みんなの議会

ニセコ町議会 令和3年第2回定例会 2021年3月16日

ウインタースポーツのさらなる普及と振興策について

2021年3月16日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ウインタースポーツのさらなる普及と振興策について」質問し、教育長 片岡辰三、町長 片山健也が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
教育長 片岡辰三、町長 片山健也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

おはようございます。5番、斉藤うめ子です。私が今ここにつけておりますコサージュはミモザの花です。3月8日は国際女性デーでした。ミモザの花は、この日のシンボルフラワーです。女性解放のこの日を祝って、世界各国でお祝いをしております。私もこの日を祝って、3月はミモザの花をつけております。よろしくお願いいたします。では、通告に従いまして、一般質問を2件させていただきます。1件目、ウインタースポーツのさらなる普及と振興策について。ニセコは、豪雪地帯としてその積雪量と奇跡と言われるパウダースノーの聖地として世界中から注目され、スキー王国のメッカとしての揺るぎない地位を築いております。ニセコのスキー場は、シーズンにはここが果たして日本かと疑うほど世界中から外国人客が訪れています。このように良質な雪に恵まれた環境にあって、ニセコで地元の町民がその雪の資産と価値に気づき、雪を活用して幼児から高齢者まで雪に親しみ、健康のためにウインタースポーツをもっと盛んにしてもよいのではないでしょうか。2030年には札幌オリンピック開催の可能性もあります。今から子どもたちを育成し、オリンピックに出場する夢を抱くことも大切ではないかと思います。とりわけスキー王国ニセコは地元のスキー、スノーボード、クロスカントリーなどのスポーツを幼児から小中高校生まで、児童生徒のクラブ活動の一環として学校内に設けて、育成することも大切ではないかと思います。こうした地元の利を生かした取組は大変重要と考えております。現在の取組状況と未来へのビジョンをお聞かせください。町長、教育長に伺います。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

斉藤議員のご質問にお答えします。現在の取組状況と未来へのビジョンについて、議員ご認識のとおり、ニセコエリアは究極のパウダースノーが体験できる憧れの場所として国内外のスキー、スノーボードファンから称賛されております。ニセコ町としましては、この世界に誇る自然の恩恵を生かしたウインタースポーツ活動の町として基盤を築くため、関心を持っていただくことに主眼を置き、次の事業を進めております。まず、幼少期からスキーを体験してもらうための幼児用スキーの無料貸出し事業のほか、実技の指導では児童を対象とした初任者の子どものためのスキー教室、休日スキー体験会及び小学校スキー授業への支援並びに小学生から一般の方を対象とした夜間、スキー、スノーボード教室など年齢や技能レベルに応じた内容としております。本町において歴史があります全町児童生徒スキー大会ですが、タイム計算による協議会形式が中心でしたが、スキーや雪に触れ、親しむこととともに、他の学校や他の学年の子どもたち、並びに地域の人々との交流を通して人間力を高めるための活動にも重点を置き、こどもスキーフェスティバル兼全町児童生徒スキー大会として、参加種目の選択制を取り入れた運営形式に変更いたしました。これまでご紹介しました取組などによりニセコの子どもはスキーがうまいねとの評価をいただくようになっております。また、ウィンタースポーツをより手軽に親しんでいただくため、町内スキー事業所のご協力を得ながら児童生徒に対するスキーリフト券助成事業を行っておりますが、今後保護者の皆様にもご利用が可能な制度設計についても検討したいと考えております。学校部活動の支援については、競技大会出場に係る経費の一部について助成をさせていただいており、部活動運営補助事業がございます。このほか、同じふるさとで育った先輩たちのスキー競技での活躍を実感してもらうため、2006年冬季オリンピックトリノ大会においてスキーアルペン競技に出場された吉岡大輔さんをはじめ、大自然の中を速く、強く、美しく滑るフリーライドスキーの第一人者の勝野天欄さん、佐々木玄さん、古谷大地さんが競技を始めたきっかけや活動の紹介、滑走実演などを披露するアスリート応援事業を行っております。ニセコにすごい先輩がいたのだね、自分たちもできるかも、挑戦してみようかななどの感想が子どもたちから上がっており、大変好評でございました。議員もご承知のとおり、現在2030年冬季札幌オリンピック、パラリンピックスキーアルペン競技会場としてニセコエリアが候補地となっておりますが、ニセコの子どもたちが将来に向けて夢を描けるニセコのウインタースポーツの在り方が大きなテーマとなりますので、オリンピックで終わらせない、後世へ伝えるレガシーづくりが大切であると考えております。ニセコ町としましては、ウインタースポーツ活動の基盤をしっかりとしたものとし、オリンピック、パラリンピック大会開催のための機運の醸成に努めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

おはようございます。本日もどうぞよろしくお願いをいたします。それでは、ただいまの斉藤議員のご質問にお答えいたします。ウインタースポーツにおきましては、ただいま教育長から答弁のとおり、教育委員会における各種事業を、あるいは青少年の皆さんのウインタースポーツに親しめる環境づくり、その取組に対しまして引き続き支援をしてまいりたいと考えております。また、各団体の活動につきましてもこれまで同様支援をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

このニセコ町のほかに近隣町村でオリンピックに出場した選手がどのくらいいるかちょっと調べてみました。そうしましたら、ニセコ町には、先ほど教育長がおっしゃったように、吉岡大輔さんのほかに出口弘之さんという方がバイアスロンで3回オリンピックに出ておられます。それから、蘭越町で2人、気田さんと福原さんですか、それから京極町でお一人、それから倶知安町では5人です。勝呂さん、江川さん、菅さんというのですか、それから中井さんと古谷さんという方がオリンピックに出られています。合計で10人もこの近隣でオリンピックに出られております。実は、私のおじは1928年、サンモリッツ冬季大会に日本人として初めて冬季オリンピックにクロスカントリースキーで出場しております。また、私の兄も1964年の東京オリンピックにボートレースで出場しておりますので、オリンピックというものが実に身近な存在に感じられております。そこで、先ほども申し上げたように、こういう非常に恵まれた環境の下で学校にもクラブ活動というのですか、スキーのクラブ活動なんかを新設されてはいかがかと思っています。そして、ニセコ高校の振興策の一つとして高校にスキー部を新設されてはいかがかなというふうに思っております。それから、もう一つ、高齢者にも冬が楽しめる何かスポーツというのはないかなというふうに思っています。私はここに来てから歩くスキーをちょっと始めているのですけれども、大滝大会とかやっているのですけれども、そこに参加してみましたら何と半数余りが60歳以上の方が歩くスキーに参加されています。ニセコ町にも聞いてみましたら、昔はあったけれども、今はなくなったというのですけれども、大変残念に思っています。高齢者の方も冬場は運動不足になるからと道路を独りで歩いていたり、そういう方をよく見かけます。ですから、高齢者も雪に親しめる何か、歩くスキーとか、それからシュノースーで歩くとか、そういう活動も取り入れてもいいのではないかなと思っています。いずれにしても、ニセコ町という、ニセコという辺りは11月から4月まで約半年間が雪と付き合っていかなければならないわけですから、そして特に今年は大雪に見舞われて、皆さん本当に除雪でくたくたになって、雪はもう要らないとか、それからもう本当に雪はごめんだという声をあちこちで耳にして、本当に雪は厄介なものだという意識が非常に高いように思うのですけれども、この雪をどうしたら本当に楽しめるというか、大切な雪という、雪に対するイメージというか、考え方、それをもっと前向きに進めていただけたらなと思っております。繰り返しますけれども、高齢者にも何らかのスポーツというか、冬の運動になるものを考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

それでは、斉藤議員のご質問にお答えをしたいと思います。まず、高齢者の方対象のそういったスキー等に関わっては、これまでも運動公園などでの歩くスキーとか散歩事業とかあったと聞いてございます。そういう中でもなかなか続かなかったというようなことと今回コロナのような状況等もございまして、なかなか実現できていないと、近年。そういう中で、今後に向けてはやはり高齢者の方も健康増進ということが大変大切になりますので、スポーツ委員会等のご意見を聞きながら検討を進めたいというふうに思っております。また、もう一点、学校のクラブ活動化につきましては、ちょっと最近の文科省等の状況なども含めてご説明をさせていただきたいというふうに思います。本町では、先ほどご答弁させていただきましたが、冬季スポーツにおいて各種事業やって、一定の成果を収めているということでは私どももそう認識してございます。そういう中において、学校のクラブ活動、部活動を育成するということについて令和2年9月1日にスポーツ庁、文化庁及び文部科学省の連名による学校の働き方改革を踏まえた部活動改革についてにより、休日の部活動を段階的に地域に移行する実践研究を実施するなどとした学校と地域が協働、融合した部活動の具体的な実現方策とスケジュールが示されております。このような中で、道教委からも各市町村においては所管する学校の部活動と域内のスポーツ団体や文化団体との連携がさらに図られ、休日における部活動の段階的な地域移行に関して具体的な取組について関係団体等との議論を始めるようにと、そのような通知が来てございます。このような背景には、各学校における生徒数の減少のため部活動を維持する部員が集まらない状況や適切に指導する教員の減少、さらには教員の人事異動などにより指導者が転勤すると部活動が衰退するなどの課題がございました。そういうところで、根本的には教員の長時間勤務の要因の大部分、約80%が部活動指導であるというような指摘がなされております。そういう中で、教員の働き方改革の流れの中で持続可能な部活動の在り方について検討する必要があるというふうに考えております。特に冬季スポーツについては、より専門的な指導力が求められますことから、地域における指導者の育成が大切であるというふうに考えてございます。そのためには、地域全体で各種スポーツ活動や文化活動を指導、支援する人材バンクのような存在が求められるというふうに考えております。今後につきましては、部活動とその連携を図る中で地域部活動による指導者、特に地域での指導者づくり、体制づくりを検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。ご理解をお願いします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいま出口弘之さんの名前出していただきまして、ありがとうございます。出口弘之さんは私の同級生で、ずっと壮行会をしょっちゅうやっていた仲間であります。一昨年も日本のバイアスロンチームを率いてニセコ東山で合宿をしていただいたということがありまして、今後、教育長から申し述べましたとおり、地域スポーツにこれから移行していくということなものですから、指導者の確保等、教育委員会と相談してまいりたいと思いますし、地域によっては過疎地においては地域おこし協力隊を活用しながらこういう子どもたちの指導に当たっているようなところもありますので、そういった事例も参考にしながら協議を進めていきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

出典:ニセコ町議会 令和3年第2回定例会 2021年3月16日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる