ニセコ町議会 令和2年第11回定例会 2020年12月16日
コロナ感染第3波の下での感染検査対応について
2020年12月16日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「コロナ感染第3波の下での感染検査対応について」質問し、町長 片山健也が答弁しました。
- 質問者
- 高木直良 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 高木直良
4件目に移ります。コロナ感染第3波の下での感染検査対応についてお尋ねいたします。新型コロナの感染第3波は全国的に広がり、重症者が増え、医療崩壊の危機など深刻さを増しています。北海道では感染者数が1日200人以下にはなっておりますけれども、病院や介護施設、学校のクラスターが増えて、旭川市では医療崩壊ぎりぎりの状況も生まれております。倶知安厚生病院でも11月末に感染クラスターが発生しました。こうした中で重要な対策の一つに高齢者施設の介護職員等の公費による定期PCR検査があり、いくつかの自治体で取組が行われております。1、これ以上の感染拡大を食い止め、クラスターを発生させないため、また重症者を出さないためには特に高齢者への感染を防ぐこと、また介護施設に勤務する職員の感染防止と早期の感染者対策のための定期的なPCR検査が必要と思われます。山麓の町村と医療機関の連携で制度化していくべきと考えますが、どうでしょうか。2点目、さらに山麓全体の医療、介護、福祉関連施設、保育、教育、道の駅など比較的重症になりやすい利用者や不特定多数の利用者を対象に業務を行っている職員らの定期的検査は感染の広がりを防止する上でも職員の安心の上でも重要であります。上記と同様の検査体制を確立すべきと思いますが、いかがでしょうか。3点目、一般町民でもやむを得ない理由や安心のために自費検査を希望する方も増えている状況があると思われます。そのような場合、できるだけ安価に安全な方法で検査を受けられる仕組みを検討すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。1点目の介護施設の職員の感染防止については、手洗い、うがい、手消毒と勤務開始時の検温、発熱の報告や休暇対応、札幌市及び道外旅行の自粛要請、職員の家族が札幌市などへ出張の場合は2週間の別居などを行っているとの報告を受けております。また、早期の感染者対策としては、マニュアルの作成、感染エリアの設定と簡易陰圧装置の設置を行っております。また、PCR検査については、原則保健所の指示により対応していくのが妥当というふうに考えておりますが、現場の負担軽減につながる方策について現在ニセコ福祉会と詰めているところでございます。2番目の質問につきまして、事業所などのそれぞれの実情に応じた対応が重要であるというふうに考えております。また、現在では検査を実施できる医療機関が山麓地域にも増えておりますので、必要に応じてこれらの情報提供を行うことで対応していきたいと考えております。3点目のご質問において、やむを得ない理由というのはそれぞれ皆様で様々なご事情がおありになると思われますが、町としては引き続き密閉、密集、密接の3密を避け、手洗いの励行、マスク着用などの感染予防の周知を図ってまいりたいと考えております。また、自費検査については、現在では民間の機関で割と多く実施されており、その内容や価格も多岐にわたるため、お問合せに応じてご紹介するなど、個々の事情に応じて相談に乗らせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 8番 高木直良
今のお答えですと、私のほうから提起しているPCR検査に関して対策を強めるということのご回答はありましたけれども、検査についての前向きな回答ではなかったと思います。現在日本全体のことを考えれば、もちろん政権、新しく菅政権が生まれておりますけれども、なかなか国民の思いに応えるような適切な手が打たれていないと私は考えております。今非常に問題になっておりますのが医療崩壊を食い止めるということ、つまりそのためには重症になりやすい高齢者の感染を何とか食い止めるという取組が必要だと思っています。その上で、なぜ検査が重要かということですけれども、確かにそれぞれの施設でそれぞれの努力をしています。今までずっと言われてきた手洗いだとかマスクとか、そういった対応は皆さん注意されていると思うのです。その上で、なお心配があったり、心労というか、その現場にいる方の苦労があると思うのです。ですから、1回検査を受けて陰性だったということで終わりではないのですよね。ですから、定期的に、あるいはできるだけ小まめにそういった心配を除去する上で検査というのが安価に制度的になっているということが安心につながると思います。それがやっぱり今後の経済の対策も有効に働いていくということになると思いますので、何とか簡易検査であってもその体制を整えるべきではないかと思います。私9月議会で厚労省が発している事務連絡のこともご紹介して、何とか厚労省としても推奨していると、簡易検査も含めて短時間で結果が出る、そういう内容についてもありますし、実際に行われているわけです。倶知安厚生病院は希望者は3万800円です。自主検査について応じるということが既にできているわけですけれども、でもいかんせんこの3万いくらというのは非常に高い、高額なものですから、そんな簡単に受けられるものではないと思うのです。私が質問した9月の時点で、山麓全体の共同の関係をつくりながら、何とか制度的に安価に受けられる。それは簡易キットの件もありますから、そういう方法ができるのではないかということでお尋ねしました。その辺の検討がされているのか、いなかったのか、途中なのかということについてお聞きしたい。例えば、これは比較が適切かどうかは別なのですが、東京都江戸川区では11月から重症化リスクの高い高齢者及び障害者の支援施設、事業所や集団感染のおそれがある幼稚園、保育園、小中学校に勤務する職員約2万2,000人を対象としたPCR検査を無償で実施するということがニュースになっております。これは、あらかじめ対象施設に唾液で検査できるキットを送るのです。採取するのは自分です。ご本人です。唾液を自分で採取する。後から巡回バスが回ってきて、その検体を巡回時に回収して検査に回すという、そういう手法を採用しております。これに非常に予算をかけているわけですけれども、規模は小さいとはいいながら、やっぱりいろいろ工夫をしていく、そして町民の不安に応えていく、そして絶対感染者を出さず、重症者を出さない。そういった万全の取組を検討はすべきではないかなと私は思っております。もしこういうことができるとした場合の課題です。何が課題となっていくのか、この辺についてぜひご検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
基本的な押さえとして情報共有しておきたいと思うのですが、感染症においてのその責任の所在ってどこにあって、どういう部門がやるべきかということをやっぱり整理する必要あるのではないかと思います。今回のこのような新型コロナウイルスに関しては、国の国策としてどういった体制で検査するのか、まず第一ではないかと私は考えています。その中で具体的な現場でどう動くかというのは、保健所所在エリアが保健所としてやる。北海道の場合は、政令市なんかはみんなそれぞれ大きな市は自前で保健所持っていますので、専門の医療機関とタイアップしながらできるわけであります。基礎自治体の特に私どものような小さな町は、保健所設置町村ではありませんので、その場合は北海道の指示の下にエリアのこういった感染対策を進めるというのが日本の制度ではないかというふうに思います。当然各地で相当差がありまして、東京都の各区ではそれぞれの所管の中で相当精度の高い、こういったPCR検査やられているところがあります。特に有名なのは、和歌山県が仁坂知事の指導の下に、国の指示には従わないということで最初からかなり大きなPCR検査を行って封じ込めに成功しております。そういったことを考えると、やっぱりおのずから小さな町がやることについては限界があるというのはぜひご理解いただきたいというふうに思います。羊蹄山麓の町村長会議の中でも何度かこのPCR検査については話題で意見交換もさせていただきましたし、北海道後志総合振興局長にもご相談をしたり、何とかできないかなということでは動いておりますが、現在保健所自体も実は本当に大変な作業を夜通しやっているような実情でありまして、とてもそういった別な動きをする状況にはないのではないかと思っております。その中で、昆布温泉病院や倶知安町のくとさん病院であるとか、いろんなところが少しずつでもPCRを含めた検査出ておりますし、現在民間でもいろんなところがやり始めておりますので、それぞれに応じてお願いしたいのと、これまで37度が4日間とか、昔は武漢から旅行歴があるかとかと相当厳しかったのは、私も身内でそういう実態に合っている人間いますので、本当によく苦しみは分かっておりますが、今保健所でも相当検査のハードルは低くしております。相談いただけるときちっとPCR検査やっていただける状況に今幸いなって、すごくよくなってきたというふうに思いますので、具体的にお困りであれば、ぜひ役場のほうにも相談いただいて、保健所につなぐこともできますし、それから1点目の最初の質問にありました介護施設におきましては具体的にそういった、今議員おっしゃった方向での協議を進めておりますので、その辺ご理解賜ればありがたいなというふうに思っております。質問の趣旨は、私は全く同じ考えを持っておりますが、小規模自治体の限界もぜひご理解賜ればありがたいと思います。以上でございます。
議員の質問 8番 高木直良
今お答えがありましたけれども、確かに自治体の規模、保健所を独自に持っている自治体とそうではない自治体、いろいろ困難性があることは分かります。その上でなお、特にニセコ町の場合、規制があるとはいいながらも、例えば道の駅の状況を見ましても各方面から大勢のお客さんが見えている。現場では、外にテントを作って、いろんな品物もそこで対応できるようにという、いろんな工夫をされているのは分かります。その上で、やはりそこに勤務されている方たちの不安というのはぬぐえない部分があると思うのです。ですから、今ハイツのほうの施設のお話もありましたけれども、検討しているということであれば、ニセコ町全体のそういう危険度が高いと思われる、あるいは結果として感染者が出た場合に非常に重症にならざるを得ないような条件の方と接している、そういった職場に関しては何とか実現の方向を探っていただきたいと思うのです。一般的な自費検査ということは、もちろんそこまで目が行き届かないし、手も届かないかもしれませんけれども、いくつかの施設については優先的にそれを実現するという目標を持って動いていただきたいなと思います。いろんなハードルがあって大変だということは私も理解いたしますけれども、何とかそれを連携の力で乗り越えていくということをぜひお願いしたいと思いますし、もう一度ちょっとご意見いただきたいと思います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
高木議員おっしゃることは誠に私も全く同感で、できるだけそういう多少でも不安ある方がそういうチェックを受けることによって安心を得られる社会というのは本当にいい社会だと思いますので、そういうことに努めたいとは思いますが、なかなか現実的にも、これまでもニセコ医院さんと相談したり、いろんなことやっておりますが、相当ハードル高いことをご理解賜りたいと思います。ただ、介護施設もそうでありますが、多くの皆さんと接してリスクが高いところ、そこに対して何らかの応援ができるのかどうか、その辺はまた引き続き検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。