ニセコ町議会 平成29年第5回定例会 2017年12月19日
平和教育について
2017年12月19日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「平和教育について」質問し、教育長 菊地博が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 教育長 菊地博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
2件目にまいります。平和教育について。戦後72年、日本は戦争のない平和国家として今日に至りました。私たちは、これからも戦争の惨禍に二度と巻き込まれることのないように、子どもたちが平和で安心して生きていける社会の道筋をつける義務と責任があると思っています。そのために、学校では平和教育をどのように推進しているのか、教育長の所見を伺います。
答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)
それでは、ただいまの斉藤議員のご質問の平和教育についてお答えをいたします。学校における平和教育につきましては、さきの大戦の歴史の教訓の中などから、戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えていく観点により、学習指導要領に基づき、児童生徒の発達段階を踏まえた指導に取り組んでおります。具体的には、特に小中学校におきまして社会科の中で国際社会に生きる平和で民主的な国家、社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養うことを目標に、歴史上の事象や世界平和への努力などについて学習しております。各学校におきましては、引き続きこうした平和教育の着実な実施に取り組んでまいりますので、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。以上です。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
もう既に皆さん連日報道で取り上げられておりますからご存じと思いますけれども、ことしのノーベル平和賞をICAN、核兵器廃絶国際キャンペーンが受賞し、そしてそのきっかけというか、その原動力になったというのは、やはり被爆者が受けた苦しみが核兵器廃絶を目指す原動力になったと語っています。また、ノーベル文学賞を受賞されたカズオ・イシグロさんは、長崎生まれの被爆2世として生まれました。そして、彼はノーベル賞の受賞に関して、この名誉ある受賞が平和のためになればよいということをおっしゃって、平和という言葉を何度も繰り返しております。また、ことし7月には国連会議で核兵器禁止条約が採択され、国連加盟国の3分の2の122カ国が賛成しました。また、昨年2016年5月のオバマ元米国大統領の広島訪問、核兵器のない世界を必ず実現すると演説しております。また、その際安倍首相も核兵器のない世界を必ず実現すると演説しております。しかし、現実には北朝鮮による核保有とミサイル発射による核兵器の使用への危機感、ともすれば核戦争がぼっ発するのではないかという世界情勢の不安の中で、唯一の戦争被爆国である日本を世界が注目しております。その被爆地、広島、長崎を平和と希望の象徴として子どもたちに伝えることが平和教育そのものではないかと思っております。毎年30万人の子どもたちが修学旅行その他で広島を訪れていると言われています。平均100万人だそうですけれども、オバマ大統領が訪問したときはその何倍にもなったそうです。そして、外国人からも一番評価されているのは、広島を訪れたことが一番よかったというふうに、そういう報道もされております。子どもたちはこの平和の象徴としての広島を体験すべきではないかと私は思っております。ニセコ中学校の生徒たちの修学旅行は現在は京都ですけれども、広島にしてはいかがかと思いますけれども、教育長、いかが考えられますか。
答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)
斉藤議員のご意見のように、平和教育の大切さというのは私も十分感じているところです。そうした広島、長崎を実際に現地で学び、平和の大切さを感じ取ってくることは非常に有効であるというふうに考えているところです。そうした中で、今教育委員会では教育振興基本計画の後期施策に取り組んでおりまして、議員の皆様にもお渡ししたところでありますが、その中で具体的な施策として人権、平和、民主主義を尊ぶ学習の推進ということで、その中で社会科や道徳科、総合的な学習の時間、見学旅行等において人権、平和、民主主義や多様性をとうとぶ心を児童生徒に育てるという方針を立てているところです。とはいえ、教育課程の編成につきましては校長が定めるということになっておりますので、この辺は校長のほうとも十分意見交換を通しながら、平和教育を中心に考えていきたいということであれば、教育委員会としてはそれを応援してまいりたいというふうに考えているところです。以上です。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
繰り返しになることもあると思いますけれども、子どもたちが広島の現実を見ることが平和への一番の体験的、実践的教育ではないかと私は思っております。北海道の公立中学校で広島を訪問している学校を北海道教育委員会に聞いてみました。それが大変残念なのですけれども、中学校では現在ことしから豊浦中学校が訪問先に選んでいます。去年まではたしか黒松内中学校が広島を訪問しておりましたけれども、いろいろな事情があってそれは今現在ことしからは変わったというふうに伺っておりますけれども、子どもたちに語り部、本当に高齢になって、もう最後の機会になるかと思いますけれども、語り部を豊浦中学校にお招きして、小学校も全部聞いてもらうということが非常によかったというふうに学校の教頭先生からも伺いました。それから、新聞でもご存じかと思いますけれども、旭川の工業高校ですか、高校生ですけれども、そこは長崎を訪問しております。北海道から広島、長崎は遠いのですけれども、ただ全く可能でないわけではなくて、皆さん2泊3日で旅行しております。これこそ本当に貴重な子どもたちへの平和教育そのものではないかと私は思っておりますので、ぜひとも積極的な検討をしていただきたいというふうに考えております。
答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)
再度私からになりますけれども、学校のほうと十分検討しながら、広島、長崎を訪れる当日だけの学習ではないことになると思います。事前学習で準備を十分にして、当日訪れて、そして事後学習も非常に大事になってくるということですので、非常に学習活動としては大きな単元になるというふうに思いますので、簡単にはすぐ来年からということにはならないというふうに思いますけれども、十分その辺を踏まえて学校のほうとも検討してまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。