ニセコ町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月12日
中央倉庫群の今後の運営について
2019年3月12日、ニセコ町議会の一般質問で、篠原正男議員が「中央倉庫群の今後の運営について」質問し、町長 片山健也、企画環境課長 山本契太が答弁しました。
- 質問者
- 篠原正男 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、企画環境課長 山本契太
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 篠原正男
それでは、通告に従いまして、一般質問を行わせていただきます。私からは中央倉庫群の今後の運営についてお伺いをいたします。本年3月31日をもって中央倉庫群の第1期指定管理期間が終了いたします。そこで、第2期指定管理者募集の掲載が町のホームページに掲載され、また事業者が決定した旨の記載もありました。本来であれば運営や事業の継続性が大変重要なことと考えますが、現在の管理事業者が応募されなかったと聞き及んでおります。そこで、この3年間の活動を町としてどのように評価され、次の第2期に生かしていこうと考えられているかお伺いいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの篠原議員のご質問にお答えいたします。ニセコ中央倉庫群につきましては、平成28年4月から平成31年3月までの3年間、議会のご承認をいただき、特定非営利活動法人ニセコ倉庫邑を指定管理者に指定し、民間活力を導入して町民の皆さんや観光客、来訪者などが交流し、気軽にくつろげる休息の場として、またニセコ町の地域振興と産業活性化に資する施設としてその管理運営をお願いしてまいりました。平成28年7月から本年2月末までの延べ利用者数は2万7,896名となっております。民間による自由な発想と倉庫群の洗練された雰囲気から、これまでチャレンジマルシェ、地元産品の物販イベント、地元音楽家などによるコンサート、ニセコジャポニカ、各種映画上映など、新たな交流イベントが倉庫群を起点に生まれております。このほか、ヨガ、バレー、ギター教室など、趣味や文化的な利用も盛んになり始めてきているところであります。また、さまざまな企業による社員教育の場として、商談会や、あるいはネットワークのそれぞれの研修の会場としても広く利用されてきているところです。中央倉庫を起点として新たな催しや交流の機会が創出されたことは大変大きな成果であり、これまで指定管理を行ってまちづくりに大変なご貢献をいただいたNPO法人ニセコ倉庫邑代表、松田裕子様を初め、関係各位には心から感謝を申し上げたいと思います。また、この4月から新たな指定管理者による管理についても、これまでの催しや貸し館業務等で引き続き中央倉庫群の活用を希望されている皆様のこれらのご利用を継承しつつ、さらに町民の皆様や、特に子育て世代の活用、各世代の幅広い利用に配慮いただくとともに、多様なニーズの受け皿として皆さんが訪れやすい、特に居場所として利用が促進されるよう期待をし、町としても応援していきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 7番 篠原正男
ただいまの説明で大変充実した活動が展開されているというニセコ町の評価だったのかというふうに伺いました。そこで、何点かお伺いをいたします。まず1つに、この施設の指定管理、いわゆる業務の委託にかかわってニセコ町からの委託料で業者として運営していくだけの力が養えるかどうか。ただ、以前ここにかかわる予算の審議の中でも、みずからが稼ぐ力を蓄えつつ、町民や来訪者に喜ばれ、また地域町内の活動の拠点となるような施設の運営を目指すというふうに記憶しているわけでございますが、本当にこの3年間で業務を委託された側がみずからが稼げる仕組みとしてつくり上げてきたかどうか、まず1点をお伺いいたします。それと、もう一つ、倉庫群の中には、過去にも私は質問の中で指摘をいたしましたけれども、いわゆる貸し館として使われているもの、工場として使われているもの、最近ですとスキー工場が進出し、現在運営されている実態も十分承知をしております。また、アウトドアによる会社によって使われていることも承知しております。ただ、その中でイベント用として使われている、いわゆる1号倉庫というのですか、そういうものは私はた目から見ていていま一つ活用度合いが低いのかなというふうに感じます。お伺いいたしますが、年間で、3年間と言ってもよろしいでしょうか、この指定期間の中で1号倉庫群の活用状況というのはどのような状況にあるかどうか、もしわかればお知らせいただきたい。それとあわせて、町内の起業家が例えば新たに工場を設けるとすれば大変な投資がかかるといった中で、こういう施設をもし使っていないのであれば逆に利用して、そこを拠点として企業化を進めていきたいのだというような希望もあるやに聞いております。もしそういう場合があるのであれば、町として私はある程度の応援というのが必要なのかなというふうに感じます。また、一方では、せっかくの広場として整備したものが失われるという部分も危惧するのですが、相反するものではあるのですが、その辺の考え方がもしわかれば教えていただきたいということと、あと本年度の予算の中で、またこれも審議の中で触れていきたいと思うのですが、地域おこし協力隊の募集並びに彼らの管理運営を担う業務も今回ここで行うということですが、これにかかわって、先ほど私が申し上げた請け負った業者が稼ぐ仕組みの一つでもあるのかどうか、そういったところももしわかれば教えていただきたいと思います。
答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)
まずは業務委託の関係で運営していけるのかと、稼ぐ力を養えているのかというところについては、まずは確かにそのような形で進めさせていただいているものの、この3年間で本当に稼ぐという状況まで至ったかというと、カフェを改めて実施はしましたけれども、それが相当な収益を上げたとかという形にはなっておりませんけれども、ある程度そのカフェ収入なども利用して先ほど申し上げたような新たなイベントに振り向けるというようなことも実施はしてきたということではございますが、まだ稼ぐ途上であるという状況かと思います。それから、1号倉庫の活用についてということなのですが、済みません。今現状で倉庫といいますか、全体の活用の数字は手元にあるのですが、1号倉庫だけということになるとちょっと切り分けたものが手元にございませんで、改めてご報告を申し上げたいと思います。それから、1号倉庫がもし余り使われていないのであれば、改めてそういうところを工場としてとかいう形で使いたいというお話もあるやにということでございました。まず1号倉庫の活用については、そんなに数はたくさんはないのですけれども、これまでも企業研修で使われるですとか、それから子どもたちのための集客イベントを行うとか、映画鑑賞であるとかという形で使われておりまして、それらのものを今後もっともっと広めていきたいというふうに考えておりますので、現状のところでは占有的に別のどちらかへお貸しするという想定はしておりません。ただ、どのようなお話なのかということを伺って、今後の運営の中で何か一緒にできるだとかいうことがあれば検討はできると思いますので、そのようなところのお話についてはぜひ一度お聞かせいただければと思うところでございます。それから、本年度の予算の中でということでご指摘のありました協力隊の部分ということでございますが、4月からの指定管理につきましては、議会の議決をいただくことになりましたら、地域おこし協力隊を卒業された方が起業をしまして、その方にお任せするということになります。打ち合わせの関係も含めて、協力隊の募集でありますとか、それから調整作業だとか、人数も結構なものですので、それらのところについては役場からアウトソーシングをしてそちらのほうにお任せすると。ある程度の委託事業という形なので、収益という部分も多少は乗るかと思いますけれども、そのような形の中で実施をしていくということでございます。これそのものが稼ぐ仕組みの中に組み込まれるのかということにつきましては、運用の中でまたさまざまなやり方の中で、ビジネスチックになるかどうかというところについては改めて検討もさせていただきたいと思っているところでございます。以上です。
議員の質問 7番 篠原正男
まず、1号倉庫にかかわってですけれども、確かにいわゆる集会施設といいますか、研修などのさまざまな施設として使う、または使う見込みもあるということですが、施設の効率性をどこまで担保していくかというあたりがやっぱり大事だと思います。使わないのに、いや、使うのだと3年間おいておいて本当にいいのかどうか、また使うのであれば、使うなりの努力がこういうふうにあるから使う見通しが立つのだというものを示すのであれば、私は町民も納得するだろうというふうに思います。ぜひともその辺をしっかり示していただければというふうに思います。それから、これは先に質問しておけばよかったのですけれども、これまで中央倉庫群の管理運営にかかわって地域おこし協力隊、それから集落支援員、さまざまな形でどのぐらいの総人数が投入されているのか。つまり私自身肌で感じるのは、比較的継続性が薄く、ある一定の期間を経たらどこか部署が変わったとか、もしくは自己都合によって退職されたりとかという、そういう人のめぐりが随分多いように感じました。本来であれば、これは平成25年3月にニセコ中央倉庫群再活用準備支援設計委託業務の報告書の中に何種類かのパターンがあって、町の管理職を配置し、それから職員を配置し、なおかつそこに地域おこし協力隊を、集落支援員をというような形のパターンが示されております。恐らくここで考えられたことはニセコ町の今までやってきたこととちょっと違って、継続性なり、またそこでの判断の主体性なりというものをここで求めていたものと私は推測しております。今後その点について実際問題集落支援員もしくは地域おこし協力隊員によって運営をされていく、また受託会社は過去に地域おこし協力隊を卒業された方が企業化されたところだということですから、この計画、報告書のとおりではないというふうに思うのですが、先ほど申し上げましたとおりその継続性が私は大事だというふうに思っていますので、その点を今後どのように感じておられるのかということをお伺いします。最後になりますけれども、どうもいろいろ話を聞いていくと、ここの計画事業、当初の計画の中にも、ニセコ中央倉庫群の本体たるでん粉製粉工場といいますか、それを核として、それぞれの農産物もしくは肥料を集積する石づくり倉庫群、それ全体をというようないわゆる文化的な遺産継承の場としての一つの面と、もう一方では町民もしくは町内の来訪者に対するサービスの提供の場というような二面性を持ちつつ進んでこられたのだと。その計画や建物を建てる段階の担当部局と現在管理されている部局で、これがしっかりとがっちりと理解され、そして進められているのかどうかと。その辺は、私自身は計画は計画、今現在の運営は今現在の運営というような大きな2つの流れが生まれてきてしまっているのではないか。それが逆に言うと今回の指定管理の継続につながらなかったことにひょっとしたらつながるのかなと。これは勝手な推測です。そういうことも考えておりますので、その点についてまたお答えいただければというふうに思います。
答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)
3年間、スタートした初期のころから協力隊、それから集落支援員等も投入しながらということで実施をしてきました。その中で、協力隊メンバーも含めて場所の異動があったということも実際にございまして、ご指摘のように人の出入りが激しかったということは実際にそのとおりだったかなというふうに思っております。これらの部分は、今度4月からも同じような形で地域おこし協力隊も投入しながら実施をしていくということでございますが、形としては変えるということは考えておりませんで、同じように協力隊をまた投入してということでは考えております。ただ、その中で協力隊のOBということ、それから地域の皆さんの信頼も厚いという会社さんといいますか、信頼性のある方に、また協力隊の経験者としてもということも含めて管理をご委託申し上げたいと思っておりますので、その辺のところは継続性を持ってやっていただくということで話し合いはある程度なっているというふうに考えておりまして、そこの部分についてはこれからご期待申し上げているというところでございます。それから、文化面と、それから人の活用と町民、それから町外の方々の交流の場というようなもので二面性があったりということでございますが、それからそれに伴って担当部署が途中で変わったということでございましたが、それらの部分については、きっちりと引き継ぎをさせていただいて、文化面での継承も、それから人の交流部分もということで企画のほうで引き取っておりますので、そこはきっちりと意思の疎通をしてやらせていただいているつもりではございます。以上です。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
これまで指定管理、第1回目受けていただきました倉庫邑におかれましては本当によくやっていただいて、いろんなイベントも限りなくというか、本当にやっていただいたと心から感謝を申し上げております。指定管理でありますので、当然その運営の中身について町が立ち入るということは基本的にできない仕組みでありますから、そこは我々相談を受けたものにつきましては担当としてしっかりできる応援をさせていただきながらこれまできたということであります。当初の計画自体は、相当私はよい方向にレベルアップをして活用されているというふうに思っていまして、当初町民の皆さんの居場所、とにかく居場所をまず第一にというところにつきましては、今後さらにそういった状況が生まれていくように新たな指定管理者の皆さんにもお願いをしたいなと思っています。なかなか集まる場所がニセコない、そのときに自分たちで食べ物持ち寄って、あるいは飲み物を持ち寄ってあそこで会議やっていいし、お子さんたち集まってお母さん方が夜語らっても昼間集まってもいいし、そういうとにかく住民の皆さんが自由に使える場として進めていきたいというふうに思っています。あと、1点目の1号倉庫につきまして、具体的にある程度制度設計があって、これが安定的に使って、それがニセコ町の産業とか、そういうものに資するようなものであれば、また議会も含めて相談させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)
済みません。ちょっと先ほどお答えしていなかったことがありました。1号倉庫の施設の効率性をやっぱりきちっと考えなければだめだというお話であったかと思います。今町長からお答え申し上げましたというところもそうなのですけれども、同時に今後の部分につきまして、あそこでテレワーク施設も併設して持っているということで、これまでテレワークの施設につきましては、近隣に住まうところがないものですから、なかなか使いたいと思っても使いづらかったということがありましたけれども、近くにできました施設と協力しながら、泊まりもできるし、仕事も倉庫群のほうでできると。倉庫群のほうで仕事をするということになった場合に例えば2階の事務所で仕事もするのだけれども、職員研修として1号倉庫を使うというような形の使い方も現状で考えておりまして、これまでもそうだったのですけれども、それらの部分につきましては利用をさらに活性化させて利用率を上げたいというふうに思っているということが1つと、それから今度の指定管理については、そこだけではもちろんないのですけれども、特に子育て世代の皆さんにもよくよく活用していただけるように、子どもたちのいわゆるキッズスペースというものを設けるですとか、それらのイベントを実施するですとか、それからスポーツイベントなどの最近はやっているというのでしょうか、パブリックビューイングですとか、そういうような活用についても今提案としていただいているということなので、なお一層新たな活用として活用の幅が広がるのかなというふうには感じているところでございます。以上です。
議員の質問 7番 篠原正男
大変申しわけありません。私の発言の中で、先ほどお答えいただいた文化という言葉を私話ししたかもしれません。文化というよりも、農業振興にかかわる、ニセコ町の農業にかかわるいわゆる産業遺産という捉え方と文化財としての捉え方という、こういう意味を踏まえての発言でありますので、もしそこのところ誤解をされていれば訂正をいただきたいと思います。申しわけございません。