みんなの議会

ニセコ町議会 平成28年第6回定例会 2016年9月14日

ニセコ町の公共交通体制について

2016年9月14日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「ニセコ町の公共交通体制について」質問し、町長 片山健也、企画環境課長 山本契太が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
町長 片山健也、企画環境課長 山本契太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

おはようございます。4番、斉藤うめ子です。通告に従いまして、2件一般質問をさせていただきます。1件目、ニセコ町の公共交通体制について。地域の公共交通の整備は、自動車を運転しない町民や高齢者、子ども、障害者にとって通院、通学、買い物など日常生活と直結する最も基本的な移動手段であり、必要不可欠な最低限度の生活を営む権利と言えます。現在ニセコ町内には公共交通の手段としてデマンドバスのみが運行しています。しかし、電話をしても予約がとれない、利用する時間帯が合わないため予定が立たない、夜間は運行しない等々、ほかにもさまざまな問題を抱えており、町民の足として確実な運行は保証されていないのが現状です。このため、日々の生活に不便を生じたり出かける機会も制限されるなど、さまざまな問題が発生しています。これは、ひいては町全体の衰退にもかかわってくることになり、危惧される問題です。高齢化とともに地域の公共交通の利用度はこれからもますます必要になってくると思われます。特に冬場は利用者の増加が予想されます。町としてこの現状をどのように受けとめ、対策はあるのか、町長の見解を伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの斉藤議員のご質問にお答えいたします。議員ご指摘のとおり、地域公共交通は住民の皆さんの通院、通学、買い物の移動手段として生活と密接に関係をしており、公共交通体系の強化は町民の皆さんの生活基盤を支え、利便性を高める側面から大変重要だと考えております。町内の公共交通としては、近隣町村や市街地と温泉方面を結ぶ路線バスやJR、タクシー、町内区域運行のデマンドバス等が運行されております。このうちデマンドバス運行の課題につきましては、昨年度のまちづくり懇談会でも斉藤議員のご指摘と同様のご意見を多くいただいたところであり、また公共交通体制の強化は観光事業の受け入れ態勢の充実を図る側面からも重要課題と考えております。平成 28 年3月に策定したニセコ町自治創生総合戦略においてもニセコエリアの二次交通の確保を位置づけたところでございます。今後地方創生推進交付金等の活用を視野に現在運行しているデマンドバスなどの公共交通の課題や対応策を整理した上、生活、観光基盤の両面から公共交通を最適化する方策を検討してまいりたいと考えております。なお、その際には現在交通事業を展開していただいている町内のバス事業者やハイヤー事業者などの皆さんとの連携を図りつつ取り進めてまいりたいというように考えております。よろしくお願いをいたします。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

ただいまの町長の答弁でありましたように、町内の公共交通を最適化する方策を何らか連携して進めるということは、これはもう絶対に必要で、ぜひしていただきたいのですけれども、ちょっとここで戻るみたいなのですけれども、申しわけありません。私は、デマンドバスが採用された平成 13 年ですね、12 年から試乗して 13 年から本格的に取り入れて町内の公共交通として始まったわけですけれども、この3年間を振り返ったときにこのデマンドバスだけで最初からどう考えても町内の公共交通を全てカバーするということは全く不可能に近い状態だったと思うのです。そのことを予測できたのではないかなというふうに思っています。そして、ニセコ町地域公共交通活性化協議会というのがその当時から発足しているのですけれども、この協議会でこれまで3年間に何回この問題というのですか、このデマンドバスに関する問題を検討、協議会を開かれてきたのか、そのところを伺いたいのです。なぜかというと、この3年間、少しは改善される部分ももちろんありますし、全く変わっていないわけでもないのですけれども、ただ乗車率とか全てを見たときに、むしろちょっと下がっている傾向もありますし、それからほとんど根本的な問題は解決されていないのが現状です。それで、町長、これからそれを最適化する地方創生の面からも交付金を採用して、さらによくするということを今おっしゃいましたけれども、これ何よりも私はもっともっと根本的な問題を徹底的に話し合うということが大事だと思うのです。ここで私が最初に申し上げたように、これは町民の足が不便になるということは町の衰退にもかかわってきますので、これすごく重要な問題です。今後特に必要というか、重大な問題になると思いますので、その方策というのはどういうことを今考えていらっしゃるのか、わかる範囲で結構なのですけれども、お聞かせいただけますでしょうか。

答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)

デマンドバスも含めて、これまで地域の公共交通については段階的に経緯をたどってきたのだろうとまず思います。デマンドバスの前にはふれあいシャトルが動き、スクールバスとの混乗の中でということでスタートしてということで始まってきて、そちらを卒業して今度はデマンドバスということで始まってきたということなので、年々ある程度の進展というか進歩を遂げてきたのだろうというふうには押さえております。それから、これまでのデマンドの問題というのは、先ほども申し上げましたようにこれまで斉藤議員からもご指摘いただきましたし、それから各まちづくり懇談会の中でもさまざまな課題は出ておりまして、それらは運行事業者さんとも含めて検討し、ある程度の対策を試みてはきましたが、確かに根本的に解決されている状態ではないというふうには捉えております。そこで、これがデマンドバスのことだけで地域の公共交通が本当に解決するのかというご質問、ご指摘は、我々もある意味そのように捉えておりまして、そのために今回国の交付金を活用した中で公共交通に係る全体の状況を把握、調査をして、どのような形にすると最適化していくのかということをいま一度調査をさせていただきたいと思っております。その際には、デマンドバスの運行状況ももちろんですし、それからJRの状況だとか路線バスの状況だとか、それらのものも加味しながら最適化の方法を探っていきたいと考えているところでございます。以上です。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

先ほどのご質問で全ては不可能というのは全くそのとおりで、最初からこれによって全てが解決するというふうに思っておりません。また、地域公共の交通会議の中でも、あるいは当時調査をしていただいたコンサルタントの報告においても、ニセコ町内の場合は3方向に大きな需要があるので、3台必要ではないかというのが出された提案でありました。しかし、3台必要だというふうに私も認識しておりますが、乗車率をきちっと上げて、みんなが使うと。タクシーやハイヤーさんとは全く違うので、みんなで譲り合って乗るというのがデマンド交通の、いわゆる福祉面での乗り合いタクシーの側面もあるわけでありますので、そこの意識が定着したらもう一台ふやすということも選択肢としてあるのではないかというふうに私はもともと考えてこれまできております。ただ、今、日本の社会の中でウーバーという新たな住民が参加する公共交通の手段ができたり、さまざまな展開が世の中にありますので、今回一回現状をきちっと把握をして調査をし、その上でニセコ町が次のステップに行くためにどうしたらいいか、その洗い出しをしながら次の手を考えたいというのは今現在の考え方でございます。よろしくお願いをいたします。

答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)

済みません。先ほど協議会の開催の状況ということでお話をいただいたかと思いますが、デマンドバスの運行前では3から4回協議会を開催しながらデマンドバスをどのように運行していくかという話し合いをしたということでございます。運行がスタートした以降というところについては、ここ2年については我々のほうも課題のところはある程度押さえてはいますが、ではそれをどうするのだというところまで検討が至っておりませんでしたので、開催については書面の会議でご了解をいただいていたというのがこの過去2回ということでございます。以上です。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

今山本課長の答弁なのですけれども、今お話聞いて運行後ははっきり言ってほとんど検討されていなかったような状況に見えるのです、お聞きしたところでは。これ私が何回もこういう課題があるよということをここで一般質問させていただいて、それに対して対応はほとんど変化なかった。私が申し上げるのは、もっともっと検討していただきたいという思いがあったのですけれども、私も傍聴させていただきたいと思ったのですけれども、実際にはそういう機会はなかったような気がします。今回の町長の行政報告見ますと、これことしの分ですけれども、乗車人数が減っているのです。減っているということは、私の聞き取り調査の範囲では、デマンドバスはもう当てにならないから、ある程度諦めよう。何とか行くのも諦めようとか、そういう傾向が実際に私の耳に入ってきて、そして本当にどうしようもないときは個人的に頼んでみたり、そういう状態で、むしろ後退しているというか、利用を上手にうまくいく方もいらっしゃいますけれども、そうでない、むしろ乗車人数が減ってくる傾向にこのままではあるわけです。ですから、町長がおっしゃったように、本当にこの町内の交通網ですね、町民の足というものをきちっと、これからもますます必要になってきますので、根本から検討して、時間がかかると思いますけれども、検討していただきたいなというふうに思っております。それで、検討していくと同時に、すぐに変わらないので、それを埋め合わせるというか、平行してやっていかれる範囲で取り入れていくという方法もあるのではないかと思います。それで、もっと柔軟な発想というか、デマンドバスだけではなくて、現在利用されている方もいるのですけれども、朝早いスクールバスに乗せてもらうとか、利用していらっしゃる町民の方もいらっしゃるのです。ただ、スクールバスになりますと、学校に通っている子どもたちの運行経路しか行かないので、そういうことをもう少し延ばすとか、最初は5カ所で1便ずつ出ます。帰りは3便出るわけですけれども、その距離を少し延ばすとか、実際に利用されている方、あれは無料ですので、利用されている方何人か知っているのですけれども、最近交通の問題というのは全国本当にどこの町村でも抱えている問題で深刻な問題でありますので、その地域、地域の問題をよく検討した上で取り入れていかなければならないのですけれども、最近本当にことしになってから新聞の記事見ますと、中頓別町のやり方、これは全くボランティアで無償でやっていますので、どこまで続くのかわかりませんけれども、これも自治創生の……間違っていたら申しわけありません。費用で賄っているかと思ったのですけれども、それから私は最近見たのでは8月の末にあった住民がバス自主運行というのがあって、行政もサポートをしているのですけれども、千歳市の場合は住民がバス自主運行、1日3便出す。そして、町民がバスのドライバーになって運行するとか、そういうことをやっているわけです。実際ここのニセコ町でもそういう話が実はちらっと出ていますけれども、デマンドバス頼れないときは誰かに頼んで、これは白タクと言ったらいけないのですけれども、何とかしてもらおうというお話も出ています。それから、近隣の町村でも、これ違法になると言ったらいけないのですけれども、そういうのを利用している町村もあります。ですから、本当に車を運転しない人とか、それから運転できない人たちは大変な苦労をしていますので、こういう私が今申し上げたようなスクールバスの活用とか、住民タクシー、ライドシェア、それから今思いつく範囲では福祉バスの定期運行とか、そういうものもいろいろと組み合わせて、そしてやっていく必要があるのではないかと思います。それで、今後の検討委員会でぜひそういう面でもっともっと検討していただきたいと思っております。その検討委員会なのですけれども、どういう方たちが検討委員になっているのか。もっと幅広く公募するとか、そういう方法も検討していただきたいなというふうに思っております。以上です。

答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)

今ご指摘いただいたようなさまざまな運行手段ですとか、そのようなことも視野に入れた中での検討を現在考えているということでございますので、今ご指摘いただいたようなことも参考にさせていただきながら、今回の最適化の検討を進めてまいりたいと存じます。それから、協議会のメンバーという部分については、運輸局さんですか、いわゆる交通の関係の専門の方、それからニセコ町内では今公共交通に関連する事業者の方々ですとか、それから町民の方、町内の各種団体、例えば福祉協会ですとかということも含めながら、幅広く公共交通に関係するところを構成員として進めてまいりたいというふうにも考えております。以上です。

出典:ニセコ町議会 平成28年第6回定例会 2016年9月14日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる