みんなの議会

ニセコ町議会 令和元年第8回定例会 2019年12月19日

新たな町民参加の手法について

2019年12月19日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「新たな町民参加の手法について」質問し、町長 片山健也、企画環境課長 山本契太、教育長 菊地博が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
町長 片山健也、企画環境課長 山本契太、教育長 菊地博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

2件目に行きます。2件目、新たな町民参加の手法について伺います。まちづくりへの参加者を固定化せず、まちづくりへ参加したことのない新しい人材を発掘し、活躍の機会を持ってもらうために新しい参加の手法を取り入れることが町をより活性化させるためになるのではないかと考えます。それは、町が主催する各種委員会とか審議会の人選に公募とともに住民基本台帳に基づいて公平、無作為に、ただし男女比と年齢が偏らないようにする抽出する方法を取り入れることではないかと思いますが、町長の見解を伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまのご質問にお答え申し上げます。多様で幅の広い住民参加は民主主義社会の維持や住民自治推進の根幹であり、まちづくりを進める上で欠かすことのできない手段であると認識をしております。本町では、これまでもまちづくりトーク、各地域でのまちづくり懇談会、まちづくり町民講座、予算編成経過の公開、公募枠を設けた事業別の各種協議会や審議会の開催、気軽な参加手法としてこんにちは町長室、おばんです町長室など、参加者に垣根を設けない多くの住民参加手法を実践してまいりました。この実践は、人材の宝庫である本町の特徴と強く結びつき、まさに現在のニセコ町の活性化につながっているものと感じております。ご指摘の住民台帳等を利用しての無作為抽出による住民参加というものは、参加手法の一つとして実施している自治体の例もございますが、多くの方に平等に参加機会のある現状の本町にとりましては直ちに取り入れる考えというものは現在のところは持ってございません。ただ、この手法のメリット、デメリットなどの情報収集は引き続き行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

今の町長のお話で、毎回同じような答弁いただいていますけれども、ニセコ町は多くの人たちが参加できる状態にあるということなのですけれども、実際私議会報告会とか、それからこのたびのまちづくり懇談会9カ所参加させていただきましたけれども、圧倒的に女性の参加が少ない。これは10年以上たっても変わらない状況で、一部に少し参加されている方がいましたけれども、誰もいないところとか、非常に偏っていて、そして参加される方の顔ぶれを見ていますと、10年以上の歳月が流れると自然と高齢化して亡くなる人とか、それから病気で出られなくなる人とか、そういうことで入れかえはあるのですけれども、今回そういうところを見て、また議会報告会に参加を声かけたりしている中で、なかなか自分事とならない町民の方がかなり多いように感じました。それで、町長は、きちっとニセコ町はいろんな多様な人材がいて、それに参加していただいているっておっしゃいましたけれども、そういう状況を見ていて果たして本当かなという、まだもうちょっと努力する必要があるのではないかなというふうに常に考え感じています。それで、町長、ここにまちづくり基本条例の中に、13条ですけれども、きちっとうたっているのです。まちづくりに参加する権利の拡充、私たち町民は、まちづくりへ参加が自治を守り、進めるものであることを認識し、その拡充に努めるものとするってあるのです。町長は拡充に努めていらっしゃるというふうにおっしゃったかなと思うのですけれども、その拡充はどのようにされているのかということが1つと、それから実際に現実を見ていますとなかなかそれがあらわれてきているようには思えないので、私はこれ3回目になるのですけれども、公募するということはいいのですけれども、前回の町長の答弁では公募で応募してくる割合は12%というふうにおっしゃっていました。男女の割合とか前の質問で出ているのですけれども、それで公募は公募で町長がおっしゃるように関心ある方が手挙げ方式をして、思いのある人たちが集まってきて意見を述べるということは非常にいいのですけれども、それこそサイレントマジョリティー、意見はあるけれども、みずから手を挙げてまで出る勇気がないという方も、要するに埋もれている人材もたくさんあると私は感じるのではなくて実際そういう方たちを見ていますので、基本台帳から、ここに書いてあるように新たな人材に声をかける。それで、その狙いは、絶対参加するとか参加しないとかということではなくて、ニセコ町にはこういう委員会があってこういうことをするのだなということを、例えばそういうアンケートなり招待状を送ることによって、こういうのがあるのかという気づきです。それが私は町民参加の一歩にもつながるというふうに思っています。それで、なかなか気持ちはあっても応募する勇気がないという方も、そこまでという方もいらっしゃるし、あるいはいろんなノウハウとか専門的なものを持っていても声がかからない限りは参加できない方も少なからずどころかたくさんいるということを私は自分の体験として見てきました。それで、私自身の体験で申しわけないのですが、初めて応募ということをしたときにやはりかなり勇気が要るのです。本当にいいのかなとか、一歩越えるということはなかなか難しくて、最初のころはなかなか応募しても採択されないというか、委員に入れていただけなかったり、どこの誰だろうというふうに、職員の対応にもよると思うのですけれども、余りすんなりと受け入れていただけるような雰囲気でなかったりというふうなことがありますので、私は本当に、繰り返しますけれども、公平で公正な人材に参加していただくというので無作為抽出という方式を入れてもいいのではないかなというふうに考えています。先ほど一番最初に申し上げたように、やはり男性ばかり多いのです。その招待状というか、アンケートで委員にどうですかということになると、こういう委員会があったのかとか、そういうことに気がつく。それで、前回町長は32、当時、もう6年前になりますけれども、現在幾つ委員会とか審議会があるかわかりませんけれども、32っておっしゃったのですけれども、その中で町長こんなことをおっしゃっているのですけれども、その審議会がその人に合わないというか、一方的に招待状を渡して、あなたはどうですかではなくて、こういう審議会があって、あなたはその審議会に何か興味あるものがありますかということで、こんなものがありますという一覧表というか、そういうのもつけて、どんなことに興味が、関心がありますかという、招待状と一緒にアンケートをとられてもいいのではないかと思います。最近無作為抽出というのは結構全国で広がってきています。メリット、デメリットがやっぱりあります。ありますけれども、参加意欲、それがきっかけとなってまちづくりに参加するという人たちも出てくる可能性が必ずあります。三鷹市の例だとか、あちこち全国かなり今ふえてきていますので、ぜひそれも検討していただきたいと思っています。これ6年前の町長の答弁なので、今は変わっていらっしゃるかと思いますけれども、町長こんなことをおっしゃっているのですけれども、無作為抽出は私自身の価値感とは相入れないものがあるっておっしゃっているのですけれども、町長の価値感というのは今は変わっていらっしゃるかもしれませんけれども、どういうふうに考えていらっしゃるのか、その点も伺いたいと思います。

答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)

ご質問の意図にきちっとお答えできるかどうか、ちょっと済みません。ニセコ町においては自分事となかなかならない状況があるのではないかという、果たして本当に参加が多いという状況になっているのかということでございますけれども、どこまでが多い参加と言えるのかという基準はないわけですけれども、ニセコ町としては先ほども申し上げたように、参加の窓口といいますか、機会は相当数設けているほうだろうと思います。それに当たって、ある程度固定化ということも言えなくもないですけれども、同時にそうはいうもののまちづくり懇談会においても新たな方がお顔を出していただけるとかという状況があって、それがどんどん、どんどん次から次と新しい方が来るというのは、現実的に考えてうちの規模含めてそういうことではないのだろうと。ただ、数人の方でも来ていただけるということが人口の割合から含めても決して少ないことではないだろうととらえているところでございます。ただ、住民参加のための拡充を続けるということはまさにご指摘のとおりでございまして、それは常に拡充に努める努力をしてまいらなければならないと、まちづくり基本条例ができてからさまざまな取り組みをしておりますけれども、新たな取り組みとしては先ほどの中でも予算の編成過程を全て公開するということも含めた参加の方向を新たに加えたりだとか、さまざまなところはある程度はやらせていただいているのかなと考えておりますし、それから女性の参加については、議員ご存じのとおり、まちづくり基本条例の中には男女の部分については割合に配慮する旨が既に入って、これは条例改正の中で後から入れ込んで改正したわけですけれども、そういう状況もつくられておりますので、内部の審議会等においてもなるべく女性に入っていただけるような配慮はさせていただいているところかと存じます。私のほうから以上です。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

基本的な考えとしましては、民主主義というのは私はスタート平等だ、チャンス平等だというふうに思っているのです。そういうチャンス平等の機会がいかにたくさんあるかということが大事だと思っておりまして、そういった手法としてはこれまでニセコでは、なかなか審議会といって例えば1年、2年そこにずっと出るというのは、時間もないし、労力もかかる、大変だということもあって、町民講座というのを設けてフランクに出入り自由にしましょう。実は町民講座も最初は1年で、町民講座に出席する人たちを集めて、10人から当時20人ぐらいでコアなメンバーで1年間やりましょうと。そこでいろんなまちづくりを議論しましょうということをやりましたが、固定するとなかなか、ずっと毎回出ろというのは厳しいよねというようなこともあって、それで今町民講座自体も自由に、1回でもいいし、自由に課題ごとに出てください。これは、私どもやってみて、例えば介護保険制度走るときも、介護保険に興味ある人は来るのです。あのときも30人から、多いとき80人以上、町民センターに集まりましたし、例えば情報公開なんかも最初情報公開の意見交換会やるといったときに7名です、来られたの。しかし、そこで濃厚な議論ができたということもあったかもしれませんが、その後奥津さんという情報公開の講演会やったとき150名以上が町民センターに集まったと思います。要はそういった情報の機会が幅広くあって、私ども例えば5人集まればどこでも行きますと、あるいは会場なければこちらで用意してということで、気軽にそういう場を設けたり、多様な手をとっているのです。今先進事例で幾つかの自治体やっておられますが、そこはこういう多様な手法がそんなにあるわけではないのです、見ていると。幾つか私も知っております。だから、そういうところは住民基本台帳からやられているところもあると思いますが、私どもはそのほかにも多様なものを持っていて、そういった実践の経過が先ほど議員言われたこのまちづくり基本条例というものは集結したものだと思っておりますので、今の正直言いまして膨大な事務量の中で、あえて住民基本台帳から無作為抽出をさらにして、またやるというのは相当負担も大きいというふうに思います。ただ、おっしゃるとおり、きっかけとか気づきづくりという面では効果があるなと思いますので、どういうPR、こういうものをやっていますよ、こういう委員会も公開でやっていますよというのをうまくお知らせする仕組みについては今後とも検討してまいりたいと思います。基本的には、お任せ民主主義、行政依存体質から脱却しようと、そして住民の皆さんがみずから考え、行動する。そして、そこにあるのは主体性なのです。自主性ではないのです。自主性というのは何か目的があって、そこに参加することでありますけれども、みずから考え、行動する主体的な町民の皆さんの力によってニセコのまちづくりを次のステージに行きたいというのがこのまちづくり基本条例の大きな狙いであるということをぜひご理解賜ればありがたいと思っております。以上でございます。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

1つだけお聞きしたいと思います。町長は、こういう無作為抽出方式に賛成できないのですか。やってみようという少し積極的な気持ちはないのでしょうか。そして、私思ったのですけれども、委員会とか、そういう人選の選び方についての検討委員会というのがあってもいいのではないかなと私は思っています。どのように選んでいくのか。もっともっと具体的な例でわかりやすく説明したほうがいいのかなと思いますけれども、ちょっと漠然然としているところもあるかと思いますけれども、まず町長が今おっしゃったように無作為のところのメリットも認めていらっしゃらないわけではないと思いますので、いろんな試しというか、やってみるのも大事ではないかなと思っています。何度も言うように、サイレントマジョリティー、声なき声を拾ってくる。それから、気がつかなかったけれども、これがきっかけで気づく人も出てくるということも十分考えられるので、いろんな才能の方はたくさんいらっしゃるので、そういう方に一声かけることによってまちづくりに参加しやすくなるという機会を少しでもふやしていただきたい。なぜこんな質問をするかというと、今まで何回も見てきて、余り変化がない、努力していることを認めないわけではないのですけれども、余りにも同じ人にばかり、委員が足りないということでまた同じ人に頼んで、一人が5つも6つも、6つもかどうかはわからないのですけれども、抱え込んでずっと長期にわたって切れ目なくやっている方も私も何人か知っていますので、そういうことも新たな人材を発掘するという意味で取り入れてみてはいかがかと思うのですけれども、町長、もう一回お伺いします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

私は、無作為抽出を否定しているわけではありません。手法としてはいい手法だと思います。ただ、私たち今現在多様な手段を設けているので、そこにそういう、事務上も負荷は相当あると思います。そういったことを入れる合理的というか、はっきり言えば人的余裕、組織としての力があるのであれば、今やっているいっぱいあることに傾注したほうがいい。そうでなくても大な今事務量を職員がこなしている中で、新たにまたそういった事務負担を設けることがニセコ町全体のためになるかということであります。そういうことのちょっと懸念を持っているというようなことであります。今日本で主導しているのは構想日本というところが中心となってやっておりますが、その構想日本の私もメンバーの一人でありますので、その重要性は十分わかっています。ただ、こういったニセコ町のような住民自治の実践というのをずっとやっていないところ、全くそういうところがないところにそういう無作為抽出入れているところと、私たちは実際これまでやってきたものを大事にしながら今動いているということとやっぱり区分けする必要はあるのではないかというふうに思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

それでは、続けて質問させていただきます。4件目になります。子どもたちをがんから守るために、日本は欧米に比べ胃がん大国と言われ、罹患率が非常に高いがんと言われています。この胃がんの原因の99%がピロリ菌の感染によるものとわかっています。このピロリ菌を若いうちに除菌すれば、将来的に発症することはほぼないと言われております。若いほど除菌効果があると言われています。このピロリ菌検査と除菌をまず中高生を対象にニセコ町で実施してはいかがかと思いますが、町長、教育長の見解を伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

それでは、斉藤議員のご質問にお答えいたします。本年11月の北海道新聞電子版では、全道で55の市町村がピロリ菌検査、除菌の補助を行っている旨の報道がなされております。後志管内においては、平成28年度から京極町、平成29年度から倶知安町、積丹町、真狩村、平成31年度から仁木町がそれぞれ中学2年生を対象に検査を実施しております。実施方法につきましてはそれぞれの市町村で多少異なりますが、対象者は中学2年生の希望者としているところが多く、中学校との連携については検査に関する文書の配付と当該検査のための尿の回収に係る場所の提供の協力を得て実施しているとのことでございます。本町としましても関係機関と事業実施について検討を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)

それでは、斉藤議員のご質問に私のほうからもお答えをいたします。先ほど篠原議員の質問にお答えしたことと同様ではございますが、町と連携を図り、検査の実施につきまして学校と協議してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 斉藤うめ子

先ほど篠原議員がピロリ菌について質問されましたので、ほぼ答弁いただいておりますけれども、ニセコ町が今まで実施されなかったのはちょっと残念だなという気がします。先ほどもあったように、もう昨年度において市町村におけるピロリ菌検査の実施状況に係る調査票も送られてきていたわけですから、そのときにちょっと検討されなかったのかなという思いはあります。それで、先ほどもうほとんど答弁していただいたのですけれども、やはり早いうちに除菌することによって将来がんにかかる確率が非常に少なくなるということは、非常に大切なことだと思います。それから、私が得た状況では、ことし4月時点で道内30%の市町村がピロリ菌受診について公的補助を受けているということなのですけれども、それについてもちょっと確かめたいなと思っております。それで、検査方法なのですけれども、各自治体で随分違いがあるようなのです。それで、私もこれはどうされるかわからないですけれども、毎年学校で新学期が始まったときに尿検査をするのです、健康診断で。その項目の中にピロリ菌の検査の項目を1つ入れると、もうそこで第1次の検査というのができるわけです。そうすると2手間かかることもなく、検査をできることになるようです。ですから、ぜひそういう方法でやっていただきたいと私は思っております。それから、この検査の結果が出たときにどうするかということは、その本人と話し合うとか、陽性が出たとか、そういうときに話し合うということは大事ではないかなと思います。まずは検査を受けてもらう。そして、陽性反応が出たときの対応とか、そういうことは細かくこれから町と教育委員会、保健福祉課のほうで検討していただけたらなと思いますけれども、ともかく子どもたちをがんから守るためにこういう検査というのはぜひ積極的にやって、進めていただきたいと思っております。もう一度、やるかやらないかということをお聞きしたいなと思っています。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

先ほど篠原議員さんに答弁させていただいたとおり、できるだけ早く検査を関係機関との合意のもとに進めたいと考えております。以上でございます。

出典:ニセコ町議会 令和元年第8回定例会 2019年12月19日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる