け入れるというようなものがございまして、この事業については事業主さんと我々自治体、町のほうで事業内容について協議をして整った時点で、議会に提案をさせていただき議決をいただいて進めていくというようなかたちのものでございます。そういう立場から事業主さんと実際事業内容に24ついてもお互い協議をして決めていくという意味で、パートナーというようなイメージのパンフレット等、ホームページ等に載せているというようなことでございます。以上です。

議員の質問 8番 高木直良

先程質問の途中だったので、今お答えいただいたことも含めて、改めて続きを質問したいと思います。今当町のほうからは先程の説明と資料との違いについて確認されたということですので、今後その資料の作り方、あるいは説明の仕方については正確を期していただきたいというふうに希望いたします。その上で今企業版ふるさと納税について事業者、寄附者と町とで内容を協議しながらというお話がありました。それでこの間の政策案件資料の中で、ふるさと納税という言葉が出てくるページがあります。それでちょっとややこしくなるんですけれども、今回の派遣の受入れの原資といいますか、先程お話があったようにこれは総理府ですか、内閣府ですか、地域活性化企業誘致事業ということでの交付金を原資に使うということなんですよね。ちょっとわかりにくくなりますのは、企業版ふるさと納税の中にも人材派遣型っていうのはあるんですけれども、それとは違うんだっ ていう説明なんですが、資料にはふるさと納税っていうことを構造の中に書いてあるページがありまして、ちょっとややこしくなっちゃうんです。その上で、従来型のふるさと納税は条例化されています。ところがこの企業版ふるさと納税についての宣伝は先程お話あったようにパートナーとか、今追加説明で協議ということがあるんですが、できるだけ明確にするためには、このための企業版のほうに該当する条例、それに特化した条例が私は必要ではないかというふうに考えます。と申しますのは、これから出てくる補正予算にも絡むんですけれども、企業版ふるさと納税によって一旦受入れて、それをどういう事業にするかというと、納税した企業に関わる事業になってお金を還流してくんですよね。そのへんが自治体の事業と寄附した企業との間のお金の結びつき、純粋にお金を使ってくださいっていうんじゃなくて、それがまた企業に戻っていくというかたちが今目の前にしてる事例じゃないかなというふうに読み取れてしまうんです。ですから、一定の企業と自治体との関係が全部駄目ってことではないですけれども、一定の節度というかルールというものが必要じゃないかなと思います。企業側にも有利ですよって一生懸命宣伝している中に、そういった企業の広報もしますみたいなこと書いてあるんですよね。要するに企業のこういう活動をしてますよっていうことが、町の広報を使って宣伝をするということが含まれています。ですからその辺もトータルに考えて、企業からお金を受け取るなというわけじゃありませんが、その関係については条例で明記していくということが、私は必要ではないかなというふうに考えてます。そういうことで、今回のことの事例にしながら、できるだけ透明で公正な企業との関係、パートナーシップという言葉は何となく曖昧な言葉じゃないかなと思いますので、その辺も条例の中で何がパートナーシップなのかということを明示していただきたいと思いますがいかがでしょうか。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの質問にお答えいたします。企業版ふるさと納税の制度自体は国の制度にのっとって、ふるさと納税企業版を受け入れるきち25っとした計画をつくってくださいと、それに基づいて進めてくださいっていうことでありましたので、条例まで必要だという認識を持っていませんでした。他町村も調べて、やっぱり透明化するっていうのは非常に重要ですし、町としての姿勢をあらわすのは条例として重要だと思いますので、その辺ちょっと勉強させていただいて進めたいと思います。あわせてパートナーという意味の定義付けですね、それもやっぱり明確にすべきということでありますので、その辺も含めて検討させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

出典:ニセコ町議会 令和3年第9回定例会 2021年9月14日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる