ニセコ町議会 令和元年第6回定例会 2019年9月18日
ごみの分別・減量施策について
2019年9月18日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「ごみの分別・減量施策について」質問し、町長 片山健也が答弁しました。
- 質問者
- 高木直良 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 高木直良
おはようございます。8番の高木直良です。これから4問質問させていただきます。まず、第1問、最初の質問でありますが、ごみの分別・減量施策について。7月31日のニセコ町廃棄物対策検討委員会では、令和元年度一般廃棄物処理実施計画が審議され、廃棄物の排出抑制及び減量化や分別排出の励行が確認されました。私は、昨年とことしの8月22日の2回、ニセコ町で収集した燃やすごみ、いわゆる可燃ごみのごみ質展開検査、これがニセコ環境の現場で行われましたが、これに立ち会いました。その結果は、とても分別によるごみ出しが行き届いているとは言えない状況でした。また、町主催の催しや振興会の催しなどの飲食を伴うイベントや会議の際に出されるごみ類には分別が必ずしもきちんとされていない場合があると見受けます。私は、その大きな原因には固形燃料化へ転換した、このときに町からは町民に対して、これまでとは変わりありませんというアナウンスがあったこと、2番目には現在燃やすごみの袋、これを固形燃料化への転換以降も引き続き使い続けている、そのことがあるのではないかと思います。そこで、お尋ねいたします。燃やすごみの袋をやめて、固形燃料化ごみという記載のある袋、そして衛生ごみと記載のある袋に区分することについてどう考えますか。また、分別を促進するための今後の対策についてどのように考えているでしょうか。私は、なぜこれを申し上げますかというと、現在の袋の表示は文字どおりごみを燃やしていると受けとめられる表記になっております。これによって、分別意識がおのずと弱まっているのではないか。また、特にごみを焼却処理している他市町村から転入された方、滞在者にとっては、自分はルールどおり燃やしてしまうごみだというふうに考えて適切に処理していると思い込んでいるのではないかと思われます。2番目に、プラスチックごみの減量、廃止、これが今国際的にも課題となっております。ニセコ町においても、町と民間との協力でできる対策を考えるべきではないかと思います。例えばレジ袋の有料化や綺羅カードポイントへの反映等によるマイバッグ利用の促進、またビニール袋を紙袋に転換する商店に対する何らかの補助を行う。また、はかり売りの奨励、これは私たち子ども時代は全く当たり前だったわけですが、このはかり売りということを復活させる、それを奨励してはいかがかと思います。それから、イベント用の食器、容器については、リユースできる材質の容器、これを例えば町で用意しておいて、必要な場合には貸し出すということなどを考えてはいかがかと考えます。以上についてお尋ねいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
おはようございます。本日もよろしくお願いをいたします。それでは、高木議員のご質問にお答えいたします。1点目の燃やすごみ袋をやめて固形燃料化ごみ袋と衛生ごみ袋に区分することと分別の促進対策ということでございますが、町民の皆様には固形燃料化方式とは家庭や事業所から出される燃やすごみをさらに分別し、破砕などを行って乾燥させ、押し固めて固形燃料化するものと、これまでお知らせをさせていただいてきたところでございます。燃やすごみをさらに分別するということから、わかりやすいように固形燃料用燃やすごみ指定袋と表示をしているところでございます。生理用品や紙おむつなど衛生ごみについては固形燃料にできないため、分別しやすいように衛生ごみだけを燃やすごみ袋に入れて出す方法と、衛生ごみが少ない場合は衛生ごみだけをほかの袋に入れ、ほかの可燃ごみと一緒に燃やすごみ袋に入れて出す方法の2種類で行っているところであります。これは、受け入れ事業所においてベルトコンベヤーでの手選別時に分類しやすいようにお願いをしているものでございます。また、ごみ袋については、今春ごろから順次在庫がなくなり次第、英語表記をしたごみ袋に変更しているところでございます。燃やすごみ袋の表示方法と衛生ごみの分別方法については、羊蹄山麓地域廃棄物広域処理連絡協議会との関係町村との連携を密にして、今後とも統一的な取り扱いで取り進めてまいりたいと考えております。また、分別を促進するための対策としては、ことし4月に家庭ごみ収集日カレンダーを全戸配布しております。さらに、加えて今年度中にスマートフォンを活用したごみの出し方や収集日などを素早く検索できるごみ分別アプリを作成して町民の皆さんにお知らせを図っていきたいというふうに考えております。次に、2点目のプラスチックごみの減量についてでございますが、プラスチックごみの問題につきましては世界では年間800万トンものプラスチックごみがごみとして海に流れ出ているというふうに考えられているところであります。海に流れたプラスチックがマイクロプラスチックとなって魚の体内に入り、人が魚を食べたことにより人の体の中にもプラスチックがたまり始めていると見られております。ペットボトルやレジ袋、食品トレーやストローなど、さまざまなプラスチック製品の増加がプラスチックの海洋汚染を促進しているものというふうに思われます。今後とも商店へのプラスチック製品の減量化への啓発やマイバッグ持参、マイボトル利用の促進、レジ袋の有料化などを検討の上、プラスチックごみゼロに向けた取り組みを関係機関とも協力をしながら徐々に進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 8番 高木直良
ただいまお答えがありましたけれども、私の問題提起は、確かに「ことしの仕事」の中に固形燃料化していますということの表記がございました。これは、新しく努力された結果だと思います。ただ、直観的に緑の燃やすごみと書いてある、燃やす、あるいは燃えるという表記が残っている限りは、そこに入れたごみは直接どこか焼却場で燃やしているのではないかという直観的なイメージはそうなると思います。先ほども申し上げましたように、他市町村においてそのようにしている都市というか自治体がございますので、余計そういうことを感じる方がふえてきているというふうに思うのです。確かに焼却から固形燃料化へという転換のときには、その固形燃料化しているということのアナウンスは届いていたかもしれません。しかし、それから相当時間がたっている現在、私は袋そのものの表記を変えたらどうかという提案なのです。そのことについて、再度お尋ねしたいと思います。また、プラスチックごみの減量について、例えば京都府の亀岡市においては、プラスチックごみのゼロ宣言ということを行っております。これは、宣言をしたからすぐ改善できるというものではありませんけれども、これは内外ともに自分たちはこのために町を挙げて努力をするという意思表示、文字どおり宣言です。ここでは、例えばこのようにしてプラスチックごみを減らすことができる、あるいは減らしているという事例につきまして、町のホームページで掲載しております。ですから、いろいろ最近報道によって深刻な事態というのはかなりその認識は浸透していると思いますけれども、日常生活の中で、では何ができるかという点については、かなり意識を高く持っている人が意識的に行動しなければなかなか難しい。ただ、亀岡市のようにそういう事例をこういうことならできそうですよということをアナウンスするということによって、それがさらに発展できるのではないかというふうに考えます。そういう点から見て、先ほどいろいろ取り組みについて考えているということでお話がありましたが、さらにそれを前に進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまのご質問にお答え申し上げます。まず、1点目の表記について誤解を招くのではないかということでありますが、燃やすごみには違いないわけでありますので、その辺固形燃料化する作業が入っているという表示をもう少しアピールすべきではないかということもあるのかというふうに思いますので、その辺私も羊蹄山麓の廃棄物処理検討委員会ですとか、あるいは各町村との統一した形で今までこれまで進んできておりますので、その辺のご意見もそういった広域の場でも出しながら、どういった形がよいか検討してまいりたいというように思います。ただ、なかなか悩ましいのでありますが、今現在固形燃料として集めているものだけでは、実は固形燃料としての製品の性能がよくならないということで、受託事業者においては新たに観光ごみとして出されたプラスチックを事実上そのごみにまぜて固形燃料の製品、固めるための製品にしているという実態もあるものですから、その辺の全体の道筋、効率的で本当に環境に優しいという視点ではどういうことかということも少し詰めてみたいなというように考えております。また、2点目のプラスチックゼロ宣言をされている自治体は、私たちも承知をしております。これまでごみゼロ宣言をしている自治体も幾つかありまして、過去にはこういったことの取り組みについてもご意見をいろいろ賜っておりますが、我々もごみゼロ宣言されている町に職員を派遣して、その実態を検証させていただきました。正直な感想を言うと、ニセコ町よりずっとおくれているリサイクルの状況でありまして、宣言を先行させて実態が伴わないということがあってはならないというのが私どもの考えでありますので、将来的には議員おっしゃるとおりプラスチックゼロ宣言、将来的にはリサイクルを徹底することによってごみもゼロにしていくような道筋が望ましいというふうに考えておりますので、その辺は実態を住民の皆さんと一緒に勉強したり、お互い一人一人の気をつける活動の中から日常的なプラスチック削減の取り組みの熟度を上げることによって、将来的には議員ご指摘の宣言まで至るような努力をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 8番 高木直良
先ほどの固形燃料化に当たって、収集したごみを人間の手で選別しているというお話がありました。私もその状況を見学させていただきましたけれども、やはり相当いろんな生ごみ的なものも含まれておりまして、その作業環境というのは非常に私は悪いというふうに思いました。ですから、できるだけ入れるときから燃やすという、確かに固形燃料にして最後は燃やすというのは、それはそうかもしれませんけれども、実際は直接燃やすわけではないので、先ほど言った選別という過程があって、その中には例えばお菓子の袋があって、その袋に塩素系のプラスチックが使われている場合があるのです。そういうものをできるだけ目で見て判別するというのは非常に難しいと思うのですけれども、手選別しています。それから、本当に生ごみ的なものが固まって入っている場合は、それは取り除くことができるのです。ただ、私は少しでもそういったプラスチック、先ほどプラスチックをわざわざまぜているという話がありましたけれども、それはそうなのかもしれませんが、私が思うのはそういった生ごみの混入、あるいは塩素系のプラスチック袋、そういうものについてはなかなか選別が難しいと思いますので、できるだけそういう誤解が生じない固形燃料用ごみというふうに明記していただきたいというのが私の意見であります。それと、プラスチックごみゼロ宣言、これは宣言すればいいというものではないというのは確かであります。ただ、そういう意気込みを、宣言しないまでも、こういう新しい取り組みをしていきたいと。他の自治体でやっていることを教訓にしながら、あるいはそれを取り入れながらやっていくということでぜひお願いしたいというふうに思います。総括的にもしご意見があればよろしくお願いします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
今ご質問いただきました。分別するときの生ごみとか入っていれば大変だというのは、確かにそのとおりだと思いますので、そういった現場のことも引き続き協議しながら、羊蹄山麓廃棄物協議会等でも検討させていただきたいというように思います。なお、1点だけ、当初燃やすごみの中に衛生ごみを入れるということをしましたけれども、それは住民の皆さんのご意見や一般廃棄物検討委員会の皆さんのご意見でなかなか衛生ごみだけ分けられると、生理用品とかおむつとかいっぱいあるので、かえって燃やすごみの袋に入れるという形で、それを出すときのいろんな本人の思いがありまして、そういうふうにしてくれという住民の皆さんの意見で現在のようなやり方になっているということをご承知おきいただきたいというように思います。それと、最後の意気込みという面では、議員おっしゃるとおりそれも必要だというように思っておりまして、現在いろんな地球温暖化を含めて首長誓約/日本というのに我々も参加をして、全体的な地球温暖化防止を初め、海洋プラスチック汚染を初め進めていくというふうに考えておりますし、まさに我々が今取り組んでいるSDGsというのはこういったことのそのものの活動でありますので、ご意見の趣旨を踏まえてまた取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。