ニセコ町議会 平成28年第6回定例会 2016年9月14日
これからのニセコ高校のあり方について
2016年9月14日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「これからのニセコ高校のあり方について」質問し、教育長 菊地博、学校教育課長 加藤紀孝が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 教育長 菊地博、学校教育課長 加藤紀孝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
2件目、これからのニセコ高校のあり方について。国家百年の計は教育にありと申します。同様にニセコ町百年の計は教育にありと考えます。少子化の影響もあり、近年ニセコ高校では生徒の定員割れが続いておりますが、町にある高校の存在の意義、あり方は教育的観点からはもとより、町の活性化、発展のために大変重要なものと考えます。そこで、以下の点について伺います。①、定員割れへの今後の対策はどのように考えているのか。②、生徒募集のターゲット、対象者はどこに当てているのか。③、ニセコ中学校からニセコ高校進学率はどのくらいか。過去の推移をもとに。④、日本で唯一の緑地観光科の特色を生かして積極的に全国から生徒募集をする考えはないのか。⑤、地元の生徒が行きたい高校、保護者が行かせたい高校とはどのような高校と考えているのか。以上、教育長に伺います。
答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)
おはようございます。それでは、ただいまの斉藤議員の質問に私のほうからお答えをしたいというふうに思います。斉藤議員もお考えのように、ニセコ高校の存在、あり方については非常に重要であると私も考えております。それでは、順次お答えをしていきたいというふうに思います。まず、1点目、定員割れへの対策につきましては、何よりもニセコ高校の特色ある教育内容の魅力を一層高め、地域から信頼される学校づくりに努めることだと以前からそのように考えて取り組んでいるところであります。今の対策としましては、町長、学校長、高校教育振興会長などで構成するニセコ高等学校振興対策会議において生徒募集のあり方など、学校振興策について協議検討のもと各種対策に努めているところであります。2点目ですが、生徒募集の対象範囲についてですが、町立高校としてやはり地元及び後志管内に重点を置きつつ、札幌市など道内への案内も行っているところであります。3点目、ニセコ中学校からニセコ高校への進学率につきまして、最近の5年間を見ますと、おおむね30%前後というふうになっております。4点目、後志管外、道外への生徒募集につきましては、先ほど述べた高校振興対策会議においてその方針を協議、検討しているところでありますが、生徒寄宿舎の拡充による受け入れ態勢づくりが必要となるなど、大変大きな問題も考えられることから、現時点では結論は得ておりません。最後、5点目ですが、学校のあり方に関するご質問につきまして、1点目でお答えしたとおり学校そのものの魅力を一層高め、地域、町民から信頼され、支援される学校づくりを学校、教職員が一丸となって取り組むことが肝要だと考えております。議員も言われるとおり、本町の教育振興、そしてニセコ高校の振興はより長期的な視点での構想やそれに基づく着実な取り組みが必要だと思います。そうした意味からも、農業と観光を融合した緑地観光科によるハイブリッド教育の充実をさらに図りつつ、社会に貢献する人材を輩出する視点での教育に引き続き努め、多くの中学生が進学したい学校づくりに取り組んでまいりますので、議員のご理解とご支援をよろしくお願いしたいと思います。以上であります。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
ただいま教育長から答弁をいただきました。全くおっしゃるとおりではあるのですけれども、具体的に生徒は定員割れしていますけれども、定員募集の方法ですね、それは何か講じているものは具体的にあるのでしょうか。それから、本当におっしゃるとおりで学校の魅力を高めるということ、これはもちろん当然なのですけれども、そしてこの緑地観光科というのは日本で初めての緑地観光科ですから、このPRというか宣伝がまだまだ行き届いていないような気がします。これは、全国にこういう学校がありますよということはお知らせはしているのでしょうか。インターネットもありますけれども、道外からの生徒の受け入れですね、それはどういうふうにされているのか。それから、お話の中に寮の問題があったと思うのですけれども、私は思うのですけれども、高校に、ニセコ町だけでなくて全国、全世界からニセコの魅力を感じて集まってきて、いろんな人たちがミックス、ミックスというか交流する。多種多様な子どもたちがお互いに集まるということは、これニセコ町、今国際的に注目されている町ですので、もっと広い範囲で生徒募集をすることは非常に大事なことではないかなと思っています。そして、なかなか地元にいると地元の魅力というのですか、このニセコ町という環境とか、それからそういうことになかなか気がつかないことがあるのですけれども、そういうことを気づいてもらうためには、いろいろなことからも入っていただくことが大事ではないかなというふうに思っています。寮の問題も、もちろん遠くから来ると出てくると思うのですけれども、これは私は一番最初の文言で申し上げたように、教育は国家百年の計と言われることは昔から言われているのですけれども、教育にお金をかけることは町の発展、貢献に非常に重要なことだと思っています。そして、元の教育長も含めて町民の方から、ここの子どもたちにお金をかけたって、どうせ外に出ていって帰ってこないのだからというような話を、けさもちょっとお電話が来たのですけれども、そういうことをおっしゃる町民も含めていらっしゃるわけです。私は、そうではないと思うのです。仮にこの町から出ていったとしても、将来またUターンする子どもたちも出てきますし、またIターンも含めて、そしてまたニセコの魅力を町外、全国、全世界に広めていくという機会になりますので、この高校の存在というのは非常に重要な意義があると思います。ですから、もっと生徒募集に力を入れてはどうかなというふうに思っています。過去に、町長はおっしゃらなかったのですけれども、具体的にどういう募集の仕方をされているのか、ちょっと教えていただきたいなというふうに思っています。
答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)
それでは、ただいまの質問にお答えしたいというふうに思います。本当にニセコの魅力を高校教育を通して全世界に広める、その拠点の一つに高校があるというあたりは私も同感でありまして、そういう意味でも今のハイブリッド教育、これがなしている意義というのは非常に大きなものがあるなと。実際にそういう教育内容を進めているなというふうに私は思っております。具体的に生徒募集の方法につきましてですが、具体的には春の段階から学校長が、先ほど言いましたように町内あるいは管内の生徒に重点を置いて募集しておりますので、管内の全ての中学校を訪問して高校の教育内容について説明をし、進路指導に生かしていただくようにお願いをしているところです。これは、1度ならず、2度、3度と足を運ぶことがございます。それから、もう一つは、高校の説明会を開催しております。これは、中学校で要望があれば、その中学校へ行って実際により詳しい教育内容についてプレゼンテーションも使いながら説明をしたり、もちろんニセコ中学校では毎年行っておりますので、その際はニセコ高校含めてなのですけれども、他校も含めてなのですが、それぞれの学校の説明をして、子どもたち、それから保護者に学校の魅力について説明をしているところでございます。それから、体験入学がございます。これは、ニセコ町内の子どもたちにつきましては全員を対象として、高校の1日体験入学をして、実際に高校生の子どもたちが案内をしながら、高校で行っている教育内容を味わってもらったりということを毎年行っておりますし、それから管内の中学校にも呼びかけて、毎年相当の中学生が体験入学に来ているところでございます。それから、札幌圏のほうにつきましてですが、今のところ札幌圏につきましては札幌市の教育委員会にニセコ高校の案内、募集要項の配付も含めてお願いをしているところでございます。まだ札幌圏につきましては、一つ一つの学校を歩くというところまでは至っておりません。それから、全国へのお知らせについてなのですけれども、今のところは全国につきましてはホームページの内容を見ながら全国からの問い合わせに応じて、今までも道外からの入学生もありましたが、ホームページを見ながら子どもたちが、体験入学に来る子もおりますし、実際に志願してくるということがございます。それから、最後に寮の問題ですが、現在8割から9割、年度によっては近く生徒が入ることがありますので、これを拡充するということはなかなか、そう簡単にはいかないのかなというふうに思っていますので、より検討を深めてまいりたいなというふうに考えております。以上です。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
今教育長から全国へのお知らせということをおっしゃったのですけれども、私も実は高校に問い合わせたところ、道外から来ている生徒さんいらっしゃるのですけれども、その場合は道内に保護者が居住するということが条件だというふうに伺ったのですけれども、それはそういう規定があるのでしょうか。そうなると、全国にお知らせをPRしても、その家族なり住居を完全に道内に移さなければ受け入れないという態勢になっているというふうに伺っています。それは本当なのでしょうか。そうなると、また生徒募集の方向も違ってくるかなと思っています。それが1点。先ほどもお話しの教育レベルを上げる、教育レベルを上げることは本当に大切なことなので、全国から生徒募集をしていくことによって、おのずと私は教育のレベルも上がっていく可能性が非常に高いと思っていますし、高校のレベルが上がれば、それは波及効果として中学校、それから小学校への影響も非常に大きく影響されてくるものではないかというふうに考えておりますけれども、その点について。それから、寮の問題ですね。寮の問題、だから全国から募集すれば当然寮の問題が出てくるのですけれども、現在までは寮を見ているところでは満員になったことはないようなのですけれども、その寮の問題も当然考えなければならなくなります。ですから、教育改革というか、教育自体まだまだ検討していかなくてはならない問題たくさんあると思うのですけれども、町の将来、未来を考えたときに、これは本当に根本的な一番大切な問題の一つだというふうに考えています。教育長、お願いします。
答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)
道外からの募集についてですけれども、北海道教育委員会が定めている規則といいますか、そのような規則があるかと。つまり保護者の住所が存する生徒の受け入れということになりますので、道立学校であればそのような規定があるのかなというふうに思っております。ニセコ高校の場合は町立高校ということで、設置者がニセコ町ということですので、過去にも道外からの生徒を受け入れておりますし、具体的な決まり等についてはちょっと調べてお伝えをしていきたいというふうに思いますけれども、過去にも道外からの入学者があるということは事実でありますので、その辺の規則は調べて、また後ほどお伝えをしたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
ちょっと一言追加いいですか。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
生徒の入学するのに関して、ここに居住地が道内でなければ。ですから、ことし福井県のかつやま子どもの村から来ているのですけれども、保護者が北海道に居住地を持たなければ受け入れないということで、それから前に私が聞いて話では奈良県から来ている。でも、そういう子どもも道内に居住地を移すということが条件で来ているというふうにきのう伺ったばかりなのですけれども、その辺どうなのかなと思っているのです。今、でも教育長がおっしゃったように、ニセコ町は町立高校ですから、そういうことも……
答弁 学校教育課長 加藤紀孝(学校教育課長は2019年3月まで)
厳密に言いますと、ニセコ高校は町立高校ですので、学校設置者がニセコ町ということなので、ニセコ町としては学区としては別に道内に限ったものではないので、全国からも受け入れしていると。実際に受け入れる際に学校の生徒指導の問題とかもいろいろありますので、あと寮に入っていただいた場合に、寮の休みになると閉寮日とかがあって、生徒を一旦帰宅させたりすることもあることから、学校の指導の範囲内でさまざまな入学時の募集のときにそういう相談を受けて、個別に学校で対応しているのが状況です。ですから、入学時に道外に住所があっても、ニセコ高校を受験するというのは可能だということで、そのように個別に対応して受け入れているというのが現状です。以上です。