ニセコ町議会 令和3年第2回定例会 2021年3月16日
ニセコ町開町120年史の発行について
2021年3月16日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ニセコ町開町120年史の発行について」質問し、町長 片山健也、副町長 山本契太が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、副町長 山本契太
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
では、2件目に参ります。ニセコ町開町120年史の発行について。ニセコ町は、今年開町120周年を迎えるに当たりニセコ町120年史を発行するとしています。120年史発行の趣旨は、ニセコ町100年史の収録分以降の20年間、2001年から2020年の歩みを町史にまとめて記録し、その概要を町民全体で共有し、この20年間がニセコにとってどのような特徴を有する時代となりつつあるのか、町民が自分の関心に沿って親しみを持って受け止められるように発行するとあります。内容は、史実としての記録性を重視するとともに、住民主体のまちづくりを進めてきた20年間であることを住民目線で振り返ることができるような町史の編さんに留意するとあります。この企画は2020年7月から始まり、今年1月にほぼ完成していると伺っておりますが、ニセコ町120年史は予定どおり発行されるのか町長に伺います。なお、3月9日火曜日の行政報告におきまして、町長は令和2年度第2回120年史編さん委員会について以下のように記されています。12月14日、町民センターにおいて出席者、委員5名、副町長、事務局3名、集落支援員1名の計10名出席の下で、内容は各領域史、作業工程表、装丁概要ほかと書いてありますが、その際に、そこには書いてありませんでしたが、口頭でなお町史につきましては簡易型の記念誌を発行するということにしておりまして、150年を目指して125年と25年刻み、4分の1世紀を発行する方法で調整させていただいているということでありますと述べられておりますが、120年の町史が125年史へと変更の件について町長のお考えを伺います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの斉藤議員のご質問にお答えいたします。本町では、令和3年度秋に新型コロナウイルス感染状況を鑑みて、小規模ではありますが、開町120周年記念式を開催する予定でおります。また、併せて町史を発行しようと準備を進めておりましたが、今回の町史につきましては開町100年に発行したニセコ町100年史の後の20年の歩みを編さんすることを趣旨に進めてまいりました。しかしながら、歴史的文献としてその編さん、発行については20年刻みではなく、50年、100年刻みとすることが町の歴史の継続性や後の編さん、発行作業においても持続性を担保できるものと判断し、5年後の125年に向けて検討を進めていくこととしております。今回の120年に当たっては、20年の歩みをまとめました町史のダイジェスト版として記念誌を発行する予定として現在予算提案をさせていただいております。記念誌には年表の整理もし、町民の皆様が見やすい記念誌となるよう配意してまいりたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いを申し上げます。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
町長今答弁でおっしゃいましたけれども、120年から125年、50年、100年刻みですることというふうにおっしゃったのですけれども、私はこれまでのホームページとかいろんなことで120年史についてちょっと見てみましたけれども、そういったことは一切そこには述べられておりません。そして、実はこの件に関して編さん委員会の委員長、副委員長、委員の方々にお聞きしてみましたら、全く寝耳に水という、何も聞いていないという、また決定もしていないというお答えでした。ですから、この委員会というものでは何も決まっていないわけですから、この点について町長、どんなふうに、どのように考えられているのか、そこをお聞きしたいと思っております。そして、やはりニセコ町はまちづくり基本条例というのがあります。こうしたことについて実は、町長にはこの条文というのは頭の中にしっかりしみ込んでおられると思いますけれども、まだそこまではいかない方もおられると思いますので、ちょっと一応確認させていただきたいと思います。基本条例の第3章の情報共有の推進、第6条に意思決定の明確化とあります。第6条には、町は町政に関する意思決定の過程を明らかにすることにより町の仕事の内容が町民に理解されるよう努めなければならないとあります。そのまた解説が大変重要なのですけれども、行政の透明性の確保を恒常的な姿とするものです。意思決定の過程とは、町長が政策意思を決定するまでの過程、すなわち政策意思の形成過程全般をいいます。また、町長が町の代表者としてどのような情報や案に基づき、どのような議論を踏まえ、どのように考え、いつどの時点で判断したかなどの政策決定の過程を明らかにすることは当然の責務であり、住民自治を進める最低限の義務であると考えます。政策意思の決定に当たってはこれらの経過を町民に説明する責任、説明責任があり、町は積極的にお知らせ、公表、説明することに努めるよう規定したものなのです。そこで、さきに申し上げたように、その過程が今回はまだ行われていないのではないかと思います。そして、お聞きしたいのですが、町長はこの編さんに関してもともと書いていたものを、予定を変更したということについて、これは大変重要なことだと思っております。120年史から125年史へ変更した本当の意図は何なのか教えていただきたいと思います。率直に伺いまして、町史の中の町長はどこが納得いかない、気に入らなかったのか。そして、もし載せたくないこととか、あるいはもっと載せたいこととかあれば、明確に指摘されて、編さん委員会で議論されてはいかがかと思います。まず、そのプロセス、これを大切にするのがニセコ町のニセコ町まちづくり基本条例に、町の憲法に従った一番大事なことだと思います。その点について町長に伺いたいのですが、式典まではまだ半年もありますので、委員会なりいろんな場で議論する時間は十分あると思います。そして、その過程は町民にも公表していただくようにお願いしたいと思います。今まさにニセコ町まちづくり基本条例が本当に生きているかが問われる問題ではないかと思っております。町長、ご意見を伺いたいと思います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
120年記念町史編さん委員会、それから支援いただいた梅田さんも大変ご尽力いただきまして、心から感謝をしているところであります。町史出せなくって、20年では出さないということにしましたので、誠に本当に残念な極みというふうに思っています。これは、予算査定の中で判断をさせていただきました。議員ご承知かと思いますが、今年12億円ほどの予算乖離があって、それを埋める作業をやっておりました。昨年は、税収自体が大体1億円ぐらい伸びる計算で予算査定作業に入っていました。今年は税収が逆に1億円以上減るという状況で、特に大きい問題は入湯税、これ純粋な町の税金として入っているものが6,000万円昨年も減り、今年もほぼ大体このコロナ禍の状況にあって減るのではないかということで、総務の財政担当含めて実は今回相当厳しい査定をしました。職員から上がってきた恒常的な、経常的な経費も実は相当削りました。この場でかなり激しい予算査定ありましたけれども、総務課長含めて相当困難な財政の編さん作業ではなかったかと思っております。その中で私のほうの強い思いとして、20周年記念誌出したいというふうに思っていましたが、やっぱりどこかで町長だからといって全部予算つけるわけにはいかない、職員にも苦しい思い本当に今回させていただきました。道路の白線のそういったものまでも相当実は落として切り込んだり、担当から上がってきて、総務課長や財政係長、相当厳しい中でやってきました。その中で最終的に予算、町史の分、全体で462万8,000円についてはそれを落として、その代わり町史のダイジェスト版記念誌を作ろうということで、印刷製本費63万4,000円、これ実際もうちょっと増える可能性もありますが、を予算として計上したということであります。それと、いろんなご意見いただきました、この間。やっぱり50年、100年刻みにすべきでないかということもありましたし、プラスの意見ばかりでは当然ございませんので、そういったものも総合的に判断をして、今回は我慢しようということにさせていただきました。この間例えば120年記念に当たっては通常はよく音楽コンサート、80年のときもやりまして、50年のときもやりました。いろんな札幌等のそういった音楽関係者呼んだり、それから記念植樹をやったり、小学校、中学校でいろんなもののイベントを加えたり、NHKの喉自慢を呼んだときもありました。そういったことですとか、特に私は有島記念館の周辺に植林ぐらいはしたいというふうに思っていましたが、それらの予算も今回は全て削りまして、120年の記念式典までいかないですけれども、記念式をやろうと。そして、本当に質素です。これまでの皆さん、今洗い出し作業やっておりますけれども、ご功労があった人に感謝状とちょっとした記念品だけということで簡素にして、それから外部からも来賓を招待しないというか、そういう形で本当に質素にやろうということにして、今回予算計上しておりますので、予算の中でもまたご審議賜ればありがたいなと思っておりますが、そういう大変厳しい状況にあるということ、ぜひご理解賜ればありがたいというふうに思います。以上でございます。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
今町長は財政難とかいろんなことを述べられたのですけれども、それがもしあるとしたら、まずは編さん委員会にかけて、こういう状況で今回は無理だとか委員の方々に諮ることもまだ、まず第一歩ではないかと思います。それで、私はあえてこのニセコ町まちづくり基本条例、意思決定の明確化というところを読み上げさせていただきました。それでまず、財政難を挙げているのですけれども、これ通常どおり120年史を発行しするとしたら、予算はどのくらいかかるものなのでしょうか。それを1点お聞きしたいことと、それから町長は50年、100年刻みでよいのではないかというふうに判断したということなのですけれども、どこでどういうふうに判断することに、町長お一人の判断でそうされたのか、そこをもう一回再確認したいと思いますけれども、何よりもまず委員会を全く無視しているのではないかということが問題です。それと、もう一つ、財政難ですけれども、私も12月議会でちょっと述べさせていただきましたけれども、本当にこれ税金を無駄遣いしているのではないかというところはあちこち私から見るとあります。ですから、そういうところをきちっともう一度見直して、無駄をなくして、それを集めるだけでもかなりの額、何百万円かになるのではないかなと私は思っています。ですから、この町史を発行するということは私は本当にニセコ町の庁舎を建設すると同じぐらい歴史に残るものですから、大切なものではないかと思っています。当然120年史は出ると思っておりましたので、また再三申し上げますけれども、委員会の委員長をはじめ副委員長も皆さんえっと寝耳に水、全く知らなかった、全くそんなことは決定していないというふうにはっきりおっしゃっていますので、そこはもう一度差し戻して、議論をして、なぜこうなったのかという説明責任、今申し上げたように、このニセコ町のリーダーとしての説明責任をきちっと、説明されて、その上で議論を重ねて、合意形成がきちっと成り立った上で進められるのならば分かりますけれども、そこはどのように考えられるのかもう一度伺います。それと、山本副町長にもお伺いしたいのですが、山本副町長、副町長というのは町長をサポートする立場です。ですから、町長のそうした決断に対して副町長としてどのように判断して、考えられたのか。副町長の責任もあるのではないかと私は思っておりますけれども、副町長にも答弁いただきたいと思います。以上です。
答弁 副町長 山本契太
それでは、いくつか、町長に聞かれた部分も含めてというふうになるかもしれませんけれども、ちょっと私のほうからもご説明申し上げたいと思います。内容の決定の部分については、先ほど町長のほうからお話しさせていただいた125年という区切りということ、それから予算の編成段階での、そこで120年については諦めるという形の決定をしたということであります。それに当たって、町史編さん委員さんからの意見を聞いたかということなのですが、昨年の12月に2回目の町史編さん委員会開いたという中では、このお話はしておりません。ただ、2回目の編さん委員会のときに次回、5月には改めてまた編さん委員会開きますということでお話をしておりますので、その前には編さん委員会を開いて、今の旨決定したと、こういう形でやりたいという旨については編さん委員の皆さんにお話をさせていただくというつもりでおります。それから、私の責任としてということである部分については、私も副町長になる前の、今でも事務取扱というふうにはなっておりますが、企画環境課長ということでの対応させていただいている中で、ある程度作業が進んだ途中でこのような内容というふうになったということについては大変申し訳ないという思いでございます。そういうことではございますが、125年ということの刻みと、それから予算の関係ということでこのような決定に至ったということについては致し方ないと考えているところでございます。それから、ちなみに町史編さん委員さんの皆さんにお聞きいただいたということなのですが、2回目の町史編さん委員会の中でも歴史的な文書としての町史については125年刻みがよろしいのではないかというご意見も出ていたということは、一応申し添えておきたいと存じます。以上です。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
税金はほかにも無駄がある、それらを他に融通したいということでありますので、ぜひ税金の無駄、ここが無駄だということもご指摘いただければありがたいと思います。私たちはご高齢の皆さん、それから赤ちゃんをはじめ、そういった全てのことをやっておりますので、ここが無駄だと思っている方が、ではほかの方がそれを無駄と思っているかというとまたやっぱり違う、いろんな価値感、多様な価値感ありますので、それは斉藤議員さんがこれは必要ないということがあればぜひご提示いただいて、それは予算にも議会議員の皆さんのご意見反映できますので、反映いただければありがたいというふうに思っております。予算についていくらかかるかということでありますが、町史自体の作業につきましては全体で印刷製本費も含めて462万8,000円が今回予算で削減させていただいた分ということでありまして、一応町史自体は全部作らないということでなくて、記念誌としてのダイジェスト版、町史のダイジェスト版を作るということで、印刷製本費として63万4,000円見ているというようなことでありまして、次回の編さん委員会の中でダイジェスト版についてご議論をいただくということで現在のところ聞いております。まず、予算を決めて、最初に話すのは議会の場で、当然予算提案しますので、その場で情報を出していただいておりますので、議会の決定を受けて、また編さん委員会を含めてご報告させていただくということにさせていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いをいたします。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
3回。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
すみません。終わりましたか。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
ただ、これ非常に大事なことですので、もう一回追加させていただきたいのですけれども、議長、よろしくお願いします。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
今回このように傍聴者も来られていますので、この場でもう少しはっきり伺いたいと思っております。議長のご判断をお願いします。
議員の質問 5番 斉藤うめ子
財政難とかいろんな理由を述べられたのですけれども、先ほどもちょっと質問していますけれども、町史を作るってなかなか非常に大変なことだと思います。そして、なかなか意見も出るかと思うのですけれども、そのための編さん委員会かと思います。ですから、町長がこういうところ納得いかないとかいろんなこともあったかと思いますけれども、そこは率直に議論されて、両者が、執筆者も含めて納得いく方向にやはり議論を重ねる、時間がかかっても。式は今年の11月と聞いていますので、まだいろいろと議論する時間も十分あるかと思いますので、そこはどういうことがあったのか、そこは本当にきちっと意見、議論をされてはいかがかと思います。それだけです。以上です。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
内容がどうこうとおっしゃっていますけれども、そういうことは全くありません。財政の状況と、それから将来にわたって歴史的記録を残すのに20年でいいのかということも随分ご意見賜ってきました。私町長に就任して12年です。20年の歩みの中で12年私が担当している。自分の言ってみれば成果を残したいのかと、自分のために作るのかということも言われております。ただ、そういう気持ちは私は全くありません。客観的な事実として歴史を積み上げていきたいと思いますし、これまで編さん委員会の中でご議論いただいたことは次のところにきちっと残していきますので、そういう恣意的なことで行政やっているわけでありませんので、その辺誤解のないようにお願いしたいと思います。以上でございます。