ニセコ町議会 平成29年第5回定例会 2017年12月19日
綺羅乃湯の泉源について
2017年12月19日、ニセコ町議会の一般質問で、青羽雄士議員が「綺羅乃湯の泉源について」質問し、町長 片山健也、商工観光課長 前原功治が答弁しました。
- 質問者
- 青羽雄士 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、商工観光課長 前原功治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 青羽雄士
それでは、通告に従いまして、1件質問させていただきます。綺羅乃湯の泉源について。綺羅乃湯の新しいポンプの入れかえ作業中において動力ケーブルの破損により、温泉のくみ上げができない状況との報告を受けました。原因が何なのか、カメラを入れてみたら管内の腐食等がひどく、状況が大変悪いということでした。新たにケーシング管設置工事等の補正予算を計上したにもかかわらず、現在も新しいポンプが入っていない状況で、自噴している湯量だけでは足りず、水道水を加水し、加温して営業していると聞いております。町として早急に対処すべきと思いますが、町長の考えをお伺いいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
それでは、ただいまの青羽議員のご質問にお答え申し上げます。綺羅乃湯の温泉井戸の補修につきまして9月定例議会において補正予算を可決いただき、補修工事を進めてまいりましたが、既存のケーシング管の傷みがひどく、予定していた150メートル地点まで内挿管を入れることは困難であるということがわかりました。現状では自噴により毎分30リットルから40リットルのお湯がこれまで同様湧出しておりますので、当面は自噴しているこのお湯を綺羅乃湯に圧送して対応してまいりたいと考えております。しかしながら、湯温が低下していることや、風呂掃除のときなど一時的に大量のお湯が必要となる場合への対応が難しい状況であることから、新たな泉源確保について検討してまいりたいと考えております。また、温泉掘削につきましては、場所の選定において熱量や湧出量などを考慮しなければなりませんし、掘削許可を得るために手続を要します。研究機関等の助言を得ながら技術的な調査を進めるとともに、財源の確保の検討を行い、でき得る限り早く対応してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 3番 青羽雄士
ただいま町長の答弁で、新たな温泉の泉源確保が必要だというふうに認識しているというような答弁があったように思います。私も、本当に町民に愛されている施設として早急に、私の考えでいきますと年明け早々にも補正するなり、新年度の予算には組み込んでいただけるような、そういった配慮が必要でないかなと思っております。そこで、今答弁の中で私の認識とちょっと違ったなと思っているのですけれども、ただいまでも自噴で毎分30、40あるように伺ったように思いますけれども、私の調べたところでは毎分でいくと五、六リッターぐらいだというふうに聞いていますので、その辺は後で担当者のほうで確認していただければ結構ですけれども、それによってかなりの水道水を加水するだとか、そういった状況が変わってきますので、それを踏まえて、まずは水中ポンプを交換する工事に当たって今回これがわかったと。水中ポンプを交換するには定期的、5年置きだったのか、何年置きかによって繰り返されてきたわけですけれども、ポンプよりもケーシング管の状況が悪くてこういうことになったということでございました。そこで、まずこのケーシング管の点検なりメンテナンスというのは必要なかったものなのか、それとも怠ってしまったものなのか、それ1点です。そして、前向きな質問といたしまして、町長の答弁の中にもありましたとおり、早急に新しい泉源確保しなければならないというような思いでいるのであれば、まず場所は、新たなボーリングする場所はどの辺を想定しているものなのか。今の泉源は新しい集合住宅の敷地内ぎりぎりというような、そこが本当にいいのか、そういったこともあるでしょうし、また検討しているというようなことでございましたら、あの井戸が今現在の井戸で300メーターと聞いていますので、最低でも300メーター掘った場合どのぐらいの工事として、見積もりとして予算規模としてどのぐらいを想定しているものなのか。また、温泉を掘るのにいろんな許可が必要だとかというふうなこともございます中で、最大限急いでいつごろまでに新たな泉源を利用できる施設になるものなのか、どういったタイムスケジュールになるのかということをまずお聞きしたいと思います。
答弁 商工観光課長 前原功治(商工観光課長は2019年3月まで)
ただいまの青羽議員のご質問にお答えをいたします。ケーシング管の点検等のことでございます。こちらについては、タイミングといたしましてはポンプの交換を行う際にその状態を確認をするというのがこれまでのやり方でございまして、今回綺羅乃湯のポンプにつきましては9年ほどそのまま交換を要さなかったというところがございまして、9年間確認がとれていませんでした。その間に大分傷んでいたというところが実態でございまして、こちらについてはこれまでのポンプの寿命というか、それとはまた別に、5年なりに中をきちっと確認をしていくというようなことも必要になってくるのかなというふうに考えております。こちらについては、今新しい井戸というお話、ご質問もございましたが、その辺の検討する中で、ライフサイクルという部分も含めてしっかりと検討していきたいというふうに思っております。ボーリング場所等については、これについては土の下のことということで、外見だけではすぐ判断できないものですから、ほか研究機関等の助言を得ながら早急に場所決めをしてまいりたいというふうに思っております。金額的には、こちらも詳細を調べた状況ではございませんが、概算で大体メーター当たり8万円から10万円程度は必要だというふうには言われております。あとは、深さによって変わってくるということでございます。あとまた、附帯工事等々によっては金額が若干変わってまいりますので、あくまでも目安というふうにご理解いただければと思います。あと、許可については、北海道のほうの許可を得るために、年に数回開催されます温泉審議会というところにご審議申し上げて、そこで許可をいただくという手続がございまして、どうしてもタイム的には数カ月たってしまうということで、掘削時間等を含めて、北海道との協議を始めてからおおむね1年程度は要するというふうに伺っております。自噴による湧出量につきましては、改修した当初は確かに5リッターぐらいしか出なかったそうなのですが、今落ちついている中では30リッターぐらいは上がっているというふうに工事事業者のほうからは聞いております。ただ、綺羅乃湯のほうのオペレーション上、どうしても大量に使うときには今の湯量では全く足りていませんので、そこについては非常にご苦労をおかけしているという状況でございます。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの質問の中ですぐにでもということで、できれば町として有利な財源を確保したいという思いから、現在北海道、それから経済産業省を中心としたエネルギー機関に打診をして、ニセコ町の中央地区における自然再生可能エネルギー等の有効利用に関する調査の中で温泉の掘削、そのことによって地下資源の調査も含めた全体像の調査をできないかという打診をしているところであります。今幾つかのメニューが出されておりまして、こういったものを全体像を参酌しつつ、ニセコ町にとって最も有利で、そして将来的にも活用できるものということで現在検討を進めているところであります。なるべく早目に議会の皆さんともご相談させていただくよう検討を急いで、着手をしたいというふうに思っております。それと、ボーリング場所につきましては、先ほど言いましたいろんな研究機関のご指導も得たいとは思っておりますが、限りなく現在の綺羅乃湯に近い場所で町の土地もある場所ということを前提としつつ検討を進めてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 3番 青羽雄士
地質業者といろいろと検討してというようなお話があったと思うのですけれども、以前に我々担当課長のほうからもご説明いただいた中に、最初温泉掘るときの中央地区の地下調査というものが残っているということであれば、新たにまた例えば業者に委託して調べるだとか、無駄なお金をかけることなく、データをもとに、ここにこういう脈があるのだなとか、多分そういったものが残っているのでないかという中で思っているのですけれども、そういったものがあれば即活用して行えばいいのでないかなと思っております。あとまた、今財源のお話もあったと思うのですけれども、確かに環境省ですとか、そういったところの有利な助成金のあるようなものも検討するのはもちろんでしょうけれども、今現在の自噴している井戸が崩落して全く使えなくなる可能性だって考えられるわけだと思います。そういったことも想定されるのであれば、もちろん補助金なり、いろんな有利なものも同時に進行しながら、同時に進行ということができるのかできないのかも私の知識ではわからないのですけれども、そういったことも必要でないかなと思っております。また、キラットニセコさんは営業日数もふやしながら、職員の頑張りによって何とか黒字を確保している状況だというのは、皆さんご存じだと思うのです。それも、あそこの営業自体が重油ですとか、水道水ですとか、そういった光熱費が占める割合というのがかなり高いということになっております。その中で、いろんな審議会を通して作業に入るということになって、では実際に新しい泉源を使うのに早くても1年だ、早くても2年だとか、そういった期間がある間、それでも綺羅乃湯は沸かしながらでも多分地域の愛される施設として維持確保していかなければならないと思います。その中で、もし営業努力一生懸命キラットニセコの人間がやっている、会社がやっているにしてもどうしても水道光熱費の部分で赤字が続くというようなことがあった場合は、町としてはそれなりのことを補填するなり、そういったことを考えておられるのかお聞きします。
答弁 商工観光課長 前原功治(商工観光課長は2019年3月まで)
調査費のところについてご説明を申し上げます。先ほど青羽議員ご指摘のとおり、資料等々、地下の情報についてはそろっているところございますので、掘削に係る部分の調査委託というものは考えておりません。現存の資料等を使ってやりたいと思っております。ただ、全体的な温泉利用という部分の調査経費という部分で先ほど町長述べておりますので、その部分に関しては掘削と並行した部分の事業分ということで調査が必要ということでございますので、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
タイムスケジュールに関しましては、できるだけ早くという意味で、これが年明けて2年後とか、そんなふうなことは全く考えておりません。できるだけ、今有利な財源が見込めれば早急に直ちにいろんな対応に入っていきたいと。それから、地下資源の調査について民間事業者に調査してもらうという考えは全くありませんで、これまでも北海道地下資源調査所というのが昔ありまして、それが今北海道総合研究機構というものになっております。北海道総合研究機構ではこの辺の地熱データ網羅して持っておられますので、そういったところのアドバイスを受けつつという意味でございます。おっしゃるとおり、いろんな対応については検討していきたいというふうに思っております。なお、綺羅乃湯につきましては、今職員の皆さん、それから役員の皆さんの大変なご尽力によってきちっと営業されているという認識しておりますので、町としては赤字がどうこうという問題ではなくて、これまで同様きちっと応援をさせていただくということで考えてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。