ニセコ町議会 平成29年第3回定例会 2017年6月21日
自治創生事業の今後の展開について
2017年6月21日、ニセコ町議会の一般質問で、青羽雄士議員が「自治創生事業の今後の展開について」質問し、町長 片山健也、商工観光課長 前原功治が答弁しました。
- 質問者
- 青羽雄士 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、商工観光課長 前原功治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 青羽雄士
それでは、通告に従いまして、私のほうから1点質問させていただきます。自治創生事業の今後の展開について。昨年度のニセコ町自治創生事業におけるリーサス分析結果から、ニセコ町は本当に観光で稼げているのかという衝撃的な提言をいただきました。そこで、本町の基幹産業である観光を中心に今後どのような取り組みを考えているのかお伺いいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの青羽議員のご質問にお答えいたします。議員ご指摘のリーサス分析につきましては、ニセコエリアの観光業を中心とした経済循環についてさまざまな示唆が盛り込まれたものとなっております。今回の結果は、観光投資があっても地域内にその投資額が循環していないという現状が数値であらわれております。これは、これまでの活発な投資や観光生産額が地元に波及せず、町外へ流出している比率が高いこと、そして町内でこれらを受け入れる仕組みづくりが必要になっているということを明確にしているのではないかというふうに考えております。今後は、この結果を受け、今ニセコエリアで起きている多くの投資や観光ビジネスの収益を地元の経済に波及させる具体的な手だてを見出していくことにあるというふうに考えております。このため、観光消費であることやインバウンドが好調であることの利点を生かし、日本貿易振興機構や商工会などと連携するとともに、観光事業者への地元消費を要請すること、そして地場農産物等に付加価値をつけ、観光消費に結びつけていくことなど、地元経済の好循環を生むよう努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 3番 青羽雄士
リーサスの分析によって、どういうことか。多分皆様もご承知と思いますけれども、観光で稼げていない。いわゆる町民の所得がふえていない。町の財政力指数も低い。高くはなっていないというようなことから、いかなる観光投資もかなりされているのですけれども、好循環にはつながっていないという中で、私も商工会の会員であると同時に、何十年も前からこういったことに取り組んできたことはご承知だと思います。それで、以前にも、それこそ農商工連携プロジェクトだとか、農業者、商業者、観光事業者、この3つがうまくつながるようなというような展開はかなり前から実施されていたけれども、好結果につながっていないと。今さらこういった結果を云々というわけではないのですけれども、新たに本当に何か展開ができるのか。観光投資を地元が受けとめる仕組みができていないのではないかと。そこで、どういった戦略を立てているのか、そういったことをお伺いしたいと思います。また、その分析結果によりますと、地元の農産物をうまく取り入れた食の魅力というものを軸として取り組んだほうがいいのでないかというような提案も出されていたように思います。確かにそういったものも含めまして、ローカルスマート交通の整備、こういったことにも今取り組んでおりますが、周遊バスの拡大、既に取り組んでいる事業、食と観光とがうまく結びつくような事業も確かに展開されていますけれども、いま一つ力が発揮されていないのでないかというようなことから、今後の展開を具体的にお伺いしたいなと思っております。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまのご質問にお答え申し上げます。この中で具体的な道筋ということでありまして、それにつきましては相当いろんな動きをこれまでもしてきております。ある大型ホテルが開業に至ったときは、私のほうでそこに行って、地元の交通機関を使うようにということでお願いをしてまいりまして、地元も全面的に地域にお金を回したい。そのために使いますということで、関係の方というか、代表の方にホテルに言っていただきました。ところが、話の中で、いろいろ交渉事というのがあるのですけれども、一切そういう対応は私どもやりませんということで、結局そのホテルには、我々にとっては大切な地元の事業者が入れない。実際は今、町外から来ているということがありまして、地元の皆さんもみずから売るという努力も当然必要ではないかということを痛感しておりますので、それらの意識改革といいますか、人材育成も今後一緒になって、商工会等と連携しながら進めていきたいというふうに思っております。現在、具体的な動きとしては、ニセコ町にレストランを持ち、そして地元の農産物を加工して世界に販売する、そういった企業の参入が予定されておりまして、具体的な作業を取り進めているところであります。まちとしてもいろんな面で協力をしながら、具体化に向けて応援をしていきたい。そういう幾つかのところとしっかり話し合いをすることによって、ニセコで会社を置いていただいて、ここで雇用を生んで、生産活動をしていただく、そして地元に貢献していただくというような企業誘致といいますか、そういう努力も重ねていきたいというふうに考えているところであります。また、例えばでありますが、今我々つくっていきたいといいますか、ニセコに本社を置いて運営してほしいというのは、1つは管理会社です。ホテルさんであるとかいろんなところに手伝いに行く、あるいは清掃する、そういった仕組みの管理会社、あるいはベッドメークを含めた人材派遣会社が、ここに本社といいますか、ちゃんとした事業所があるということが地元に貢献することになりますし、現在この地域の例えばシーツであるとか、いわゆる洗濯物、これは実はほとんどが札幌、江別に大量輸送されていて、ここでは全く、このエリアですら対応されていないということでありますので、将来的にはここにそういうリネン、洗濯というのですか、クリーニングの会社があって、ここで雇用を生んで、ここでやるということになれば、環境問題、CO2の排出量も全然違いますし、そういった地道な努力を一つずつ積み重ねながら、地域経済に貢献するよう努力してまいりたいと、このように考えております。よろしくお願いをいたします。
議員の質問 3番 青羽雄士
ですから、今町長の答弁なんかにもありましたけれども、このテーマは、それこそ将来のニセコの全てのまちづくりに対する可能性を秘めている重要なテーマだなというふうに思っております。そこで、いろんな企業もこの地に注目して、参入してくれそうな事業者もあるというようなお話を今聞いて、ある程度理解したところでございます。最後に、あらゆる問題というのですか、道の駅に触れようとしているわけですけれども、リーサスの分析の中に、それこそ食をテーマにする中で、インバウンドの外国人や道の駅の集客力なり食というものに対して魅力があると。その中で、道の駅の改修も含めて、いかに道の駅に誘導させるような方法だとか、そういったものも重要ではないかなというふうに多分指摘があったのでないかと思っています。それで、過去にも、私も含めて道の駅、今後どういうふうにするのだと。改修も近々考えているだろうと。ほかにもまだまだいろいろと優先順位がある中で、道の駅に対する改修作業なり云々というのはどのぐらい重要な位置づけに持っているのか。また、もし改修をするとなったら、今までの過程から、道の駅内では食事を提供できるようなものはつくらないというようなことで多分なっていたと思うのですけれども、もし今後そういった改修なり云々といったときにはそういったものの扱いをどのように考えているのか、それだけお伺いいたします。
答弁 商工観光課長 前原功治(商工観光課長は2019年3月まで)
ただいまの道の駅の件についてお答えをいたします。改修という部分では、現在基本計画を持って進めさせていただいているところは、あくまでも機能改善という部分に関してかなり限定的なものでございまして、現在ある機能でふぐあいが出ているところ、そういうところを重点的に改修をしていくというところを今計画をしているところでございます。ですので、食事を出すというような新たなお店を収容できるようなスペースをつくれるというような改修計画には現時点ではなっておりませんので、それらについては今後の大規模改修、今高速道路等々の話もございますので、その辺と含めて総合的に考えていかなければいけないところだというふうに考えております。以上です。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
現在一番早く結論を出したいというのは駐車場の問題でありまして、これの用地が現状で拡張できるのであれば現施設を改修していくということに基本的には考えながら、これから皆さんの意見、特にビュープラザ直売会の皆さん等の意見も含めて最終調整してまいりたいというふうに考えておりますが、用地が現状で駐車場が全くとれない、本当に足りない状況でありますので、これが確保できないということであれば、一定程度の機能が落ちないところへの移転ということも将来的には考えざるを得ないのではないかというふうに考えております。いずれにしても、現状維持であればどんどん劣化をして、せっかく信頼ある道の駅がどんどん後退していくといいますか、そういうことになっていくというふうに思いますので、これにつきましては国にお願いをして重点道の駅の指定にしていただいたということも、国の応援を得ながら改修もしくは大規模なもの、あるいは場合によっては移転ということも含めてできるだけ早く結論を出して、また議会の皆様ともご相談させていただきたいというふうに考えております。以上でございます。