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ニセコ町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月12日

持続可能な観光地域づくりの視点

2019年3月12日、ニセコ町議会の一般質問で、木下裕三議員が「持続可能な観光地域づくりの視点」について質問し、町長 片山健也、商工観光課長 前原功治、町民生活課長 横山俊幸が答弁しました。

質問者
木下裕三 議員
答弁者
町長 片山健也、商工観光課長 前原功治、町民生活課長 横山俊幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 木下裕三

通告に従いまして、1件質問いたします。ニセコエリアにおいて海外からの来訪者の増加やリゾート開発など、国内外から注目を浴びている一方で、旅行者等によるマナーや交通、ごみの問題など、観光による経済活動以外の地域社会や環境分野にも影響が及んでおります。SDGs未来都市に認定されたニセコ町だからこそ、そのようなネガティブインパクトに目を向けながら、今後持続可能な観光地域づくりの視点というものが欠かせないと思われますが、町長の考えを伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

それでは、ただいまの木下議員のご質問にお答え申し上げます。ニセコ町の観光入り込み客数を見てみますと、平成元年には130万人程度だったものが平成29年には167万人と30%近く来訪者がふえております。また、昨今の観光開発などの増加により、建設工事やビジネスなど、地域に滞在する皆様がふえている状況となっております。一方で、議員がご指摘されているようなマナー違反が発生していることも事実であり、町としても危惧をしているところであります。まちづくりには住民の皆さんが幸福を感じ、安心に生活できるということが大切であるというふうに考えております。ニセコ町では、転入の際に詳しくごみの処理など地域のルールを説明しているほか、町内の美化活動を住民や事業者の皆さんとともに実施してきたところであります。地道な活動を積み重ねることにより、地域の意識を高め、広く伝わっていくことが重要ではないかと考えております。持続性の確保という点では、観光客に選んでもらえる観光地であり続けること、経済が地域で循環し、広がりを持つこと、そして住民生活が向上することというのが大切であると考えております。我が町の観光資源の源泉である町民の財産であるこのニセコ町の環境、これをこれからもまず第一に大切にしながら取り組んでまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

議員の質問 1番 木下裕三

今後観光地として持続可能な地域を目指していくためには、観光客や観光事業者のその目線というものに加えて、今まさしくおっしゃっていたような住民の幸福を含めた、そういった住民目線、それとあと観光従事者、地域産業のさまざまな主体のそういった目線を考慮するということが必要というふうに思いますし、言われております。また、ある観光レポートの中では、日本の観光への信頼を得てインバウンド振興につながるためにはSDGsの実現への取り組みというのが必要というふうなことも一部言われております。町長の町政執行方針でもお話があったとおり、ニセコ町の方向はこれからの観光地域づくりに欠かせない視点というのを既に持って動いていると私は確信しております。しかし、持続的な観光地域づくりを実現していくためには財源が必要不可欠というふうに考えております。その中でも現在導入に向けて検討を重ねている観光目的税、これは重要な課題ではないかなというふうに思っております。倶知安町では既に昨年12月に宿泊税の条例化が進んで、本年11月の徴収開始に向けて動いているわけなのですが、ニセコ町の観光目的税の動きというのが一向に見られない状況で、こちらの進捗状況がどのようになっているのか、それをまず1つお伺いしたいということ。それとまた、もう一つ、先ほどちょっとお話もありましたけれども、ごみの問題に関してです。観光客の増加や開発に進むことで地域住民に直接影響を与えるというのは、僕はごみの問題ではないかなというふうに思っております。既に同僚議員からもたびたび議会の中で問題提起しておりますけれども、無秩序なごみの分別だったり、他町村のごみ袋使用など、そういったことも見られて、一部の地域住民の非常に負担になっているということを聞き及んでおります。その点について何点か伺いたいと思います。1つは、町として無秩序なごみ分別や他町村のごみ袋の使用など、そういったことについてどの程度まで把握されているのかということ。それともう一つ、ごみステーションの利用について、例えば町内会組織に入らない住民だとか、コンドミニアムの管理会社だとか、その従業員寮、あるいは今いろいろと開発事業者さん来ておりますけれども、その開発工事系の事業者さんです。その飯場だとかも含めて、そういったことになりますけれども、そういったところへの対応というのはどういうことになっているのかということ。それともう一つが、31年度予算においてごみの減量化と分別排出の徹底に関する周知をするためにごみ分別アプリサービス、これを導入を検討するというふうにありましたが、具体的にはどのようなサービスかをお知らせください。

答弁 商工観光課長 前原功治(商工観光課長は2019年3月まで)

私のほうからは宿泊税の進捗状況についてご説明させていただきます。先ほど議員ご指摘のとおり、倶知安町のほうではもう11月からということでお話は伺っております。これから内容等について議論されていくというようなこともお聞きしている状況であります。我々のほうといたしましては、各地、今倶知安町以外も全国的に導入をされるという部分で検討されているという情報を聞いている中で、いろいろと今倶知安町でやられようとしている、我々もそこの勉強をさせていただいておりますが、料率で徴収をされるという考え、あと京都であったりとか、先行的に導入しています定額で導入するというような話などの中で、運用が始まっている中で今さまざまなある意味いろんな矛盾も含め、各地の問題点というものもいろいろお聞かせいただいている。そういう中で、我々今地域内での観光事業者等との会議の中で意見交換させていただいておりますけれども、その辺をどういう形で着地をさせていかなければいけないのかというところがまだまだ詰めていかなければいけないというところで、引き続き議論の熟度を上げながら進めてまいりたいというふうに考えております。以上です。

答弁 町民生活課長 横山俊幸(町民生活課長は2019年3月まで)

私からは、ごみの関係についていろいろとご質問いただいておりますので、抜けるところがないようにお答えをしていきたいと思うのですけれども、まず無秩序といいますか、他町村のごみ袋とか、そういった部分も入っているような状況をどうやって捉えているかという部分なのですけれども、これについては収集事業者からの連絡もありますし、自治会からのお知らせもありまして、その都度問題のあるごみステーションにつきましてはごみの注意喚起の看板等、表示を張りつけたり、その近辺の不特定多数のところに対して外国語表記のチラシ等も配布をしております。また、コンドミニアムとか従業員寮という部分については、お答えの中にもありますけれども、転入者については転入手続の際に窓口において随時説明をさせていただいておりますし、外国人に対しましても外国語版の啓発資材等により説明をしているところです。また、アパートなど事業者とかに対しては、自主的なダストボックスを設置するようにお願いしておりますし、分譲の別荘の部分についてもそういった部分で自主的なダストボックスを設置していただくようにお話をしているところです。ごみステーションについては、現在219基ということで、設置箇所がそのぐらいあるのですけれども、町内会のほうで自主的に鍵を設置したりして、そういっただめごみの排出を防いでいるところが30カ所程度、これは自主的に取り組んでいただいているという状況になっております。最近は、外国人とか、外国人の方だけでお住まいのところとかもありまして、そういったところにつきましては、国際交流員の協力もいただきながら、うちの担当が個別で説明に行っているところでございます。それと、31年度にごみの分別のアプリサービスという部分で予算を計上しているところなのですけれども、これは30年度においても調査検討をするために予算措置をしたところなのですけれども、これらにちょっと時間がかかったことがあるのですけれども、これらについて担当で内容を全てつくり上げてアプリを登録する方法ではなくて、平成31年度においては町からその情報提供をして、ベースを事業者においてつくり上げていただいて、必要に応じて職員のほうでそれを修正したりということができるような部分を考えたりもして、またこれも日本語のほかに英語対応も考えております。主な機能ですけれども、カレンダーでごみの収集日をお知らせするとか、ごみ分別の品目を検索できるとか、ごみの出し方等について町から逆にお知らせとかできるような手法を考えているところです。以上です。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ご質問の観光目的税につきましては、制度設計をしっかりやりたいということで、これまでも担当のほうで月1回の宿泊事業者の皆さんとの懇談会の場で意見交換を相当させてもらいながら、それから制度設計にあっては先進地との意見交換もさせてもらいながら熟度を上げていきたい。やっぱり最終的にはその窓口で実際に動くホテルの皆さんのご理解とご支援というのが非常に重要だと思っていますので、そこはこれからしっかり、できるだけこの年度中、新年度中に制度設計ができて、またいろんなご意見が反映できるように取り組んでまいりたいと、このように考えております。よろしくお願いをいたします。

出典:ニセコ町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月12日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる