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ニセコ町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月12日

ジュニア救命士制度について

2019年3月12日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ジュニア救命士制度について」質問し、教育長 菊地博、町長 片山健也が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
教育長 菊地博、町長 片山健也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

おはようございます。4番、斉藤うめ子です。一般質問に先立ちまして一言、国際女性デーについて述べさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。毎年3月8日は国際女性デーです。シンボルフラワーはミモザの花です。これは、1904年3月8日にアメリカニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、1910年のコペンハーゲンでの国際社会主義会議にて女性の政治的自由と平等のために戦う日と提唱したことから始まりました。その後国連は、1975年の国際婦人年において3月8日を国際女性デー、インターナショナルウーマンデイズと制定しました。1982年3月8日、フランスではミッテラン政権での国際女性デーを祝う大規模な式典を開催し、女性の主体性、平等、尊厳の尊重を求める演説を行っております。国連は、2010年7月2日の国連総会で女性にかかわる国連の活動と組織改定について決議し、ジェンダー・イクオリティー、平等と女性のエンパワーメントのための国連機関、略称ユナイテッド・ネーションズ・ウーマンを設立し、2011年1月1日より活動を始めています。議会だより176号32ページにある私の賛成討論では、このユナイテッド・ネーションズ・ウーマンの声明文を一部読み上げさせていただいております。アメリカ合衆国では、国際女性デーを含む3月を女性史月間としています。日本でも国際女性デー、ハッピーウーマンフェスタが2017年から展開し、東京の渋谷を中心に大阪、愛知、宮城の4都道府県など全国に拡大しています。3年目となることし、3月10日、渋谷駅前では大規模なパレードが行われました。以上です。ありがとうございます。それでは、通告に従いまして、一般質問に移らせていただきます。1件目、ジュニア救命士制度について教育長、町長に伺いたいと思います。国の法改正、これは2011年、により救命講習の対象年齢が引き上げられ、小学生を対象にしたジュニア救命士を育てる取り組みが始まっています。これは、幼少期から命の大切さや救命法の重要性を根づかせるために始まった制度で、ジュニア救命士制度を取り入れている自治体が全国にふえてきています。ニセコ町ではこの制度を実施しているか、教育長に伺います。また、この制度について町長のお考えもあわせて伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)

それでは、ただいまの斉藤議員のご質問につきまして、まず私のほうから教育の観点でお答えをいたします。議員ご指摘のジュニア救命士につきましては、消防行政における取り組みとして小学校高学年以上の児童生徒を対象とし、救命救急に関する任意の講習制度と承知しておりますけれども、本町では現在は実施しておりません。なお、現在消防ニセコ支署におきまして、小学校児童が参加した少年消防クラブの活動が取り組まれております。活動内容として心肺蘇生法なども学ぶなど、大変有意義な活動が1年を通して行われております。教育委員会におきましては、こうした取り組みを今後も奨励していきたいと考えております。以上です。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまのご質問にお答え申し上げます。2016年ごろより関東地区の都市部で小学生高学年を対象にジュニア救命士制度がつくられ、取り組みが行われているものというふうに承知をしております。ニセコ町では、少年消防クラブの研修で昨年も11月17日にクラブ員9名が1時間30分、救急法、CPR、これは心肺蘇生法です。それからAEDの取り扱い訓練等を実施しているところでありまして、特に資格等の発行はしておりませんが、救急の学習を行っているところでございます。今後少年消防クラブの活動を継続する中で救急救命への学習の機会の拡大というのを進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

全国で心臓の突然死による死者は、年間7万人に上ると言われています。これは、交通事故の10倍にも当たると言われております。通常119番に通報してから到着するまで8.2分と言われています。それで、私がいろいろと調べていく中で、世界一の救命都市として言われるアメリカのシアトル市では講習受講者が市民の60%を超えて、応急手当て実施率は50%、救命率30%以上であると言われています。その理由は、ここのシアトル市では幼稚園児から救命講習がされていると言われています。ですから、今教育長、町長の答弁では、ニセコ町では唯一少年消防団が全部で9人ですか、それは任意でその団体が受けているだけということになると思うのですけれども、これでは本当に少な過ぎるというか、やっていないに近いぐらい少ないと思うのです。それで、先ほどの続きですけれども、日本の救命率というのは、シアトルでは30%以上に対して日本では5%にすぎないと言われています。それで、心肺蘇生法をすぐするかしないかで生存率は全く違ってきます。これは東京慈恵医大の武田救急の先生ですけれども、心肺停止の現場に居合わせたときに救急車を待っていたのでは遅い。その場にいる人しか救えない。誰もが救急処置をできるように子どもへの教育が重要になっているということをおっしゃっております。それで、私ちょっとお伺いしたいのですけれども、私は30代、40代、それからニセコに来てから60代で赤十字が主催した救急救命士の講習を受けました。皆さんここにいらっしゃる中で、説明員の方たちで救命の講習を受けて資格を持っていらっしゃる方は何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか。教えていただきたいなと思ったので、ちょっと手挙げていただきたいなと思ったのですけれども、3分の1、半分までいくかいかないかですね。これは本当に少な過ぎて驚いているのですけれども、私がいろいろと先ほども申し上げたように、全国の学校では小学生、2011年からですか、小学生も対象にしたこういう講習が行われております。それで、対象は高学年、小学校5年生、6年生になっているようなのですけれども、私はもっと、幼稚園の4歳児は無理かもしれないけれども、5歳児ぐらいからも参加して講習を見るという、そういうことを始められてはいかがかなとずっと思っております。この救急救命なのですけれども、私の体験から言いますと結構大変です。力も要りますし、そしてAEDは指示に従ってやればいいというふうになっていますけれども、実際にはこれそんなに簡単なことではなくて、そのときは指導員がいてやってくれますから、何とかそこで講習は終わるのですけれども、これがその場を離れていざというときにどこまでできるかというのは、本当に私自身自信がありません。ここでは2015年に取得していますけれども。ですから、例えば幼児だとか小学生低学年ですと、力も結構要りますので、それは十分にはできないかもしれないけれども、そういう現場を見ていただく、そして幼児には幼児のマットなりなんなりキットがいろいろとありますので、私もインターネットで見ましたらたくさんあるのです。それを使って見よう見まねといいますか、そういうことを一緒に講習するということが大事ではないかとつくづく思っております。幼児センターから小学生までの児童は318人なのです。これに中学校、高校も入れますと全部で490人になります。私は少なくとも年に1回、レベルはありますけれども、そういう講習はぜひとも実施していただきたいと思っております。それについて町長、教育長、今後の方針をちょっとお考えを聞かせていただきたいと思っております。

答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)

ただいまの斉藤議員のご質問にお答えをいたします。議員おっしゃっているようにこの制度の目的は、命の大切さをみずから知るということと、初期対応の重要性を学ぶということだと思います。ですから、これにつきましては、幼児から命の大切さというあたりにつきましてはいろんなことを通して子どもたちも学ぶ場面が多々あると思いますので、私はそれで十分かなというふうに思っております。この制度そのものも小学校高学年からを対象にしていることは、やはりそれなりの知識、理解が必要だということと、技術が伴ってくる。間違った方法を覚えてしまっては逆に危険だということもあるので、小学校高学年に位置づけているのではないかなというふうに考えているところです。現在の学校教育の中では、小学校5年生においてけがの防止という保健領域で1時間学習をしております。あわせて、中学校では中学校2年生が応急手当ての意義と基本ということで、この心肺蘇生法についても学ぶことになっておりますので、そういう機会を通して実技に取り組んでみたいという学校の要望があれば検討してまいりたいと思います。何より関係機関、消防署の指導をいただくことと事前準備、キット等の備えが必要だというふうに思いますので、これにつきましては消防機関とも連携をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。以上です。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいま教育長が話されたとおり、教育現場で具体的な動きがあって、それに予算を伴う等のことがあれば、町としても積極的に対応してまいりたいというふうに考えております。なお、町としてはこの少年消防クラブをできるだけ多くの皆さんに受講いただいて、その啓発活動の中から広げていきたいというふうに現在のところ考えているところであります。また、けさ消防支署長から連絡があって、ニセコ町少年消防クラブが優良クラブとして消防長官表彰を受賞するということになりましたので、こういったこともPRしながら多くの皆さんがこの消防クラブに参加いただけるよう配慮してまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

ただいま菊地教育長が学校で命の大切さを知る場面があるので、それで十分ではないかと最初に当初におっしゃったかと思うのですけれども、これは全般を通してという意味で命の大切さという意味でおっしゃったのだと思うのですけれども、私ははっきりとしたこういう制度があって、そして文科省もこれをぜひ広めていきたいという、そういう思いで、今本当に全国で広がっているようです。そして、幼少期では正確にできないのではないか、間違った方法で学ぶのではないかとか、いろんな非常に消極的な答弁をいただきましたけれども、それは指導者がついていることですし、こういう場面を幼少期から、私は本当に幼児センターの子どもたちもそこの場面を見て、そして完全にできるまでにはもっと成長しなければなりませんけれども、そういうことが必要だと思います。ですから、今最初に当初に申し上げたシアトルでは、幼稚園児からこういう講習を実施しているということなのです。それによって世界一救命率が高いと言われています。こういうことをニセコ町でも率先して受け入れていく、そういう考え方でぜひ積極的に考えていただきたいと思っております。答弁に大変失望させていただきました。

出典:ニセコ町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月12日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる