みんなの議会

ニセコ町議会 令和2年第8回定例会 2020年9月16日

ニセコ町の202030の達成度について

2020年9月16日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ニセコ町の202030の達成度について」質問し、町長 片山健也、企画環境課参事 柏木邦子が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
町長 片山健也、企画環境課参事 柏木邦子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

おはようございます。5番、斉藤うめ子です。通告に従いまして、5件一般質問をさせていただきます。1件目、ニセコ町の202030の達成度について町長に伺います。政府は、2003年、平成15年6月20日、社会のあらゆる分野において2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度になるよう期待するとの目標を掲げ、取組を進めてきました。2020年は、あと残すところ3か月半になりましたが、ニセコ町としてこの202030の目標にどれだけ達成できたか町長に伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

斉藤議員のご質問にお答え申し上げます。議員ご指摘の202030の目標とは、2020年までに社会のあらゆる分野において指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度にするという目標でございます。指導的地位とは、議会議員、法人団体等における課長相当職以上の者、専門的、技術的な職業のうち特に専門性が高い職業に従事する者とされておりまして、ニセコ町役場としては女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画により、女性の活躍の推進目標を掲げて実施しているところでございます。その中で、管理的地位に関する女性の割合を令和2年度までに15%以上とするという目標を掲げております。今年の4月1日時点の女性の課長職の登用人数は、条例定数内では3名で、率としては15.8%となっているというような状況でございます。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

町長、ただいま町の目標として15%で、課長職3名のことしかお話しされませんでしたけれども、このたびの自民党総裁選にしても、新党合流の代表選にしてもこの日本では女性の候補者はおりませんでした。そして、2015年、世界目標はもう既に203050、2030年までに50%の女性が指導的立場に達するということを掲げております。町長もよく御存じと思いますけれども、ニセコ町にはまちづくり基本条例があります。これは、審議会の参加及び構成に関する条例ですけれども、そこの中で第31条の審議会等の参加及び構成の第2項には、委員の構成に当たっては一方の性に偏らないよう配慮するものとするとあります。そうしますと、まだまだ一方の性に偏っているのが現状のように思います。今年の総務常任委員会所管事務調査で、女性のいない委員会、審議会等のこういう資料を頂きました。そうしましたら、ここの中で女性がゼロというのが10項目ありまして、市町村防災会議、それから民生委員推薦会、市町村都市計画審議会、市町村国民健康協議会、表彰審議委員会、特別職等報酬審議会、それから水資源保全審議会、選挙管理委員会、監査委員会、行政相談委員、これは女性はゼロになっています。現在特殊な技術を持った、技術というか、資格を持ったものもあるので、これを全部女性の割合をゼロからなくすることは難しいこともあるかもしれませんけれども、それにしても前回2014年3月に私は202030について町長に質問しました。そのときに町長ほかの今おっしゃったこれ以外にも審議会、委員会たくさんあるかと思うのですけれども、そのときから比較して、現状あれから6年たつかと思うのですけれども、割合が少し向上したのか、しなかったのか、その辺のところもぜひ伺いたいと思っております。私は、なぜニセコ町には議員をもとよりですけれども、指導的地位に女性が占める割合がこんなに少ないのかというふうに思っているのですけれども、これだけグローバル化が進み、移住者も多く、外国人が300人近くもいるニセコ町です。世界のニセコと称されています。女性の指導的地位に占める割合は、民主主義の熟度をはかるバロメーターと言われています。あと残された3か月半の間にどれだけ30%に近づけるか。町長、頑張ってみる気概はありませんか。

答弁 企画環境課参事 柏木邦子(企画環境課参事は2021年3月まで)

ただいまの斉藤議員のご質問のうち、2014年に比較して現在の状況がどうなっているかという部分についてお答えをさせていただきたいと思います。2014年の数値については、申し訳ございません。ただいま持ち合わせてはいないのですけれども、令和2年4月現在の状況についてご説明をしたいと思います。町の審議会ですとか委員会の委員、あるいは国が委嘱している委員のうち女性の占める割合ということでございますが、令和2年4月1日現在22.7%となっております。町としましては、先ほど議員のほうからもお話ありましたとおり、まちづくり基本条例の規定に基づいて、多様な意見を町の施策に反映させるための配慮ということで努めてまいりたいと思っております。以上でございます。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

まず、職員につきましては、職場で男女間による差別というのは一切やっておりませんので、人事におきましても適材適所で進めているというふうに考えております。また、各種委員の募集や公募等を行っておりますが、職員も全て男女の比率については配意しながら進めているところでありまして、応募状況にも当然よりますが、女性の比率が高い委員会等もありますし、そこは公平、公正に進めているところであります。できるだけ多くの皆さんにいろんなまちづくりの会議等、委員等をお引き受けいただいて、参加いただけますようお願いをし続けてまいりたいと、このように考えているところであります

議員の質問 5番 斉藤うめ子

実は、この202030についての質問はいろいろと考えました。と申しますのは、2014年、私が初めて3月議会において202030運動について質問をしました。しかし、この質問の後に女性の職員からこういう質問はしないほうがいいですよと注意されました。それは、私が質問する女性問題に関わる内容のものを全てを指しているようでした。以来そのことが頭から離れません。女性自らが女性の平等を否定する発言と思われるからです。それで、今回この202030についての質問をどうするか、やめるか悩みました。一種のトラウマになってしまっているところがありました。それで、この202030について実は知り合いの東京の区議会議員、元区議会議員です、昨年度辞めましたので。全国の自治体議会にこの質問を呼びかけた議員さんなのですけれども、その議員さんに相談してみました。そうしましたら、こういうメールをいただきました。私が議員になった1999年、平成11年です。男女共同参画社会基本法が成立した年で、当時女性部長はたった1人、その方から私には女性問題のことを質問しないでください。私がそのような答えをすると、男性管理職は鵜の目鷹の目で見張っているのですと言われたそうです。そんな敵ばかりの職場でそつなく部長職を務めていくことに責任を感じていたのだと思います。後に続く女性たちのメンターにも心を砕いておられたようです。今は女性部長が5人となり、課長職も女性が増えて雰囲気は変わりました。その東京都の某区長は、大変人権派の方だそうです。女性の管理職について女性のなり手がいないのです、紹介してくださいというふうにその区長は答えられたそうなのですけれども、私のその友人の議員は、探す気がないからにすぎない、区長のやる気次第だと反論したそうです。こうした話は、実は私は近隣の自治体の職員の方から、議員さんからもそういうお話は聞いております。これを読んで、男性社会の中で女性職員がいかに男性に気を遣って心を砕き、しなくてもよいハラスメントやいじめにまで一部加担しなければならないのかという思いがしてきました。しかしながら、ハラスメントや嫌がらせ、いじめというのは肯定することはできません。メールではこう書いてあります。女性が指導的立場になると、様々なプレッシャーがかかってきますが、その割合が女性の割合が30%を超えると、つまり30%が分岐点で、その30%を超えるとやっと差別なく意見も言えるようになるというデータがあります。最後にそのメールの中でこう結んでいます。多様性のない男性ばかりの管理職では、ニセコ町の発展は期待できないという危機感を共有してほしいものですとありますけれども、この話を聞かれて、町長はニセコ町の現状をどのように考えておられるのか伺いたいと思います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

現在ニセコ町の役場職員全体の女性の比率が32.6%となっておりまして、係長職においては24.4%が女性ということになっております。これまでも男女の差別というのはまちづくり基本条例上でもやってはいけないということになっておりまして、女性だから何かをするとか男性だからこうするというのは、私は大きな問題ではないかというふうに思っております。そういった面では、公正、公平にそういった人事含めて取り組むべきものだと思っておりますし、各種委員会においても女性に入っていただくことについては最大限これまでも対応させていただいています。これ以上どうしたら具体的にそういったものが進むというふうに斉藤議員考えているのであれば、何か具体的なものを提案いただければありがたいと思っています。私は、恣意性を持って女性だから何かをする、男性だから何かをするという、そういった差別的なものについては対応したくない。あくまでも基本的人権であるとか人間の尊厳というのを大事にしてまちづくりを進めていきたいと、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

一言、すみません、ちょっと付け加えさせて、私が202030のような質問をしないほうがよいというふうに申し上げたのは、女性職員はここの事務局長ではありませんので、一言誤解なきよう申し添えておきますので、よろしくお願いします。

出典:ニセコ町議会 令和2年第8回定例会 2020年9月16日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる