ニセコ町議会 平成28年第2回定例会 2016年3月14日
長寿祝金の見直しと敬老祝賀会のあり方について
2016年3月14日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「長寿祝金の見直しと敬老祝賀会のあり方について」質問し、町長 片山健也が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
2件目、長寿祝金の見直しと敬老祝賀会のあり方について。ニセコ町は、2004 年、平成 16 年4月から現行の長寿祝金制度が施行され、敬老会は 2003 年、平成15 年からヒルトンニセコビレッジで開催され、今日に至っています。その経費は、今年度で 313 万円、10 年前の 224 万円に比較すると長寿化に伴い年々増加傾向にあります。喜寿は3万円、米寿は5万円、白寿は 20 万円となっておりますが、これからますます厳しい財政状況の中で現在の現金支給額が果たして妥当なのか。喜寿の祝金を廃止した自治体もふえてきております。また、現金にかわる心のこもったお祝いはないのか十分検討する必要性があると思います。また、敬老祝賀会のあり方ですが、現在 75 歳以上の高齢者を対象にしたヒルトンホテルでの祝賀会に係る経費は約 170 万円、対象者の約 30%未満の出席率です、を高齢者がより健康で幸せな長寿を過ごせるような老人福祉対策と子どもの貧困対策に回すべきではないかと考えます。現在の長寿祝金と敬老祝賀会のあり方を根本的に見直す時期に来ているのではないかと考えますが、町長のお考えを伺います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
それでは、ただいまのご質問にお答え申し上げます。長寿祝金の見直しと敬老会のあり方についてでありますが、現在の長寿祝金につきましては、議員の言われますとおり、その年の喜寿、米寿、白寿の該当者にお贈りをしており、その年の該当者の人数により毎年予算額が変動しております。お祝金の経過としましては、昭和 49 年からニセコ町に1年以上住まわれている満 77 歳以上の方に敬老年金として1万円を支給しておりましたが、予算額の増額や財政の将来等を総合的に検討して敬老年金を廃止するとともに、長寿の節目を迎えます喜寿、米寿、白寿の方に長寿お祝金として平成 16 年度から支給をしているものでございます。この新たな制度がスタートする前の平成 13 年には町から敬老年金、この1万円ずつ配付させていただいたものでありますが、これを廃止する条例を提案しましたところ、高齢者の皆様のささやかな楽しみを奪うことになる、また高齢者への感謝の気持ちや高齢者を敬うことは続けるべきであるとのご意見で条例案が本議会で否決をされたという経緯がございます。こうしたいきさつを経て、現在の取り組みは、議会議員の皆様も含めましてさまざまな皆様と協議の上でつくり上げられてきたものでございます。これまでの日本の社会、そしてニセコ町のまちづくりを支え、貢献されてこられましたご高齢の皆様方の長寿を祝うとともに、敬老意識の高揚を図ることを基本に長寿祝金と敬老会の開催はこれからも行っていきたいというふうに考えております。年に1度、約 200 名ほどの皆様が一堂に会し、敬老をお祝いする場として大変楽しみにしていただいているご高齢の皆様がたくさんおられるということもご理解いただければありがたいと思います。しかしながら、斉藤議員がこれにつきましては再度のご質問でありますので、議会議員皆様方の一致したご意見かどうか、その辺のところも私どもで一回意見交換の場を設けさせていただければありがたいというふうに考えております。以上、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
私は、高齢者の一人として申し上げます。ことし1月 28 日現在のニセコ町の65 歳以上の人口は 1,314 人、高齢化率は 27.5%になっています。これは 3.6 人から 3.7 人に1人の割合で高齢者がおります。それから、75 歳以上の人口は 698 人、ニセコ町の 14.6%を占めています。六、七人弱に1人の割合です。このように高齢者の町に占める人口は確実にふえていることが実態です。そこで、老人福祉法という法律があるのはご存じだと思うのですけれども、ここの第1条の目的の中で、高齢者の心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な措置を講じと、まずそういう文言があります、第1条の最初のところに。年をとると病気にかかりやすくなります。医療費もかかります。この心身の健康保持と生活の安定が何より大切ではないかと私は思っています。これはお金にはかえがたいものではないかというふうに思っております。それから、第2条にも生きがいということをこの老人福祉法の法律の中でうたっています、健全で安らかな生活を保障するものとして。そして、この現在の長寿祝金のあり方は、この生きがいというものに相当するのか。全然ないとは言いませんけれども、考えてみる必要があるのではないかなというふうに思っています。何よりも健康な心身、安定した生活、それが大切ではないかと思っています。そして、3条には、これずっと繰り返し繰り返しこの法律の中で繰り返されているのですけれども、やはりそこでも常に心身の健康を保持しということをうたっています。社会的活動に参加するように、また適当な仕事に従事する機会、その他社会的活動に参加する機会をというふうにこの法律の中でうたっています。近未来を考えたときに私は子どもの貧困放置による社会損失の大きさを考慮して、こうした経費をゼロ歳から6歳までの子どもたちの育ちを支援することが老人としての使命ではないかというふうに考えています。2012 年で子どもの貧困率は道内 19.7%、47 都道府県で5番目に厳しい状況にあります。子どものいる世帯の5世帯に1世帯の割合で貧困状態にあります。私は、この長寿祝いとか、それから敬老祝賀会を一切やめなさいと言っているわけではないのです。この経費でもってさらに高齢者の心身の健康と生きがいになるものに活用できないかなというふうに考えています。一例ですけれども、旭川のちょっと上のところに鷹栖町という人口 7,100 人の町があるのですけれども、そこでは長生き感謝祭というのがあって、これまで丈夫で長生きしてきたことに感謝しようという思いで、元気な高齢者と町民が一緒になって長寿のお祝いを自分たちで実践しているというお話を伺っています。これはもう 43 年目を迎えていると聞いています。これこそが住民による住民のための住民の自治であるということを感じて、私は参考にすべきところがあるのではないかというふうに思っておりますが、町長、どのように思っておりますか。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
まず、心身の保持、健康、生きがい、まさにそのとおりで、おっしゃるとおりだというふうに思います。私どもは総合的な福祉政策ということで、高齢者の皆さんにもできる限りの対応をさせていただくと同時に、子どもの子育て環境といいますか、そういうものにも最大限の配慮をしつつ今町政運営をしているところであります。子どもの施設、幼児センターの経費につきましても、国の法律が本当にはね上がるのを皆さんの思いで応援をさせていただいているような状況であります。一方で、この長寿祝金、それぞれの年度を区切って配付させていただきますが、これを本当に楽しみにされている方もいっぱいおられるというのは事実であります。多分そういった人々の思いをいたして議会で前回はかなりいろんな議論があって、町での提案というのは否決されたのではないかというふうに思います。今おっしゃった意味はスクラップ・アンド・ビルドで、これをスクラップして別なところに、もっと効果の高いところあるのではないかという趣旨かというふうに思いますので、それらのことも踏まえまして議員各位と意見交換させてもらう場を設けて進んでまいりたいと思います。ただ、先ほど鷹栖の件をお話しされておりましたが、我が町でも各地区、地域によって独自で長寿祝いの敬老会やっている地域たくさんございます。これから方向としては、議員趣旨で言われたのだと思いますが、町が何でもやるのではなくて、やっぱり住民の皆さんが主体的にそれぞれ動いていくという町にどうしていくかということではないかなというふうに思います。だから、町が何でも音頭をとってやるものから住民がそれぞれ思った人が集まって、そういった敬老祝いの場を設けていくとか、そういった自治活動も大変重要ではないかというふうに思っておりますので、そういった多様なものについても協議、支援をしてまいりたいとの我々の思いであります。以上、よろしくお願いをいたします。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
町長のおっしゃることもわからないではないのですけれども、時代はどんどん変わっていって、現状いろんな経済的な問題とか、それから元気な高齢者もたくさんふえてきています。それで、これは私も全国の長寿祝金とか、それから敬老会とか調べられる限り調べてみたのですけれども、その中で現金を節目の年齢の方に支給するというのは、非常におくれたというか、そういう時代、おくれた手法というか、それから金額も多ければいいではなくて、本当に喜ばれるもの、これは検討しなければならないことなのですけれども、知恵の見せどころだと思うのですけれども、何よりも高齢者の安全、安心、見守り、そして健康でいられることをまず第一にそれを考えることがそれこそこの町の厚生、思いやりの施策につながるのではないかなというふうに思っております。そして、高齢者が自分たちで生きがいを持って生きられることが何よりも健康にもつながるというふうに考えております。ですから、これからの大きな課題になるかと思いますので、お金が多ければいいというものではないと思います。ですから、町長がおっしゃったように議会でも検討をさせていただけたらいいなと思っております。以上です。