ニセコ町議会 平成28年第8回定例会 2016年12月20日
民間業者による中央倉庫群裏手に集合住宅を建設する問題について
2016年12月20日、ニセコ町議会の一般質問で、三谷典久議員が「民間業者による中央倉庫群裏手に集合住宅を建設する問題について」質問し、町長 片山健也、総務課参事 佐藤寛樹、企画環境課長 山本契太、建設課長 黒瀧敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 三谷典久 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、総務課参事 佐藤寛樹、企画環境課長 山本契太、建設課長 黒瀧敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 三谷典久
次に、民間業者による中央倉庫群裏手に集合住宅を建設する問題について質問します。中央倉庫群裏手に民間業者が集合住宅を建設することに対して、町民からさまざまな声が聞かれます。民間事業者による集合住宅建設は、ニセコ町内の住宅不足解消を目指すニセコ町の重要な施策の一つです。しかし、中央倉庫群裏手の建設場所は適切かという問題、公有財産の売却の経過は明瞭であったかなどの町民の指摘があります。ニセコ町民の疑問に対して説明を求めるとともに、同時にこの問題の検証をしたいと考えて質問いたします。まず、1番、今回のような大型集合住宅の建設計画は、当初に十分な議論を経た上で実施されるべきものではなかったか。2、公有財産の処分の一般的な手続はどのような条例、規則等に基づくものか。今回は公有財産の処分として問題ないか。特定業者へ便宜を図ったことにはならないか。3、売却価格は適正か。盛り土、排水路整備などの土地の整備による価値の上昇分が見込まれているのか。4、今後の入居者用駐車場用地はどう確保するのか。5、この場所に建設することについて、ニセコ町民の合意形成は十分なされているか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。まず、本町喫緊の課題である住宅不足の解消に当たり、ニセコ町総合戦略やニセコ町公営住宅等長寿命化計画にも位置づけておりますように、現在も鋭意民間の投資による住宅、賃貸アパートの整備を呼びかけております。今回のご質問は、札幌の不動産会社による賃貸住宅整備の案件について、先方とは事業の進捗の各段階において十分な意思疎通と協議を重ね、現在に至っております。今後も協議をしながら事業を進めてまいる予定でございます。また、当初に十分な議論をした後に事業を実施すべきとのご指摘ですが、この大きな投資案件を早急に実現させるためには、多くの場面で我々の都合のみならず、先方の都合も十分に加味する必要があります。事前の協議が重要であることはもちろんであり、そのように対応してきたものと考えております。一方で、本町にとっては住宅不足が深刻で、待ったなしの状況であること、また民間による住宅整備を実施いただくためには本町への投資を決断いただくタイミングも大変重要であり、機会を逸することで住宅整備が実現しないことも想定されます。こうした民間との協議にあっては、時間をかけてゆっくりとという性質のものでないこともご理解をいただきたいというようにお願い申し上げます。2番目の本町の公有財産の処分に当たっては、ニセコ町公有財産規則に基づき進められております。具体的には、同規則第3章の中、第 62 条には売り払い等の申請、第 63 条には処分契約の締結について、第5章、価格評定の中では、第 75 条から第 76 条に公有財産の価格評定に係る算定方式並びに会議等意思決定の手続を規定しております。このたびの公有財産の処分事案に当たっても、所定の手続を踏まえて公正に進めており、問題はないと考えております。ご質問にある今回の駅前集合住宅については、公募を行わず、札幌の不動産会社1社のみと話を進めてまいりました。これは、一昨年元町で進めた集合住宅2棟の建設に際し、最終的には優良な地元事業者に実施いただくことができましたが、当初公募を行った結果、各種書類の提出のみでは応募者がどのような事業者であるかを把握し切れないため、手続に時間を要するという状況にあり、その反省を踏まえ、今回は大手銀行などの紹介をいただく中で実現した案件でございます。このことにより、大手銀行からも信用されている事業者に賃貸住宅整備をいただくことができたものと考えております。3番目の売却価格については、本年2月に行った公有財産価格評定委員会議において適正に算定し、3月に正式売買をいたしました。なお、排水路については、今後人の往来が増す現地において危険回避のために町の責任として整備し、また盛り土については開発局より国道5号の残土を無償で融通いただいており、町の持ち出しを極力抑える手だてをとりましたので、土地売買価格に転嫁はしておりません。次に、4番目の駐車場用地については、集合住宅裏手、山側といいますか、でん粉倉庫の西側の土地を賃貸する方向で準備を進めているところでございます。5番目の町民の皆さんへの周知、意見交換につきましては、昨年 11 月 17 日から全町 12 会場で開催したまちづくり懇談会において情報の提供をさせていただいたほか、ニセコ町景観条例に基づき、昨年12 月 11 日に、また計画が変更になったことにより本年8月 30 日にそれぞれ住民説明会を行っております。また、議会議員の皆様には、これまでも行政報告並びに政策案件説明会の場でご説明をさせていただいてきたところでございます。以上、答弁申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
議員の質問 6番 三谷典久
民間業者であるということで先方の都合があると、それから早急に実現しなければいけない、そういうことで本来の形とはちょっと違うのだというふうなことを理解するのですけれども、私は問題なのは、確かに民間住宅必要なのは認めることですし、それを進めるということはいいのですけれども、それをするためにいろいろな問題が生じてきていると思うのです。いろいろな問題が生じないようにするために、本来の原則に従ってやるというようなことも考えていかなければいけないのでないかということがこの質問の前提にあります。まず、十分な議論をしたのかということの中で指摘したいのは、計画性という部分に関しては全くないのではないかと思うのです。計画性というのは例えば総合計画ですとか、そういったものの中での位置づけの中で行われているとはちょっと言いがたいと思う。計画性というのがなぜ必要かということになると、平成 28 年3月改定の第5次ニセコ町総合計画の人口を維持するための政策課題として、土地利用計画とグランドデザインが挙げられています。その説明では、全町的な土地利用計画とグランドデザインが必要となります。そうでないと単に住宅が無計画に供給されることになり、町全体の住みやすさや快適さ、あるいは景観等、住んで誇りを感じる町の品格が減退する可能性もありますと、こういう記載があるのです。そこに書かれているのは、土地利用計画あるいはグランドデザイン、こういった中でやらなければいけないということが言われているわけです。今回は、それが恐らくなかっただろうと、そういう議論がなされていなかったと思うのです。それが非常に問題ではないかと思う。議論がなされていない、計画性がないということの一つのあらわれとして、途中で計画を変更しているわけです。大きく変更している。それなんかも十分な議論をされていないままに進められていた可能性がある。それから、もう一つは、中央倉庫群の裏手に建てるという計画はもともと一切なかったわけです。その証明というのは、ニセコ町中央倉庫群景観ガイドラインというのがあります。これは、2014 年 10 月に策定しているのです。中央倉庫群は貴重な産業遺産としての施設だから、倉庫群の景観にふさわしいたたずまいを保つ必要がある。民間に貸与して外観等が変わったりすることを考慮して、施設の外観などをこのマニュアルで規定しようとするものです。中央倉庫群景観マニュアルの中において今回の建設場所は修景とされていまして、これは都市計画や造園で自然環境と統合し、景観を美しく整えることを意味すると。さらに、ここにある説明においては、背後の斜面地形を生かして、ニセコの風土や気候に合った植物による修景の維持管理と、こういう説明があるわけです。つまりそこには住宅を建てるという計画は一切なかったと言える。この計画、民間住宅を建てるということによって先行する中央倉庫群の整備計画が変えられてしまったわけです。中央倉庫群の計画というのは、町全体、ワークショップとか何かでみんなで取り組んでいたわけです。一つの大きな計画のはずです。それさえも変えてしまうようなことが行われている。確かに民間住宅は大事ですけれども、そういうことが行われるということはいいことなのかどうか、計画性のないままに行われたことによってこういうことが起きているのだということを私は指摘しなければいけないと思う。それから、もう一つの問題は、予算原則の第一である総計予算主義です。これに相反するということになってくるのではないか。公有財産の処分の場合は本来はそういった形でやらなければいけないと思うけれども、今回は補正予算で組まれています。そういう問題があると思います。まず、再質問でお聞きしたいのですけれども、いろんな民間業者との折衝の中で難しいということはわかるのですけれども、今言ったいろんな問題がある。そういう中で、民間住宅の建設において土地利用計画とグランドデザインの中で本来計画されていくべきではないのか、そういうことが行われるようなやり方を考えていくべきではないかということをまず質問いたします。それから次に、公有財産の処分としての問題に関してちょっと考えてみたいのですけれども、先ほどの答弁にはニセコ町にあるこれに関する条例、その他地方自治法とかいろいろあるのですけれども、それに基づいてやっているということだと思います。結局そういうことになると思います。公有財産というのは住民全体の所有ですから、それなりにいろんな取り決めがある。例えば条例に基づく、あるいは議会の議決ということがある。議会の議決に関してもそれなりの基準があって、それに満たないから議会の議決は必要ないという、それも今回当てはまります。そして、私がもう一つ気になるのは、公有財産を随意契約で売却するという問題だと思います。随意契約の一般論としては、地方自治法によれば不動産を随意契約で売却することはできるのです。ある意味ではこれも問題ないわけです。そういう意味で、今回の土地の売却に問題はないと言えます。しかし、もう一つ私が気になるのは、公有財産の処分は無制限に許されているわけではないのです。地方自治法では無制限に許されない理由として3つ挙げています。1つは、総計予算主義の原則を無視することになりかねない。2番目に、安易かつ放漫な管理によって多大な損失を招く。3つ目として、特定の者の利益と癒着した不明朗な財政運営に結びつきやすいこと。こういった3つが指摘されているわけです。こういうことを考えると、法令上問題がないとしても議会に対してもう少しきちんとした説明をすべきだったのではないか。法令上あるいは条例上問題ないから、これでいいのだではなくて、今言ったようないろんな問題がある。そして、今言った問題の中の一つ、公有財産の売却は補正予算で処理されているのだから、これはある意味では総計予算主義の原則を無視したとも言えるわけです。それから、もう一つは、特定の者の利益と癒着した不明朗な財政運営に結びつきやすいおそれがあるというふうに書かれている。それは払拭できないわけです。そこをきちんとするためには、議会に対しての説明、これが十分行われたのかどうか。2番目の再質問として、今言ったような問題が議会に対して十分な説明を行ったということなのかどうかを質問したいと思います。次に、売却価格です。これに関しては、経費がかからないから、その分は転嫁しないということなのですけれども、町が農協から購入した時点と業者へ売却した時点を考えたときに、売却した土地の価値そのものは上がるわけです。その分というのを、その価値をどのように反映したのか、そういうことは反映しないということなのかどうか。それから、もう一つは売却価格なのですけれども、実際のニセコ町の市街地の坪単価は大体2万円から3万円ぐらいいっているのではないかということを町民の中から聞いたことがあります。それを聞くと、今回の売却価格は安過ぎるのではないかという、そういう疑問が町民の中にあるわけです。それに対しての説明をお願いしたいということが1つと、近傍の民間の取引事例を参考にすべきではないかということをお聞きしたい。それから、4番目の駐車場の問題なのですけれども、私が一番心配しているのは、今回の計画性のなさにも通じるのですけれども、今現在中央倉庫群のイベント等で人が集まった場合、駐車場は一体どこにあるのか、どれだけのスペースがあるのかという問題なのです。どこにとめていいかわからない。きちんとまだ整備されていないわけです。まだまだ駐車場のスペースは必要なのですけれども、今回の民間アパートによってそういったスペースがなくなってしまうのではないかというふうに心配しています。その点をお聞きしたい。それから、建設場所に関しての町民の合意形成の問題です。この問題は、地元の中央地区の人々にとっては人口がふえる、あるいは住宅がふえるということは確かに望ましいことだとは思います。しかし、一方で中央倉庫群の計画というのは、先ほども言いましたけれども、ワークショップ等をやりながら町全体で町民参加でやってきたわけです。そうすると、この問題は中央地区だけのではなくて、町民全体の問題であると。そうすると、その中には景観とかということを考えた場合に、ここにこういう民間アパートはちょっとどうなのだろうということもあると思う。この民間住宅をここに建てることに関して賛成の人もいれば、反対の人も当然いるわけです。賛成の人、反対の人たちがともに一つのテーブルで議論をするような、それが合意形成だと思うのですけれども、そういう場というのは持たれたのかどうか。たくさんあったのですけれども、以上質問いたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
今再質問でたくさんのご質問をいただきまして、ありがとうございます。議会への説明がされたのかということでありますが、政策案件説明会、それから行政報告含めて誠心誠意我々としてはやってきたつもりで、今三谷議員さんのお話を伺いますと、全く知らなかったようなご質問でありますので、それにつきましては本当に心外な思いでお聞きしたところであります。それから、1つ誤解があるように思いますが、予算総計主義というのは当初予算、補正予算、いわゆる予算にのったかどうかであって、当初予算に全部入れるというのは、これは単年度主義といいまして、それは 30 年も 40 年も前の世界では当初に盛って、補正は緊急の場合だけだというような認識ありましたが、今は補正も随時、当初予算と全く一緒で、3カ月に1回、定例議会が年4回あると、その中でどんどん必要があれば変えていこうという、そういうスピード感を持ってやるものでありますので、全てを当初に盛るという発想自体が今の地方自治の世界では合わないのでないかというふうに思います。予算総計主義というのは、議会に出す予算の中に全部を入れ込みなさいということでありますから、臨時会の予算も含めて、それは予算総計主義という物の考え方だということをご理解賜ればありがたいというふうに思います。それと、市街地の価格については、価格評定委員会の中で慎重に審議をして決定したものでありますので、後ほどそれについてはご説明させていただきます。あと、駐車場用地や建設場所につきましては、また担当のほうからご説明申し上げますが、反対、賛成の話し合いをやったのかということでありますが、そういった場のテーブルは設定しておりません。これは、私自身は今住宅問題は喫緊の課題ということで、いろんな場で住宅対策が大変だということを言っております。町村においては、1部屋つくるごとに 100 万円の補助を出すようなことをやりながら住宅整備を行っている。わが町でも固定資産税を 10 年間減免するということを議会の議決を経て延長させていただいている。単にアパートを建ててくださいと言って建てていただくような状況には全くありません。用地はある程度こちらで用意し、お願いしますということをしなければ建ててもらえないというような状況でありますので、町のそういう総合的な事情、そしていかににぎわい再生をするのか、そういうことも含めて中央地域の皆さんの再三にわたる住宅をふやしてほしいという要望を受けて今回整備したものでありまして、随時いろんな場で公開をし、進捗状況についても説明をさせていただいてきたものというふうに考えております。もし不足あれば、後でお願いします。価格のほうお願いします。担当のほうからご説明させていただきます。
答弁 総務課参事 佐藤寛樹(総務課参事は2017年3月まで)
私のほうから価格の決定経過についてのご説明をしたいと思います。売り払いの用地につきましては、経過から申しますと平成 26 年2月 25 日にようてい農業協同組合から中央倉庫群の敷地として取得したものでございますけれども、平成 27 年においてくぼ地に北海道開発局より無償で提供を受けた国道5号線改良工事羊蹄地区に伴う残土を搬入し、整地を行ったため、取得当時とは地形、地目が異なることから、売り払い用地を1筆の土地、地目、宅地として新たにその年度の固定資産税評価額を仮算定して、そこに基づいて算定したものでございます。それで、価格の評定につきましては、規定で立地条件等を考慮して時価によって評定するという規定になっております。それで、経過につきましては、平成 27 年 11 月 24 日、平成 28 年2月 24 日の価格評定委員会議を経て決定をしたところでございます。評定に当たっての先ほどの詳細の部分でございますけれども、時価で評定するという基準になっておりまして、近傍類地の固定資産の評価等の部分を参考にするわけですけれども、隣接する路線価の下落率等を考慮して、それから算定をします。算定に当たりましては、先ほど申しました隣接する路線価に基づき画地補正、先ほどの1筆の土地と見まして、その土地がどういう形状になっているかというのを改めて算定するということがベースになっております。それで、それに基づきまして、正面の金額、隣接する路線価の部分、それと奥行きの形、それと道路の開設の割合等々の内容を計算した中で出したものです。それに基づきまして、今回の売買価格が土地平米当たり 3,350 円という算定に基づいて総額 577 万 1,000 円で先ほどの価格評定委員会を経て契約をさせていただいたところでございます。そのように立地条件等を考慮して時価によって評定するということで、市街地の売買実例等の価格は引用しておりませんけれども、現状の立地条件、路線価という基本的なる事項をもとに算定したという経過でございますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)
企画環境課のほうでは全体的な調整のところを含めて担当しているものですから、その辺の視点からちょっとお話を申し上げたいと思います。まず、計画性がないというお話をいただいている中では、ニセコ町の自治創生総合戦略の中でも住宅がないということが喫緊だということで、民間による住宅建設ということもそこの中に記載させていただいております。それから、ニセコ町の公営住宅等の長寿命化計画においても位置づけていると。これらの計画については、住民の皆さんの意見を何度も何度も積み上げてつくった計画であるということでご承知おきいただきたいと存じます。それから、公有財産の部分で触れていたところで強調いただいたところがあろうかと思うのですが、特定事業者との癒着というお話がございました。これも先ほどの町長の答弁の中でもお話をさせていただきましたが、以前は公募したという経過もあって、今後も公募するということはあり得るかとは思うのですが、公募した経過で別のところをやった時点で事業者さんがどういう状況なのかというのはなかなか把握がしづらいということがございまして、時間もかかったということもあって、それらのところの反省を踏まえまして、今回については地元の優良な事業者さん、それから大手の銀行さんのきちっとしたご紹介のもとで紹介を受けた会社さんとやらせていただいているという前提でございまして、それについては特定業者に何か有益なことということではなくて、紹介いただいたということによる信用の大きさを、それらを信頼をしてやらせていただいて、うまく事業が実施できたというふうに考えているところでございます。それから、住民合意の部分は、先ほど町長からも申し上げましたのであれですけれども、必要な都度に応じて景観条例で規定をしております説明会等も実施をさせていただいているというところでございます。以上です。(「駐車場抜けている」の声あり)
答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)
済みません。駐車場のことについては、今の住宅ができる前から駐車場については確かに課題でございまして、駐車場の全体的なスペースという部分については今鋭意検討しているところでございまして、今後もどこかに設けていくということを今現在土地の中身を含めて精査しながら検討しているところでございます。以上です。
答弁 建設課長 黒瀧敏雄(建設課長は2017年3月まで)
三谷議員のご質問の中で合意形成の部分、私当時携わっていたので、その点について私のほうから説明したいと思います。合意形成の前に、なぜあそこに住宅が必要なのかという部分については、平成 26 年に実は運営支援委託業務というのを町のほうで発注しておりまして、そのときに駅前地区の周辺の倉庫群について、入居するスタッフも含めまして町なか居住とか、公営住宅または民間アパートの若者が定住できるような、比較的そういうアパートみたいのが欲しいということがまずまとめられているのと、それと同時にあの周辺にローコストホテルということで安く泊まれるようなホテルがあったらいいねという、取りまとめとしては一応位置づけしてございます。それとあと、合意形成の部分については、平成 27 年の 12 月 11 日に中央地区の連合会のところで開催したのと、2回目が平成 28 年の8月の 30 日に開催した2回ございます。その中でもいろいろ指摘があったのが、まずイベントがあそこで開催される場所なので、入居者にとっていろんな騒音等に発展するおそれがあるので、その点についてはきちっとオーナーから入居者に説明してほしいということで、重要事項説明書等にしっかりとうたってほしいという話がありました。それと、4階建てということで高さが11.5 メーターあるということなので、建物が高いということの指摘の中で、低く抑えられないのかという話は正直出た中であります。ただ、事業者側のほうも圧迫感を少しでもなくするということのために樹木を倉庫群とアパートの間に植樹して景観に配慮、樹木によって景観に配慮するという回答をいただいている部分と、それとあと建物がどのようになるのかという部分で、先ほども言った倉庫群のガイドラインにそぐわない部分もあるので、その辺どこまで配慮できるかという部分では、1号倉庫、2号倉庫の石づくりの倉庫の外壁に合わせたようなグレーを配色として使いたいという修景を回答としていただいております。それとあと、建物の正面に赤い、どうしても事業者さんのほうでの会社のカラーがあるということだったのですが、赤いラインについては取り外していただくという要望の中で、外すというような形で、皆さん2回開催された中では反対するという意見はなかったということで合意形成の部分の説明をさせていただきます。
議員の質問 6番 三谷典久
どうも平行線になってしまうような気がするのですけれども、まず1つは、計画という意味においては住宅を建てるという計画はもちろんあるのはわかります。ただ、それをどこに建てるかということまではないわけです。そういう意味で、こういった民間業者との開発計画でまだまだ表面化していないケースもあろうかと思うのです。そういった部分がこれから出るかもしれない。私が思うのは、先ほども質問して、ちょっと答弁ないので、もう一回お聞きしたいのですけれども、民間住宅を建設する場合はどこに建てるという計画は立てられないということなのでしょうか。やはり土地利用計画あるいはグランドデザインという計画の中で行われる必要があるのではないかと思うのです。そこをまずお聞きしたいということが1つです。それから、総計予算主義のことで町長の答弁では補正でもってやるのが今の考え方だというのですけれども、私それを初めから言ってしまうのは非常に危険ではないかと思うのです。そういうことをすると予算というのはどんどん崩れてしまう。小さく生んで大きく育てればいいという話になってしまいます。そういうことはもっときちんした節度ある、総計予算主義というのは古いのかもしれません。しかし、それはある意味では基本を守ろうという意識がなければいけないのでないかと思う。先ほどの町長の答弁では、補正予算を組めばいいのだというような、それではちょっとまずいのではないかと思います。そこのところをまずお伺いしたい。それから、景観条例の説明会なのですけれども、1つ指摘したいのですが、私が調べたところでは、説明会昨年 12 月とことし8月行われているというのですけれども、昨年 12 月の説明会ではこの事業者の出席なかったというのです。設計業者と建設業者かな、実際の事業者は出ていないのです。事業者の責務でありながら事業者が出ていない。これもいいかげん過ぎるのではないか。どちらがいいかげんか、事業者がいいかげんなのか、その辺をチェックできなかった町のほうがいいかげんなのかわかりませんけれども、これはやはりまずいと思います。それから、景観条例の説明会というのをもう少しきちん見直さなければいけないのではないかと思っています。合意形成と説明会というのは違うと思うのです。景観条例での説明会というのは、ここに建てますという説明になるのです、普通。そうすると、そこに集まった人たちは、何でもっと早く教えてくれないのと。そういう経過というのは必要ですよね。ここに建てます。いや、それはまずいよ。いや、いいよ。そして、そこから始まってある程度の期間議論して、しようがないねと、そういう経過、それが合意形成だと思うのですけれども、この景観条例における説明会というものが今言ったみたいな建てるということの説明であれば、それは合意形成にならない。であれば、合意形成の場というものを別に設定する必要があるのではないか、そういうふうな考え方をするか、あるいはこの景観条例の説明会そのものを合意形成の場として新たに見直しするか、その辺を考えていくべきではないかと思います。それから、最後に、結局今回の問題でこの土地の売却がある程度安く行われたのでないかというふうにも思われるのです。それはそれである意味ではいい。ある意味ではいいというのは、町民のためにそうやって売られたということであれば、それは構わない。それであれば、何らかの住民福祉に結びつくような担保があるのか、例えば今回の住宅に関してニセコの住民に対して何戸かが確保されるですとか、あるいは住宅の賃貸料が安くされるのか。そういったようなことまで話しされているのかどうか。以上。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
大きく5点というふうに聞かせていただきました。民間住宅の計画等について詳細に、例えばこの場所にこういうふうに建てるって必要ではないかとおっしゃっておられまして、それは理想はそうだと思います。ただ、町有地がたくさんあって、今現に持っていればそういう計画も立てれるかと思いますが、町有地が今圧倒的に不足している場合については、今回もそうでありますが、いろんな土地を見ていただいて、その中でこの場所がいいという選定をいただいて、そこを町が応援するというのは普通にありますし、町が一旦取得していないと、今企業もそうでありますけれども、そもそも民間同士でやってくださいという場合については、それは別な町へ行きますというのはごく普通にある状態でありますので、三谷議員おっしゃるとおり、できるだけこれから町有地の確保も含めて議員がおっしゃるような事前のある程度の計画が立てれれば、我々もそれを目標としているところだというところでございます。それと、予算総計主義というのは、全ての予算は町でやるものについては予算に上げなさいということが予算総計主義でありまして、三谷議員おっしゃったのは当初予算主義という言い方ではないかと思います。当初3月にできるだけ当初予算に盛りなさい。それはそのとおりです。ですから、私もそうしておりますが、もうそういう時代でないと申しますのは、例えば4月、5月に課題があったと、だけれどもそれは当初予算に盛りましょうと、また1年間放られる。過去の町というのはそういうことが普通に行われていたのです。4月、5月に実際に困っている、来年の予算と。そういう先送りするようなスピード感のない自治体ではだめだということで、予算総計主義は我々もきちっと守っています。ただ、全てを当初に盛らなければならないといって全部を先送りをする、もうそういう時代ではないというふうな趣旨で申し上げたわけでありますので、誤解のないようお願い申し上げたいなというふうに思います。それから、合意形成の関係が4点目にありまして、反対も当然あると、それはそのとおりです。何かやれば反対、たくさん実はございます。そこに反対の意見が、いろんなレベルがあると思うのです。町全体に大きな影響を及ぼすものについてどうするかとか、例えば廃棄物最終処分場は2年間かかって、あれは皆さんの合意形成、どこにするとかって延々とやってきたものであります。そういった場もありますし、あるいは民間との関係で政策的に決断をしなくてはならないというものについては政治家として首長が決定をし、それを住民の皆さんにお知らせする。その責任は首長がとる。そのことによって評価を得て、いろんな物語を次に行っていくというふうに考えておりますので、例えば今後アパートを建てたい、皆さん、どうですか、いいですか、悪いですかというような考えは首長としては無責任だと思いますので、私自身はそういったものは持っておらないということであります。あと、住宅の確保については、今後とも鋭意進めたいと思っておりますし、今現在も全体で 540 名が町外から通ってきておられる。そして、今新たにアンヌプリ地区、東山地区で投資案件がある。ところが、そこに住む住宅がないというのは本当に喫緊の課題であります。住む人がここに住めなくて、よそから通っておられる。1人当たり一般的に 20 万円から 40 万円交付税で見られるというのが常でありますので、そこで住む人間が1年間にそれを掛けた数字、国勢調査で5年間その数字が動きますので、地元にどれだけ恩恵があるのかということもぜひご理解いただきたい。そして住むことによって一般的には112 万円ほど地元に経済効果があるというのは統計数字で出ております。商店振興を含め、地元の店舗であるとか、食料品店だとか、やっぱり住むことによって経済活動って生まれてきますので、その辺もぜひともご理解賜りたいなと思います。あと、住宅については現在まだ詳細は出ておりませんが、一定程度はニセコ町民が、住宅に困窮している人が入れる枠を確保するという話は現在いただいております。ただ、既にホテル等からこの数ということで依頼を受けているものもあるというふうに伺っているところであります。今後ともできるだけ多く町民の皆さんが入れるようなお願いをしてまいりたいと思っております。それから、福祉、いってみればこういったことによって効果が出ているか、あと町として利益あるのかということにつきましては、先ほど申し上げましたとおり人が住むことによって大きな経済効果、それから地方財政上の効果もあるかというふうに思います。以上、よろしくお願いをいたします。
答弁 建設課長 黒瀧敏雄(建設課長は2017年3月まで)
先ほどの質問の中で 12 月 11 日のときに事業者が来ていないということについては、確かに来ていないということをまずお知らせします。ただ、決まりの中で事業主体、建主さんが来なければならないということはないので、例えば設計事務所とか施工事業者が来て説明するということについては問題ないかなというふうに思っております。あと、周知の部分については、少し考えなければいけないなということで、いろいろその部分についてはインターネットを含めまして、うちの町のホームページのほうに開催日時等を上げたりしていきたいというふうに考えてございます。以上、よろしくお願いいたします。
議員の質問 6番 三谷典久
合意形成で条例の見直しをするか、あるいはそういった場を設けるかという部分は。
答弁 建設課長 黒瀧敏雄(建設課長は2017年3月まで)
今おっしゃった条例の見直しをすぐするかということについては、今後いろいろ検討したいと思いますが、直ちに条例の見直しということはちょっと考えられないかなというふうに思ってございます。