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ニセコ町議会 令和3年第6回定例会 2021年6月22日

在宅医療・介護サービスと自宅での看取りについて

2021年6月22日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「在宅医療・介護サービスと自宅での看取りについて」質問し、町長 片山健也が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
町長 片山健也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

3件目、在宅医療・介護サービスと自宅での看取りについて、町長に伺います。2030年から団塊の世代が80代になり、2040年にかけて多死時代に入ります。内閣府の高齢者の健康に関する意識調査によりますと、最期を迎えたい場所として自宅を希望する人は 54.6%で、男性は62.4%、女性は48.2%となっています。半数以上の高齢者が自宅で最期を迎えたいと考えています。このデータはちょっと古くなります。内閣の2014年、高齢者の意識調査のデータです。最近ではちょっと見つからなかったのですみません。住み慣れた自宅で安心して介護を受け、必要な医療を受けられる環境を確保することが、これからますます重要になってくると思います。介護サービスの充実を図ることで、施設に入所しなくてもいい状況をつくっていくことが必要ではないかと思います。また、病院ではなく、在宅での看取りを選択できるように、在宅医療の体制の充実を図ることは緊急の課題と考えます。今後の在宅療養と医療介護を含めて、在宅での看取りについての町長の見解を伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

現在、ニセコ町で受けられる在宅での介護サービスは、社会福祉協議会のヘルパーさんが行っている訪問介護サービスや、地域包括支援センターで手配などをしている福祉用具のレンタルサービスなどがございます。また、要介護認定非該当の方につきましては、外出支援サービスや軽度生活援助など、町単費での支援制度がございます。在宅医療につきましては、倶知安厚生病院が運営するようてい訪問看護ステーションの事業所がニセコ町内のデイサービスセンター内にあり、ニセコ町民では 10 名程度が利用されております。そのうち 4 名は在宅療養、看取りの前段階ということでありますが、を目的とした医療を受けているところでございます。またニセコ医院では、以前から行っている往診を継続いただいておりまして、必要に応じての在宅医療を提供していただいているところでございます。町としてはこれらサービスや制度を関係機関と連携し、活用することによって、在宅での支援充実を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

高齢者が集まるとですね、必ずと言っていいほど日常生活、家事も含めて、去年できていたことが今年はできなくなったとか、非常に不便に感じられるようになったとか、それから病院とか病気の話、お葬式の話とか、お墓の話ですね、尽きないほど出てきます。それほど身近な問題であって、切実な問題でもあります。年々老若男女を問わず、ひとり暮らしの人がどんどん増えてきています。そしてまたこういう話は若い人にもね、自分の親が高齢でお世話どうしようかということで、結構関心ある方が増えています。私、ついこの間ですね、「在宅ひとり死のススメ」、上野千鶴子さんの本、これ 1 月に発行されたんですけれども、もう 125 万部を突破してミリオンセラーになっています。決してこれを宣伝するわけではないんですけれども、宣伝しなくても非常に有名ですので必要ありませんけれども、私も17今回の質問についての問題が、現段階で非常に書き尽くされているので、町長もぜひ読んでいただきたい、副町長も皆さん読んでいただきたいと思っています。この本はですね、企画環境課の佐藤係長にお渡しして読んでくださいということでしたけれども、ざっと読みましたということで、どこまで読んでいただけたかわかりませんけれども、ぜひ読んでいただきたいと思ってます。この本の中で繰り返しになりますけれども、私がまさに求めていた在宅医療、在宅介護、自宅での看取りについて知りたいことが全てと言っていいほど書き尽くされている感じはします。ただ、ですからこれ、あえて質問しなくても書いてあるということになるかもしれませんけれども、ただこの内容のことがですね、今町長は現段階でこういう状況ですということを説明されましたけれども、最初に申し上げたようにこれからですね、今団塊の世代が2030年から皆さん80代になって、そして本当にたくさんの方が亡くなっていく。それに対して対応できるのか。そして特に介護の問題ですね、それが非常に大事になるんじゃないかなと思っています。そのことについて見通しというか、それについてどう考えていらっしゃるのか。訪問ステーションがあって看護師さんが訪問するとか、それからそういう話もありますけれども、それで足りるのか。それから、訪問医療ですね、お医者さん、ニセコ町でしたら、ニセコ医院の先生、地元では河合先生しかいらっしゃらないのかなと思うんですけれども、それで果たして間に合うのか、その辺のところ 、今後の見通しを町長に伺いたいと思います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

日本はもう多死社会に突入するということで、これはいろんな首長の介護のネットワークだったり、プラチナ構想ネットワークの会議でもたくさんの話題が出ているものであります。現状の認識としては、現状のままだと相当厳しいと思います。国自体のこういったものに対する予算化のシフトも必要ですし、私たちの町自体も考えれば、いかに広域連携をして、例えば羊蹄医師会の皆さんとのご協力を初め、様々な広域連携のネットワークが必要ではないかと考えておりますので、引き続き国への要望活動、これまでもやってきたとおりのことを継続するとともに、羊蹄山麓を初め、後志町村会等そういったネットワークの中でも議論をして、来るべき高齢化社会、また多死社会に向かっていきたいと考えております。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

町長から今そういうお話をいただいたんですけれども、人間みんな 100%、どんなに共有社会になっても死を逃れる人はいません、みんな平等に死を迎えることになると思います。ですから本人の希望をかなえられる選択肢がどれだけあるかということになると思います。先ほど 1 番最初に申し上げたように、在宅、自宅で安心して見とりたいと。看取りたいという人が多いことは事実です。先ほどのデータはちょっと古いですけれども、これはむしろ私は増えているのではないかなというふうに思っています。今年に入ってからですね、毎月町民センターで役場の保健福祉課から保健師の方に来ていただいたり、そして、ニセコの地域包括支援センターについて伺ったり、それからニセコ、それは皆さんの希望でニセコ介護ニコニコタクシー来ていただいて、それからニセコハイツの施設長さんにも来ていただいてお話を伺ってきました。それで気がついたことなんですけど、まだまだこの町にこういう施設とか利用の仕方とか、そういうことをあまり知らない方も結構いらっしゃることがわかったんです。ですから、高齢になってもね、80 代になっても利用されていない方は不安を抱えながらもどこでどうしたらいいのかなという心配を抱えています。急に必要になって慌てることのないよ18うに、普段からですね、いざというときにこういう方法がありますよっていうことを、町からも発信することが大切ではないかと思っています。これよく繰り返し言われるんですけれども、2019 年の日本人の平均寿命というのは女性は 87.45歳、男性 81.41 歳。90 歳を超えて生きる確率は女性が 2 分の 1、男性が 4 分の 1 以上と言われています。その期間ですね、何らかのフレイル期間、フレイルっていうのは自分だけでは生活がちょっと難しい、支援が必要だっていう。女性の場合は 12.35 年、男性の場合 8.84 年というデータが出ています。女性のほうが男性より 4 年長い結果が出ています。その間介護サービスが必要になってきます。これまでのお話で町民センターとか、いろんな方のお話聞いていますと、何よりもやっぱり問題は介護サービス、介護をしてくださる人材を見つけるのが非常に難しいというお話でした。ですから超高齢社会に向けて、介護サービスがどこまで適切に受けられるかということは非常に大切だと思うんですけれども、これの見通しですね、これはもう一度伺いますけれども、確保するということに対して町はどのような努力というか、していらっしゃるのか伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

斉藤議員が提案されていることは実は大変大きな問題で、後志広域連合を含めて広域行政体の中でも、例えばそういった介護施設の問題、あるいは在宅介護、といっても在宅介護できる環境、マンパワーの問題が大変大きい要素となっております。現在の介護、特に福祉関係はですね、これまでもマスコミ等でたくさん話題になっていますけど、人件費自体が大変低く抑えられている。結果的にはいまだに低い実態のままというところが大変多いわけであります。そういったいわゆる労働環境をいかに改善していくか、そのことによって若い人たちがそういった介護の場に積極的に参加するような社会環境をつくっていく必要があるというふうに思っております。ニセコ町として町内のこれまでの人口と役所なりそういった組織体制をみて、全てをここで完結できる状況には全くないと思っています。いかに広域での連携をしていくかということを進めていくしかないと思っておりますので、後志広域連合をはじめ、そういった各町村の連携を深めながら、お互いの弱いところを助け合う、そして施設においてもそれぞれのところがありますし、そういった人材育成っていうのは非常に重要だと思っていますので、そこのところはしっかり連携をとっていきたいと思っています。教育委員会とも話しておりますけれど、例えばニセコ高校にそういった介護の、ある一定程度の資格を取れるような研修会を設けることができないかといって、いろいろ協議は現在もう進んでおります。しかし、実はなかなか生徒からの希望者がいないということです。他の町村に聞いても、昔は 10 人 20 人いたものが今希望者が年間通して数人しか手が挙がらない。だから地域でのそういった介護の資格、ヘルパーさんを初めとしてそういった介護福祉士の資格を取りたいと言っても、手が挙がってこなくて研修会もしづらいというような実態もありますので、その辺意識啓発も含めて、また我々も勉強しながら連携強化を進めていきたいというふうに考えておりまので、よろしくお願いいたします。

出典:ニセコ町議会 令和3年第6回定例会 2021年6月22日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる