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ニセコ町議会 平成28年第2回定例会 2016年3月14日

環境モデル都市について

2016年3月14日、ニセコ町議会の一般質問で、竹内正貴議員が「環境モデル都市について」質問し、町長 片山健也、企画環境課長 山本契太、町民生活課長 横山俊幸、自治創生室長 金井信宏が答弁しました。

質問者
竹内正貴 議員
答弁者
町長 片山健也、企画環境課長 山本契太、町民生活課長 横山俊幸、自治創生室長 金井信宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 竹内正貴

さきの3月8日通告いたしました環境モデル都市についてお伺いいたします。ニセコ町が国より環境モデル都市に選定されてから2年がたち、3年目に入ろうとしています。町民にとって町がどのような取り組みをしているのか、また選定されることにより町の何が変わり、どのようなメリットがあるのかわかりにくいように思います。そこで、2年間の取り組みの成果とこれからの取り組みや目標について伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの竹内議員のご質問にお答え申し上げます。平成 26 年3月にニセコ町は環境モデル都市の選定を受け、CO2削減や環境保全にかかわる施策に取り組んできたところでございます。環境モデル都市1年目の平成 26 年度は、環境モデル都市アクションプランを作成し、CO2排出量の多い観光分野でのCO2削減、一般家庭でのCO2の削減を目標とした草の根分野での取り組み、そしてエネルギー転換分野の3本を計画推進の柱と位置づけたところでございます。2年目の平成 27 年度には、柱の一つとした観光分野でのCO2削減を具体化するために環境省の環境事業を活用したホテル、温泉施設等のCO2削減に向けたFS調査、これは実行可能性調査の実施、それから北海道環境協会と連携した家庭のCO2削減実態アンケート調査を行っております。3年目の平成 28 年度以降は、この調査をもとに民間施設にLEDの導入や温泉排熱などを活用する設備の導入を促し、CO2削減を進めてまいります。また、尻別川王子水力発電所をエネルギー拠点とする新電力会社との電力契約を役場庁舎などの公共施設を先行して進めるほか、町内の一般家庭でも契約ができるよう町民講座等を活用し、周知を図ってまいりたいと考えております。このほか環境審議会委員を中心にエネルギーの域内循環に向けた電力供給会社等の設置についても検討を進めてまいりたいと考えております。環境モデル都市の取り組み内容につきましては、住民の皆さんへ周知するためパンフレットを作成し、昨年3月にも全戸配布をさせていただきました。しかしながら、議員ご指摘のように、環境モデル都市の取り組みがまだまだ町民の皆さんにわかりづらいという点も多くあるのではないかと考えております。このため平成 28 年度は環境白書を発行し、これまでの経緯も含め環境モデル都市としての取り組みについてさらにお知らせをし、町民皆様のご理解を深めつつ環境への取り組みの重要性を共有してまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 5番 竹内正貴

今町長のほうからアクションプランをもとに環境モデル都市として3つの重点分野で取り進めていくよというお話でありました。その中において特に私のほうが心配するのは、家庭での草の根的な取り組みをやるという、これを一つの重点項目の中に置いて、まず1つとしてCO2の削減、その方向でいくときにどう町民の皆さんに示すのか。環境モデル都市としての二酸化炭素削減は大変重要なことではあるのですが、その削減目標を達成するには家庭の皆さんの日々の細かい削減の積み重ねと、それから意識が重要だと思うのです。例えばその中において日常生活のスタイルによって今現在は個々の排出量がいろいろ異なってきております。その中において熱源と、それから光熱費からの家庭の二酸化炭素の排出量が大きく分類してオール電化、電気と灯油、電気とガス、電気と灯油とガス、それから電気とまきが今ふえてきているので、電気とまきとガスの5つぐらいに分けられるのかなと私は思うのです。これを町民にどのように理解してもらい、削減目標を達成していくのかというのがまず1つです。それから、もう一つが 27 年、昨年の3月にできましたアクションプランで観光客に対する目的税の取り組みを行う。ことしの町長の執行方針の中にもありましたが、スキーリフト税、または宿泊税という考え方もあろうかと思いますが、私が今見た段階ではそのほかにも今現在としてごみの量がかなりふえている。それから、浄化槽の収集量もかなりふえているというのが実態であります。ごみにつきましては、分別方式をもっと厳しくすることにより減らすことも多少なりとも可能なのかとは思うのですが、観光客の、だから一般家庭のごみと産業ごみというのですか、営業する人たちから出てくるごみとの境というのか、その辺が私は把握していないのですが、その辺を含めてこういうお客さんがふえることによってどうしてもふえてくるものに対しても目的税の設定というのを含めて考える必要があるのでないかとは私は思っています。その辺のお考えと。もう一つが今現在環境モデル都市として国の補助を受けて町は取り組んでおります。その中において、この言い方が合っているかどうかはちょっとわからないのですが、ほかの市町村よりも優先的に国の事業が取り扱えれるようなものがあるとすれば何なのか、この3点についてお伺いしたいと思います。

答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)

ただいまのご質問にお答えします。まず、家庭での取り組みという部分については、アクションプランを推進していく上で重要な柱、3つの柱のうちの一つと考えておりまして、我々のほうもこれは本当に重要だと思っています。家庭でのCO2削減の取り組みというところは、CO2削減効果そのものよりも何が大事かといいますと皆さんで取り組むと、ニセコ町全体で取り組むのだという意思の形成という意味で家庭での取り組みがとても重要だと。その草の根の運動が大変重要なのだという考え方をしているということでございます。それで、それらをどのように示していくのかということですが、現状で 27 年度に公益財団法人北海道環境財団さんと協力して、ニセコ町内での家庭でのCO2削減の取り組みに関する基礎となるような調査をさせていただきました。その中では、先ほど竹内議員のおっしゃったように例えば電気のみの家庭ではどれくらいCO2を出しているのかとか、電気、まきというのはちょっとなかったのですが、電気、ガスですとか電気、灯油ですとか、そのような取り組みについてはどのようにCO2が出ているのかというのはある程度の調査をさせていただきました。それらをもとにして、では具体的にどのような展開をしていくのかということはこれからの検討となりますが、押さえなければならない一つ大事なポイントと考えておりますのは、家庭での取り組みですので、今のようなCO2削減の取り組みをいかに楽しくやるかといいますか、効果が見えて、やる気が出て、もっともっとこれから先もCO2について削減の取り組みをみんなでやっていきたいという気持ちになるような、そのような家庭でのCO2削減の取り組みを考えてまいりたいというふうに、そこを少しポイントで考えていきたいというふうに考えております。それから、モデル都市について他の市町村に優先するものは何かというところなのですが、モデル都市になったからこの補助金が必ず使えますというところは特段はございませんけれども、環境モデル都市になることによってさまざまな情報提供はいただきます。例えば全国でのどのような地域での先進的な取り組みがあるかとか、そのような先進的な取り組みをしている地域の皆さんと交流を結ぶ機会がふえるとか、そのようなところからさまざまな例えば補助の制度や支援の制度についても先取りして情報としてつかむことができるというふうに我々は考えているところでございます。

答弁 町民生活課長 横山俊幸(町民生活課長は2019年3月まで)

私から観光客増加に伴いますごみの関係の部分も含めまして、議員からご指摘のありました事業系の一般ごみの関係については、産業廃棄物は町が責任を持つことはないのですけれども、事業系一般ごみというものについては町が最終的に責任を持つという部分がございまして、そういった部分でニセコ町の場合の取り組みとしては、ホテル関係についても一般町民と同じごみの分別をいただいて収集をしているところでございまして、あとし尿処理等については、浄化槽の量がふえているという部分がございますが、実際に衛生センターで収集しているし尿処理については、本当のし尿というよりは浄化槽のし尿が多くなっておりまして、逆にそちらの量がニセコの場合ふえている状況かと思います。それで、これらに伴います目的税の考え方については、具体的には町民生活課のほうでは考えておりませんけれども、一般廃棄物のごみ関係ですか、そういった部分についても今後増加を見込んで、そういった部分も検討していきたいと思いますし、し尿処理については処理量というのですか、そういった部分も含めまして衛生組合のほうで今後検討していく緊急の課題となっておりますので、その辺十分検討していきたいと思っております。

答弁 自治創生室長 金井信宏

一番最後の国の補助を受けるということに対して何か有利であるかどうかという点に関して回答させていただきます。地方版の地方創生のニセコ町自治創生総合戦略の中でも具体的施策の筆頭の施策ということで、地域経済循環の構築と稼ぐ力の強化ということで環境モデル都市アクションプランに基づいた取り組みというのを筆頭に取り上げているところでございます。地方創生の観点ですと、地方創生コンシェルジュという制度がございまして、これは地方公共団体が地方版総合戦略の策定を含めて地域の地方創生の取り組みを行うに当たって国が相談窓口を設けて積極的に支援するという体制になっていまして、ニセコ町に対しては環境省の総合環境政策局環境計画課の大村課長がニセコ町の地方創生コンシェルジュということで役割を果たしていただいています。この環境省の地方創生コンシェルジュとの連携をするということによって、アクションプランの具体化に当たってよい相談相手であって、より積極的に生かして連携して活用していくということがとても大事だと思っています。来年度の予算においても自治創生の中で地方創生コンシェルジュをニセコ町に招聘をするということで必要な旅費を計上をしておるところでございます。以上です。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

動いている分野についてご報告申し上げましたが、我々が来年といいますか、新年度において検討したいのは、ごみ量自体が今1人当たりで割ると1日 900 グラムを超えていると。ただ、実際上は私どもの町 21 区分 19 種別の細かなリサイクルをやっておりまして、多分リサイクル率は 92%を超えているのではないかというふうに思いますが、観光客の皆さんのごみが入ってくる分当然累増していきます。ただ、それを我々のような小さい町の人口で案分していくと、それはお一人のごみの排出量が多くなってしまうという結果になりますので、そこは今入り込み客数、特に宿泊数って割と正確に今出ておりますので、宿泊数を年間の日数で割り返して、観光客が常時このニセコに滞在している日、それを町民の人口に加算をして、それで割り返す方式を我が町では導入していきたいなというふうに思っています。それでいくと 600 グラム程度だと思いますので、全国から見ても相当低い、皆さんが本当に分別をやっていただいている成果ではないかというふうに思っています。先ほど担当課長から言いました事業系のごみと家庭から出る一般ごみの排出、我々は一般廃棄物という形で一緒にやっております。ただ、観光先進地におきましては、事業系は全て産業廃棄物ということでホテル等が直接事業者と契約をして、一切自治体はノータッチというところがあります。しかし、これまで聞いたところでは逆にそういった分類が非常に混乱を招いているという実態も聞いておりますので、今後これらについて慎重に対応しながら、ニセコ町ならではのこういった環境地域つくっていきたいなというふうに考えております。また、ごみもそうでありますが、観光客の皆さんが入ってくることによって当然行政コストいろんな面でかかってきます。消防も出動の救急車が増大するであるとか、さまざまな消防関係の装備が必要だと当然かかってきますので、こういったものに充当するために具体的な目的税というのを倶知安町と今共同で検討するということにしておりますので、それら観光客の皆さんやそういった衛生面に対する目的税の創設についてしっかり議論してまいりたいと、このように考えております。以上でございます。

議員の質問 5番 竹内正貴

今いろいろな各方面に向かって、モデル都市というのですか、アクションプランについても本当に広範囲にニセコ町の中にあって占めるものですから、どこがどこなのかという実際問題私自身でわかりにくいところもあるのですが、今3点お話しして、いろいろお話をしていただきました。その中においてまず1点目のごみの関係につきましては、目的税ということは、観光圏ではなくて観光局の間でお互い調査しながら研究して進めていくという形であるときには、私はこれは本当に環境の関係ですからごみの関係、それから浄化槽の収集については適当なあれなのかなと思っています。これで浄化槽の収集が事業系として進めているものについては、今収集量としては全体の 70%が事業系の収集量というふうに私は把握しているのですが、こういう面でいくとどうしても町にかかってくる負担というのが大きい。この辺も含めてその辺は十分協議してもらいたいというふうなものがあるので、その辺は1つと、それからCO2の削減について先ほど企画環境課長のほうからお話ありました。細かいあれはつかまえていないが、実際問題としていろいろ調査はしているというお話で、当然今ニセコの施設、事業者として民宿やペンション関係の方々の中においてはまきでお客さんを出迎えるという形をとっている事業者さんが結構いらっしゃいます。その辺を踏まえて、もう少し細かくこの辺も調査し、実効性のある形で持っていくようにしないといけないのではないのかなというふうに私は思っています。それから、国の関係の補助については、今地方創生コンシェルジュですか、という形でニセコには来るよという中において、先ほど申しましたとおり、アクションプランを含めてこのモデル都市という概念が事業系の中においてもかなり広いと思うのです。それなので、その中においても特にその辺を注意して国との関係を持っていってほしいと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)

まずは、CO2の削減についてということで事業者さん、民宿等の小規模の事業者さんのところについてももう少しきめ細かな調査をしてと。そして、実効性ある施策をということですので、そこはそのように対応してまいりたいと存じます。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

今し尿の具体的なお話いただきました。し尿の負担金につきましては、議員ご承知のとおり、今隣の倶知安町さんを追い抜く勢いでニセコの負担がふえているという実態でありますので、この組合の中においてもそもそものし尿収集料金ずっと据え置きになってきて、町からの持ち出しがどんどん累増している状況でありますので、それは値上げをする見直しについて要請をしつつ、全体の負担バランスをとっていきたいというふうに考えているところでございます。また、ニセコ町においては、環境モデル都市の指定と同時に地球温暖化防止計画、我々のような小さな町は役場はつくらなければならないのでありますが、町全体をつくる必要はありませんが、それは今回の環境モデル都市の指定に当たっても町としてのニセコ町全体の二酸化炭素排出量の抑制の計画もつくらせていただいておりまして、これによりまして環境省の 100%の補助金を得て、各ホテルのいかに温泉熱を利用したら削減できるか、LEDにしたらどうなるか、ボイラーをどういうふうに交換したらどうなるかという具体的な調査も大型ホテルについては既に終わっておりまして、これらをできるだけ国の補助や支援を受けながら積極的にホテル関係、各事業所、そういったものについて行っていきたいと。また、今後ともスマートメーターの導入であるとか環境省や経済産業省で新たな政策提案も行いながら、できるだけそういった支援の中でこの環境のレベルが少しでも上がるように今後とも努力してまいりたいと、このように考えております。

出典:ニセコ町議会 平成28年第2回定例会 2016年3月14日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる